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「前職の仕事内容」転職の面接で必ず聞かれる質問① | 転職の基礎知識

「前職の仕事内容」転職の面接で必ず聞かれる質問①

転職の面接では、必ず聞かれる定番の質問というものがあります。 そのうちのひとつが、「前職で何をされていましたか」などといった前職での経験に関する質問です。 「前職の仕事内容」で面接担当者が知りたいこととは 転職の面接では、応募者が応募先企業との「接点」を見つけてそれをアピールし、面接担当者に「うちの会社で活躍してもらえそうだ」と思ってもらうことが大切です。 ですから、前職の仕事について質問された時は、自分がしてきた仕事を具体的なエピソードを交えながら、説明する必要があります。 応募先企業で役に立つスキルや資格、適性などがあれば、その点もしっかり強調しましょう。 前職でどんな経験を積んで、何ができるのか、応募先企業でどんな仕事に活かせるのか、という価値をアピールします。 1. キャリアチェック 面接担当者が前職の仕事について質問するのは、キャリアチェックのためです。 キャリアチェックとは、応募者のこれまでの仕事やキャリアを確認していくことです。 面接の中では、細かくキャリアチェックを行うために「それはどうしてですか」「その時どのような工夫をしましたか」など、具体的なエピソードについて掘り下げて質問されることが多々あります。 これは、本人の経験を本人の言葉で語ってもらうことで、具体的にどの程度のキャリアがあるかを確認しようとしているからです。したがって、どのような質問をされても、これまでの仕事上のエピソードを交えながら、面接担当者が応募者のこれまでの仕事をイメージしやすいような回答を用意しておくとよいでしょう。 2. 応募者の人物像 面接担当者は、応募者のキャリアを聞くことで、①募集している仕事に合っているか、その仕事を任せられるかどうか②経験がない場合は、この先伸びていく人材か、主体性があるかどうかを判断しようとしています。 ①募集している仕事に合っているか、任せられるか 面接担当者は「この応募者は、募集している仕事ができるだろうか」という点を判断しています。 したがって、面接担当者に「この応募者には安心して仕事を任せることができる」と判断してもらえるような、エピソード、スキル、適性、資格のアピールが必要です。 ②この先伸びていく人材か、主体性があるか 面接担当者は「この先伸びていく人材か、主体性があるか」という点も判断しています。したがって、主体性を持って業務をこなしてきたエピソードや、具体的に工夫して効果が出たエピソードなどを語るようにしましょう。 「前職の仕事内容」を聞かれた時の注意点 「前職の仕事内容」を聞かれた時は、①どのようなことを工夫したか②何を目標としていたか③具体的なエピソード・効果の3点を盛り込むと、効果的にアピールすることができます。 注意すべきなのは、①~③のすべてを盛り込むこと。 どんなに工夫しても、具体的な効果が伴わなければ意味がないですし、目標を持っていても、そのために具体的な行動をしていなければ、「目標を立てるだけなら誰でもできるよね」と思われてしまうからです。 何を目標にしたか、心掛けたか 何を目標にしたか、心掛けたかを語る時には、「お客様に感謝されること」「お客様の喜ぶ顔を見ること」など、自分が仕事をするうえで何を大切にしてきたかを思い出して、回答を準備しておくのがおすすめです。 具体的なエピソード 求める人物像は応募先企業によって多少異なりますが、どの企業でも「自分で考え、この先成長できる人材」を求めています。 回答例に具体的なエピソードを織り交ぜる時には、「自分から率先して工夫した」「主体的に仕事に取り組んだ」ことをイメージできるようなエピソードを語るようにしましょう。 この時「不本意な仕事だった」など、やらされ感のある表現は絶対にNG。 この質問に限ったことではありませんが、前職の悪口、不満などは面接で語ると印象が悪くなるので、十分注意しましょう。 「前職の仕事内容」の回答事例 ここでは、「前職の仕事内容」の回答事例をご紹介します。 ただし、面接では自分の言葉で自分の経験を語ることができるよう、しっかり準備しておきましょう。 マニュアルに載っているような回答例をそのまま回答しても、面接担当者には口先だけのように聞こえますし、掘り下げて質問された時に言葉に詰まってしまいます。自分で自身のキャリアを見直し、アピールできることをピックアップし、どのような質問をされてもきちんと回答できるよう、準備しておくことが大切です。 「販売職」の回答事例 「私は、○○社で、3年間事務用品の販売の仕事をしておりました。事務用品は、学生から会社員、お年寄りまで幅広い層のお客様に対し、それぞれのニーズに合った商品をお勧めする必要があります。 複数の商品のなかから、お客様のニーズに合った品をおすすめし、ご提案することが求められます。心掛けていたことは、「この商品には、こんな使い方があったんだ」と思っていただけるようなご提案をすることです。 使い切って捨てられるような事務用品ではなく、そのお客様のパートナーとして長くそばで使っていただけるような商品をおすすめすることを重視しておりました。 顔見知りのお客様も増え、3年間で200名近いリピーターのお客様に恵まれることができました。」 Point:どんな思いでどのような提案をし、お客様がどのような反応をしたのかが分かりやすくまとまっています。 また、効果を数字で端的に表していることも伝わりやすいです。 「営業事務」の回答事例 「私は、○○社で、3年間営業事務の仕事をしておりました。 仕事をするうえで、常に優先順位を決めることを心掛けていました。 営業事務はルーティンワークと思われがちですが、合間に急ぎの業務を行う必要もあります。ですから、効率よく業務を進めるために、優先順位を決め、最も効率の良い業務の進め方を常に考え、工夫をしてきました。 時には急ぎの業務の優先順位を上げるために、他の仕事の納期を延ばすこともありましたが、その時には丁寧に理由を説明し、交渉するよう心掛けてきました。」 Point:どのような工夫をしてきたか、そのための行動も、分かりやすい言葉で表現されています。面接担当者からすると、目の前にいる応募者がどのような行動を取ったのか、イメージしやすい回答となっています。 以上、転職の面接で必ず聞かれる質問の「前職の仕事内容」について、回答する際のポイントをご紹介しました。 転職の面接では、ありきたりの回答をするより、どのような場面でどのような工夫をしてきたか、どのような心掛けで業務を行ってきたかなど、一歩踏み込んだ答え方をすると、評価がアップします。 自分自身のことをアピールするのは苦手な人もいますが、転職の面接では、自分のキャリアを上手に説明し、優れた人材であることをアピールすることが大変重要です。 答える途中で多少たどたどしい説明になってしまっても、心配することはありません。 むしろ、マニュアルどおりの回答をするより、必死に自分の思いを伝えようとした応募者の方が好印象に映ることもあります。 「ココカラ転職」では、経験豊富なアドバイザーが、面接対策はもちろん、企業選びやキャリアプランについても、親身にサポートいたします。 転職の面接で不安なことや心配なことなど、どのようなことでもお気軽にお問合せください。 アドバイザーが、丁寧に対応させていただきます。

