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職務経歴書

転職書類|転職活動で必要な3つの書類 | 転職の基礎知識

転職書類|転職活動で必要な3つの書類

転職活動では、実際に希望の求人に応募する前に、提出書類の準備をしておくことが大前提です。 履歴書や職務経歴書といった書類を事前に提出する必要がありますし、面接では、提出した書類に記入している項目を中心に質問されるケースがほとんど。 面接の際に自信を持ってしっかり質問に答えられるようにするためにも、転職で必要となる書類を事前にしっかりと作り上げておくことが大切です。 ここでは、転職活動で必要になる書類は何か、そしてそれぞれの書類のポイントやサンプルについてご紹介します。 転職活動における必要書類 採用担当者は、会社の財産となる「人財」を大勢の応募者の中から探しています。 したがって、応募する側としても、他の応募者とは違うきらりと光る点をアピールしなければなりません。 書類を作成するときにも採用担当者の側に立ち、「どのように書けば、『よい人財』と思ってもらえるか」「他の応募者ではなく、自分を選んでもらえるか」といった点を意識して、書類を作成しましょう。 ここでは、転職の際に必要となる主な3つの書類についてご紹介します。 履歴書 履歴書は、本人の氏名・生年月日・住所・学歴など、本人確認をするうえで重要になる書類です。 履歴書は、正規雇用・非正規雇用に関係なく、採用選考の判断材料として広く使用されます。履歴書の仕様はJIS規格で定められており、メーカーが販売しているものや、ネットでダウンロードできるものもあります。 またwebから応募する際は、webで履歴書を作成し、提出することもできます。 職務経歴書 職務経歴書は、これまでの職歴を整理して記述する書類です。 職務経歴書に決まったフォーマットはなく、これまでどんな経験を積んでどんな実績を上げてきたか、どのようなスキル・知識・ノウハウを持っているかを、企業側へアピールする材料として準備します。 決まったフォーマットはありませんが、自分をより効果的にアピールするために記入すべき項目があり、コツをつかんでオリジナリティのある職務経歴書を作成することがポイントです。 添え状 念のため準備しておくといいのが添え状です。企業によってはネット上で書類を提出できる場合もありますが、なかには書類を郵送希望する企業もあります。 履歴書や職務経歴書を郵送する場合は、提出書類の表紙として挨拶代わりに添え状を添付しましょう。 添え状があることで、ビジネスマナーが身についているというアピールにもつながります。 履歴書の書き方 履歴書の記入項目はおおむね決まっており、主に以下の通りです。 ・氏名・生年月日・住所などの基本情報 ・学歴 ・職歴 ・免許や資格など ・趣味や特技など ・志望動機や自己PR ・本人希望記入欄 どの項目においても気をつけたいのが「正式名称」「正しい漢字」「丁寧な字で書く」という3つのポイントです。普段から書き慣れているので、粗雑になりがちですが、採用担当者は、このような項目にも人柄が出ると見抜いています。丁寧に記入しましょう。 また、履歴書によっては趣味・特技欄が志望動機欄や自己PR欄になっていることもあります。転職の場合、趣味・特技よりも志望動機や自己PRに注力して記入する傾向にありますが、職務経歴書と矛盾しないように、また同じ文章にならないよう工夫するとよいでしょう。 履歴書を作成する際の注意点 履歴書では職歴を記入する欄がありますが、スペースには限りがありますので、簡潔に記載しましょう。 ・日付 郵送であればポスト投函日、持参する場合は来社日を記入します。 元号については、履歴書内で「和暦もしくは西暦」で統一しましょう。 ・氏名 他の項目よりも大きめの字ではっきりとわかりやすく記入すること。入社後の各種手続きでも重要になるため、戸籍上の漢字を使って記入しましょう。 ・現住所 正式な表記で記入のうえ、マンション・アパート名まで記入します。 ・生年月日 書式に合わせてわかりやすく丁寧に記入、満年齢も忘れずに記入します。 ・性別 ○をつける形式が多いですが、記入する場合は記入漏れが多い箇所なので注意しましょう。 ・電話番号 連絡がつきやすい携帯番号を記入するのはもちろんのこと、自宅の連絡先も記入する必要があれば記入します。 ・メールアドレス 状況によってはパソコンでチェックするほうがよい内容もあるので、記入するのは携帯アドレスよりもパソコンメールのほうがおすすめです。 ・学歴 学校名は略さずに記入します。 公立校なら、都道府県・市区町村名から書きましょう。 小・中・高等学校は卒業年だけ記入します。大学は学部・学科・専門科目を明記しましょう。 【記入例】 --------------- 平成○○年3月 A市立aa中学校 卒業 平成××年4月 B県立bb高等学校 入学 平成○○年3月 B県立bb高等学校 卒業 平成××年4月 C大学cc学部dd学科 入学 平成○×年3月 C大学cc学部dd学科 卒業 --------------- ・職歴 職歴は、配属部署だけでなく担当業務も明記しましょう。 その部署でどんな業務を担当していたのかを具体的に記入します。 勤務先の会社の業務内容や規模も記載します。資本金や従業員数などの情報も書き得添えるとよいでしょう。 退職理由は、リストラや解雇の場合は「会社都合により退職」、自己都合による退職の場合は「一身上の都合により退職」と記入します。 【記入例】 --------------- 平成○○年4月 株式会社△△入社 OA機器専門商社 資本金5億円 従業員数 ○○×名 ××営業所 営業部へ配属 営業担当としてルート営業及びアフターフォローを担当 平成××年10月 一身上の都合により退職 以上 --------------- ・資格・免許 記入欄には限りがあるため、応募する業務に有益となるような資格・免許を優先して記入します。自動車免許があれば必ず記入しましょう。 【記入例】 --------------- 平成○×年5月 普通自動車第一種免許取得 平成××年10月 日商簿記検定2級 --------------- ・得意な学科 好きな学科を記入する場合は、具体的にイメージしやすいように記入します。 セミナーに参加していたりスクールに通っている場合は、その点もアピールしましょう。 ・スポーツ スポーツはできるだけ現在行っているスポーツを書くのがよいです。 体力があることをアピールできます。 ・趣味 ただ趣味の名詞を並べるのではなく、どのように楽しんでいるか、興味の対象や量についても書きましょう。 ・志望動機 自分が貢献できることを簡潔に伝えます。 希望給与額や希望勤務先に特に希望がなければ、「特になし」「貴社の規定に準ずる」としておくのが無難でしょう。 注意したいのは、前職に対するネガティブな発言は控えること。全体的にポジティブな内容でまとめ、企業への共感する気持ちや魅力について記入するといいですね。履歴書によっては自己PR欄がある場合もありますが、志望動機とかぶらない内容で記入しましょう。 【記入例】 --------------- 前職では商社の営業担当として、得意先からのニーズに答えるために、いただいたご意見・ご質問から、隠れたご要望・お悩みをくみ取ることを心掛けて営業活動をしていました。やりがいを感じるとともに、新しいフィールドへチャレンジしたいと思う気持ちも抱えていました。 先日企業ホームページを拝見し、貴社の企業理念のひとつに「悩むならチャレンジしよう」という言葉を見つけました。このフレーズは、まさに今の私の転職への考え方に対して背中を押してくれるものとなっています。 これまで培ったスキルや実績を活かし、風通しのよい貴社で是非精進していきたいと考えております。 --------------- ・通勤時間 待ち時間や乗り換えの時間を含まない、最短の時間を記入します。 職務経歴書の書き方 職務経歴書とは、これまでどのような経験を積み、どのような実績を上げてきたか、スキルや実績などを採用担当者に理解してもらうための強力なツールです。 レイアウトなどを十分検討して、時間をかけて取り組みましょう。 職務経歴書はレイアウトや構成の自由度の高い 職務経歴書は、レイアウトや構成の自由度が高い書類です。 そもそも職歴は、応募者によって十人十色。自分を最も効果的にアピールするために、見やすい書式なのはもちろん、アピールしやすいポイントにスポットを当てて書くことが重要です。 前述した履歴書では、職歴についてあくまで在籍期間や社名など簡易的な内容しか記入していませんが、職務経歴書では、具体的な仕事内容や実績まで、採用担当者がわかるように細かく記入する必要があります。 というのも、例えば「営業職」ひとつとっても、企業の規模や業種・所属人数やポジションによって、実際に経験してきた内容はまったく異なるのです。これまでの実績をアピールするためにも、経験した仕事はくまなく記入し、営業実績など数字で表せるものは必ず記載するようにしましょう。 自己PRはアピールポイントのひとつ 職務経歴書は自分をアピールするための書類ですが、自己PR欄もその項目のひとつ。注意したいのは、志望動機と内容がかぶらないことです。自己PRでは、今回の応募職種に対して自分の能力・スキルを使い、どのように貢献できるかをアピールすることに注力しましょう。 例えば技術的なスキル・人脈・コミュニケーション能力・マネジメント能力・リーダーとしての実績などは必ず記載し、アピールポイントにつなげます。 現在の仕事は、応募業種・職種とは異なるかもしれません。しかし、能力・スキルという切り口で伝えれば「こういう場面で活躍してくれるのでは」というリアルなイメージにつながるでしょう。 志望動機は説得力のある内容にまとめる 志望動機を書く際に注意すべきことは、「なぜ転職したいのか」「なぜこの企業なのか」「なぜこの職種なのか」を説得力ある内容にまとめることです。転職は、多少のリスクを抱えるものでもあります。「すぐに辞めてしまうのでは?」「安易に転職を繰り返す人物なのでは?」と思われないためにも、ポジティブな内容で本気で「この会社に入りたい!」という熱意を伝えましょう。 志望動機は、特に企業の良さ・魅力についてよく理解しておくことが重要です。面接担当者も知り得なかった魅力を伝えることで、入社したいという熱意が伝わり、内定にもぐっと近づきます。 時系列型職務経歴書は転職回数が少ない人向き 職務経歴書はさまざまな書き方がありますが、「時系列型」は、最もオーソドックスな形式といえるでしょう。 時系列型では、年月日が見出しになりますので、配属や異動が分かりやすいよう、左に突出させて記入します。 転職回数が少ない人は、時系列型がわかりやすいといえます。 職能型職務経歴書は豊富な経験を持つ人向き 「職能型」は別名「キャリア式」とも呼ばれる職務経歴書の書き方です。 実績年月や時系列に関係なく、業務内容ごとに記入します。複数の職種で経験がある場合には、さまざまな能力やスキルがあることをアピールできるので、おすすめの書き方です。一方で、ひとつの職種しか経験がないなど、これまでの実務経験が少ない場合には、この「職能型」の書き方はあまり適していません。 豊富な職歴やそれぞれの業務において、実績を積んできたエピソードをアピールするとともに、今回の応募職種でどんな経験が活かせるかを具体的に伝えましょう。 複合型職務経歴書は資料作成が必要な業務に応募する人向き 「複合型」とは、前述した「時系列型」・「職能型」をさらにアレンジし、独自のスタイルでアピールする方法です。 自分流のスタイルで、ビジュアル的な要素を組み込んだりして、応用することができます。 営業職など、顧客へプレゼンするような仕事に応募する場合に、営業力や書類作成能力などをアピールする効果が期待できます。 添え状の書き方 添え状とは、「こういう目的で、こういう書類を提出します」という挨拶にあたる手紙を添えて、書類の趣旨を伝えるためのものです。 添え状はビジネス文書ですし、添え状のない書類はぶっきらぼうな印象を与えてしまいます。採用者側としても、応募書類のなかで一番先に目を通すものなので、履歴書や職務経歴書と同様、注意して作成しましょう。 以上、転職活動において必要となる書類についてご紹介しました。 「ココカラ転職」では、経験豊富なキャリアアドバイザーが、転職で必要な書類の書き方、注意点、効果的なアピール方法についてアドバイスをさせていただきます。 ぜひお気軽にお問合せください。

