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面接でライバルと差をつけるための心得

【転職】面接でライバルと差をつけるための心得 10

面接は、誰でも緊張するものです。 「そんなに緊張するタイプではない」という人でも、いざ面接となると、普段だったら当たり前にできていることができなくなってしまう…というケースもあります。 しかも面接では、限られた面接時間内で「いかに自分が応募先企業の求める人物像とマッチしている人材か」を、効果的にアピールすることが必要です。 せっかく書類審査を通過したのに、面接でのアピールが失敗してしまえば、自分の良さが相手に伝わらず、残念な結果に終わってしまうこともあります。 それでは、ライバルに差をつけて、面接を成功させるためには、どうすればよいのでしょうか。 ここでは、転職の面接で緊張しない方法や、ライバルに差をつけるアピールの方法などについてご紹介します。 1. 面接前日のリラックス法 面接の前日にやるべきことは、【1】会社までの経路を調べる【2】持ち物のチェックをする【3】十分な睡眠をとる、の3つです。 面接前日は、誰でも緊張するものですが、なかには「緊張し過ぎて眠れず、面接で十分力を発揮できなかった」という人もいます。 大切な本番の前日に、緊張や不安を取り除き、きちんと睡眠をとるためには、どのように過ごせばよいのでしょうか。ここでは、面接前日にできる簡単なリラックス法をご紹介します。 努力したことを紙に書く 人間は、頭の中に不安要素が溜まってくると、ますます不安が強くなってしまうものです。 ですから、前日には「今まで自分が努力してきたこと」「面接当日、緊張する必要がないほど、準備してきたこと」を紙に書き出してみてください。 「面接の回答を、何時間練習したか」「企業研究をどれだけ行ってきたか」など、思いつく限りのことをいくつも書き出して、本番の自信につなげるのです。 頭の中だけで考えず、実際に紙に書き出してみると、自然に緊張がほぐれてリラックスできるでしょう。簡単で効果のある方法なので、ぜひ試してみてください。 2. 面接当日の緊張のほぐし方 面接当日に緊張し過ぎてしまうと、本来の自分の良さを面接担当者に充分に伝えることができず、残念な結果に終わってしまうこともあります。 ある程度の緊張はむしろあった方が良いのですが、自分をコントロールできずにパニックになったり、頭が真っ白になってしまう事態は避けたいもの。 ここでは、面接当日にできる簡単なリラックス法をご紹介します。 朝食は、腹五分目程度 まず朝食は、腹五分目程度で抑えておきましょう。人間は空腹状態の方が頭の回転が良くなり、集中力が増すからです。想定外の質問をされた時も、慌てずに瞬時に判断することができるようになります。 余裕をもって行動する 朝食を摂ったら、余裕をもって家を出ましょう。 当日ギリギリに面接会場に到着してしまうと、そのバタバタが不安の原因になってしまい、面接前に緊張してしまいます。 面接会場の近くで時間をつぶすくらいの余裕があると、ベターです。 そして、面接会場に着いたら、会社のトイレで髪形やメイク、ネクタイなどの身だしなみを確認しましょう。 これくらい時間に余裕をもって行動すると、心にも余裕が生まれ、段々リラックスすることができます。 緊張しても、OKと開き直る それでも「どうしても緊張してしまう」という人も、ご安心ください。 緊張してしまう、というのは、それだけ面接に本気で挑んでいるからではないでしょうか。 要は、どれだけ緊張していても、その「本気度」が面接担当者に伝わればよいのです。「緊張してしまっているが、それだけ自分は本気だということが伝わればいい」と開き直ってしまいましょう。 3. 好印象を与える話し方「目線、話す速度」 面接で話す時は、笑顔と目線に注意しましょう。 緊張するあまりに怒ったような表情になってしまったり、無表情になってしまわないように注意してください。 面接の練習は、必ず何度も行いましょう。 頭の中でまとめるだけでなく、実際に声に出して話してみることも大切です。1つの回答を30秒程度にまとめることができているかも確認しましょう。 「メラビアンの法則」を応用した話し方とは 面接に挑む前に、ぜひ知っておいていただきたい法則があります。 それは、「メラビアンの法則」という法則で、「人の印象は見た目、声から受ける印象がほとんどである」という法則です。 「メラビアンの法則」によれば、人が受ける印象の割合は以下の通りとされます。 ・見た目から受ける印象:55% ・声から受ける印象:38% ・話の内容から受ける印象:7% そして、この「メラビアンの法則」を面接でも応用すると、面接担当者に好印象を与えることができます。 面接というと、ビジネスマナーや回答内容が重要視されると思われがちです。 もちろん、これらが重要であるのは事実ですが、面接担当者に良い印象を与えるためには、回答内容だけではなく、見た目や声の印象がとても重要なポイントになるといえるでしょう。 【1】目線 「目は口ほどに物を言う」ということわざがあるとおり、感情のこもった目線は、口で話すのと同じくらい相手に気持ちが伝わるもの。視線が定まらずキョロキョロしてしまったり、うつむきがちにならないよう、注意してください。 【2】声のトーンと速度 声のトーンや話すスピードも、好感度をアップさせるために注意したいポイントです。 まず声のトーンでは、普段より1トーン高い声を意識して話しましょう。高いトーンは「明るい」「元気」「楽しそう」というプラスの印象を与えますし、相手が聞き取りやすいからです。 次に話すスピードですが、一気にまくしたてるように話すのは禁物です。 相手に伝えたい重要なポイントについて話す時は、ゆっくりと話すと、相手の印象に残りやすくなります。 【3】姿勢 目、声と同じくらい大切なのが、姿勢です。 座る時は背もたれは使わず、座面の3分の2または半分を使って腰かけます。 だらしなく座ったり貧乏ゆすりなどをしてしまうと、せっかく良い回答をしても悪い印象を与えてしまいます。 4. 会社の受付も「面接官」と思え 面接する会社の受付で挨拶をする時から、面接は始まっています。 面接会場に入る前にコート、マフラーなどは脱いでおき、面接できる格好で受付に挨拶をしましょう。 受付では自分から名乗る 受付で、いきなり「面接会場はどこですか」と自分の要件を伝えるのは、大変失礼です。 「おはようございます。本日面接をさせていただくことになっております、○田○子です」と自分から挨拶をしましょう。 受付だけではなく、廊下やエレベーター、トイレなどですれ違う社員は、すべて「面接担当者」だと思って、気を抜かないようにしてください。 5. 会社の待合室では、自分から挨拶を 会社の待合室に入室する際は、「失礼します」と挨拶をしてから入室します。他の応募者がいる場合は、軽く会釈してから着席します。 他の応募者には自分から挨拶を 後から応募者が入室してくる時も、自分から笑顔で挨拶をしましょう。 応募者はライバルではありますが、敵ではありません。 笑顔で挨拶をすることで好意を与えることができれば、相手からも好意を持ってもらうことができます。待合室の雰囲気を良くすることは、面接の緊張をほぐすためにも効果的です。 この時、落ち着かないからといって、他の応募者に話しかけたり、スマホを操作したり、雑誌を読んだりするのは、あまり良い印象を与えません。 会社情報を見直したり、準備した回答例をまとめたものを読み返しながら、静かに待つのが社会人としてのマナーです。 6. 「好感度」は合否に影響大 これまでも述べてきましたが、好感度は合否にかなり大きな影響を与えます。 そして、アメリカ合衆国の心理学者であるアルバート・メラビアン氏によると、「たった数秒で人の印象(好感度)が決まる」とされています。 実際、多くの面接担当者からは、「応募者がドアをノックしてから、椅子に座るまでの間に合否を決める」といった意見も聞かれます。 それでは、面接開始数秒間で、面接担当者に好印象を与えるためには、どのような工夫が必要なのでしょうか。 