自己PR・自分の強み【面接でよく聞かれる質問】 | 転職の基礎知識

自己PR・自分の強み【面接でよく聞かれる質問】

「あなたを採用するメリットは何ですか」「あなたの強みを教えてください」「自分のアピールポイントは何だと思いますか」といった自己PRについての質問は、面接で聞かれる定番の質問で、とくに面接の終わりによく聞かれます。 中途採用の面接で自己PRを行う際には、自分が戦力になることをアピールする必要があります。そしてその場合には、実績や前職で評価された点など具体的なエピソードを織り交ぜるとライバルである他の応募者と差をつけることができます。 ここでは、自己PRや自分のアピールポイントに関する質問に対する答え方についてご紹介します。 中途採用の際の自己PR 面接でよく聞かれる質問のなかに、自己PRや自分のアピールポイントに関する質問があります。 中途採用の面接の際にはよく聞かれる質問ですが、面接担当者は新卒の時と同じ自己PRを期待しているわけではありませんので、とくに第二新卒者は注意が必要です。 中途採用の面接で自己PRする時には、即戦力になることを裏づけるために具体的な経験、スキル、事例などを示しながら、効果的にアピールする必要があります。 厳しい書類審査を通過してきた応募者の経験・スキル・実績はほぼ一様で、あまり差がないケースがほとんどです。 ですからライバルと差をつけ、面接担当者に「この人は他の応募者と比較して、○○だ」と思ってもらえるための、いわば「決めのアピール」が必要なのです。 ライバルと差をつけるための自己PR ほかのライバル応募者と差をつけるためには、応募先企業のニーズを把握して、そのニーズに沿った経験・スキル・実績を示すことが必要です。そして、それらの経験・スキル・実績を転職先の仕事でどのように役立てることができるか、そしてどのように貢献できるのかをしっかり説明できるように面接の前に準備しておくことが必要です。 面接担当者に「この応募者は、即戦力になる」「今後成長しそうな人材だ」などと思ってもらうために、ライバルと比べて自分にはどんな強みがあるのか、そして自分を採用するメリットを、経験や実績を示しながらしっかり伝えるための工夫をするように心掛けましょう。 志望動機との違い 自己PRは志望動機や入社後の目標とは違うことにも注意しましょう。 志望動機や入社後の目標は、意思の強さを伝えるものであるのに対して、自己PRは「自分にはこのような経験・スキル・実績があり、御社の望むとおりの成果を出せる」という、あくまで応募先企業のニーズに沿った説得材料を示しながら行うアピールのことです。 なお面接担当者と会話しているなかでは、面接担当者の言葉の端々に応募先企業のニーズがあらわれることもありますので、応募先企業の細かいニーズに沿った回答、応募先企業の視点に立った回答ができるよう、面接担当者の話にはしっかり耳を傾けてニーズを把握するようにしましょう。 未経験の職種に応募している時の自己PRの注意点 未経験の職種に応募している場合の面接では、応募先企業の細かいニーズをしっかりとくみ取ることがとくに大切です。 面接担当者の話に注意深く耳を傾け、「自分の知識や経験の中でそのニーズに合致するものはないか」を考え、面接担当者の言葉を引用するなど工夫してアピールするようにしましょう。 回答例 「私は日商簿記検定試験の2級に合格しているものの、経理の実務経験はありません。 けれども2年間総務の実務経験があり、この経験が私の強みであると思っています。 総務では、社会保険についての知識を習得して、各種手続きを担当していました。 先ほどのお話では、御社の経理事務ではそのような社会保険の知識を必要とする各種手続きを行っていらっしゃるということなので、私の総務での経験が役に立つと思います。」 また、未経験だったり知識や経験が少ない職種に応募する場合には、数回の短期講習でもいいので講習の受講をしてスキルアップに向けて努力している姿勢、自己投資した実績を示せると、面接で自己PRする際に説得力が増します。 受講する時間がない場合でも、入門書1冊でもいいので読んでから面接に臨むのがおすすめです。 面接で質問された際や自己PRを行う際に、ただ単に「これから勉強します」と言うのと「御社の求人広告を拝見してから○○を読み、基礎的な知識を習得しました。」と言うのでは、面接担当者の印象が明らかに変わってくるはずです。 未経験の職種に応募している時の自己PRの注意点 未経験の職種に応募している場合の面接では、応募先企業の細かいニーズをしっかりとくみ取ることがとくに大切です。 面接担当者の話に注意深く耳を傾け、「自分の知識や経験の中でそのニーズに合致するものはないか」を考え、面接担当者の言葉を引用するなど工夫してアピールするようにしましょう。 回答例 「私は日商簿記検定試験の2級に合格しているものの、経理の実務経験はありません。 けれども2年間総務の実務経験があり、この経験が私の強みであると思っています。 総務では、社会保険についての知識を習得して、各種手続きを担当していました。 先ほどのお話では、御社の経理事務ではそのような社会保険の知識を必要とする各種手続きを行っていらっしゃるということなので、私の総務での経験が役に立つと思います。」 また、未経験だったり知識や経験が少ない職種に応募する場合には、数回の短期講習でもいいので講習の受講をしてスキルアップに向けて努力している姿勢、自己投資した実績を示せると、面接で自己PRする際に説得力が増します。 受講する時間がない場合でも、入門書1冊でもいいので読んでから面接に臨むのがおすすめです。 面接で質問された際や自己PRを行う際に、ただ単に「これから勉強します」と言うのと「御社の求人広告を拝見してから○○を読み、基礎的な知識を習得しました。」と言うのでは、面接担当者の印象が明らかに変わってくるはずです。 十分な成果と実績がある時の自己PRの注意点 十分な成果や実績を持っている場合でも、それをそのままアピールするのではなく工夫が必要です。 成果や実績はすでに職務経歴書に記載されているケースがほとんどですので、それを面接でまた繰り返したところで、効果的なアピールにはなりません。 応募先企業に「これだけ評価されている人なら、うちの会社でも戦力になりそうだ」と感じてもらうために、面接では成果や実績を出すために行った工夫や努力も併せて上手に示すのがおすすめ。 ただし「こんなに頑張った」「こんなに辛いことがあった」などの苦労話にならないように表現の仕方にも工夫し十分な根拠を示して説得力が増すように注意しましょう。 例えば「粘り強い」という言葉も、「目標達成力を備えている」と言い換えるだけで随分と印象が変わるものです。 また、単に「目標達成力がある」というだけで根拠がなければ無責任に聞こえてしまうので、この点にも注意が必要です。 回答例 「私の強みは目標達成力です。これまで設定した売上数値と顧客数の目標は必ず達成してきましたし、昨年度は目標の120%を達成したことは大きな自信につながりました。御社でもこの目標達成力を生かし、新たな課題に取り組んでいきたいと思っております。」 以上、面接でよく聞かれる質問「自己PR・自分の強み」についてご紹介しました。 ココカラ転職では、専任のキャリアアドバイザーが、応募する際のコツや面接対策をしっかり行い、あなたの転職の可能性を最大限に広げるサポートを心掛けています。 転職が不安な方も、ぜひ一度ご相談ください。