転職の流れ、必要書類 | 転職の基礎知識

転職の流れ、必要書類

転職活動を始める前に、まず事前に転職活動の大まかな流れ、必要な書類について知っておくことが重要です。 まずは、転職活動の大まかな流れを知り、自分なりのスケジュールを立てて、必要な事前準備をしておくことで、スムーズに転職活動を進めることができます。 この記事では、転職活動の全体的な流れを知り、スムーズに転職活動を行えるノウハウについてご紹介していきます。 転職活動の流れ 転職活動は、主に以下のような流れで進めます。 ここでは、主な流れに沿って注意したいポイントをご紹介します。 1:転職活動の準備(自己分析など) 2:求人を探す 3:応募書類の作成 4:面接対策 5:内定・退職手続き 1:転職活動の準備 転職活動を始める前に、まず仕事・転職に対する考え方を、自分のなかでまとめておくことが大切です。 「なぜ転職したいのか」「転職してどうしたいのか」「どういう職種・業種で働きたいのか」、自分の気持ちとスキルの確認を行います。 安易な気持ちで転職活動をしたり、現状への不満だけで転職しようとしても、採用担当者に「この人は、うちにきてもいずれ辞めてしまうのではないか」と判断されてしまいかねません。 したがって転職を考えた際は、自己分析を行い、まずは仕事・転職に対する考え方を自分のなかでまとめ、「転職によって何を実現させたいのか」について、自分の中で明確な答えを用意しておくことが必要です。 仕事に対する自分の適性を見極め、何をしたいのかを具体的に決めないと、どういう企業に応募したらいいのかが、自分でも分からないからです。 自分自身と向き合い、将来のキャリアビジョンをしっかりとまとめておくことで、志望業種・職種を絞ることにつながります。 この時点で併せて、自分が希望する職種・業界の研究や分析も、十分行いましょう。 2:求人を探す 求人情報を探す前に、まず自分なりのこだわりを箇条書きにするのがおすすめです。 そして、「この条件なら納得できる」という基本的なラインを決めておき、その条件をクリアする会社を探しましょう。 この時、自分の条件に合った希望の職種・業種であるのはもちろんですが、勤務地や就業条件など、詳細までしっかり確認します。 注意したいのが、入社後に感じる「思っていたのと違った!」というミスマッチです。 応募する前には、応募する企業のホームページにある企業の理念まで読み込み、実際に足を運んで情報収集し、社員の話や口コミ・評判などをリサーチしましょう。 社長のブログなどがあれば、それもしっかりチェックします。 応募する前に、応募企業についてしっかり理解したうえで応募することで、後々のトラブルを防ぐことができます。 3:応募書類の作成 転職活動では、履歴書、職務経歴書、添え状などが必要です。 新卒の場合と違い、転職の場合は、書き方が内定に大きく関わってくるのが「職務経歴書」です。 これまでの実績を余すことなくアピールできる材料とするためにも、工夫して書類を作成する必要があります。 特に、志望動機や自己PRなどは、十分に時間を使って考え、オリジナルの文章を作成しましょう。長文だからいいというわけではありません。簡潔でまとまりがあり、相手にスムーズに伝わる文章・内容に仕上げることが、転職成功への近道となります。 4:面接対策する 面接では、作成した応募書類と矛盾がないよう、さらに内容もボリュームアップして回答できるように準備しておく必要があります。 面接では、必ず聞かれる「定番の質問」というものがありますので、自分なりの答えを用意しておきましょう。 なお、面接の会話自体だけでなく、身だしなみも非常に重要なポイント。 第一印象が良ければ、その後の選考もスムーズに進む可能性が高まります。 5:内定・退職手続き 内定が決まったら、入社時期についての相談と実際の就労条件や待遇面など、正式な内容を確認します。 入社時期については、現職の退職時期との兼ね合いもあるため、「入社までにどれくらい待ってもらえるか」というリミット時期を確認しておくことも重要です。 退職手続きについては、社外の得意先などへの報告や、社内の引継ぎ業務も責任を持って最後まで行うために、残務処理のスケジュールなどもしっかり確認しましょう。 業務で使用していた備品や制服など、貸与物も忘れずに返却します。 社会保険の関係で、さまざまな書類の提出や署名なども必要になるので、人事部門からきちんと説明を受けて、滞りなく対応しましょう。 なお、転職活動を在職中に開始するか、退職してから開始するかについては、それぞれにメリット・デメリットがあります。 在職中の場合は、定期収入があるなかで転職活動を進めることができるので、収入面の心配なく活動を進めることができるというメリットがありますが、反面、仕事が忙しくてなかなか転職活動が進められないというデメリットもあります。 事前準備はもちろん、書類・面接対策なども中途半端になってしまい、転職活動が長引く恐れもあります。 退職してからの転職活動は、転職活動に集中できるというメリットがありますが、収入の問題が大きな壁になるでしょう。例えば自己都合退職の場合は、失業保険が支給されるのは、単純計算しても早くておよそ4カ月後になります。退職後にすぐ転職活動をしたとしても、無収入の時期が長引く可能性もあります。お金のことを考えて、焦って転職活動を進めなくてはならない…ということも考えられます。 それぞれのメリット・デメリットをしっかり理解したうえで、自分なりのスケジュールを立てることが大切です。 転職の必要書類 転職活動で必要になってくる書類は、主に①履歴書、②職務経歴書、③添え状の3つです。特に履歴書・職務経歴書は、その内容が採用選考に直結します。 採用担当者は、たくさんの応募書類のなかから、きらりと光る人を見つけようとします。ライバルたちに差をつけるためには、応募書類の作成に細心の注意を払い、工夫することが必要です。 履歴書 履歴書は、就職・転職含め、仕事に就くうえで、ほとんどのケースで必ず必要になる書類です。 名前・住所・学歴など、正式名称・正式な漢字を使用し、ミスのないように記入します。 職歴については、職務経歴書で詳細に記載しますので、履歴書では簡略的で問題ありません。資格などを複数持っている場合は、応募企業で役立つ資格をピックアップして記載します。 履歴書の様式によっては、自己PRや志望動機を記載する欄がありますが、記載欄は決して広くありません。ある程度内容をまとめ、簡潔に記載しましょう。 職務経歴書 転職活動をするのであれば、職務経歴書の作成は必須です。 企業の正式名称や業績・事業内容などをはじめ、実績や達成した数値など、見栄えのよいように工夫して、実務経験についても具体的に記載します。 職種によって異なりますが、営業職など数字であらわせる実績があれば、必ず記載しておきましょう。社内表彰やプロジェクト案件などについては、比較できるようなデータを記載することで、面接担当者が実績をイメージしやすい書類になります。 事務系などの、数字で実績をあらわせない職種の場合は、仕事でのエピソードを盛り込んで自己PRにつなげたり、資格などでアピールするなど、内容にオリジナリティを加えることが大切です。 職務経歴書は、履歴書ほど決まったフォーマットがあるわけではありません。自由度が高い書類なので、自分の職歴に合わせてカスタマイズして作成しましょう。 添え状 添え状は、応募書類を郵送する場合に必要となります。 A4の用紙1枚で、すっきりとしたビジネス文書に仕上げましょう。 熱意などを長文でアピールするほど、時間をかけて作り込む必要はありません。履歴書と職務経歴書をしっかりと作成し、そのなかでしっかりアピールすれば十分です。 以上、転職の大まかな流れと必要書類についてご紹介しました。 転職を成功させるためには、ここでご紹介したような転職の大まかな流れと必要書類を把握し、しっかりと自己分析を行って、対策をすることが大切です。 「ココカラ転職」では、専任のキャリアアドバイザーが、応募する際のコツ、応募者の皆様の経歴を丁寧にヒアリングし、その可能性を最大限に広げるサポートを心掛けています。 お気軽にご相談ください。