面接担当者に、数秒で好印象を与える方法 【1】笑顔はノック前から作る 笑顔は、面接会場の扉をノックする前から作っておきましょう。 ドアを開けた隙間から「笑顔でない」状態が1秒でも見えてしまったら、その笑顔でない顔も、面接担当者に影響を与えてしまうからです。 【2】笑顔の練習をしておく 普段は自然に笑顔を作っているものですが、笑顔には4つの条件があります。 この4つの条件を意識して、面接前に練習をしておくと、緊張したなかでも「自然に見える笑顔」を作ることができます。 ○口角が後ろに引かれ、上がっている ○口は横に開いている(歯は見えても見えなくてもOK) ○目は少し細くなり、目尻にはシワが寄っている ○頬は上がっている この4つの笑顔の条件を意識しながら、鏡を見て練習してください。 「目だけ笑っていない」「口元が不自然に閉じている」など、4つの条件に当てはまっていない点があれば、面接前までに改善しておきましょう。 7. 自己PRに使いたい「両面提示」 面接では絶対と言っていいほど聞かれる質問が、自己紹介や自己PRです。 自己PRは、新卒採用の場合には面接の最初の方に求められることが多いですが、中途採用の場合には、面接の終盤頃に聞かれるケースもみられます。 書類選考を通過してきた応募者のレベルは、「どんぐりの背比べ」になっていることが多いので、自己PRでぜひ“決め”のアピールをしたいところです。 そこで、ここでは面接の自己PRをより有効的に伝える、「両面提示」の方法をご紹介します。 プラスとマイナス両面を提示 両面提示とは、物事の両面を見せることで、片面提示とは物事の一面だけを見せるという意味です。これはマーケティング心理学でよく使われる用語で、効果的にものやサービスを販売する手法のひとつとして紹介されています。 人は、何かを説得され判断しようとしている時に、プラスの内容だけ説明されると「どこか怪しい」と思ってしまうことがあります。 面接といった場面でもそれは同じで、応募担当者が「自分のよい点」ばかりアピールしても、面接担当者としては、「何か信用できない」という印象を払拭できずにいる可能性もあります。 ですから、自己PRをする場合も、ポジティブな要素だけではなく、ネガティブ要素やデメリットなどを合わせて説明する方が、効果的です。 「面接では、自分の良さをしっかりアピールしよう!」と思ってしまいがちですが、それだけでは逆効果になることもあります。 致命的にならない程度の弱点をあえて自ら提示して、それから自己PRを行うと、面接担当者に信頼感や好感を与えることができます。 ~回答例~ 長所は、人並み以上に体力があるところです。 大学まで10年以上陸上競技を続けてきたので、特に基礎体力には自信があります。 短所はときどき、時間を忘れて熱中し過ぎてしまうことです。 今は、自分でスケジュールを管理する習慣を身につけるために、常に手帳を持ち歩き、意識的にタイムマネジメントできるよう、工夫しています。 8. 逆質問で差をつける方法 面接官から、「何か質問はありますか」と聞かれることがあります。いわゆる「逆質問」です。 この時、特に聞きたいことや知りたいことがないのであれば、「丁寧にご説明をいただきましたので、ひと通り理解することができました。本日お話を伺って、改めて御社で働かせていただきたいという想いが強くなりました」と回答すればOKです。 逆質問を利用して、好印象を与える 逆質問を利用して、面接担当者に好印象を与える方法もあります。 例えば、あえて「先程、御社は開発に今後力を入れるとおっしゃっていましたが、そこで必要とされるスキルは何ですか」と質問するのです。 そして、面接担当者が「必要なスキルは○○の知識です」と回答してきたら、それに対して「安心しました。私は前職で○○の知識を習得しているので、その分野で活躍できると思います。そして本日からますます○○の知識を得る努力をしていきます。」と伝えます。 このように逆質問を利用したアピール方法は、緊張している場面ではなかなか難しいかもしれませんが、事前に何度か練習しておくと、自然に行うことができるはずです。 9. 「揺さぶり質問」には動じない 揺さぶり質問とは、「年齢が高いですが、職場になじめますか」「もし不採用だったら、どうしますか」など、面接官がわざと応募者が困るような厳しい質問をして、それに対してどのような対応をするかを見るものです。 面接の緊張の度合いを上げて応募者の本音を引き出したり、非常事態やトラブルへの対応力を見るという目的もあります。 揺さぶり質問も、質問のひとつ 揺さぶり質問をする目的は、「仕事で緊急事態が起こった時に、臨機応変に対応できる人物かどうか」「社会人としての振る舞いができるか」を見ることが目的です。 ですから、「揺さぶり質問も、質問のひとつだ」ととらえ、何よりも落ち着くことが大切です。沈黙してしまったり、腹を立てたりするのは絶対にNG。社会人として失格と思われてしまいます。 どんな質問に対しても、落ち着いて自分なりの回答ができるよう、しっかりと準備しておきましょう。 10. 最終面接後の「お礼状」 最終面接が終わったら、ぜひしておきたいのが、面接担当者に対する「お礼状」です。 とくに中小企業にはダイレクトに熱意が伝わり、効果的です。 大企業に対しても、ライバルが大勢いる場合には、強く印象づけることができます。 面接のお礼状は、その日のうちに 面接のお礼状は、その日のうちに採用担当者にメールか手書きで伝えます。 お礼状の内容は、面接へのお礼、面接で感じたこと、入社への意欲などを、簡潔にまとめます。長すぎる文章は、相手の負担になることもあるので注意しましょう。 ~お礼状 書面例~ 拝啓 時下、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。 本日はお忙しいところ、面接の機会をいただき、誠にありがとうございました。 ○○様が、貴社の経営方針や今後の展開などについて丁寧に説明してくださり、ますます貴社に入社させていただきたいという気持ちが強くなりました。 最終面接ということで、大変緊張いたしましたが、私にとっては気持ちを新たにする大変充実した時間をいただき、心から感謝しております。 改めて、貴社で私の経験をぜひとも活かしてまいりたいと存じます。 また、本日から○○の知識をさらに習得すべく努力してまいりたいと思っております。 取り急ぎ、お礼を申し上げたく、メール(手紙)させていただきました。 末筆ながら、貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。 本当にありがとうございました。                    敬具                             平成○○年○月○日                                  山田○子 株式会社E商事 人事採用ご担当 佐藤○男 様 以上、面接でライバルと差をつけるための心得についてご紹介しました。 ここでご紹介した10個の心得は、どれも「言われてみると当たり前のこと」かもしれません。でもこんなちょっとしたことが、面接担当者の好意を獲得し、ライバル達に差をつけることができるのです。 ぜひ、今日から準備・練習を始めてみてください。 スペインの哲学者であるバルタサン・グラシアンは、「愚か者が後回しにすることを、賢人はただちに実行する。どちらもやることは同じ。違うのはタイミングだけだ」と言っています。 やるべきことをいかに早く始められるかが、ライバルに差をつけるための第一歩なのです。 面接は、「選考される場」ではなく「情報や気持ちを伝え合うコミュニケーションの場」でもあります。 「ココカラ転職」では、面接を突破する方法だけでなく、面接を通して、応募者がしっかりと「その企業が、本当に自分の転職先としてふさわしいかどうか」確認していただけるよう、しっかりとアドバイスいたします。 また、面接対策だけでなく、企業選びやキャリアプラン、住まいや子育て環境についてもお気軽にご相談ください。 地元を良く知るアドバイザーが、親身にサポートを行います。