転職の流れ、必要書類 | 転職の基礎知識

転職の流れ、必要書類

転職活動を始める前に、まず事前に転職活動の大まかな流れ、必要な書類について知っておくことが重要です。 まずは、転職活動の大まかな流れを知り、自分なりのスケジュールを立てて、必要な事前準備をしておくことで、スムーズに転職活動を進めることができます。 この記事では、転職活動の全体的な流れを知り、スムーズに転職活動を行えるノウハウについてご紹介していきます。 転職活動の流れ 転職活動は、主に以下のような流れで進めます。 ここでは、主な流れに沿って注意したいポイントをご紹介します。 1:転職活動の準備(自己分析など) 2:求人を探す 3:応募書類の作成 4:面接対策 5:内定・退職手続き 1:転職活動の準備 転職活動を始める前に、まず仕事・転職に対する考え方を、自分のなかでまとめておくことが大切です。 「なぜ転職したいのか」「転職してどうしたいのか」「どういう職種・業種で働きたいのか」、自分の気持ちとスキルの確認を行います。 安易な気持ちで転職活動をしたり、現状への不満だけで転職しようとしても、採用担当者に「この人は、うちにきてもいずれ辞めてしまうのではないか」と判断されてしまいかねません。 したがって転職を考えた際は、自己分析を行い、まずは仕事・転職に対する考え方を自分のなかでまとめ、「転職によって何を実現させたいのか」について、自分の中で明確な答えを用意しておくことが必要です。 仕事に対する自分の適性を見極め、何をしたいのかを具体的に決めないと、どういう企業に応募したらいいのかが、自分でも分からないからです。 自分自身と向き合い、将来のキャリアビジョンをしっかりとまとめておくことで、志望業種・職種を絞ることにつながります。 この時点で併せて、自分が希望する職種・業界の研究や分析も、十分行いましょう。 2:求人を探す 求人情報を探す前に、まず自分なりのこだわりを箇条書きにするのがおすすめです。 そして、「この条件なら納得できる」という基本的なラインを決めておき、その条件をクリアする会社を探しましょう。 この時、自分の条件に合った希望の職種・業種であるのはもちろんですが、勤務地や就業条件など、詳細までしっかり確認します。 注意したいのが、入社後に感じる「思っていたのと違った!」というミスマッチです。 応募する前には、応募する企業のホームページにある企業の理念まで読み込み、実際に足を運んで情報収集し、社員の話や口コミ・評判などをリサーチしましょう。 社長のブログなどがあれば、それもしっかりチェックします。 応募する前に、応募企業についてしっかり理解したうえで応募することで、後々のトラブルを防ぐことができます。 3:応募書類の作成 転職活動では、履歴書、職務経歴書、添え状などが必要です。 新卒の場合と違い、転職の場合は、書き方が内定に大きく関わってくるのが「職務経歴書」です。 これまでの実績を余すことなくアピールできる材料とするためにも、工夫して書類を作成する必要があります。 特に、志望動機や自己PRなどは、十分に時間を使って考え、オリジナルの文章を作成しましょう。長文だからいいというわけではありません。簡潔でまとまりがあり、相手にスムーズに伝わる文章・内容に仕上げることが、転職成功への近道となります。 4:面接対策する 面接では、作成した応募書類と矛盾がないよう、さらに内容もボリュームアップして回答できるように準備しておく必要があります。 面接では、必ず聞かれる「定番の質問」というものがありますので、自分なりの答えを用意しておきましょう。 なお、面接の会話自体だけでなく、身だしなみも非常に重要なポイント。 第一印象が良ければ、その後の選考もスムーズに進む可能性が高まります。 5:内定・退職手続き 内定が決まったら、入社時期についての相談と実際の就労条件や待遇面など、正式な内容を確認します。 入社時期については、現職の退職時期との兼ね合いもあるため、「入社までにどれくらい待ってもらえるか」というリミット時期を確認しておくことも重要です。 