営業の正社員転職 | 転職の基礎知識

営業の正社員転職

営業職とひと口に言っても、顧客内容が法人か個人か、ルートセールスかで、アピールするポイントは異なります。 しかしその全ての営業職に共通するのは「数字至上主義」という点です。 職務経歴書でも面接でも、「自分は結果を出すために自ら動こうとする意欲を持っている」ということを効果的に伝える工夫、そしてこれまでの成果を説明する際にも、なるべく「数字」を絡めて分かりやすくアピールする工夫が必要です。 営業職の正社員の転職活動 営業職の正社員の転職活動では、「数字至上主義」、つまり、いかに稼げる営業マンであるか、そのために必要なスキルを持っているか、という点をアピールする必要があります。 アピールする際には、それらのスキルを裏づけるために具体的な数字を絡めながら実績を示したり、目標を達成するためにどんな努力をしたかといったことを盛り込んで説明する必要があります。 営業職で求められるスキル 営業職で求められるスキルはさまざまありますが、なかでも大切なのが「稼ぐ力」「目標を達成するための努力」「ストレスに耐える力」の3つです。 もちろん、顧客対象が法人か個人か、営業スタイルが飛び込みかルートセールスか電話営業か、などそれぞれ特性は異なりますので、求められるスキルは多少違ってきます。 それでも、すべての営業職に共通して最低限求められるスキルは、「稼ぐ力」「目標を達成するための努力」「ストレスに耐える力」の3つと思っていて間違いはないでしょう。 いくら学歴が高くても知識が豊富でも、「売れない営業マン」「稼げない営業マン」は営業職で採用されることはありません。 ですから、職務経歴書でも面接でも、この3つのスキルをしっかりアピールすることを意識するようにしましょう。 営業職の転職「職務経歴書」の書き方 営業職の履歴書、職務経歴書では、「営業エリア」「取り扱った商品」「顧客層」「営業スタイル」「実績」「受賞歴」などを、バランスよく盛り込みましょう。 そして、採用担当者に分かりやすいように「数字」を絡めながら、説明するようにしましょう。 何を売っていたか 何を売っていたかは、必ず書きます。 商品名だけでは、採用担当者に分かりにくいこともあるので、その場合は補足説明も記入するようにしましょう。 担当エリアや営業方法 主に、どのエリアを中心に営業していたかも必ず記入します。 また、既存客か新規客か、営業スタイルの特徴(飛び込みかルートセールスか、電話営業かなど)、1日の営業件数、担当顧客の属性なども記入するようにしましょう。 営業成績・受賞歴 売上金額、契約件数などの具体的な数字は、最大のアピールポイントなので、必ず記入するようにしましょう。 記入する際には、採用担当者に分かりやすく客観性を持たせるために、「営業部員20名中2位」など併記するとよいでしょう。 なお、営業成績を数字で示すことは大切ですが、それがチームで獲得した成果なのか個人の成果なのかを、混同しないことが大切です。 受賞歴がある場合には、獲得の難易度が分かるように、賞の内容を補足説明してください。 工夫したこと 営業成績をアップさせるために、どのような工夫を行っていたかも、必ず書きたい項目の一つです。 どのような営業信条を持っていたか(顧客との信頼関係構築、目標達成に対する強い執着心など)、どのような営業戦略を練っていたのか(顧客ニーズに関する徹底した情報収集など)などについて、自分の言葉でまとめましょう。 営業の工夫や努力は、数字では表しにくいので、自己PR欄を設けて、いかに営業に前向きに真摯に取り込んできたかを伝えるようにしましょう。 営業職の職務経歴書 ここでは、住宅の個人営業の職務経歴書の例をご紹介しましたが、職務経歴書は、「こう書くべき」というルールはありません。 これまで述べてきたような「必ずアピールすべきポイント」を踏まえながら、作成するようにしましょう。 営業職の面接 営業職の面接でも、「稼ぐ力」「目標を達成するための努力」「ストレスに耐える力」をしっかりアピールすることが大切です。 特に営業職の面接では「これまでの営業成績を教えてください」など、「稼ぐ力」に関する質問は必ず聞かれると思っていた方がよいでしょう。 提出した職務経歴書を見直し、矛盾した回答をしたりしないよう、しっかり準備しておきましょう。 意欲をアピール 営業職では、「目標を達成するための努力」が大変重視されます。 結果を出すために自ら考えて行動しようとする気持ちと、目標を何としてでも達成するための意欲・心意気は、しっかりアピールしたいものです。 数字を絡める 職務経歴書の記入例のところでも説明しましたが、営業職の面接でも、もちろん「数字」が重視されます。 面接担当者が分かりやすいよう、なるべく客観的な数字を絡めて、他の営業部員と比較しやすいように回答することを心がけましょう。 実績がない場合のアピール法 目立った実績や受賞歴がない場合でも、「常に誠実に職務をこなした」なども十分アピールになります。 その場合には、「お客さまにお褒めの言葉をいただいた」「あなただから、購入する気になったと顧客の信頼を得た」などの具体的なエピソードを添えるとよいでしょう。 面接一問一答集 ここでは、営業職の正社員面接でよく聞かれる質問と回答例について、住宅会社にUターンで転職したいケースを想定してご紹介します。 ただし、「マニュアル本の丸暗記」のような回答例は、面接担当者にはどこか「そらぞらしく」聞こえてしまうもの。本来の自分を見せるためにも、あくまで自分の言葉で回答することが大切だということを忘れないでください。 --これまでの営業成績を教えてください。 月間の目標売上は、10年間のうちで最初の3カ月をのぞき、全て達成してきました。 お客さまの話をよく聞き、個々のニーズを掘り下げてご要望を的確に把握することで、最適な商品を提案したことで、この成果を挙げることができたと思っております。 --営業成績を上げるためにした工夫は? お客さまに強引に売り込むのではなく、まずはお客さまのご要望を全てお聞きすることを心掛けました。じっくりと時間をかけてご要望を伺うことで、お客さま自身も気づかなかったニーズを拾い上げることもできました。 お客さまから「話しながら、イメージが固まる」とご好評をいただいております。 --なぜ他社ではなく当社を選んだのですか? さまざまな媒体で御社について調べさせていただき、御社の住宅のファンになったこと。そして働いている皆様が生き生きとされていることが、御社に応募させていただいた理由です。 私はかねてから、働く皆様が生き生きとしている職場で、心から誇りを持てる商品の営業を行いたいと考えておりました。 今回、親の介護の事情で石川県にUターンすることが決まった時には、真っ先に御社で働きたいと考えました。 --もっとも記憶に残っている経験は? 2年前、お客さまのご要望どおりの仕様ではないというクレームをいただき、改修工事を行うことになりました。 その際に「あなただから、きちんとやってくれると思った」と言っていただきました。結果的に改修工事も3日ほどで対応でき、お客さまのご満足どおりの仕様をご提供することができました。そして、そのお客さまから「娘が住宅を建てる際もよろしく」と言っていただけました。 --石川県は土地勘もなくて、営業は難しいのでは たしかに、これまでは東京都中心に仕事をしてきました。 しかし、何といっても石川県は私の故郷です。大学生まで石川県の金沢市に住んでおり、土地勘がないという心配は、全くありません。 それに私は、「住宅の販売」というよりも「住宅で生活するためのコンサルティング」を重視している御社にとても魅力を感じています。 故郷である石川県でお客さまのニーズに寄り添えること、そして私自身の専門性を高められるといった点でも、ぜひ御社で頑張りたいと思った次第です。 以上、営業の正社員の転職の職務経歴書の記載例や面接の回答例についてご紹介しました。 ここでご紹介した例以外にも、転職を成功させるための秘訣やノウハウはたくさんあります。 「ココカラ転職」では、経験豊富なアドバイザーが、履歴書や職務経歴書の作成指導や面接対策はもちろん、企業選びやキャリアプランについても、親身にサポートを行っております。 また、UIターンの皆さまの住まいや子育て環境についても、アドバイスをしております。 応募者皆様全員の転職成功を目指し、親身になって、転職活動全般のサポートを行います。 まずはお気軽にお問合せください。