転職を成功させる~履歴書、面接で効果的な自己PRノウハウ~

転職を成功させる自己PR~履歴書、面接で効果的な自己PRノウハウとは

面接官が自己PRを通して知りたいのは、応募者が「職場でどれだけ活躍できる能力があるか」そして「業務を行う十分な資質や行動特性があるのか」という点です。 但し、ここでいう能力、資質、行動特性は、企業のニーズにマッチしている必要があります。ですから、自分が持っている能力、資質、行動特性のどの部分をどのようにアピールしていくかは、企業のニーズによって異なることになるのです。 効果的に自己PRを行うためには、まずは応募先企業のニーズを正確に把握すること、そして、これまでの自分の仕事に関する経験の中からその企業のニーズにマッチするものを探し出すという作業が必要になります。 ここでは、履歴書、職務経歴書、面接で効果的な「自己PR」についてご紹介します。 「自己PR」とは 自己PRや志望動機は、履歴書、職務経歴書、面接いずれのシーンでも最も重要な項目の一つです。面接では人柄や能力に加え、プレゼンテーションスキルの有無についても確認されます。 自己PRをまとめる際には、「なぜ応募先企業の募集職種を選んだのか」「そこでどのような貢献ができると考えているのか」という2つの観点を必ず盛り込む必要があります。 ここでは「貴社の経営理念に強く惹かれました」「貴社の安定性に惹かれて」などといった抽象的な表現は、NGです。必ずオリジナルの回答を作成し、自分の熱い思いを端的に伝えるように工夫しましょう。 アピールポイントを見つけるには 「自分のアピールポイントなんて、どのように見つければよいのか分からない」という方は多いと思います。 確かにいきなり「自分がアピールできるところって、どこだろう?」と考えると、なかなか思い浮かばないですよね。 その場合には、まず企業のニーズを把握する作業から始めましょう。 例えば、求人広告に「明るく誠実な対応ができる方」という記載があれば、自分が過去にクライアントや同僚に対して明るく誠実な対応をできた経験はなかったか、それによってクライアントや同僚に評価された経験はなかったかを思い出していくのです。 また、どのように業務に取り組んできたのか、自分なりに工夫した点はなかったのかという視点からも考えてみましょう。 企業のニーズを把握する 自分では「○○が自分の売りだ」と思っていても、それが応募先企業のニーズにマッチしていなければ「売り」とは言えません。 そこで、自己PRを考える際には、もう一度応募先企業の求人広告を見直して、その企業のニーズを正確に把握するようにしましょう。そしていくつかある自分の「アピールポイント」のなかで、最も企業のニーズにマッチした部分を中心に自己PRをまとめていくようにします。 なお、自己PRを考える際には、是非キャリアコンサルタントやアドバイザーにアドバイスを求めることをおすすめします。 企業が求めるニーズは一つではありません。経験豊富なキャリアコンサルタントやアドバイザーであれば、求人広告からは把握できない企業のニーズをつかみ、そのニーズに沿った効果的なアピール方法をアドバイスしてくれるからです。 自分の良さというものは、案外自分では気付きにくいものです。 自分では「できて当たり前のこと」と思っていても、意外とそうではなくてアピールポイントになっている場合もあります。 「どんなに忙しくても、依頼された仕事は笑顔で引き受ける」というのも立派なアピールポイントです。自分では「そんなの当たり前」と思っていることでも、その人ならではの良さ、アピールポイントが隠れているケースは多いものです。 エピソードを盛り込む 自己PRをまとめる時には、必ず具体的なエピソードを添えるようにします。 例えば、応募先企業の求人広告に「明るくコミュニケーション能力のある方を求めます」という記述があったとします。その場合には、自分に「コミュニケーション能力を活かしたエピソード」が過去になかったかを考えてみます。 そして、具体的に自分がどのような対応をしたのか、どのような効果(上司に評価されたこと、第三者からの感謝の言葉など)があったのか、ということが客観的に分かるように表現するように工夫しましょう。エピソードを交えることで、面接担当者が「この応募者は、このような仕事のやり方ができるのか」「この人には、こんな能力があるのか」といった具体的なイメージができるようになるからです。 同じ販売職であっても、扱う商品やクライアントによってその手法や工夫は異なります。例えば、ある人は大手百貨店で販売の仕事をしていましたが、「業務を効率よく進め、お客様が商品を見つけやすくするためには、ディスプレイだけではなく全ての環境の整理整頓が必要」と考え、店頭の棚だけでなくレジまわり、倉庫の棚にラベリングをして整理整頓を徹底したそうです。その結果スタッフから「無駄な動きがなくなって、効率的に作業を進めることができた」という声が上がり、お客様からも「スムーズに対応してくれて、ストレスがない」というお褒めの言葉をいただいたそうです。 このように具体的に何をどのようにしたのか、どんな工夫をしたのか、その具体的なエピソードを思い出していく作業も、アピールポイントを見つけるために効果的です。 職務経歴書の「自己PR」 職務経歴書の自己PR欄は、特に決まった形式はありません。 ですから、例えばそれほどアピールできるような職歴がない場合には、まず「自己PR」の項目を立てて、学生時代からの経験や将来への抱負などを踏まえた欄を設けて、その下に職歴や取得資格を記載するのも一つの手です。 職務経歴書の「自己PR」はそれぞれの事情に沿って、最も効果的なアピールができる形式、文言を意識しましょう。 ここでは、さまざまなケースの自己PRをご紹介します。 フリーター経験が長い場合 フリーター経験がある人は、単に職務経歴を記載するのではなく、必ず「自己PR」の項目を設けて「自分がフリーターの間は何をしてきたのか」「なぜフリーターという道を選んだのか」「今回正社員を志そうとした理由は何なのか」を端的かつ自信を持って説明するようにしましょう。 【回答例】 大学卒業してからの3年間は、デザイナーを目指してアパレルでアルバイトをしていました。結果的にデザイナーという夢は軌道修正することになりましたが、3年間の経験は決して無駄ではなかったと自負しています。 デザイナーを目指すなかで、商品を企画段階から意識することができました。そして、アパレルでアルバイトをし、在庫管理や販売を担当した経験のなかでは、お客様のニーズを強く意識することができました。 御社では、商品の企画段階から買付け、販売と総合的な分野に関わっていきたいと思っております。 同じ会社で勤続年数が長い場合 同じ会社で同じ仕事を続けてきた人の場合には、その堅実さをアピールしたいところですが、単に「続けた」というだけでは、アピール度はそれほど高くありません。それに、書き方を工夫しないと「庶務全般を担当」「経理全般を担当」など1行にしかならず、書くことが少なくなくて、見た目がスカスカの職務経歴書になってしまうというリスクもあります。 「どんな豊富な経験があるか」「その経験を活かし、これからどのような貢献ができると考えているか」について、具体的に述べる工夫が必要です。 【回答例】 私は、入社以来、一貫して雑誌・編集の仕事を続けてまいりました。 2010年以降は医療分野の書籍を担当しており、とくに産婦人科関連を中心に医師、看護師などとコミュニケーションをとりながら業務に携わりました。 貴社であれば、前職と同じ業種であり企業規模も同等であることから、私の10年の経験・スキルを余すことなく発揮し、持ち前の迅速さ、正確さを活かして医療分野の編集のスペシャリストを目指していきたいと考えております。 転職回数が多い場合 転職回数が多い場合には、それがハンデと見えないように工夫することが大切です。 これから応募する企業や業種によって、これまでの豊富な経験をどのように有効に活用できるかを最大限アピールするようにしましょう。 【回答例】 これまで一貫して営業をバックアップする業務に従事してきました。 新しい業界や職場環境にも違和感なく溶け込むことができます。さまざまな企業の営業サポートで培ったこれまでの貴重な経験を生かし、営業部員の業績アップにつながるサポート業務に従事したいと考えています。 面接での「自己PR」 面接での自己PRも、応募先企業のニーズを意識することが最も大切です。 自己PRの組み立て方で、面接をリードできるかどうかが決まると言っても過言ではありません。 面接に臨む前には、応募先企業のニーズを正確に把握し、これからやってみたい仕事の内容を明確にイメージしましょう。そのうえで、具体的に仕事に対してどのような姿勢で取り組むつもりなのか、自ら考えて行動できる人間なのかをしっかりアピールできるよう準備しておきましょう。 ここでは、面接で自己PRをする際の注意点や組み立て方、職種別の自己PR回答例などについて、ご紹介します。 自己PRの組み立て方 面接で自己PRをする際には、①挨拶、②前職の会社、配属先、これまでの仕事の要約、③能力、資質、行動特性、④志望動機、⑤締めの5つの視点から組み立てていくのが基本です。 「○田○郎と申します。私を一言で申しますと○○な人間です。と言いますのは、○○だからです。以前こんなことがありました(エピソード)。以上のように、私の強みは○○です」という順番で話すと理路整然と、相手に内容が伝わりやすくなるからです。 ただし、転職回数が多い人は伝える順番を入れ替えてアピールするなど、工夫をするのも良いでしょう。 ①挨拶 まずは、元気よくフルネームで挨拶をして、堂々とした明るい印象をアピールしましょう。 「本日は貴重なお時間をいただきまして誠にありがとうございます。 ○田○郎と申します。まずはプロフィールの概略と自己紹介をさせていただきたいと思います」 ②前職の会社、配属先、これまでの仕事の要約 会社、配属先、これまでの仕事の要約については、簡潔に分かりやすく説明するのがポイントです。前職の会社の事業内容、ビジネスモデル、所属していた部署の説明をしたら、成果や実績なども盛り込みながら、面接担当者に具体的なイメージを持ってもらえるようアピールしましょう。 ③能力、資質、行動特性 これまで経験してきた業界や職種の知識を盛り込ませ、エピソードを交えながら、応募先企業のニーズにマッチした能力、資質、行動特性があることをしっかり説明します。 ④志望動機 志望動機は面接で必ず聞かれる定番質問ですが、自己PRをする際にも軽く触れておくことをおすすめします。 面接でも注意したいのが、志望動機として「応募先企業の魅力」などの抽象的な表現を避けるということ。志望動機を述べる際には、「御社の○○に魅力を感じて」というより「企業の魅力が、自分にとってどんな利点があるのか」そして「それについて、自分はどのような考えを持っているのか」を自分の言葉でしっかり伝えることが大切です。 面接担当者が応募者に望むのは、近い将来会社で活躍してくれる人材かという点であり、応募先企業に魅力を感じてくれている人材ではないからです。 面接担当者は、入社後の活躍する姿を想像しようとしています。 ですから、面接担当者に「そんな志望動機があるなら、この応募者は入社後に活躍してくれる人材だ」と確信させるために、志望動機を述べる際には、「○○したいと思う」だけではなく「○○に取り組み、○○の仕事をし、○○という成果を出します」というように前向きな意思を示すようにしましょう。 ⑤締め 締めの言葉は、以下のような簡単な挨拶で十分です。 「以上、簡単ではございますが、自己紹介とさせていただきます」 面接での自己PRは3分がベスト 面接で自己PRをする際は、「3分以下」を意識しましょう。 それより長くても短くても、バランスがよくありません。 面接前には、自分で時間を計りながら何度も練習するなど、念入りに準備しておきましょう。 本番では緊張して早口になってしまい、一気にまくしたてて話してしまいがちですが、それも印象がよくありませんので注意してください。「このようなチャンスをいただき、ありがとうございます」と簡単なお礼から入り面接担当者に対する気遣いを見せるようにすると、人間としての落ち着きが感じられ、自分自身も余裕を持つことができます。 なお、企業によっては3分ではなく1分など時間を制約することで、応募者にプレッシャーを与える場合もあります。その制限時間内で、どう的確に自己PRできるかを見ているわけです。 与えられた制限時間が想定していた時間と違っても慌てないように、いくつかの制限時間に合わせてアピールする内容を用意しておきましょう。 自己PR例 営業職の場合 営業職は、何を、誰に、どのように、どれくらい売ってきたかを具体的に示す必要があります。そして、どのような工夫や努力をしてきたかというエピソードを交えながら、自分なりの営業のコツを示すようにしましょう。 【回答例】 売上を伸ばすため、クライアントとは日頃からコミュニケーションをとることを心掛けてきました。何気ない会話のなかから、この人は価格を重視する人なのか、商品の質を重視する人なのかが分かることがあります。正確にクライアントのニーズをつかみ、迅速に対応することで成績を伸ばしてきました。クライアントから新規のクライアントを紹介されることも多く、「とても熱心で親身になってくれたから」と言っていただいた経験が何度もあります。 事務職の場合 事務職とひと口に言っても、その内容は会社によってかなり異なります。ですから、どのような仕事をしてきたのか、どのような工夫をしてきたのかについて、具体的に説明できるようにしましょう。 【回答例】 見積書や注文書の作成や、受注後製造部との納期の交渉や調整まで行っていました。月次報告書では、営業部員のモチベーションアップのために具体的な数字を分かりやすくグラフで表現するように提案しました。 職場では、常に頼まれやすい雰囲気でいることを心掛け、「どんなに忙しくても、いつも笑顔で対応してくれて助かる。まわりの雰囲気も明るくなって仕事がはかどる」と言っていただいた経験があります。 以上、転職面接を成功させるため履歴書、職務経歴書、面接で効果的な「自己PR」についてご紹介しました。 「ココカラ転職」では、経験豊富なキャリアアドバイザーが、履歴書、職務経歴書、面接で効果的な「自己PR」のまとめ方はもちろん、転職活動を進めていく上でのさまざまな相談事についてもしっかりサポートさせていただきます。 「ココカラ転職」は、地元全ての企業に訪問し、募集要項や募集背景だけでなく、企業風土や職場の雰囲気にいたるまでを、詳細にヒアリングし、正確に企業のニーズを把握しています。 応募者の皆様が、入社後もイキイキと活躍して頂ける転職を実現するために、しっかりとサポートさせていただきます。 石川・富山・福井・新潟の転職は、地元企業への転職に強い「ココカラ転職」にお任せ下さい。