退職手続きについては、社外の得意先などへの報告や、社内の引継ぎ業務も責任を持って最後まで行うために、残務処理のスケジュールなどもしっかり確認しましょう。 業務で使用していた備品や制服など、貸与物も忘れずに返却します。 社会保険の関係で、さまざまな書類の提出や署名なども必要になるので、人事部門からきちんと説明を受けて、滞りなく対応しましょう。 なお、転職活動を在職中に開始するか、退職してから開始するかについては、それぞれにメリット・デメリットがあります。 在職中の場合は、定期収入があるなかで転職活動を進めることができるので、収入面の心配なく活動を進めることができるというメリットがありますが、反面、仕事が忙しくてなかなか転職活動が進められないというデメリットもあります。 事前準備はもちろん、書類・面接対策なども中途半端になってしまい、転職活動が長引く恐れもあります。 退職してからの転職活動は、転職活動に集中できるというメリットがありますが、収入の問題が大きな壁になるでしょう。例えば自己都合退職の場合は、失業保険が支給されるのは、単純計算しても早くておよそ4カ月後になります。退職後にすぐ転職活動をしたとしても、無収入の時期が長引く可能性もあります。お金のことを考えて、焦って転職活動を進めなくてはならない…ということも考えられます。 それぞれのメリット・デメリットをしっかり理解したうえで、自分なりのスケジュールを立てることが大切です。 転職の必要書類 転職活動で必要になってくる書類は、主に①履歴書、②職務経歴書、③添え状の3つです。特に履歴書・職務経歴書は、その内容が採用選考に直結します。 採用担当者は、たくさんの応募書類のなかから、きらりと光る人を見つけようとします。ライバルたちに差をつけるためには、応募書類の作成に細心の注意を払い、工夫することが必要です。 履歴書 履歴書は、就職・転職含め、仕事に就くうえで、ほとんどのケースで必ず必要になる書類です。 名前・住所・学歴など、正式名称・正式な漢字を使用し、ミスのないように記入します。 職歴については、職務経歴書で詳細に記載しますので、履歴書では簡略的で問題ありません。資格などを複数持っている場合は、応募企業で役立つ資格をピックアップして記載します。 履歴書の様式によっては、自己PRや志望動機を記載する欄がありますが、記載欄は決して広くありません。ある程度内容をまとめ、簡潔に記載しましょう。 職務経歴書 転職活動をするのであれば、職務経歴書の作成は必須です。 企業の正式名称や業績・事業内容などをはじめ、実績や達成した数値など、見栄えのよいように工夫して、実務経験についても具体的に記載します。 職種によって異なりますが、営業職など数字であらわせる実績があれば、必ず記載しておきましょう。社内表彰やプロジェクト案件などについては、比較できるようなデータを記載することで、面接担当者が実績をイメージしやすい書類になります。 事務系などの、数字で実績をあらわせない職種の場合は、仕事でのエピソードを盛り込んで自己PRにつなげたり、資格などでアピールするなど、内容にオリジナリティを加えることが大切です。 職務経歴書は、履歴書ほど決まったフォーマットがあるわけではありません。自由度が高い書類なので、自分の職歴に合わせてカスタマイズして作成しましょう。 添え状 添え状は、応募書類を郵送する場合に必要となります。 A4の用紙1枚で、すっきりとしたビジネス文書に仕上げましょう。 熱意などを長文でアピールするほど、時間をかけて作り込む必要はありません。履歴書と職務経歴書をしっかりと作成し、そのなかでしっかりアピールすれば十分です。 以上、転職の大まかな流れと必要書類についてご紹介しました。 転職を成功させるためには、ここでご紹介したような転職の大まかな流れと必要書類を把握し、しっかりと自己分析を行って、対策をすることが大切です。 「ココカラ転職」では、専任のキャリアアドバイザーが、応募する際のコツ、応募者の皆様の経歴を丁寧にヒアリングし、その可能性を最大限に広げるサポートを心掛けています。 お気軽にご相談ください。