転職を成功させる書類 3つのポイント | 転職の基礎知識

転職を成功させる書類 3つのポイント

「転職活動で、いつも書類選考の段階で落ちてしまう……」という方はいませんか? 落ちてしまう書類に共通して言えることは、「企業が何を求めているか」という視点が欠けてしまっている点です。 企業が何を求めているか、という視点が抜け落ちてしまっているから、読み手の気持ちに配慮していない「読みづらい書類」や、企業のニーズに沿った経験を具体的アピールできていない書類を作成してしまうのです。 転職を成功させるためには、企業視点(企業が何を求めているか)を的確に捉えた戦略的な書類を作成する必要があります。 ここでは、転職活動を成功させるための、書類作成のポイントをご紹介します。 履歴書は「スッキリ」と 履歴書は、応募者のこれまでの略歴を、採用担当者に知ってもらうための書類です。 まずは採用担当者の視点に立って、採用担当者が読みやすいと思えるような、「スッキリと読みやすい」書類作成を心掛けます。 いわゆる「パッと見」の第一印象は、想像以上に重要で、内容以前に第一印象で落とされてしまう書類も少なくありません。 ですから、履歴書は読み手の気持ちに配慮した、スッキリと読みやすいレイアウトで作成することを心掛けましょう。 情報過多はNG! 情報の詰め込み過ぎはNGです。 応募者としては「できるだけ情報を入れて、アピールしたい」と思う気持ちがありますが、びっしり詰まっている書類だと、それだけで採用担当者は読む気をなくしてしまいます。 キャリアをアピールしたいあまりに、配属先・昇格などの経歴をたくさん書いてしまう人がいますが、これはごちゃごちゃした印象を与えてしまって、採用担当者を混乱させるだけです。それに、履歴書であまり情報量が多いと、「転職歴が多い人」「ポイントの整理ができない人」と思われてしまうリスクがあります。 また、「この書類の応募者は、読み手の気持ちに配慮できない自分本位な人」「相手のことを考えない人」という印象も与えかねません。 選考判断情報が足りないのもNG! 情報過多はNGですが、選考判断となる情報が足りないのも問題です。 情報が少な過ぎると、応募者の人物像がまるでイメージできないからです。たとえば、職歴欄に会社名と職種名しか書かれていないと、応募者がこれまでどんな仕事をしてきて、何をできるのかが分からず「選考判断情報が不足している」と判断されてしまう可能性があります。 職務経歴書は「企業視点」で分析を 職務経歴書は、「仕事の履歴書」であり、応募先企業に自身の経験・スキルをプレゼンする企画書です。 職務経歴書で最も大切なのは「企業視点」です。 採用担当者が職務経歴書でもっとも知りたいのは、「どのような仕事ができる人か」そして「これまでの経験がどれだけ企業側のニーズにマッチしているか」という点なので、ここを分かりやすく説明する必要があります。 どんなに立派なキャリアがあっても、応募先企業が求めている人材とズレてしまっていては、転職を成功させることはできません。 中途採用の場合は、新しく採用する人の配属部署、担当業務があらかじめ決まっているケースがほとんど。「こんな雰囲気の人で、こんなことができる人が欲しい」というイメージもおおよそ決まっていることが多いです。そして、採用側は、これらのニーズに合った人を探します。 ですから、応募先企業が求める人材像を分析して理解し、そのうえで採用担当者に「自分が、求められている業務にどれだけ適しているか」という点を、客観的にアピールすることが大切になります。 基本的な職務経歴書のスタイルは、【1】プロフィール【2】職務経歴【3】自己PRの、3部構成です。この3つを記載する場合は、常に企業の求める価値観、企業の求める人材像を意識しましょう。 【1】プロフィール プロフィールを書く場合も、やたらにアピール材料を詰め込めばいいのではなく、「応募先企業のニーズに合致した経験」「応募先企業の求める人材像」とマッチングした点をアピールしましょう。 プロフィール欄には、以下の3つを盛り込むようにします。 ①仕事の環境(どんな環境で仕事をしてきたか) ②仕事の内容とやり方(どういう仕事にどう取り組んできたか、何を身につけてきたか) ③仕事の結果(どんな実績を出して、どのような評価を受けたか、どのような点を改善し、どんな提案をして、その結果どんな変化が起きたか、など) 転職歴が多いと気にする人がいますが、企業が求める価値観を簡潔にアピールできれば問題ないケースがほとんどです。逆に職務経験が浅い場合でも、接点のある趣味や勉強などに触れることで、カバーできる可能性は十分ありますので、企業のニーズにマッチする部分がより強調されるように内容をまとめてみましょう。 ~プロフィール記載例~ ※下記の記載例は、応募先企業の対象顧客が20~40代の女性客であり、イベントの企画や実施を行う人材、加えて顧客ごとにカスタマイズして販売管理できる人材を希望していると分析したうえで、プロフィールを作成しています。 私はこれまで約10年にわたり、家具・インテリアを中心とした業界で、販売企画や商品企画の業務に従事して参りました。 5年勤務したA社では、20~40代の女性を対象に、店舗展開の戦略立案や運営はもちろん、リピート客獲得のためのイベントの企画や運営までを行っておりました。 イベントでは、商品の配置をあえて不規則にし、お客様が店内にとどまる時間ができるだけ長くなるよう工夫し、売上アップに貢献しました。 また、その後2年勤務したB社では、20~40代の女性のなかでもとくに富裕層を対象として、訪問営業を行いました。アフターフォローに注力した結果、リピート率の30%増を達成しました。 以上のような経験から、幅広い顧客層に対するカスタマイズやアフターフォローはもちろん、幅広い販売スタイルの提案、イベント等の企画・実施などを得意としております。 【2】職務経歴 職歴は全て記載する必要がありますが、全ての職務をただそのまま記載しても、かえってごちゃごちゃして逆効果です。 職務内容を記載する場合は、スッキリとしたレイアウトを心掛け、職務を仕分けたり、書く順番を工夫します。 職歴はいきなり書き出さずに、まずは自分の職歴について次の4つの視点から分析してみましょう。 ①経歴を振り返る これまでどんな状況でどんな仕事をしてきたか、書き出してみましょう。入社日、社内研修の期間、配属先や任された業務内容、異動なども全て書き出します。 ②実績、成果を振り返る 経費削減や利益率アップ、受賞歴など具体的な実績はもちろん、仕事でどのような工夫をしてきたか、その結果どのような効果が生まれたかを書き出します。 マネジメントの経験者は、役職や部下のメンバー数、表彰の経験などを忘れずに書き出しましょう。 上司や顧客に評価された点や、印象に残るエピソードも書き出します。 プロジェクトや新規事業の立ち上げに携わった経験については、事業内容や組織構成、その事業を立ち上げた背景や具体的な職務、そして実績や成果などについて具体的なエピソードを交えながら、ストーリー形式でまとめると、ぐっと印象が良くなるでしょう。 ③スキルアップ度を振り返る 「このような仕事をしたので、こういう成長ができた」などの成長度合いを書き出します。 「担当顧客が増えた」「1年目は2人で処理していた業務に就いて、2年目からは○○の点を改善し、1人で処理できるようになった」など具体的に書き出してみましょう。 ④専門知識、資格について 業務を通じて得た知識やスキル、もともと持っていた資格などを書き出します。 このように自分の職歴を分析したら、難易度の高いミッションや業務などから書いていったり、細かい業務については「○○業務全般」というように、ひとくくりにまとめて書くなどの工夫をして、職歴をまとめてみましょう。 その際も、「応募する会社のニーズにマッチしたものを中心にまとめる」という視点を忘れないように注意して下さい。 もっとも大きなアピールポイントになるのは、応募先の会社のニーズにマッチした経験や能力の部分です。 企業のニーズは複数あるケースがほとんどなので、求人広告や企業のホームページなどをチェックして、そこに書かれているニーズを細かく分析しましょう。 ~職務経歴記載例~ 平成○年4月 ○○株式会社入社 第一営業部配属 【取扱商品】 インテリアグッズ・家具 【対象】 大手デパート 【方法】 電話でアポイントをとりつけ、訪問して商品説明 受注から納品までの一連の作業(価格交渉、伝票作成、工場への発注業務、請求書作成、商品の納品、陳列などの一連の販促業務)を担当 平成○年4月 営業副主任に昇進(チームは10人) 新規開拓営業に従事し、チームが新規獲得優秀賞入賞(営業部員230名中10位)。 【3】企業の価値観に沿った自己PR 自己PRは、「企業の求める価値観」にしっかり沿って書くことが何よりも重要です。 「企業の求める価値観・マインド」とマッチングする人材であることをしっかりと盛り込みながら、自分の価値観・マインドをプレゼンテーションしましょう。 その際は、簡潔なエピソードがあると印象が良くなり、採用担当者に「会ってみたい」と思わせることができるので、おすすめです。 なお、これらの書類がひと通り作成できたら、少し時間を置いてからもう一度読み直し、「本当に読みやすい書類であるか」をチェックします。 その際は、「企業の視点」に立ち、採用担当者になったつもりで書類をもう一度見直し、適宜修正していきましょう。 ~自己PR記載例~ 売上を伸ばすためには、各店舗の担当者との、日ごろのコミュニケーションが重要だと考えています。 ですから、まずは誠実な対応と工夫を心掛けていました(たとえば先方の他情報を仕入れてから訪問し、話題を合わせるなど)。そのような工夫から、何気ない会話をすることにつながりますし、そのなかから仕入れ先担当者の特徴やニーズをつかむことができ、いち早く対応することも可能になったと思います。 担当地域変更の引継ぎの際には、「普段から、誠意のある迅速な対応に感謝していたが、引継ぎまで誠意ある対応をしてくれたことに感謝する」という、お褒めの言葉をいただきました。 不合格になってしまう書類とは せっかく書類内容が素晴らしくても、書類を作成する際のうっかりミスで印象を悪くしてしまい、不合格になってしまうケースもあります。 枚数が多くて文字が詰まり過ぎだったり、タイトルがなかったりすると、どんなに内容が良くても、担当者はそれだけで読む気をなくしてしまいます。 逆に、いかにもスカスカな見た目の書類では、「内容も薄っぺらいだろう」という印象を読み手に抱かせてしまう可能性も。また、内容にメリハリがなく「売り」が見えにくい書類も、やはりマイナスイメージにつながります。 ここでは、そんな不合格になってしまう書類の特徴についてまとめました。 誤字・脱字がある 言うまでもありませんが、誤字・脱字、イージーミスには十分注意しましょう。 誤字・脱字やイージーミスが多いと、「ケアレスミスが多い人」「常識がない人」という印象を与えてしまいます。 ■日付・氏名がない 日付・氏名を記入するのは、基本中の基本なのですが、案外うっかりミスをしてしまう人もいるので注意が必要です。日付は提出日を記入します。 ■(株)(有)など略している 書類上は(株)(有)など略すのは、NG。株式会社、有限会社と書きましょう。 ■西暦と和暦が混在 ひとつの書類のなかでは、西暦か和暦のどちらかに統一すること。 混在していると、とても読みにくい書類になってしまいます。 後ろ向きな退職理由 以前の勤務先や職務について、グチを書くのは絶対にNGです。 「社内の人間関係が悪かったから」「やりがいのない仕事だったから」「セクハラ、パワハラがひどかったから」など、たとえそれが本当のことで、自分に全く非がないことを訴えたいと思っていても、これらの理由をそのまま書くのは避けましょう。 同情を求めて書いたところで、事情を知らない担当者にしてみれば、「人間関係は、応募者本人にも原因があったのでは」「飽きっぽい人なのでは」という印象を持ってしまうリスクがあるからです。 ですから、転職の理由は、「今後はこういう仕事をしたいから」「前の会社で得るものは得たので、ステップアップのために転職したい」「これまでの経験を生かして、こういう仕事をしたいと考えた」など、ポジティブで前向きな印象を与えるワードを意識しましょう。 ~退職理由記載事例~ 前職では、マーケティング業務(調査の準備、統計ソフトのフォーマット作成、グループインタビューの速記、リライト等の業務)などに従事し、マーケティングの基礎知識を身に付けることができました。 前職では全国規模の調査には従事していなかったため、より対象者の多い調査、パネル調査の業務に携わりたいと考え、転職を決意しました。 「勉強させてください」 未経験分野に転職する人や、応募の動機を説明したり前向きな態度をアピールする際に「勉強させてください」と記載してしまうことがありますが、職場は学校ではありません。 職務に必要となる勉強は、自分でするという態度をアピールしましょう。 なお、未経験分野に転職する人の場合も、最大のアピールになるのは「これまでの実務経験」です。これまでどのような仕事に従事し、どのように取り組んできたのかを具体的に示しましょう。今までの経験をしっかりアピールし、必要な知識は自分で習得するという前向きな姿勢をアピールできれば、「この人なら、たとえ未経験でも、安心して任せることができそうだ」という印象を与えることができます。 自主的、積極的に新しいことをどんどん吸収していく姿勢、そしてその力があるということをしっかりアピールしましょう。 マイナスポイントに触れていない 長期のブランクがある場合や、実務経験が乏しい人、リストラや倒産を経験した場合は、応募先の企業側もその点を気にすることが多いです。この点に全く触れていない応募書類は、やはり印象がよくありませんし、書類選考で不合格になってしまうこともあります。 たとえ面接まで進めても、マイナスポイントについて面接で初めて説明する方が、印象はよくないでしょう。 自分でマイナスポイントだと思っていることでも、書類選考の段階で堂々と説明すれば、採用担当者にプラスの印象を与えることもできるので、書類上で必ず触れておきましょう。 返事が遅い 書類選考の段階で応募先企業から連絡が来ることも多いのですが、この応募先企業からの連絡について、返事が遅いのはマイナスです。タイムリーに返事を返すのは、間違いなく好印象につながるので、メールをこまめに確認し、スピーディな対応を心掛けましょう。