転職理由・志望動機

転職理由・志望動機|面接までにやっておきたいイメージトレーニング

面接で聞かれる質問のなかでも、「なぜ応募したのか」や「転職しようと思った理由は何なのか」などといった、転職理由・志望動機についての質問は、多くの企業が重視する鉄板の質問であり、選考の中核ともいえる質問です。 職務経歴書に記述している場合でも、転職理由・志望動機の詳細について聞かれるケースがほとんどですし、この質問に対する回答が採否に大きく影響するといっても過言ではありません。 転職理由・志望動機については、面接で他の質問をしている時でも、さまざまなバリエーションの聞き方で繰り返し確認をしてくるケースが多々あります。 事前準備をしないでその場で思いつくままに回答していると、「さっきの回答と矛盾している」といった事態も起こり、その点を指摘されて、しどろもどろになる場合もあるので注意が必要です。 このような事態を避けるためには、応募先企業ごとに伝えるべき内容とアピールしたいポイントを箇条書きにしたり、応募にいたるまでの経緯を「転職ストーリー」として準備しておくと良いでしょう。 「自己分析」を行い、箇条書きにしてみる 転職理由・志望動機のストーリーについて考える時には、まず十分な自己分析を行ったうえで「応募した具体的な内容」「伝えたい具体的なポイント」を洗い出してみるのがおすすめです。 まず「転職したいと思ったきっかけ」「応募したいと思った理由」「実現したい目的」の3つの項目について、それぞれ箇条書きにしてみます。 その際、3つの項目には一貫性を持たせることが大切です。 「転職理由」「応募理由」「目的」に、それぞれ矛盾しない一貫性のある回答を書き出して準備しておくと、さまざまなバリエーションで質問されたときにも、応用して答えることができます。 また、「そのような理由なら他社でもいいのでは」と思わせないような理由を考えましょう。そして答え方を工夫して、ライバルの応募者と違った側面をアピールできるとなお良いでしょう。 後ろ向きな転職理由は嫌われる 転職理由や志望動機で、採否を決めるという面接担当者は少なくありません。 それは「応募者自体に問題はないか」「すぐ辞めるような人材ではないか」という点を見極めたいからです。 ですから「前職でこんな嫌なことがあった」といった後ろ向きな転職理由を述べても、「またすぐ辞めるのでは」というマイナスの印象を与えるだけで評価されません。 実際に不満や不安があって転職した場合でも、「それらの要因も、すべて自分の将来を見直す良い機会になった。そのうえで将来を見据えて転職を決意した。」と堂々とアピールしましょう。 そしてキャリアプランや将来の目標などを絡ませて、前向きな自己アピールを準備しておくことが大切です。 自己アピールを絡ませるのが難しい場合でも、少なくとも相手が安心するような回答を心掛けましょう。 自分の「転職ストーリー」を準備する 転職理由から志望動機までの説明を、矛盾なく一貫性を持たせて回答し、面接担当者に前向きな印象を持ってもらえるようにするためには、あらかじめ自分の「転職ストーリー」を準備しておくのがおすすめです。 転職ストーリーと聞くと「とてもストーリーなんて描けない」と思われる方も多いと思いますが、下記のストーリーボードに沿って考えていくと、意外と簡単に「転職ストーリー」を作成することができます。 【1】前職は「○○」の理由から応募した……前職の応募理由 【2】前職では「○○」という業務に携わってきた……業務内容 【3】業務においては、○○を心掛けてきた……自己PR 【4】今回転職をしたきっかけは「○○」である……転職理由 【5】「○○」を目指して活動している……転職で実現したい目的 【6】応募した理由は、御社で「○○」という目的が叶えられそうだと思ったのと、応募先の「○○」に魅力を感じたからである……志望動機 上記に沿って転職ストーリーを考えた際の回答例を、下記にご紹介します。 「【1】以前からアパレルに興味があり、【2】前職では店頭で販売職に携わっておりました。【3】仕事をするうえでは、お客様とのコミュニケーションを通して的確かつ最短の提案をするように心掛けておりました。 【4】より商材の知識を高めたいという考えから、企画部門への異動届を出しましたが、希望に沿えないとの結論でした。 【5】そのうえで将来を考えてみたところ、現職では顧客接点を持つことはできても、アパレルのプロフェッショナルを目指したいという目標を実現するのは難しく、転職する決心をしました。 【6】慎重に応募先を探しておりましたが、商材の基礎知識を深め、顧客ニーズに沿ったサービスを展開したいという目的を第一優先事項に据えたとき、御社ならこの目的が達成できるのではないか、キャリアを深めることができるのではないかと考えました。 また併せて御社の「○○」という点に魅力を感じたことが今回応募させていただいた理由です。 いかがでしょうか。 ストーリーボードに沿って自分自身と向き合い、前向きな自分にシフトした言葉を準備しておくと、好感度の高い転職ストーリーを準備しておくことができます。 転職活動では応募先企業、応募先職種に従って、自分の言葉で話すことが大変重要です。 面接前にはぜひストーリーボードを使って転職ストーリーを準備し、面接担当者に前向きな転職理由・志望動機をアピールできるようにイメージトレーニングをしておきましょう。 以上、転職理由・志望動機|面接までにやっておきたいイメージトレーニングについてご紹介しました。 ココカラ転職では、専任のキャリアアドバイザーが、応募する際のコツや面接対策をしっかり行い、あなたの転職の可能性を最大限に広げるサポートを心掛けています。 転職が不安な方も、ぜひ一度ご相談ください。

面接日前日のイメージトレニング

面接前日のイメージトレーニング

面接前日は、事前にどんなにしっかりと準備をしていても、緊張してしまうもの。 「内定をもらえなかったらどうしよう」「緊張して、うまく話ができなかったらどうしよう」と、後ろ向きな考えがついつい頭に浮かんでしまうこともあるでしょう。 確かに面接前日に、改めて色々な方向から検証し直すことは大切です。 だからといってデメリットばかりをイメージしては、身動きがとれなくなってしまいます。 そんな時はあえて気持ちを切り替えて、「失敗しても構わない」くらいの楽観的な気持ちで過ごしましょう。 ここでは、面接前日におすすめしたいイメージトレーニングについてご紹介します。 「はきはきと話している自分」をイメージする 面接の前に「緊張したらどうしよう」「予想外の質問をされたらどうしよう」など、不安なイメージばかりしていると、気分が落ち込み動きが止まってしまいます。 ですから前日は、面接で「はきはきと話している自分」をイメージしてみましょう。 例えば海に行く前に「雨が降ったらどうしよう」「ケガをしたらどうしよう」「混んでて楽しめなかったら、どうしよう」などマイナスなことばかり考えていたら、行く前からつまらないと思いませんか。 でも行く前に、澄み渡った青い空と海、頬をなでる心地よい海風、海でリラックスして楽しむ人たちの笑顔などをイメージしていれば、マイナスな考えもさほど気にならないもの。 それと同じように、不安な面接であっても「この転職活動を通して、新しい自分の発見ができた」とか「今後のキャリアプランが明確になった」など、プラスにできるポイントをイメージすれば、それらがマイナスなイメージを押しのけてくれます。 ですから面接の前日は、マイナスのイメージを押しのけるために、プラスにできるポイントを思い出しながら、「面接担当者の質問に、はきはきと回答している自分」「緊張せずに堂々とアピールできている自分」……といった、プラスの自分をイメージするようにしましょう。 十分な準備をした、と自信を持つ 転職活動においては、準備の段階で必要な自己分析、企業研究を行い、今までの経験を冷静に語れるよう、未来の事は熱意をもって語れるようにするなど、十分準備をしてきたはずです。 ですから面接では「さまざまな事態を想定しながら、あらゆる準備を行った。あとは『当たって砕けろ』だ」という気持ちで挑みましょう。 それでも「いざ面接で言いたいことが全然出てこなかった」……ということもあるかもしれません。でも、そんなことはざらにあることです。珍しいことではありませんし、面接担当者だってそんなシーンには、慣れっこです。 ですから「うまく話せなかったら……」なんて不安に思う必要はありません。 もしうまく話せなくても、「今回の転職活動で十分な準備はしてきた」「ぜひ採用してほしい」という気持ちだけ分かってもらえれば十分だ!くらいの気持ちでいましょう。 「本気度」を示す 改めて思い出してほしいのが、面接の目的は「準備してきたことを、上手に話すこと」ではなく「相手に採用したいと思ってもらうこと」。 つまり自分が内定にふさわしい人物であることを、相手に嫌味なく伝え、本気度をアピールして、採用したいと思わせることが一番大切です。 繰り返しますが、面接の目的は「内定を勝ち取ること」。そして面接担当者は、応募者の「本気度」を敏感に感じ取るものです。 あなたも、本気で内定を勝ち取りたい、採用してもらいたいと思い、面接に挑んでいるはず。面接では、まず「本気度」をしっかり伝えることに集中しましょう。 もちろん面接の最後は、感謝の気持ちとお願いの気持ちを込めることも忘れないでくださいね。