派遣社員からの転職 | 転職の基礎知識

派遣社員からの転職

以前は、「実力のある人ならば、派遣社員ではなく正社員として働くはず」というイメージがありましたが、現在の経済情勢では、企業側も経営状態が厳しく、優秀な人材でも正社員にできない事情があります。 このような状況下であっても、派遣社員として働いてきた人が就労意欲やスキルをアピールすれば、転職活動を成功させることができます。 ただし、過剰なアピールは逆効果になる可能性もあるため、バランスを意識することが大切です。 ここでは、派遣社員から正社員に転職する際の注意点についてご紹介します。 派遣社員からの転職は厳しい? これまで派遣社員として働いていたとしても、それは単に企業側の都合に過ぎず、実は正社員と業務内容は変わらない……といったケースは多いものです。 特に、昨今の経済情勢では、非正規雇用で働かざるを得ない状況も多々あります。 ですから、それぞれの職種のポイントを押さえ、自己PRを充実させるなどすれば、十分正社員に転職出来る可能性はあります。 ただ、派遣社員のなかには、就労意欲が低く、自ら派遣社員という雇用形態を選んできた……という人がいるのも事実です。 このような背景もあり、採用担当者は派遣社員が応募してきた時に、応募者の勤務意欲や本気度を気にして敬遠するケースもあるので、応募者はそのハードルを乗り越えるための工夫が必要となります。 派遣社員で働いていた人の職務経歴書 派遣社員から正社員に転職する場合の職務経歴書は、ただ単に派遣先を羅列するのではなく、果たしてきた役割やスキルを分かりやすくまとめるなどの工夫が必要です。また、自己PR欄を充実させて、十分な意欲があることをアピールしましょう。 意欲をアピール 派遣社員から正社員に転職する場合は、正社員としての職務を理解し、いかに会社に貢献できる人材であるかという点をアピールする必要があります。 「派遣社員としての雇用形態に不安を感じて……」などのマイナスな記述は避けて、「この仕事がしたい」という業務に対する前向きな姿勢や、「入社したら、こんなことに取り組みたい」など、正社員として働く心構えが十分にあることをアピールしましょう。 自己PRは特に充実させましょう。 出来ればエピソードなどを盛り込んで、採用担当者が具体的なイメージを持てるような表現を心掛けてください。 ~自己PR記載例~ 現在の派遣先は、小規模な事業所であるため、経理として決算業務や予算管理、金融機関の対応など、経営に関わる業務を広く担当しております。また、煩雑な業務も多く担当しているので、効率的で正確な事務処理を行うことについて自信を持っております。 また、仕事に集中できる環境づくりにも取り組んでいて、達成表や業務管理表の作成も行い、周囲からお褒めの言葉をいただいたこともございます。何卒よろしくお願い申し上げます。 派遣先ではなくスキルをアピール 派遣先・派遣元は必ず記載する必要がありますが、派遣社員から正社員に転職する場合には、「どこに派遣されていたか」ではなく、「どのようなスキルを培ったか」をアピールします。 例えば、経理職を中心に働いてきたのであれば、その成長度合いが分かるように、スキルをまとめるとよいでしょう。 なお、その場合には、募集している職種やポジションで期待されている人材像についてイメージして、その人材像にふさわしいキーワード(コールセンター、アポインター、経理など)を意識して盛り込むのがおすすめです。 豊富な経験をアピール 派遣経験者を採用する場合は、実務能力だけでなく、「どれだけ周囲の環境になじめるか」という点も、選考の基準になることがあります。 つまり、豊富な会社経験があるからこその柔軟性や、気配り上手であるといった点も、期待されているのです。 せっかくさまざまな会社での貴重な経験を持っているのですから、それぞれタイプの違う会社のやり方に対応してきた「臨機応変さ」や、社風や特性の違う会社で業務を遂行してきたという「応用力」や「協調性」なども、積極的にアピールしましょう。 派遣社員の面接での注意点 これまで述べてきたように、派遣社員は正社員としての勤務経験がないことを懸念される可能性があり、面接でもその点を確認するための質問をされることがあります。 志望動機に明確な理由がないと、「単に安定した仕事に就きたいだけではないか」「福利厚生が手厚いなど、待遇面を変えたいだけで応募してきたのではないか」などと思われてしまう可能性がありますので、「正社員として働く責任感を持っている」という安心材料を与えるように心掛けましょう。 就労意欲をチェックされる 面接では、「派遣社員ばかりを繰り返してきたのはなぜか」といった質問があります。これは、就労意欲や心構えをチェックするためです。 特に注意が必要なのは、職場内のポジションや責任範囲の認識や興味の対象が定まっていないと思われることです。 派遣社員から正社員になる場合、労働条件が変わることは当然ですが、「安定したい」という理由よりも、他の目標をアピールすることが重要です。 面接前には、自己分析を行い、具体的な志望動機を伝えられるよう準備しましょう。 ~回答例~ どのような職業が自分に合っているか迷ってきたことが、派遣社員を繰り返した理由です。しかし、これまで雇用形態にこだわらずに複数の職業を経験したことで、営業事務の魅力に気づきました。 指示された仕事にとどまらず、率先して仕事を見つけ、社員を最大限サポートするよう心掛け、会社初の受注に貢献した時には、責任をもってやり遂げる達成感を感じることが出来ましたし、会社に貢献できる喜びを感じることが出来ました。 前職でもその成果を認めてもらい、契約更新を勧められましたが、これを最後の転職として自分の目標に向かいたいと思い、応募いたしました。 今は、PCスキルをさらにアップさせるために、○○の勉強もスタートし、より知識を深めるための努力をしています。 職歴の一貫性をアピールする 採用担当者が知りたいのは「どこに派遣されていたか」ではなく「培ったスキル」です。「経理の仕事を○年間、○社で経験してきました」など、アピール出来るスキルがあれば、積極的に伝えましょう。 以上、派遣社員からの転職についてご紹介してきました。 「ココカラ転職」では、転職活動に豊富なノウハウを持つキャリアアドバイザーが、履歴書や職務経歴書、面接の際に注意すべき点など、さまざまな視点からきめ細やかなアドバイスを行いながら、転職成功のサポートを行っています。 登録するのも、転職サポートを受けるのもすべて無料です。 まずはお気軽にお問合せ下さい。