正社員になるための応募書類と面接 | 転職の基礎知識

正社員になるための応募書類と面接

正社員から正社員へ転職する場合でも、派遣社員やアルバイト・パートから正社員に転職する場合でも、「応募先企業が正社員に望む資質を備えている」ことを、アピールできるかが大切です。 ここでは、転職を成功させるための応募書類と面接についてご紹介します。 転職活動で必要な3つの書類 転職活動でまず最初に突破しなくてはいけないのが、書類審査です。 転職活動では、履歴書、職務経歴書、添え状という3つの書類が必要となります。 そして人事担当者は、これらの応募書類を時には数百もチェックしなければなりません。 忙しい業務のなかで応募書類に目を通す時間は長くて10分、短いと3~5分程度と言われています。 書類審査を突破し面接まで進むためには、人事担当者に、第一印象で「この応募者と面接してみよう」と思わせるような、インパクトのある書類を作成することが大切です。 添え状 添え状とは、「応募書類を送りますのでよろしくお願いします」という気持ちを伝える挨拶状です。長々と記載するものではありませんので、A4サイズ1枚以内にまとめるようにしましょう。 とくに強調したい自分の長所がある場合には、添え状でもアピールすると良いでしょう。 ただし、書き過ぎも禁物です。 添え状に関しては、オリジナリティやテクニックを追及する必要はありません。 「添え状は、コンパクトにまとめるのが最善だ」ということを忘れないでください。 履歴書 履歴書とは、氏名・住所・年齢・職務経歴・資格などを記載した書類のことです。 採用された場合は、その会社を退職するまで保管されます。 履歴書はきちんと作成されていて当然の書類です。 1カ所でも記載ミスがあれば、それだけで印象が悪くなってしまうので、十分な注意が必要です。 なお、作成した後に誤字に気づいた場合でも、修正液で修正したり二重取り消し線と訂正印で訂正したりするのは、転職活動では一切認められません。1カ所でもミスがあれば、最初から全部書き直すのが鉄則です。 手書きの履歴書と指定がなければ、パソコンで作成しても構いません。 履歴書をダウンロードして作成する場合は、新卒者用と転職者用で使用する履歴書のフォームが異なりますので、注意して選びましょう。 職務経歴書 職務経歴書とは、職務経歴だけをピックアップして詳細に記述した書類です。 職務経歴書では、これまでの実績、身につけたスキルなどを効果的に伝え、自分の能力をアピールする必要があります。 ただし、いくらアピールしたいからといって、細かい文字でびっしりと書くと読みづらくなるので、バランスよく、見やすいレイアウトを心掛けましょう。 正社員に採用されるために書きたいこと 転職活動においては、まずは応募書類の印象が採用の決め手となります。 「応募書類を出せば、次は面接に呼ばれる」という甘い考えは禁物。履歴書の職歴をそのまま転記したようなスカスカの職務経歴書を作成する人もいますが、明らかに空白が目立ち過ぎて、他の応募書類と比較すると見劣りしてしまいます。 職務経歴書では、実績や資格、スキルをアピールし、そのうえで、やる気や人柄などについても、エピソードを交えながら効果的にアピールすることが大切です。 職務経歴書を作成する時は、応募する企業が求める人材のイメージ・応募先職種の具体的なイメージを持ち、なるべくそれにうまく重なるように自分の経験の「アピールポイント」をプレゼンすることを意識しましょう。 職務経歴書には、決まったフォーマットはありません。 職務経験が長い人は、経験や能力を強調する項目別スタイルで書き、職務経験がそれほどない人は、時系列に自分の仕事内容を記載して、そこで得られた経験を箇条書きにするなどの工夫をしましょう。 実績・スキル・資格をアピール 応募書類では、まず応募職種にマッチしたスキルや実績が十分にあることをアピールする必要があります。 どんなに立派なスキルや実績があっても、応募先職種に必要がなければ、転職を成功させるのは難しいです。 履歴書や職務経歴書では、応募した職種を十分にこなせるスキルと実績があることを、しっかり理解してもらうことが大切。そして、そのための工夫をこらした職務経歴書を作成することが、書類審査を通過するためのひとつのポイントとなります。 スキルや実績を効果的に表現するためには、「どのように達成したか」「なぜ達成できたのか」「どのような努力をしたか」をエピソードを交えながら表現すると効果的です。 ~資格やスキルのアピール例~ -------------------- ○○を遂行するために、英語力を磨いています。資格・勉強中のものを含め、以下のとおりです。 通訳業務などを通して、貴社の海外展開プロジェクトに貢献したいと考えています。 ・英語 TOEIC 870点 ・ドイツ語技能検定 3級取得 ・韓国語 通信教育で勉強中 -------------------- 取得した資格がなくても、自分が身に付けたスキルを探してみましょう。 たとえば「同僚・部下と一致団結してプロジェクトを遂行し、前年比売上200%アップを達成」と記載すれば、管理能力やコミュニケーション能力をアピールできます。 「休日でも顧客の求めがあればヒアリングを行い、顧客のニーズを吸い上げる努力をし、ローコストで迅速な調査を実現した」と記載すれば、誠実な仕事ぶりや努力家なことがアピールできるでしょう。 やる気や人柄をアピール もし応募先職種についてのスキルや実績が十分でなくても、諦めることはありません。やる気や人柄を上手にアピールできれば、巻き返すチャンスは十分あります。 正社員を採用すれば、長く一緒に仕事をしていく仲間になるわけですから、能力があっても協調性のない応募者は敬遠されがちです。 ですからスキルや実績にあまり自信がない人は、やる気や人柄をアピールしましょう。 やる気が感じられない応募書類は、どんなに立派な実績があっても採用されにくくなります。書類審査を突破するためには、「この人は自ら率先して仕事をこなすだろう」や「会社にすぐ貢献してくれそうだ」と思える書類の作成が必要です。 「やる気」の他にも、周囲と協調することが出来る「コミュニケーション能力」も重視されます。コミュニケーション能力がないと、職場で十分に仕事をこなすことができない場合が多いからです。 入社後、上司や同僚、部下と問題なく仕事を進めていける人柄かどうかは、実績やスキルと同じくらい重視されているということを、忘れないようにしましょう。 ~やる気や人柄のアピール例~ -------------------- 前職の食品会社では、商品開発を行っていました。 数多くの人気商品の開発に関わることができ、その過程で上司からアドバイスを頂きながら、同僚と協力し合うことに喜びを感じておりました。 大変素晴らしい経験をさせていただきましたが、栄養機能食品の研究・開発をさらに進めたいと思い、このたび貴社に応募させていただきました。 -------------------- 応募書類の送付マナー 応募書類を作成したら、必ず送付前に何度も見直しましょう。 作成してすぐに確認することも大切ですが、時間をおいて再度確認すると、それまで気付かなかったミスに気付くことがあります。 音読をしたり、他人にチェックしてもらうのもおすすめです。 文字が詰まっていて見えにくくないか、余白が多くバランスが悪くなっていないか、マイナスの印象を与えるような表現はないか、もっと簡潔に表現できる個所はないか、など、第三者の意見も取り入れると、よりよい応募書類を作成することができます。 なお、面接は応募書類をもとに質問されることが多いので、必ず書類はコピーして、面接の前にもう一度目を通しておきましょう。 郵送で送る時の注意点 応募書類を郵送で送る場合は、締め切りギリギリにならないように注意が必要です。 郵便事情なども考慮して、少なくとも締め切りの2~3日前には先方に届くよう、余裕を持って投函しましょう。 書類が届くのがギリギリだっただけで、やる気を疑われるのは大変もったいないことです。出来るだけ早く書類を作成し、早めの投函を心掛けましょう。 面接のマナー 転職者は、社会人経験があるので、最低限のビジネスマナーは身に付けていて当然と思われています。言葉づかいや、立ち居振る舞いに問題があれば、減点方式で評価されるのです。 ビジネスマナーに自信がある人も、自分では気付いていない癖がある場合も。そのため油断は禁物です。 転職者は、面接担当者の期待値が高い分だけ評価が厳しくなる傾向があるので、十分注意しましょう。 服装・髪型 服装はスーツが基本。 茶髪は避けて、清潔感のある髪型・服装を心掛けましょう。 女性は髪の毛を束ねたほうがよいでしょう。 小さなバッグはひざの上に置くのが常識です。 ひざの上に置けないような大きなカバンの場合は、背もたれと背の間か、足元に置きます。 なお、面接に余分な持ち物は、NG。 デパートの袋などを持っていると「買い物のついでに面接に来た」と思われ、一気に印象が悪くなります。 部屋の入退室マナー 面接スペースに呼ばれたら返事をして、ドアがある場合は、軽く2回ノックして「失礼します」と声をかけて入室します。 ドアを閉める時は、ドアに向き直ってから、丁寧に静かに締めること。 先に部屋で待っている場合は、面接担当者が入室してきた時に立ち上がりましょう。座ったまま挨拶するのはマナー違反です。 退室する時にも、急がず落ち着いて。 立ち上がったら、椅子の横に立ち「本日はありがとうございました。よろしくお願いします」と深く一礼。 一礼をしたら、体を完全に起こしてから、退出口に向かいます。 退出口では再度室内に向き直り、「失礼します」と会釈してから退出しましょう。 退出したら、ドアに向き直り、静かにドアを閉めます。 無意識な動作に注意 自分でも気付かない癖というものは、誰にでもあるもの。 オーバー過ぎるアクションや、腕時計をチラチラ見てしまうなどの癖がないか十分注意しましょう。 髪の毛をかきあげたり、緊張をほぐすために手をもんだり、服の端やボタンを無意識に触るのも禁物。 せっかく面接まで進んだのに、落ち着きのない動作や癖のせいで、台無しにしてしまわないよう、注意してください。 以上、正社員になるための応募書類と面接についてご紹介しました。 「ココカラ転職」では、転職活動に豊富なノウハウを持つキャリアアドバイザーが、履歴書や職務経歴書、面接の際に注意すべき点など、さまざまな視点からきめ細やかなアドバイスを行いながら、転職成功のサポートを行っています。 登録するのも、転職サポートを受けるのもすべて無料です。 まずはお気軽にお問合せ下さい。