論理的な話し方

論理的な話し方|面接までにやっておきたいイメージトレーニング

面接に限ったことではありませんが、論理的思考を身につけて話をすると、言葉に説得力を持たせますし、相手に自分の意思が伝わりやすくなります。 それでは、論理的な話し方とはどのような話し方でしょうか。 ここでは、面接までに知っておきたい論理的な話し方についてご紹介します。 結論から話す 論理的かつ分かりやすく伝えるための、おすすめの方法は「結論から話す」です。 「○○です。その理由は2つあります。1つは……」「○○だと思います。なぜならば……」という風に、結論から話して、次にその理由や結論のディテールを話すようにすると、自分の考えや意思が、相手に伝わりやすくなります。 ただしこの場合に「何をどう伝えるか」を、あらかじめ準備して、自分のなかでどう伝えるかをイメージしておかないと、面接本番で話したいことを思いつくままに話してしまって、結局何が言いたいのか伝わらないまま、面接が終わってしまう……という事態にもなりかねません。 そのような事態にならないためにも、面接の前には「結論から話す」「その結論に至る理由や、各部のディテールを論理的に説明する」ということを意識し、声に出してトレーニングしてみることをおすすめします。 言葉に責任を持つ 面接担当者の目を見て話す……は言うまでもありませんが、ただ目を見て話すだけでは足りません。 「目は口程に物を言う」ということわざがありますが、本当にその通りで、言葉に責任を持ち思いを込めて話すと、それが目の表情にあらわれて面接担当者に対する印象が変わります。 たとえうまく言葉に出さなくても、上手に話すことができなくても、目の表情で自分の意思や考えを相手に伝えることができるのです。 これは面接だけでなく、普段の生活から意識してトレーニングしておくのがよいでしょう。 数値を織り交ぜる 具体的なエピソードを語るうえでも、それを客観的にイメージできるように数字を盛り込んで話すと、説得力が増します。 例えば以下のAさんとBさんの例を比較してみましょう。 Aさん 「フットワークのよい営業を心掛け、常に新規開拓できるよう努力してきました。」 Bさん 「1日10件以上は営業しようと決めていて、それを2年以上続けてまいりました。」 Bさんの回答では、「1日10件」という具体的な数値を盛り込むことで、面接担当者は具体的なイメージを持つことができるようになっています。 Aさんのような答え方をしてしまうと、面接担当者に次の質問で「では、具体的にどれくらいのお客様を訪問しているのか」と数字で回答するよう求められる可能性があります。 そしてその時に具体的な数字を示すことができず、あいまいな回答しかできないと、面接担当者をがっかりさせてしまいます。 面接でエピソードを話す時には、事実として自分の行動を示してから、相手がイメージし評価しやすいような数値を入れるよう工夫するとよいでしょう。 ネガティブな話し方をしない 面接ではネガティブな話し方は禁物です。 たとえばコップに半分の水が入っていて、これを「もう半分しか水が入っていない」と言うか「まだ半分も水が入っている」と前向きな言い方をするかでは、相手に対する印象が大きく変わるものです。 「リスクや困難に出会ったため退職した」のであれば「それは、自分を成長させるよい機会だった」と考え、「病気のせいで退職した」のであれば「その経験は、健康のありがたみを知るよい機会だった」と考えるようにしましょう。 とくに、面接では「~のせいで」という言い方は禁物。 困難や被害については、事実のみを淡々と話すように意識して、「どんな事実でも、それはキャリアを再設計する機会だと考えている」と前向きな姿勢であることをアピールするようにしましょう。 では面接でポジティブに話せるように準備しておくには、どうすればよいのでしょうか。 ここでおすすめなのが「~のおかげです」と「たとえば」という言葉を使いこなせるようにトレーニングしておくことです。 「クレーム処理をしてきたおかげで、対処方法を学ぶことができました」という言い方をすれば、困難を自分の糧として身につけたとアピールすることができます。 「自分で決めたルールは徹底して守るようにしています。たとえば、自分は午前中の方が集中できると気づいてから、7時までに出社するというルールを1日も欠かさず続けています。」 上記のように「たとえば~」で日常心がけていることをエピソードを提示しながら証明し、「おかげです」で過去の成長エピソードを証明できるように準備し、練習しておくと、説得力が格段にアップしてくるはずです。 以上、論理的な話し方|面接までにやっておきたいイメージトレーニングについてご紹介しました。 ココカラ転職では、専任のキャリアアドバイザーが、応募する際のコツや面接対策をしっかり行い、あなたの転職の可能性を最大限に広げるサポートを心掛けています。 転職が不安な方も、ぜひ一度ご相談ください。

エピソードの発掘 面接までにやっておきたいイメージトレ-ニング

エピソードの発掘|面接までにやっておきたいイメージトレーニング

面接の質問のなかでも、「経験してきた仕事内容」や「前の職場での職務内容」など、これまでのキャリアについて確認するための質問は、定番質問のひとつです。 職務経歴書に職歴を記述している場合でも、面接でその詳細について聞かれるケースがほとんど。 ですから面接の前には、職務経歴書に矛盾しないように改めて応募書類を見直し、そのうえでこれまでのキャリアや具体的なエピソードを発掘します。そして、面接担当者に実際にこなしてきた具体的な仕事内容を分かりやすく説明し、即戦力となれる人材であることを上手にアピールできるよう、準備をしておきましょう。 ここでは、面接までに準備しておきたい、経歴・キャリアの説明方法についてご紹介します。 職務経歴書の経歴に目を通しておく 面接の前には、提出した職務経歴書の控えを、もういちどよく読み直しておきましょう。 もし面接で、職務経歴書に書いた経歴と矛盾するような回答をしてしまうと、そこで「いい加減な応募者なのではないか」と疑われてしまうことにもなりかねません。 そのような事態にならないよう、面接の前には提出した応募書類に改めて目を通しておきましょう。 面接担当者はなぜ過去のエピソードを知りたいか 面接担当者は、面接で職務経歴書に書かれている経歴の詳細を聞くことが多いです。 面接時間は10分~15分という短い時間である場合も多く、応募者の経歴をすべて知るのは不可能といえます。それでも面接担当者は、その短い時間のなかで「応募者が自社の即戦力になるか」あるいは「短期で戦力になり得るか」「真摯に業務を行ない成果を上げられる人材なのか」を判断したいと思っています。 そういう時によく用いられるのが、応募者の仕事のワンシーンを特定し、その部分を掘り下げてエピソードを聞く面接手法。 たとえば「一番本気で取り組んだ仕事は何ですか」や「充実感や達成感を得たのは、どんな時ですか」という質問です。 つまり応募者の過去のエピソードを掘り下げて質問することで、応募者がその業務の中で何を意識し、どのような努力をしたか、成長したかを探りつつ、即戦力となり得るかを判断しています。 この場合「顧客管理を担当し、管理体制を徹底するよう努力しました」と述べるだけでは、面接担当者へのアピールとしては足りません。 面接担当者に、これまでの経歴やスキルが十分にあることをイメージさせるためには、応募先企業のニーズとかみ合わせ、具体的なエピソードを交えながら語れるように、トレーニングしておくことが必要です。 エピソードは行動力、人間性の証明 自分の経歴を分かりやすく説明するのは、難しいもの。 どんな職種であっても、単に経験年数や大雑把な担当業務の種類を述べるだけでは、本当の実力レベルはなかなか分からないものです。 ですから、キャリアや経歴を説明する時に、これまで仕事をしてきたなかで印象に残っているシーンや、やりがいや充実感・達成感を得たシーン、ストレスを感じたときにどのようにそれを乗り切ったか、などの具体的なエピソードを交えながら説明すると、格段に説得力が増します。 エピソードは、あなたの行動力、人間性の証明となるものです。 面接の前には、これまで仕事をするうえで工夫したことや評価を受けたことなどを思い出しながら整理し、自身のスキルや強みを裏づけるエピソードを発掘しておきましょう。 よくあるエピソードに関する質問の仕方 面接担当者からよく聞かれるシーンやエピソードに関する質問には、以下のようなものがあります。 どんなきっかけで、何を意識して努力したか どんな工夫をしたのか どのようなところにストレスを感じたか、それをどのように乗り切ったか 仕事のどこにやりがいを感じたか これからどのようなことにチャレンジしたいか これらの質問に答えられるようにするためには、以下のシーンのエピソードを発掘しておくことをおすすめします。 成功体験 失敗体験 一番本気で取り組んだ仕事 一番印象に残っているシーン やりがい、充実感を感じたシーン 評価されたシーン 自分が成長したと感じたシーン さらに、面接担当者は「今までで一番○○なのは何ですか」「なぜそう思ったのですか」「どう具体的に行動したのですか」など掘り下げて聞き出したいと思っていますので、面接の前には下記のようなシミュレーションも想定して、念入りにトレーニングしておきましょう。 【面接のシミュレーション例】 面接担当者「これまで仕事のうえで大きな失敗をしたことがありますか」 回答例「はい新人の頃に、私のミスで得意先への納品が遅れたことがあります。」 面接担当者「その時具体的にどのような行動をとりましたか」 回答例「上司の許可を得たうえで、得意先に出向き、包装作業を手伝い、後日改めてお詫びに行き、結果的には逆に得意先に感謝して頂くことができました。けれどもこの件をきっかけに、伝票処理の流れや商品管理の方法を根本から見直すことにしました。そのことが業務効率アップにつながり、チームメンバーから評価されることができました。」 上記回答例は、単になる失敗体験やドタバタ話で終わらないよう、そこから何を学んでどのような工夫をするようになったのか、という成長エピソードをうまく盛り込んで回答しています。 このように、失敗談に関する質問をされても、それが意識のきっかけになったこと、再発防止のために工夫・努力したというエピソードを簡潔に説明できると、「失敗を糧に工夫・成長できる人材だ」というアピールにつながります。 なお、失敗談を聞かれた時に、「特に失敗はありません」と答えるのはNGです。 逆に「問題意識がないのではないか」と疑われてしまうこともあります。 そういう意味でも、面接前に自分のキャリアや具体的なエピソードを発掘し、わかりやすく説明できるようにトレーニングしておくことはとても大切です。 以上、エピソードの発掘|面接までにやっておきたいイメージトレーニングについてご紹介しました。 ココカラ転職では、専任のキャリアアドバイザーが、応募する際のコツや面接対策をしっかり行い、あなたの転職の可能性を最大限に広げるサポートを心掛けています。 転職が不安な方も、ぜひ一度ご相談ください。