第二新卒とは?第二新卒の転職を成功させる方法 | 転職の基礎知識

第二新卒とは?第二新卒の転職を成功させる方法

第二新卒とは、学校を卒業してから一度就職をした人が、約3年以内に転職活動をする人を指します。 企業も「それほど経験がなくてもいいから、第二新卒の応募者を採用しよう」という考え方が増えています。 ただし、第二新卒の転職活動は、新卒と比べて求められるレベルも違い、面接などのやり方も異なるため、注意が必要です。 応募先企業のニーズを把握し、自分の人間性を効果的にアピールすることが重要です。 第二新卒とは 第二新卒とは、一般的は入社後3年以内に転職活動をする若年の方のことをいいます。 以前は、第二新卒に対して「採用しても、すぐに辞めてしまう」という、ネガティブなイメージを持っている人もいました。現に「第二新卒の転職活動は不利になる」と悲観しながら、転職活動をしている方もいるのではないでしょうか。 しかし実際には、第二新卒は「やり直すなら、早いうちにやり直したい」「早く辞めた方がステップアップ出来る」という理由から退職する人も多く、「現実を、しっかりと見据えている」「挫折を経験し、そのうえで、前向きに転職活動を行っている」と考える企業も増えてきたことから、以前のようなネガティブなイメージはなくなりました。そして「それほど経験がなくても、新卒より社会人としてのマナーを身につけている」という理由で、第二新卒を積極的に採用しようとする企業も増えています。 第二新卒の職務経歴書 入社後3年以内の第二新卒の場合には、仕事の実績と言っても何も書くことがないのが普通なので、背伸びした表現は避けることが大切です。 ここでは、第二新卒の職務経歴書を作成する際のポイントについてご紹介します。 「前向きな姿勢」をアピールする 職務経歴書には、前職でやってきた仕事を具体的に書き、それに加えて自己PRや「私にできること」と言った、人間性を伝える工夫をするようにしましょう。 なぜなら、第二新卒を採用しようとする企業は、「プロフェッショナルな人材」より「将来性のある人材」を期待しているケースがほとんどだからです。 ですから、職務経歴書では「経験がある」ということをアピールし過ぎるのではなく、「仕事に対して前向きな人間であること」「新しいことに対して積極的に取り組んでいく人間であること」を感じさせるような職務経歴書を作成するよう、意識しましょう。 ただし、第二新卒でも「業務を工夫して効率を上げることができた」などの実績があれば、その点にも触れるようにしましょう。 努力・学び・目標を丁寧に書く 第二新卒の場合には、自己PR欄が職務経歴書の半分を占めてしまっても構いません。ただし文章は見出しを付けるなどして、簡潔に読みやすくまとめるようにしましょう。 なお、「電話応対の際には、誰よりも先に2コール以内で出ることを心掛けた」「目の前のお客様のためにできることは何だろうと常に考え、笑顔で対応した」など、状況が具体的に分かるような表現で、「努力・学び・目標」を書き、採用者に「前向きな人間性」をイメージしてもらえるよう工夫するのもおすすめです。 ~自己PR欄記載例~ 前職は2年という短い期間ではありましたが、日常業務のなかで、以下の点を心掛けてまいりました。 【1】どんなに忙しくてもサービスの質を落とさず、お客様に対してのおもてなしの心を忘れずに接客を行なってまいりました。 【2】伝票起票、入力業務などの細かい作業においては、必ず2度チェックを行い、入力ミスのないよう工夫をしました。また、支払先の管理等の業務については、常に店舗内のお金の流れを把握するよう、心掛けておりました。 この経験で培った「おもてなしの心」と「コミュニケーション能力」を、今後は御社で新規展開する店舗のスタッフとして、貢献させていただきたいと思っております。 そして、今後もさらに多くの経験を積み、自己の成長につなげられるように頑張る所存です。よろしくお願い申し上げます。 1年未満なら学生時代・研修中のエピソード 前職を1年未満で辞めた場合は、経験もほとんどないのですから、無理に経験をアピールする必要はありません。 それよりも志望動機や人柄、やる気などをアピールする方が有効です。 