職務経歴書のルール | 転職の基礎知識

職務経歴書のルール

職務経歴書は、自分の経験やスキルを企業のニーズに合わせてまとめる必要があります。 長文や不要なアピールポイントを盛り込むのは意味がありません。差別化し、会いたいと思わせるためには工夫が必要です。 特に、応募先企業のニーズを把握し、それにマッチした情報を記載することが重要です。 ここでは職務経歴書を作成するコツや、セールスポイントの見つけ方についてご紹介します。 職務経歴書の枚数はA4で1枚~2枚 職務経歴書は、A4で1枚、長くても2枚までにまとめましょう。 何ページにもわたってビッシリ記載された職務経歴書は、採用担当者の「読む意欲」を奪うだけで逆効果です。 分量はA4で1枚で、スッキリとまとめるのが理想です。 キャリアが長い場合や転職回数が多い場合でも、2枚までにまとめます。どうしてもキャリアを書ききれないという人は、職務要約を上段に入れて、キャリアの概要がすぐに分かるように工夫しましょう。 編年体式職務経歴書 編年体式職務経歴書とは、いつからいつまで、何をしてきたかを年ごとに時間の経過に合わせて記載していくタイプの職務経歴書です。 入社、研修、配属、異動、昇進などの節目をポイントにして、箇条書きなどで分かりやすく表現していきます。もっともベーシックな書き方の職務経歴書で、業種を問わずに用いられる形式です。 読み手にとっても、応募者の成長の度合いが時系列で確認出来るので、今後どのように成長していくかもイメージしやすいでしょう。 ただ、書き方を工夫しないと、他の応募者に差をつけることは出来ませんし、特徴がない分かりにくい職務経歴書になってしまいます。 転職回数が多い場合や、多くの会社で派遣社員として勤務してきた経験がある人などは、年ごとに職歴を羅列すると、それだけで目一杯の印象になってしまいますので注意が必要です。 転職回数の多さだけ目立って、成長度合いを把握しにくい職務経歴書になってしまわないよう、工夫しましょう。 編年体式は、全体に項目を羅列するだけでなく、適切に項目を分けてタイトルをつけるなど、読み手に分かりやすいレイアウトを心掛け、採用担当者に「読もう」という意欲を起こさせることが重要です。 数字でアピール出来ることがあれば、きちんと具体的な数字を記入しましょう。可視化出来る表現は、採用担当者にストレートに届くので有利です。 ~編年体式職務経歴書の記載例~ 平成年○年4月 株式会社○○ 営業第2課 ・個人顧客のデータ管理 ・ルート営業のアシスタント 平成年○年4月 株式会社○○ 営業第1課 ・法人顧客の売掛金管理 ・新人教育研修 平成年○年4月 株式会社○○ 営業第3課 ・大学顧客向け営業促進 ・販売促進用グッズ企画立案 平成年○年10月 ・主任に昇格 ・前年度売上25%アップ達成 ■これまでに企画した販促品の例 ・○○○○○ ・△△△△△ ■取得資格 平成年○年4月 マイクロソフトオフィススペシャリスト キャリア式職務経歴書 キャリア式職務経歴書は、経歴や業務内容を分類してスキルを強調するスタイルの経歴書です。 この形式では、募集職種に沿ったアピールができるメリットがあります。職務の内容はアピール度の高いものから順に記載し、具体的なポイントや実績を示しましょう。 この形式は、転職や異動が多い人や専門性の高い人におすすめです。ただし、経験が浅い若手の場合は誇大表現になる可能性があるため、避けることが無難です。 ~キャリア式職務経歴書の記載例~ ◆○○システム開発 株式会社○○ 平成○年12月~平成○年3月 ・概要 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ・規模 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ・役割 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ・環境 機種:□□、OS:□□、言語:□□ ◆○○システム開発 株式会社○○ 平成○年12月~平成○年3月 ・概要 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ・規模 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ・役割 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ・環境 機種:□□、OS:□□、言語:□□ 自己PRをメインとした職務経歴書 職務経歴書には厳格なルールがないため、他の応募者と差をつけるためにアレンジすることがおすすめです。 たとえば、自己PRを先に記載して、経歴を後に書く方法があります。ただし、抽象的な表現ではなく具体的なアピールを意識することが重要です。 このようにアレンジされた職務経歴書は、すべての企業で効果的ではないかもしれないので、注意が必要です。伝統的な業界や老舗企業では、厳格なルールを重視している場合がありますので、避けることが無難です。 職務経歴書の記載ルール これまで述べてきたように、職務経歴書の書き方はいろいろなアレンジがありますが、最低限盛り込まなければならない事項や体裁は意識しましょう。 見出し・行頭 日付、氏名、タイトルは、職務経歴書に最低限必要な要素です。 日付は提出日にし、文書の最後には「以上」と記載しましょう。 忘れがちですが、2枚以上になってしまう場合には、きちんとページ番号をつけます。 誤字・脱字は論外 誤字・脱字、名称や敬称の間違い、年号のミスがないことは最低限のルール。 十分注意して、書き間違いのないように丁寧に作成しましょう。 セールスポイントの見つけ方 自分を客観的に見ることが出来る能力は、社会人として特に求められます。 自分のセールスポイントと応募先企業の接点を見つけ、採用側のニーズを意識しなければ、選考に通る職務経歴書を作成することは出来ません。 応募先企業が必要なキャリア・スキルを見極める まず、希望職種や求人内容を再度確認し、ホームページも見ながら、自分が応募する仕事を具体的にイメージします。 求人欄には、対象となる人材や求める人材について記載されています。これらの情報を読み込んで、実際にその企業に入社し、その仕事をすることになった時の自分を具体的にイメージすると、企業のニーズが分かりやすくなります。 企業のニーズが分かったら、要求される経験や能力を判断します。そして、自分の経験や能力と照らし合わせながら、応募先と自分の「接点」を見つけ出しましょう。 求人広告に「明るい対応が出来る人」と書かれてあれば、過去にお客様などに明るく対応出来た経験はないか、褒められたことはないかを考えます。 キャリアが浅くて接点が見つけられない……という人も、諦めずに新人研修や職種別研修などを思い返してみましょう。そこで身に付けた知識なども、十分アピール出来る要素になります。 どうしても自己分析が出来ない場合は、他人に自分を評価してもらうのも一つの方法です。信頼出来る同僚や友人に相談してみると、思わぬヒントを得られることもあります。 接点を見つけたらアピール 接点を見つけたら、職務経歴書でその接点を効果的にアピールしましょう。 アピールする場合は、「やりたい」「学んだ」と記載するだけではなく、前向き・具体的な表現を心掛けるのがおすすめです。 たとえば、単に「コミュニケーション能力を学んだ」と記載するのではなく、「顧客に名前を覚えてもらえるような関係づくりを目指した」と表現します。他にも、「システム開発に関する知識がある」ではなく「要件定義、実装、運用まで、システム開発に関する一連の流れをすべて経験している」というように具体的な表現にすると効果的です。 盛り込める数値がある場合には積極的に記載しましょう。顧客数や売り上げ、成果など、数値で表すことが出来れば、説得力を増すことが出来ます。その他、第三者からの「お褒めの言葉」があるエピソードも、十分なアピールポイントになるでしょう。 以上、職務経歴書のルールについてご紹介してきました。 「ココカラ転職」では、転職活動に豊富なノウハウを持つキャリアアドバイザーが、履歴書や職務経歴書、面接の際に注意すべき点など、さまざまな視点からきめ細やかなアドバイスを行いながら、転職成功のサポートを行っています。 登録するのも、転職サポートを受けるのもすべて無料です。 まずはお気軽にお問合せ下さい。  