自己紹介 面接までにやっておきたいイメージトレーニング

自己紹介|面接までにやっておきたいイメージトレーニング

自己紹介は面接のスタートで行うことが多いので、ほとんどの人が一番緊張しています。 「自己紹介で緊張してつまづいてしまい、そのあとの質問に対しても、しどろもどろになってしまった……」という人も。 このような失敗をしないためには、面接の前に自己紹介のイメージトレーニングをしておくことがおすすめ。 ここでは自己紹介をするときに注意したい点、第一印象をよくする自己紹介のイメージトレーニングについてご紹介します。 自己紹介は「事前の準備」を よく面接では「自分の言葉でしっかり話すことが大切」と言われます。 たしかにありきたりの言葉を使わずに、自分の言葉で話すのはとても重要なことです。 しかし「自分の言葉で話す」というのは、「何の準備もしないで面接に挑む」や「覚えてきたことをそのまま話すのはNG」という意味ではありません。 あらかじめ応募職種のニーズを把握して、自己紹介を行うための準備をしておくことは、むしろ大前提であり礼儀です。 自己紹介で面接担当者の聞きたいことは何か、そして自分がこの短い時間で一番伝えたいことは何か、よく考えて整理し、簡潔な言葉で分かりやすく話せるようにしておきましょう。 ただし覚えてきたことを、ただそのまま説明するだけでは物足りない印象を持たれてしまいます。 話す際には一言一句に、面接担当者への感謝と「自分を理解してもらいたい」気持ちを込めて話しましょう。 また面接の前日までに、自己紹介文を何度も読み直して「伝わりやすい言葉になっているか」「納得してもらえる内容になっているか」、繰り返しチェックすることも大切です。 伝えたいことを2分以内にまとめる 自己紹介では「私はこんな人物であり、詳細はこれから聞いて欲しい」という話の結論部分を要約して伝えます。 その準備の際には、応募先で活かせそうな接点と経験を、2分以内に効率よくまとめましょう。 要約して伝えたいもののなかで特に大切なのは、①キャリア ②自分の転職ストーリー ③応募先で活かせるスキル の3つです。 面接で伝えたいことを予めて箇条書きにしてから、自己紹介文を考え始めると、まとめやすくなります。 声に出してトレーニング 自己紹介文をまとめたら、実際に声に出して読み上げてみましょう。 なお、練習するときは、普段より大きい声を出すように心がけてください。 緊張する面接の場で、しっかりとした声を出すのは案外難しいものです。 ですから、練習する時には、あえて普段より大きな声を出しましょう。 単純な方法ですが、本番ではとても効果があるので是非試してみてください。 感謝の気持ちを込める 自己紹介でも、感謝の気持ちは大切です。 緊張しているのは面接担当者もよく理解しています。 ですから、上手に伝えられなくてもいいのです。「面接担当者が時間を割いてくれた」「自分と会いたいと思ってくれた」という感謝の気持ちを込めて、一生懸命話す姿勢が大切です。 実際に言葉に出す必要はありませんが、心の中で「会って下さってありがとうございます」「これから一生懸命自分のことを話します」と繰り返してから、話し始めてみるのもよいでしょう。きっと言葉に感謝の気持ちがあらわれるはずです。 面接での自己PR 例 自己PR:1 私は山田一郎と申します。 前職では缶詰メーカーの営業職として、新規顧客の開拓に携わってまいりました。社内の「◯◯キャンペーン」では前年比120%の顧客数を獲得し、社内表彰を受賞しました。 クライアント先が個人か企業かによって営業の仕方は異なると思いますが、これまでも顧客と商材の特徴を分析したうえで顧客企業様ごとに適した提案をし、納得してお取引いただける存在になれるよう努力してきました。 私は顧客を徹底して分析したうえで営業するというのが強みで、その点が御社でも活かせると考えております。 本日はどうぞよろしくお願いいたします。 自己PR:2 私は伊藤一郎と申します。 私は○○に入社して以来、缶詰メーカーの営業職として、新規顧客の開拓に携わってまいりました。 顧客は高級スーパー・デパートなどがメインで、クレーム対応等も行いました。クレーム対応には苦手意識を持たずに真摯に取り組むことで、顧客と信頼関係を築き、新たなニーズを知ることにつながったと思っています。 顧客の要望を知り、その要望に寄り添っていくのは営業の基本だと考えていますが、このように顧客と信頼関係を築き、成果につなげるという姿勢が私の強みであり、その点を御社でも活かせると考え応募させていただきました。 本日はどうぞよろしくお願いいたします。 以上、自己紹介|面接までにやっておきたいイメージトレーニングについてご紹介しました。 ココカラ転職では、専任のキャリアアドバイザーが、応募する際のコツや面接対策をしっかり行い、あなたの転職の可能性を最大限に広げるサポートを心掛けています。 転職が不安な方も、ぜひ一度ご相談ください。