1年未満の退職であれば、前職の経験は簡潔に記載して、それよりも自己PRに学生時代のエピソードや研修の内容などの記載を入れるのも良いでしょう。 いくら1年未満の勤務だったとしても、新卒と違う点はアピールしたいので、「在職期間はともかく、社会人としての基礎力は身につけた」ということをアピールしたいものです。 具体的に、取引先に文書を送付する際の添え状の送り方や、電話での対応など「組織で働く社会人としての基本的なマナー」を学んだことは記載するようにしましょう。 第二新卒が面接でやってはいけないこと 第二新卒は「短期で働いたのは、会社が悪かった」とか「2年しか働いていないから、大した経験はない」などネガティブな思考になりがちです。 しかしそのような思考は、面接担当者にも伝わってしまい、評価を下げてしまうことになりかねないので、注意しましょう。 もし空白時間が長いのであれば、面接担当者に納得してもらえるような理由を、自分の言葉できちんと説明できるよう、準備をしておきましょう。 前職の不満やグチを言う 第二新卒者は「自分が辞めたのは自分が悪いのではなく、会社のせいだ」というニュアンスの発言をしてしまうことがあります。 しかし、「短期で離職するケースでは、会社側に問題があることが多い」ということは面接担当者も分かっているはずです。 ですから「会社が悪かった」という発言は避けて、「次の職場の方が、自分は成長出来ると思った」というポジティブな言い方を心がけるようにしましょう。 ~回答例~ 現職では、販売職として2年間勤務しておりました。 常に、お客様の立場に立って接客することを心掛けておりました。お客様から感謝の言葉をいただくことも増え、やりがいをもって取り組むことができました。 しかし、販売職として働いていくなかで、徐々にもっと将来性のある分野で専門的なスキルを身につけていきたいと考えるようになりました。 2年間という短期間で退職することについて迷った時期もありましたが、未経験の分野に挑戦して、専門的なスキルを身につけるためには、早いうちに挑戦するほうが自分を成長させることにつながると考えました。 退職理由をいくつも述べる 限られた面接時間の間に、退職理由をいくつも話してしまうのは避けましょう。 退職しようと考えた理由がいくつかある場合でも、それらを全て回答しようとすると、どうしても前職の悪口になってしまいがちです。 それに、それぞれの退職理由について面接担当者から質問されてしまうと、退職理由を説明するだけで貴重な面接時間が終わってしまいます。 面接で退職理由を聞かれても答えるのは1つだけに絞り、あとの時間は「やる気があります」という前向きな話に使うようにしましょう。 キャリアを強調し過ぎる 第二新卒のキャリアが浅いのは、面接担当者も重々承知しています。 それなのに「あれができる」「これもできる」と強調し過ぎると、どうしても背伸びをしている印象を与えてしまいますし、面接担当者から「客観的に自分自身を見ることが出来ない人物」と判断されてしまうこともあります。 無理をしてキャリアを強調するよりは、「経験は浅いが、これから努力して御社に貢献したい」とアピールした方が、好感を持ってもらうことが出来ます。 第二新卒の人は、あくまで謙虚な姿勢で、仕事に対する前向きな意欲、学ぼうとする姿勢をアピールした方がよいでしょう。 以上、第二新卒の転職を成功させる方法についてご紹介してきました。 これまでご紹介してきたように、採用する側の第二新卒に対する期待は以前よりずっと高まっています。企業も、入社時の多少のスキル不足より早い時期に戦力化する第二新卒に、熱い視線を送っています。 ですから、キャリアがないからといって悲観することはありません。若さがあり円満で明るく、積極性があり健康でタフな体力があり、前向きな人間性を上手にアピールすれば、転職活動を成功させる可能性は十分にあります。 第二新卒として挑戦する気概をなくさず、転職活動を成功させましょう。 「ココカラ転職」では、第二新卒の転職活動に豊富なノウハウを持つキャリアアドバイザーが、第二新卒の履歴書や職務経歴書、面接の際に注意すべき点など、さまざまな視点からきめ細やかなアドバイスを行いながら、転職成功のサポートを行っています。 登録するのも、転職サポートを受けるのもすべて無料です。まずはお気軽にお問合せ下さい。