派遣社員からの転職 | 転職の基礎知識

派遣社員からの転職

以前は、「実力のある人ならば、派遣社員ではなく正社員として働くはず」というイメージがありましたが、現在の経済情勢では、企業側も経営状態が厳しく、優秀な人材でも正社員にできない事情があります。 このような状況下であっても、派遣社員として働いてきた人が就労意欲やスキルをアピールすれば、転職活動を成功させることができます。 ただし、過剰なアピールは逆効果になる可能性もあるため、バランスを意識することが大切です。 ここでは、派遣社員から正社員に転職する際の注意点についてご紹介します。 派遣社員からの転職は厳しい? これまで派遣社員として働いていたとしても、それは単に企業側の都合に過ぎず、実は正社員と業務内容は変わらない……といったケースは多いものです。 特に、昨今の経済情勢では、非正規雇用で働かざるを得ない状況も多々あります。 ですから、それぞれの職種のポイントを押さえ、自己PRを充実させるなどすれば、十分正社員に転職出来る可能性はあります。 ただ、派遣社員のなかには、就労意欲が低く、自ら派遣社員という雇用形態を選んできた……という人がいるのも事実です。 このような背景もあり、採用担当者は派遣社員が応募してきた時に、応募者の勤務意欲や本気度を気にして敬遠するケースもあるので、応募者はそのハードルを乗り越えるための工夫が必要となります。 派遣社員で働いていた人の職務経歴書 派遣社員から正社員に転職する場合の職務経歴書は、ただ単に派遣先を羅列するのではなく、果たしてきた役割やスキルを分かりやすくまとめるなどの工夫が必要です。また、自己PR欄を充実させて、十分な意欲があることをアピールしましょう。 意欲をアピール 派遣社員から正社員に転職する場合は、正社員としての職務を理解し、いかに会社に貢献できる人材であるかという点をアピールする必要があります。 「派遣社員としての雇用形態に不安を感じて……」などのマイナスな記述は避けて、「この仕事がしたい」という業務に対する前向きな姿勢や、「入社したら、こんなことに取り組みたい」など、正社員として働く心構えが十分にあることをアピールしましょう。 自己PRは特に充実させましょう。 出来ればエピソードなどを盛り込んで、採用担当者が具体的なイメージを持てるような表現を心掛けてください。 ~自己PR記載例~ 現在の派遣先は、小規模な事業所であるため、経理として決算業務や予算管理、金融機関の対応など、経営に関わる業務を広く担当しております。また、煩雑な業務も多く担当しているので、効率的で正確な事務処理を行うことについて自信を持っております。 また、仕事に集中できる環境づくりにも取り組んでいて、達成表や業務管理表の作成も行い、周囲からお褒めの言葉をいただいたこともございます。何卒よろしくお願い申し上げます。 派遣先ではなくスキルをアピール 派遣先・派遣元は必ず記載する必要がありますが、派遣社員から正社員に転職する場合には、「どこに派遣されていたか」ではなく、「どのようなスキルを培ったか」をアピールします。 例えば、経理職を中心に働いてきたのであれば、その成長度合いが分かるように、スキルをまとめるとよいでしょう。 なお、その場合には、募集している職種やポジションで期待されている人材像についてイメージして、その人材像にふさわしいキーワード(コールセンター、アポインター、経理など)を意識して盛り込むのがおすすめです。 豊富な経験をアピール 派遣経験者を採用する場合は、実務能力だけでなく、「どれだけ周囲の環境になじめるか」という点も、選考の基準になることがあります。 つまり、豊富な会社経験があるからこその柔軟性や、気配り上手であるといった点も、期待されているのです。 せっかくさまざまな会社での貴重な経験を持っているのですから、それぞれタイプの違う会社のやり方に対応してきた「臨機応変さ」や、社風や特性の違う会社で業務を遂行してきたという「応用力」や「協調性」なども、積極的にアピールしましょう。 派遣社員の面接での注意点 これまで述べてきたように、派遣社員は正社員としての勤務経験がないことを懸念される可能性があり、面接でもその点を確認するための質問をされることがあります。 志望動機に明確な理由がないと、「単に安定した仕事に就きたいだけではないか」「福利厚生が手厚いなど、待遇面を変えたいだけで応募してきたのではないか」などと思われてしまう可能性がありますので、「正社員として働く責任感を持っている」という安心材料を与えるように心掛けましょう。 就労意欲をチェックされる 面接では、「派遣社員ばかりを繰り返してきたのはなぜか」といった質問があります。これは、就労意欲や心構えをチェックするためです。 特に注意が必要なのは、職場内のポジションや責任範囲の認識や興味の対象が定まっていないと思われることです。 派遣社員から正社員になる場合、労働条件が変わることは当然ですが、「安定したい」という理由よりも、他の目標をアピールすることが重要です。 面接前には、自己分析を行い、具体的な志望動機を伝えられるよう準備しましょう。 ~回答例~ どのような職業が自分に合っているか迷ってきたことが、派遣社員を繰り返した理由です。しかし、これまで雇用形態にこだわらずに複数の職業を経験したことで、営業事務の魅力に気づきました。 指示された仕事にとどまらず、率先して仕事を見つけ、社員を最大限サポートするよう心掛け、会社初の受注に貢献した時には、責任をもってやり遂げる達成感を感じることが出来ましたし、会社に貢献できる喜びを感じることが出来ました。 前職でもその成果を認めてもらい、契約更新を勧められましたが、これを最後の転職として自分の目標に向かいたいと思い、応募いたしました。 今は、PCスキルをさらにアップさせるために、○○の勉強もスタートし、より知識を深めるための努力をしています。 職歴の一貫性をアピールする 採用担当者が知りたいのは「どこに派遣されていたか」ではなく「培ったスキル」です。「経理の仕事を○年間、○社で経験してきました」など、アピール出来るスキルがあれば、積極的に伝えましょう。 以上、派遣社員からの転職についてご紹介してきました。 「ココカラ転職」では、転職活動に豊富なノウハウを持つキャリアアドバイザーが、履歴書や職務経歴書、面接の際に注意すべき点など、さまざまな視点からきめ細やかなアドバイスを行いながら、転職成功のサポートを行っています。 登録するのも、転職サポートを受けるのもすべて無料です。 まずはお気軽にお問合せ下さい。

自営・フリーランス経験がある人の職務経歴書 | 転職の基礎知識

自営・フリーランス経験がある人の職務経歴書

自営・フリーランス経験がある人からの応募の際、採用担当者は「なぜまた雇用されるという選択をするのか」と考えるものです。 なぜなら、自営・フリーランスは時間も人付き合いも自由きままというイメージがあったり、一度独立して自営・フリーランスという道を選択した人がまた「雇用される」というケースは少ないからです。 ですから採用担当者のこのような心配や懸念を払拭するためにも、しっかりとした理由づけを考え、正社員時代の職歴をしっかりとアピールする必要があります。 応募した本当の理由が、充実した福利厚生や安定した生活であったとしても、そのまま記入するのはNGなので注意しましょう。 ここでは、自営・フリーランス経験がある人の職務経歴書についてご紹介します。 「雇用」という選択をした理由 自営業やフリーランス経験がある人からの応募の際、採用担当者は「なぜまた雇われ人になるのか」と考えますし「また組織の一員として、他の社員とうまくやっていけるのか」「経営者だった人が組織になじんでいけるのか」などの不安を感じるものです。 自営・フリーランス経験がある人の履歴書・職務経歴書では「組織への適応性が十分にあること」や「フリーランスになってからもクライアントと良好な関係を築いてきたこと」をアピールすると良いでしょう。 正社員時代の経歴をアピール フリーランスになる前の正社員時代の実務経験はしっかり記入してください。「組織の一員、チームの一員として規則正しい就業時間にも対応できること」を上手にアピールし、環境への適応性が十分に備わっていることを示しましょう。 実績・スキルをアピール 自営業やフリーランスの経験がある人について、採用担当者は「事業に行き詰ったのではないか」「なぜまた雇用されるのか」と不安に思われるケースもありますが、ずっとサラリーマンを続けてきた人と比較して、経営的視点を持っているのではないか、問題の発見や解決に優れた力をつけたのではないか、という期待もされるものです。 ですから自営・フリーランスの時代に培った十分なスキルや実績があり、クライアントからも評価を受けていた、信頼されていたという点をアピールするようにしましょう。 自営・フリーランス経験がある人の職務経歴書の記載例 【記載例1】 フリーランスの道を選択して10年たちましたが、自分の事業規模では不可能なことに挑戦したいと考えるようになりました。 特色のある御社で働くことで、自分の経験やスキルを生かすことができると思い応募いたしました。 【記載例2】 起業してから15年目となりましたが、webデザイン、システム開発、アプリ開発まで幅広い業務経験があります。 「ナビゲーションが使いやすい」と評価も頂いており、質の良いサービスを展開していることを独立後に実感していました。 この力をもっと大きなフィールドで活かしたいと思い、応募させて頂いた次第です。 以上、自営・フリーランス経験がある人の職務経歴書についてご紹介しました。 ココカラ転職では、経験豊富なキャリアアドバイザーが、豊富な求人情報から、ご要望に沿ったお仕事を紹介し、さまざまなお悩み・ご質問にも丁寧に回答しながら、転職をサポートいたします。ぜひお気軽にお問合せください。