転職活動の自己分析

転職活動の自己分析・ネガティブチェック

転職・再就職活動をする場合には、自己分析が不可欠です。 ただやみくもに求人情報を見て転職活動を始めるのではなく、まず「自分は何をしたいのか」「自分は何をしたくないのか」という点を考える時間を持ちましょう。 ここでは、履歴書・職務経歴書を作成する前に行っておきたい自己分析・ネガティブチェックについてご紹介します。 自分は何を達成したいのかを明確にする 転職活動では、選考で採用されるための履歴書・職務経歴書を作成したり、面接でしっかりと自分の意見を言えるようにする必要があります。そのためには、まず「自分は何を達成したいのか」「どんな仕事をどのように進めていきたいか」など、今回の転職について、しっかりと考えることが大切です。 自分の直面する「転機」を「新しい可能性に出会えるチャンス」と積極的にとらえるプラス思考こそが、転職・再就職を成功させる鍵になります。 「自分は何を達成するために、今、転職活動をしているのか」を明確にすると、面接でもスムーズに自分の意思を伝えることができますし、履歴書・職務経歴書の作成もスムーズになるでしょう。 「これまでの経験や知識をいかに的確に伝え、自分の価値を理解してもらうか」という点に力を注いだり、自分のこだわりやアピールポイントも再認識できるはずです。 転職を思い立った理由を明確にする あなたが今回転職したいと思い立った理由は何でしょうか。 「もっとよい環境で働きたい」「やりがいのある仕事をしたい」「リストラや倒産が原因」など、人それぞれで理由はさまざまでしょう。 転職・再就職する際にはまず「今回、転職したいと思い立った理由」をしっかり考えてみることが大切です。 そして、「志望する企業で生き生きと仕事ができそうか」についても具体的にイメージしましょう。 自分の今の状態を把握する(自己分析) 転職を思い立った理由をはっきりさせたら、次に今の仕事や会社に対する不満を整理して、自分の状態を把握します。 「給料の額に納得できない」 「人間関係につかれた」 「残業が多すぎる」 「業務の内容がつまらない」 など、今の仕事へ不満がある場合は、それらを全て書き出すなどして明確にしましょう。不満を整理しておくと、その不満を繰り返さないための転職、という視点を意識するようになります。 ただし、いつまでも不満だけにとらわれてしまうと、転職の目的が単なる不満解消のためだけになりかねません。不満を整理したらその不満を客観的に見つめて自分の適性を把握しましょう。 自分の適性を把握すると、「転職活動を成功させて、今の状況を変えよう」「転職活動をチャンスと考えよう」とポジティブに考えることができるはずです。 ネガティブチェックを行う 適職を考える時、ほとんどの人が「何が好きか」「何をしたいのか」を基本に考えます。 しかし、職業上の適性を考える時は「その職業に従事することによって生じる苦痛に自分は耐えられるか」という側面からも考えていくべきです。 たとえ、自分が憧れていた職業や希望通りの職業であっても、「仕事」である限り、必ず何らかの苦痛、ストレスは存在します。 その苦痛、ストレスがあまりに強く、自分が耐えられないレベルだと、次の仕事も長続きしません。 ですから、転職・再就職をする前には、自分が耐えられる苦痛やストレスを知っておくためのネガティブチェックをするのがおすすめです。 例えば、事務の仕事は場合によっては単調な仕事が続きます。また、他部署とのやり取りが多くなるので、他者の都合に自分を合わせる努力が必要となります。 販売の仕事は、立ち仕事の場合が多く、またクライアントから拒絶されたりクレームを受けたりする可能性や、ノルマがある場合も。 企画の仕事は、常に新しいアイデアを出す必要や締め切りなどのプレッシャーがあるでしょう。 このように、その仕事に従事することで生じる苦痛・ストレスをイメージして「自分が耐えられるか」を知ることは、適職を考えたり応募企業を決めるうえで役に立ちます。 3年後、5年後、10年後にどうなっていたいのかを明確にする 今の会社や仕事への不満を整理し、適職を知り、気持ちをポジティブにしたら、つぎは3年後、5年後、自分がどのようになっていたいかというビジョンを考えましょう。どのような場所で、どのような形で、どのような仕事をしていたいか……をイメージするのです。 「人事のエキスパートになっていたい」 「管理職として経営部門で働いていたい」 など具体的なビジョンを明確にしておくと、どのような力や資格を身につけた方が良いかも分かり、モチベーションアップにもつながりますし、転職先も決まってきます。 たとえば「実務経験はないが資格を取得したので、3年後には経理のエキスパートになっていたい」というビジョンがあるとします。その場合、まず派遣などで経理の経験を積むか、未経験者でも可という小規模な会社に入社してそこで実務経験を積んで、その次の転職で大手企業の会社に転職する……という方法もあるでしょう。 転職の先に、独立や起業を見据えている人も同じです。 どのような職種・形態で、どこで起業するのかをイメージしておきましょう。「5年後にはグッズ販売の会社を設立し経営したい」とうビジョンを持っている場合には、経営状態を判断する力をつけるために、経営管理部門で働くという選択肢もあります。この時あえて規模の小さな会社を選んで、経営管理部門以外の仕事もできそうな企業に転職する……という方法もあります。 このように転職・再就職をする前に、自己分析やネガティブチェックを行ったり、ビジョンを明確にすることは、採用される履歴書・職務経歴書の作成や、転職活動の成功につながるだけではありません。あなた自身の人生を生き生きと輝かせるためにも、大切な作業なのです。 以上、履歴書・職務経歴書を作成する前に行っておきたい自己分析、ネガティブチェックについてご紹介しました。 自己分析は転職を成功させるために大変重要な作業です。 自分のことが分からなければ、自分のアピールポイントを知ることも出来ないので「会ってみたい」と思わせるような履歴書・職務経歴書は作成できませんし、面接にも受かりません。 ココカラ転職では、経験豊富なキャリアアドバイザーがアピールポイントを一緒に考え、転職に失敗しない企業選びをサポートします。 ご自身のアピールポイント、弱み、強みを知り、そのうえで企業を選ぶことができれば、志望動機で迷うことなく、履歴書・職務経歴書の作成もスムーズになり、面接でも堂々と答えられるようになるはずです。 転職・再就職のさまざまなお悩み、不安にも丁寧に回答します。まずはお気軽にお問合せください。

派遣社員からの転職

派遣社員からの転職

以前は、「実力のある人ならば、派遣社員ではなく正社員として働くはず」というイメージがありましたが、現在の経済情勢では、企業側も経営状態が厳しく、優秀な人材でも正社員にできない事情があります。 このような状況下であっても、派遣社員として働いてきた人が就労意欲やスキルをアピールすれば、転職活動を成功させることができます。 ただし、過剰なアピールは逆効果になる可能性もあるため、バランスを意識することが大切です。 ここでは、派遣社員から正社員に転職する際の注意点についてご紹介します。 派遣社員からの転職は厳しい? これまで派遣社員として働いていたとしても、それは単に企業側の都合に過ぎず、実は正社員と業務内容は変わらない……といったケースは多いものです。 特に、昨今の経済情勢では、非正規雇用で働かざるを得ない状況も多々あります。 ですから、それぞれの職種のポイントを押さえ、自己PRを充実させるなどすれば、十分正社員に転職出来る可能性はあります。 ただ、派遣社員のなかには、就労意欲が低く、自ら派遣社員という雇用形態を選んできた……という人がいるのも事実です。 このような背景もあり、採用担当者は派遣社員が応募してきた時に、応募者の勤務意欲や本気度を気にして敬遠するケースもあるので、応募者はそのハードルを乗り越えるための工夫が必要となります。 派遣社員で働いていた人の職務経歴書 派遣社員から正社員に転職する場合の職務経歴書は、ただ単に派遣先を羅列するのではなく、果たしてきた役割やスキルを分かりやすくまとめるなどの工夫が必要です。また、自己PR欄を充実させて、十分な意欲があることをアピールしましょう。 意欲をアピール 派遣社員から正社員に転職する場合は、正社員としての職務を理解し、いかに会社に貢献できる人材であるかという点をアピールする必要があります。 「派遣社員としての雇用形態に不安を感じて……」などのマイナスな記述は避けて、「この仕事がしたい」という業務に対する前向きな姿勢や、「入社したら、こんなことに取り組みたい」など、正社員として働く心構えが十分にあることをアピールしましょう。 自己PRは特に充実させましょう。 出来ればエピソードなどを盛り込んで、採用担当者が具体的なイメージを持てるような表現を心掛けてください。 ~自己PR記載例~ 現在の派遣先は、小規模な事業所であるため、経理として決算業務や予算管理、金融機関の対応など、経営に関わる業務を広く担当しております。また、煩雑な業務も多く担当しているので、効率的で正確な事務処理を行うことについて自信を持っております。 また、仕事に集中できる環境づくりにも取り組んでいて、達成表や業務管理表の作成も行い、周囲からお褒めの言葉をいただいたこともございます。何卒よろしくお願い申し上げます。 派遣先ではなくスキルをアピール 派遣先・派遣元は必ず記載する必要がありますが、派遣社員から正社員に転職する場合には、「どこに派遣されていたか」ではなく、「どのようなスキルを培ったか」をアピールします。 例えば、経理職を中心に働いてきたのであれば、その成長度合いが分かるように、スキルをまとめるとよいでしょう。 なお、その場合には、募集している職種やポジションで期待されている人材像についてイメージして、その人材像にふさわしいキーワード(コールセンター、アポインター、経理など)を意識して盛り込むのがおすすめです。 豊富な経験をアピール 派遣経験者を採用する場合は、実務能力だけでなく、「どれだけ周囲の環境になじめるか」という点も、選考の基準になることがあります。 つまり、豊富な会社経験があるからこその柔軟性や、気配り上手であるといった点も、期待されているのです。 せっかくさまざまな会社での貴重な経験を持っているのですから、それぞれタイプの違う会社のやり方に対応してきた「臨機応変さ」や、社風や特性の違う会社で業務を遂行してきたという「応用力」や「協調性」なども、積極的にアピールしましょう。 派遣社員の面接での注意点 これまで述べてきたように、派遣社員は正社員としての勤務経験がないことを懸念される可能性があり、面接でもその点を確認するための質問をされることがあります。 志望動機に明確な理由がないと、「単に安定した仕事に就きたいだけではないか」「福利厚生が手厚いなど、待遇面を変えたいだけで応募してきたのではないか」などと思われてしまう可能性がありますので、「正社員として働く責任感を持っている」という安心材料を与えるように心掛けましょう。 就労意欲をチェックされる 面接では、「派遣社員ばかりを繰り返してきたのはなぜか」といった質問があります。これは、就労意欲や心構えをチェックするためです。 特に注意が必要なのは、職場内のポジションや責任範囲の認識や興味の対象が定まっていないと思われることです。 派遣社員から正社員になる場合、労働条件が変わることは当然ですが、「安定したい」という理由よりも、他の目標をアピールすることが重要です。 面接前には、自己分析を行い、具体的な志望動機を伝えられるよう準備しましょう。 ~回答例~ どのような職業が自分に合っているか迷ってきたことが、派遣社員を繰り返した理由です。しかし、これまで雇用形態にこだわらずに複数の職業を経験したことで、営業事務の魅力に気づきました。 指示された仕事にとどまらず、率先して仕事を見つけ、社員を最大限サポートするよう心掛け、会社初の受注に貢献した時には、責任をもってやり遂げる達成感を感じることが出来ましたし、会社に貢献できる喜びを感じることが出来ました。 前職でもその成果を認めてもらい、契約更新を勧められましたが、これを最後の転職として自分の目標に向かいたいと思い、応募いたしました。 今は、PCスキルをさらにアップさせるために、○○の勉強もスタートし、より知識を深めるための努力をしています。 職歴の一貫性をアピールする 採用担当者が知りたいのは「どこに派遣されていたか」ではなく「培ったスキル」です。「経理の仕事を○年間、○社で経験してきました」など、アピール出来るスキルがあれば、積極的に伝えましょう。 以上、派遣社員からの転職についてご紹介してきました。 「ココカラ転職」では、転職活動に豊富なノウハウを持つキャリアアドバイザーが、履歴書や職務経歴書、面接の際に注意すべき点など、さまざまな視点からきめ細やかなアドバイスを行いながら、転職成功のサポートを行っています。 登録するのも、転職サポートを受けるのもすべて無料です。 まずはお気軽にお問合せ下さい。

