営業の正社員転職
投稿日:2024.03.11 最終更新日:2024.06.21
目次
営業職とひと口に言っても、顧客内容が法人か個人か、ルートセールスかで、アピールするポイントは異なります。
しかしその全ての営業職に共通するのは「数字至上主義」という点です。
職務経歴書でも面接でも、「自分は結果を出すために自ら動こうとする意欲を持っている」ということを効果的に伝える工夫、そしてこれまでの成果を説明する際にも、なるべく「数字」を絡めて分かりやすくアピールする工夫が必要です。
営業職の正社員の転職活動
営業職の正社員の転職活動では、「数字至上主義」、つまり、いかに稼げる営業マンであるか、そのために必要なスキルを持っているか、という点をアピールする必要があります。
アピールする際には、それらのスキルを裏づけるために具体的な数字を絡めながら実績を示したり、目標を達成するためにどんな努力をしたかといったことを盛り込んで説明する必要があります。
営業職で求められるスキル
営業職で求められるスキルはさまざまありますが、なかでも大切なのが「稼ぐ力」「目標を達成するための努力」「ストレスに耐える力」の3つです。
もちろん、顧客対象が法人か個人か、営業スタイルが飛び込みかルートセールスか電話営業か、などそれぞれ特性は異なりますので、求められるスキルは多少違ってきます。
それでも、すべての営業職に共通して最低限求められるスキルは、「稼ぐ力」「目標を達成するための努力」「ストレスに耐える力」の3つと思っていて間違いはないでしょう。
いくら学歴が高くても知識が豊富でも、「売れない営業マン」「稼げない営業マン」は営業職で採用されることはありません。
ですから、職務経歴書でも面接でも、この3つのスキルをしっかりアピールすることを意識するようにしましょう。
営業職の転職「職務経歴書」の書き方
営業職の履歴書、職務経歴書では、「営業エリア」「取り扱った商品」「顧客層」「営業スタイル」「実績」「受賞歴」などを、バランスよく盛り込みましょう。
そして、採用担当者に分かりやすいように「数字」を絡めながら、説明するようにしましょう。
何を売っていたか
何を売っていたかは、必ず書きます。
商品名だけでは、採用担当者に分かりにくいこともあるので、その場合は補足説明も記入するようにしましょう。
担当エリアや営業方法
主に、どのエリアを中心に営業していたかも必ず記入します。
また、既存客か新規客か、営業スタイルの特徴(飛び込みかルートセールスか、電話営業かなど)、1日の営業件数、担当顧客の属性なども記入するようにしましょう。
営業成績・受賞歴
売上金額、契約件数などの具体的な数字は、最大のアピールポイントなので、必ず記入するようにしましょう。
記入する際には、採用担当者に分かりやすく客観性を持たせるために、「営業部員20名中2位」など併記するとよいでしょう。
なお、営業成績を数字で示すことは大切ですが、それがチームで獲得した成果なのか個人の成果なのかを、混同しないことが大切です。
受賞歴がある場合には、獲得の難易度が分かるように、賞の内容を補足説明してください。
工夫したこと
営業成績をアップさせるために、どのような工夫を行っていたかも、必ず書きたい項目の一つです。
どのような営業信条を持っていたか(顧客との信頼関係構築、目標達成に対する強い執着心など)、どのような営業戦略を練っていたのか(顧客ニーズに関する徹底した情報収集など)などについて、自分の言葉でまとめましょう。
営業の工夫や努力は、数字では表しにくいので、自己PR欄を設けて、いかに営業に前向きに真摯に取り込んできたかを伝えるようにしましょう。
営業職の職務経歴書
ここでは、住宅の個人営業の職務経歴書の例をご紹介しましたが、職務経歴書は、「こう書くべき」というルールはありません。
これまで述べてきたような「必ずアピールすべきポイント」を踏まえながら、作成するようにしましょう。
営業職の面接
営業職の面接でも、「稼ぐ力」「目標を達成するための努力」「ストレスに耐える力」をしっかりアピールすることが大切です。