採用される履歴書・職務経歴書を書くための基礎知識 | 転職の基礎知識

採用される履歴書・職務経歴書を書くための基礎知識

中途採用の場合、まず履歴書・職務経歴書で書類選考が行われるのが一般的で、この書類選考を通過した人だけが面接を受けることができます。 ですから、履歴書・職務経歴書は、採用担当者に「ぜひ会ってみたい」と思ってもらえるようなものにする必要があります。 それでは、採用担当者が「会ってみたい」と思う履歴書・職務経歴書を作成するためにはどうすればよいのでしょうか。 ここでは、「会ってみたいと思わせる」履歴書・職務経歴書の作成方法についてご紹介します。 履歴書とは 履歴書とは、現在の連絡先、学歴や資格、職業の経歴などその人物の状況を記した書類のことです。 貼付する写真は、背景がない、応募者が単独で写っているものを貼付します。帽子はNGです。 転職活動では、履歴書だけで採否が決定されることもありますが、ある程度の実務経験や知識が必要とされる職種の場合は、職務経歴書の提出を求められることがほとんどです。 履歴書の書き方のポイント 履歴書の役割は、個人の経歴を正確に伝えることといえます。 誤字脱字がないように記載することはもちろんですが、読み手が読みやすいように意識して丁寧に作成することも大切です。 【証明写真】 証明写真の裏には、氏名を記入しておきましょう。 【学歴・職歴】 「学歴」と「職歴」は、別項目として分けて書きます。各項目の1行目には、必ず「学歴」「職歴」という見出しを記入。入学・卒業年などを書く時は、元号(昭和、平成など)と西暦が混在しないようにします。 短期留学などは学歴には入りませんが、アピールポイントになる場合もあるので、自己PRの欄に記入しておきましょう。 職務経歴書とは 履歴書がその人物の人生の経歴であるのに対して、職務経歴書は、その人物の仕事の経歴です。 職務経歴書は、今や転職活動になくてはならない書類といえます。 企業の担当者は、まず履歴書を見て応募者のこれまでの人生を把握し、そのうえで仕事の詳細が記載されている職務経歴書を見ます。 そして「自社の希望に合う人物かどうか」を判断するのです。 つまり、履歴書だけでは読み取れない具体的な経歴を、職務経歴書から判断しようとします。 ですから、職務経歴書では、履歴書では書ききれない部分をフォロー・アピールしましょう。 職務経歴書を作成する際は、淡々と実績や成果を記載するのではなく、これまでの仕事ぶりが分かるように、詳細な内容を記載します。 この時「これまでどのような仕事をしてきたか、どのように仕事に取り組んできたか、どのような成果を出してきたか、そして、それらが企業側にどのようなメリットを与えてきたか」を分かりやすくまとめることで、説得力のある職務経歴書を作成することができます。 職務経歴書はPCで作成する場合がほとんどですが、文字数がそれほど多くないのであれば、手書きでも問題ありません。 写真は履歴書に貼付しているので、職務経歴書では必要ありません。 職務経歴書の書き方のポイント 採用担当者は職務経歴書から、「自社のニーズにマッチしているか」を読み取ろうとするので、企業側のニーズにマッチしている部分をより強調するために、次の3つのポイントを意識して記載しましょう。 【仕事の環境】 どのような事業を行っている会社の、どんな部署で働いていたかを書きます。 従業員数、立場、役職なども併せて書くようにします。 【仕事の内容とやり方】 これまで、どのような仕事に取り組んできたか、何を身につけてきたかについて書きます。具体的な仕事の内容はもちろん、その仕事にどう取り組んできたかも書くようにします。 採用担当者にどのような職務能力があるかを分かりやすく伝えるためにも、出来るだけ細かく書くのがポイントです。 仕事に対する姿勢(積極的、楽しく、責任を持って携わっていたなど)も書くと良いでしょう。 【仕事の成果】 これまで、どのような実績を出したか(どのような評価を受けたか、どのような提案をしてきたかなど)を書きます。売上などの具体的な数字があり、それがアピールポイントになるようであれば記載します。具体的な数字がない場合は、上司やクライアントに評価された点、自身がどのように成長したかなどを記載しましょう。 履歴書・職務経歴書を作成する際の注意点 履歴書・職務経歴書を作成する際は、以下のような点に注意が必要です。 どんなに効果的に経歴をアピールできていても、その内容を細かく読んでもらう前に選考落ちしてしまう場合もあるので、気をつけましょう。 空白がないよう注意する 空白が目立つ書類は「転職に対する意欲がないのでは」という印象を与えてしまうこともあります。書くべきことを一応書いた、というような印象の書類にならないように注意しましょう。 誤字・脱字に注意する 言うまでもありませんが、誤字・脱字をしないように気をつけましょう。誤字・脱字が1か所でもあると、それだけでかなりのマイナス印象を与えてしまいます。書き間違いを修正液で修正するのもNGです。 情報を効果的に記載する 必要事項がすべて記載されていても、情報が少ないために、履歴書・職務経歴書から人物像が見えない書類にならないように注意しましょう。職歴に社名と職種を淡々と記載するのではなく「いつ、どこで、どのような状況で、どのような仕事をこなし、どのような成果を挙げてきたか」を記載することが大切です。 情報を書き込み過ぎない 空白を埋めようと、情報を書き込み過ぎるのもNGです。小さな文字でびっしり書かれていると、採用担当者の読む気がなくなってしまいます。 作成する際は、読みやすいサイズの文字で、読みやすい書類にするのも大切なことです。 以上、採用される履歴書・職務経歴書の作成方法についてご紹介しました。 ココカラ転職では、経験豊富なキャリアアドバイザーが、豊富な求人情報から、ご要望に沿ったお仕事を紹介し、さまざまなお悩み・ご質問にも丁寧に回答しながら、転職をサポートいたします。ぜひお気軽にお問合せください。

ブランクがある人の職務経歴書 | 転職の基礎知識

ブランクがある人の職務経歴書

採用担当者はブランクのある応募者について「この人はなぜこんなにブランクがあるのか」という点を気にします。また、「ビジネス感覚が鈍っているのでは」「前職で何かあったのでは」と考えます。 ですからブランクのある人は、このような企業側の不安を取り除くために、履歴書・職務経歴書の段階で先回りして情報を開示して、フォローをしておくことが必要です。 ここでは、ブランクがある人の職務経歴書についてご紹介します。 前職退職後ブランクがある人の職務経歴書 どのくらいの期間を「ブランク」と呼ぶかに定義はありませんし、個々の状況や事情によっても変わります。しかし、一般的には前職を退職した後、半年以上のブランクが空いてしまった場合、採用担当者から「どうして半年もブランクが空いたのだろう」と気にされることが多いでしょう。 ですからブランクがどのような理由であれ、採用担当者を納得させるだけの合理的理由を履歴書・職務経歴書に記載して、必要以上に不安を与えないように先回りしてフォローをしておくことが必要となります。 ブランクをフォローする内容 ブランクの理由が「親の介護」など家族の健康問題であったり、出産や育児、留学などである場合は、ブランクの理由が明確なので、詮索されることはありません。 この場合は、履歴書や職務経歴書にはそのまま包み隠さずブランクの理由を書き「○○の理由でブランクはあるが、社会的な適応性や職務上のスキルは鈍っていない」ということをアピールできれば問題ありません。 「ブランク中にスキルアップのために資格を取得した」などの情報があればなおよいでしょう。 マイナス要素には工夫を 「体調不良による長期療養」や「精神面での不調」については、そのまま正直に書くとマイナスの印象を与えてしまう可能性があるので、書き方には工夫と注意が必要です。 書類の段階では、できるだけマイナス要素を入れ込まないように工夫して、病気やケガなどをブランクの理由にする場合も、現在は完全に回復していることを強調しましょう。 ブランクがある人の職務経歴書 記載例 記載例1 平成28年10月 一身上の都合により退職 ※退職後から約2か月間、営業職としてのプレゼンテーション力を高めるため、パワーポイントの講習を受講しておりました。 記載例2 前職の営業事務では、見積書作成、伝票記帳、会議資料等の作成、海外からの資料翻訳などを担当しておりました。しかし、緊張が続く業務であり、また残業も多く、体調を崩してしまい退職することになりました。 退職後は業務の範囲をさらに広げ英語力を高めたいと考え、平成28年4月から平成29年3月までイギリスに留学し、英語と貿易実務を学びました。 以上、ブランクがある人の履歴書・職務経歴書についてご紹介しました。 ココカラ転職では、専任のキャリアアドバイザーが、応募する際のコツ、応募者の皆様の経歴を丁寧にヒアリングし、その可能性を最大限に広げるサポートを心掛けています。 勤務期間が短く転職が不安な方も、ぜひ一度ご相談ください。

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