第二新卒とは?第二新卒の転職を成功させる方法

第二新卒とは?第二新卒の転職を成功させる方法

第二新卒とは、学校を卒業してから一度就職をした人が、約3年以内に転職活動をする人を指します。 企業も「それほど経験がなくてもいいから、第二新卒の応募者を採用しよう」という考え方が増えています。 ただし、第二新卒の転職活動は、新卒と比べて求められるレベルも違い、面接などのやり方も異なるため、注意が必要です。 応募先企業のニーズを把握し、自分の人間性を効果的にアピールすることが重要です。 第二新卒とは 第二新卒とは、一般的は入社後3年以内に転職活動をする若年の方のことをいいます。 以前は、第二新卒に対して「採用しても、すぐに辞めてしまう」という、ネガティブなイメージを持っている人もいました。現に「第二新卒の転職活動は不利になる」と悲観しながら、転職活動をしている方もいるのではないでしょうか。 しかし実際には、第二新卒は「やり直すなら、早いうちにやり直したい」「早く辞めた方がステップアップ出来る」という理由から退職する人も多く、「現実を、しっかりと見据えている」「挫折を経験し、そのうえで、前向きに転職活動を行っている」と考える企業も増えてきたことから、以前のようなネガティブなイメージはなくなりました。そして「それほど経験がなくても、新卒より社会人としてのマナーを身につけている」という理由で、第二新卒を積極的に採用しようとする企業も増えています。 第二新卒の職務経歴書 入社後3年以内の第二新卒の場合には、仕事の実績と言っても何も書くことがないのが普通なので、背伸びした表現は避けることが大切です。 ここでは、第二新卒の職務経歴書を作成する際のポイントについてご紹介します。 「前向きな姿勢」をアピールする 職務経歴書には、前職でやってきた仕事を具体的に書き、それに加えて自己PRや「私にできること」と言った、人間性を伝える工夫をするようにしましょう。 なぜなら、第二新卒を採用しようとする企業は、「プロフェッショナルな人材」より「将来性のある人材」を期待しているケースがほとんどだからです。 ですから、職務経歴書では「経験がある」ということをアピールし過ぎるのではなく、「仕事に対して前向きな人間であること」「新しいことに対して積極的に取り組んでいく人間であること」を感じさせるような職務経歴書を作成するよう、意識しましょう。 ただし、第二新卒でも「業務を工夫して効率を上げることができた」などの実績があれば、その点にも触れるようにしましょう。 努力・学び・目標を丁寧に書く 第二新卒の場合には、自己PR欄が職務経歴書の半分を占めてしまっても構いません。ただし文章は見出しを付けるなどして、簡潔に読みやすくまとめるようにしましょう。 なお、「電話応対の際には、誰よりも先に2コール以内で出ることを心掛けた」「目の前のお客様のためにできることは何だろうと常に考え、笑顔で対応した」など、状況が具体的に分かるような表現で、「努力・学び・目標」を書き、採用者に「前向きな人間性」をイメージしてもらえるよう工夫するのもおすすめです。 ~自己PR欄記載例~ 前職は2年という短い期間ではありましたが、日常業務のなかで、以下の点を心掛けてまいりました。 【1】どんなに忙しくてもサービスの質を落とさず、お客様に対してのおもてなしの心を忘れずに接客を行なってまいりました。 【2】伝票起票、入力業務などの細かい作業においては、必ず2度チェックを行い、入力ミスのないよう工夫をしました。また、支払先の管理等の業務については、常に店舗内のお金の流れを把握するよう、心掛けておりました。 この経験で培った「おもてなしの心」と「コミュニケーション能力」を、今後は御社で新規展開する店舗のスタッフとして、貢献させていただきたいと思っております。 そして、今後もさらに多くの経験を積み、自己の成長につなげられるように頑張る所存です。よろしくお願い申し上げます。 1年未満なら学生時代・研修中のエピソード 前職を1年未満で辞めた場合は、経験もほとんどないのですから、無理に経験をアピールする必要はありません。 それよりも志望動機や人柄、やる気などをアピールする方が有効です。 1年未満の退職であれば、前職の経験は簡潔に記載して、それよりも自己PRに学生時代のエピソードや研修の内容などの記載を入れるのも良いでしょう。 いくら1年未満の勤務だったとしても、新卒と違う点はアピールしたいので、「在職期間はともかく、社会人としての基礎力は身につけた」ということをアピールしたいものです。 具体的に、取引先に文書を送付する際の添え状の送り方や、電話での対応など「組織で働く社会人としての基本的なマナー」を学んだことは記載するようにしましょう。 第二新卒が面接でやってはいけないこと 第二新卒は「短期で働いたのは、会社が悪かった」とか「2年しか働いていないから、大した経験はない」などネガティブな思考になりがちです。 しかしそのような思考は、面接担当者にも伝わってしまい、評価を下げてしまうことになりかねないので、注意しましょう。 もし空白時間が長いのであれば、面接担当者に納得してもらえるような理由を、自分の言葉できちんと説明できるよう、準備をしておきましょう。 前職の不満やグチを言う 第二新卒者は「自分が辞めたのは自分が悪いのではなく、会社のせいだ」というニュアンスの発言をしてしまうことがあります。 しかし、「短期で離職するケースでは、会社側に問題があることが多い」ということは面接担当者も分かっているはずです。 ですから「会社が悪かった」という発言は避けて、「次の職場の方が、自分は成長出来ると思った」というポジティブな言い方を心がけるようにしましょう。 ~回答例~ 現職では、販売職として2年間勤務しておりました。 常に、お客様の立場に立って接客することを心掛けておりました。お客様から感謝の言葉をいただくことも増え、やりがいをもって取り組むことができました。 しかし、販売職として働いていくなかで、徐々にもっと将来性のある分野で専門的なスキルを身につけていきたいと考えるようになりました。 2年間という短期間で退職することについて迷った時期もありましたが、未経験の分野に挑戦して、専門的なスキルを身につけるためには、早いうちに挑戦するほうが自分を成長させることにつながると考えました。 退職理由をいくつも述べる 限られた面接時間の間に、退職理由をいくつも話してしまうのは避けましょう。 退職しようと考えた理由がいくつかある場合でも、それらを全て回答しようとすると、どうしても前職の悪口になってしまいがちです。 それに、それぞれの退職理由について面接担当者から質問されてしまうと、退職理由を説明するだけで貴重な面接時間が終わってしまいます。 面接で退職理由を聞かれても答えるのは1つだけに絞り、あとの時間は「やる気があります」という前向きな話に使うようにしましょう。 キャリアを強調し過ぎる 第二新卒のキャリアが浅いのは、面接担当者も重々承知しています。 それなのに「あれができる」「これもできる」と強調し過ぎると、どうしても背伸びをしている印象を与えてしまいますし、面接担当者から「客観的に自分自身を見ることが出来ない人物」と判断されてしまうこともあります。 無理をしてキャリアを強調するよりは、「経験は浅いが、これから努力して御社に貢献したい」とアピールした方が、好感を持ってもらうことが出来ます。 第二新卒の人は、あくまで謙虚な姿勢で、仕事に対する前向きな意欲、学ぼうとする姿勢をアピールした方がよいでしょう。 以上、第二新卒の転職を成功させる方法についてご紹介してきました。 これまでご紹介してきたように、採用する側の第二新卒に対する期待は以前よりずっと高まっています。企業も、入社時の多少のスキル不足より早い時期に戦力化する第二新卒に、熱い視線を送っています。 ですから、キャリアがないからといって悲観することはありません。若さがあり円満で明るく、積極性があり健康でタフな体力があり、前向きな人間性を上手にアピールすれば、転職活動を成功させる可能性は十分にあります。 第二新卒として挑戦する気概をなくさず、転職活動を成功させましょう。 「ココカラ転職」では、第二新卒の転職活動に豊富なノウハウを持つキャリアアドバイザーが、第二新卒の履歴書や職務経歴書、面接の際に注意すべき点など、さまざまな視点からきめ細やかなアドバイスを行いながら、転職成功のサポートを行っています。 登録するのも、転職サポートを受けるのもすべて無料です。まずはお気軽にお問合せ下さい。

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