特に営業職の面接では「これまでの営業成績を教えてください」など、「稼ぐ力」に関する質問は必ず聞かれると思っていた方がよいでしょう。
提出した職務経歴書を見直し、矛盾した回答をしたりしないよう、しっかり準備しておきましょう。
意欲をアピール
営業職では、「目標を達成するための努力」が大変重視されます。
結果を出すために自ら考えて行動しようとする気持ちと、目標を何としてでも達成するための意欲・心意気は、しっかりアピールしたいものです。
数字を絡める
職務経歴書の記入例のところでも説明しましたが、営業職の面接でも、もちろん「数字」が重視されます。
面接担当者が分かりやすいよう、なるべく客観的な数字を絡めて、他の営業部員と比較しやすいように回答することを心がけましょう。
実績がない場合のアピール法
目立った実績や受賞歴がない場合でも、「常に誠実に職務をこなした」なども十分アピールになります。
その場合には、「お客さまにお褒めの言葉をいただいた」「あなただから、購入する気になったと顧客の信頼を得た」などの具体的なエピソードを添えるとよいでしょう。
面接一問一答集
ここでは、営業職の正社員面接でよく聞かれる質問と回答例について、住宅会社にUターンで転職したいケースを想定してご紹介します。
ただし、「マニュアル本の丸暗記」のような回答例は、面接担当者にはどこか「そらぞらしく」聞こえてしまうもの。本来の自分を見せるためにも、あくまで自分の言葉で回答することが大切だということを忘れないでください。
–これまでの営業成績を教えてください。
月間の目標売上は、10年間のうちで最初の3カ月をのぞき、全て達成してきました。
お客さまの話をよく聞き、個々のニーズを掘り下げてご要望を的確に把握することで、最適な商品を提案したことで、この成果を挙げることができたと思っております。
–営業成績を上げるためにした工夫は?
お客さまに強引に売り込むのではなく、まずはお客さまのご要望を全てお聞きすることを心掛けました。じっくりと時間をかけてご要望を伺うことで、お客さま自身も気づかなかったニーズを拾い上げることもできました。
お客さまから「話しながら、イメージが固まる」とご好評をいただいております。
–なぜ他社ではなく当社を選んだのですか?
さまざまな媒体で御社について調べさせていただき、御社の住宅のファンになったこと。そして働いている皆様が生き生きとされていることが、御社に応募させていただいた理由です。
私はかねてから、働く皆様が生き生きとしている職場で、心から誇りを持てる商品の営業を行いたいと考えておりました。
今回、親の介護の事情で石川県にUターンすることが決まった時には、真っ先に御社で働きたいと考えました。
–もっとも記憶に残っている経験は?
2年前、お客さまのご要望どおりの仕様ではないというクレームをいただき、改修工事を行うことになりました。
その際に「あなただから、きちんとやってくれると思った」と言っていただきました。結果的に改修工事も3日ほどで対応でき、お客さまのご満足どおりの仕様をご提供することができました。そして、そのお客さまから「娘が住宅を建てる際もよろしく」と言っていただけました。
–石川県は土地勘もなくて、営業は難しいのでは
たしかに、これまでは東京都中心に仕事をしてきました。
しかし、何といっても石川県は私の故郷です。大学生まで石川県の金沢市に住んでおり、土地勘がないという心配は、全くありません。
それに私は、「住宅の販売」というよりも「住宅で生活するためのコンサルティング」を重視している御社にとても魅力を感じています。
故郷である石川県でお客さまのニーズに寄り添えること、そして私自身の専門性を高められるといった点でも、ぜひ御社で頑張りたいと思った次第です。
以上、営業の正社員の転職の職務経歴書の記載例や面接の回答例についてご紹介しました。
ここでご紹介した例以外にも、転職を成功させるための秘訣やノウハウはたくさんあります。
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