面接での第一印象を良くするコツ | 転職の基礎知識

面接での第一印象を良くするコツ

面接担当者は、応募者が部屋に入ってきて初めて目を見合わせた瞬間、つまりまだ言葉も交わしていない時から、相手のことを観察しているものです。 いわゆる「第一印象」というものですが、この第一印象が与える影響はかなり強いです。今一度、挨拶の仕方や基本的なマナーを確認し、第一印象をできるだけよくするようにしましょう。 第一印象をよくするコツ 面接担当者は、ほしい人材かどうかを見抜く時、第一印象をかなり重視しています。 ですから、第一印象はできるだけよくしたいものです。 しかし「第一印象がよい」といっても、人によって価値観は違いますので、「こうすれば第一印象がよくなる」という絶対的な正解があるわけではありません。 任せたい職種によって求めるものも変わるでしょう。 ですから「第一印象をよくする」とは、「面接担当者に、この応募者なら一緒にうまくやっていけそうなイメージを与える」という意味だととらえるとよいでしょう。 挨拶するときの注意点 面接で第一印象をよくするポイントは、挨拶と相手の話を聞く態度です。 もちろん入室やお辞儀など、基本的なビジネスマナーはしっかりおさえておくことは言うまでもありませんが、接客のプロと同じような美しいお辞儀やマナーまで目指さなくても大丈夫です。 特に大切なのは最初と最後の挨拶です。 挨拶する時は、「誠実に元気よく」を心掛けましょう。 相手の顔をしっかり見て、はっきりした声で「山田と申します。よろしくお願いします!」と挨拶します。 「会いたくて憧れていた」面接担当者が会ってくれたことに対して、精一杯の感謝しているという気持ちを伝えようとイメージすれば、おのずと誠実な挨拶をすることができるでしょう。 無理に笑顔を作ろうとすると、顔がこわばってしまい幼く見えるのではないか…と気にして、普段通りで行こうとする人もいますが、これではせっかく時間を作ってくれた面接担当者に失礼になってしまいます。 別れ際の挨拶 面接が終了した別れ際の挨拶も気を抜かないように。 別れ際に相手の顔を見て、感謝の気持ちを表情から伝えるように心掛けてみましょう。 時間を割いてもらったこと、話を聞いてもらったことに対して面接官に感謝の気持ちを示すと同時に、次の機会をもらえるように、心を込めてアピールする機会でもあることを忘れないようにしましょう。 聞く態度 面接担当者は、職場で活躍してくれる応募者を期待しているのですから、面接も仕事の場である、ということを忘れないようにしたいものです。 面接官の話は一言も漏らさないように集中して聞きましょう。 そして自分が話をする時には、「自分が何を伝えたいのか」ということをしっかり考えて、必死で伝えたいという態度を見せるのです。 これだけで面接担当者の態度はずいぶんよくなります。 第一印象をよくするトレーニング 面接の前には、自分の第一印象をよくするトレーニングをしておくのがおすすめです。 おすすめの方法は鏡に向かって、自分自身と面接する方法。 鏡のなかの自分を見て「自分が面接官だとしたら、自分はどんな風に見えるだろう」「うつむきがちになっていないか」「座った時の姿勢で、肩が曲がっていないか」「顔が斜めに傾いていないか」なども細かくチェックすると、今まで気づかなかった自分の癖にも気づくことができます。 癖を直すことで印象を良くできそうなところは、ひとつひとつ意識して直していきます。 なお普段見慣れていて気付きにくいのが、髪型やメイク。 男性は、髪の毛を短くかつ清潔感のある髪型に。女性は、髪の毛をまとめて、控えめなメイクを心掛けてください。 男性も女性も、スーツは体にあったジャストサイズのものを用意しておきましょう。 そのほか応募した職種や相手の立場から見て、一緒に仕事をするとしたら、何がよくて何がデメリットに映りそうかを客観的にとらえておきましょう。 そして、採用されるにはどのようなことを伝えればよいか事前に準備しておきましょう。 以上、面接での第一印象を良くするコツについてご紹介しました。 ココカラ転職では、専任のキャリアアドバイザーが、応募する際のコツや面接対策をしっかり行い、あなたの転職の可能性を最大限に広げるサポートを心掛けています。 転職が不安な方も、ぜひ一度ご相談ください。

転職活動の自己分析・ネガティブチェック | 転職の基礎知識

転職活動の自己分析・ネガティブチェック

転職・再就職活動をする場合には、自己分析が不可欠です。 ただやみくもに求人情報を見て転職活動を始めるのではなく、まず「自分は何をしたいのか」「自分は何をしたくないのか」という点を考える時間を持ちましょう。 ここでは、履歴書・職務経歴書を作成する前に行っておきたい自己分析・ネガティブチェックについてご紹介します。 自分は何を達成したいのかを明確にする 転職活動では、選考で採用されるための履歴書・職務経歴書を作成したり、面接でしっかりと自分の意見を言えるようにする必要があります。そのためには、まず「自分は何を達成したいのか」「どんな仕事をどのように進めていきたいか」など、今回の転職について、しっかりと考えることが大切です。 自分の直面する「転機」を「新しい可能性に出会えるチャンス」と積極的にとらえるプラス思考こそが、転職・再就職を成功させる鍵になります。 「自分は何を達成するために、今、転職活動をしているのか」を明確にすると、面接でもスムーズに自分の意思を伝えることができますし、履歴書・職務経歴書の作成もスムーズになるでしょう。 「これまでの経験や知識をいかに的確に伝え、自分の価値を理解してもらうか」という点に力を注いだり、自分のこだわりやアピールポイントも再認識できるはずです。 転職を思い立った理由を明確にする あなたが今回転職したいと思い立った理由は何でしょうか。 「もっとよい環境で働きたい」「やりがいのある仕事をしたい」「リストラや倒産が原因」など、人それぞれで理由はさまざまでしょう。 転職・再就職する際にはまず「今回、転職したいと思い立った理由」をしっかり考えてみることが大切です。 そして、「志望する企業で生き生きと仕事ができそうか」についても具体的にイメージしましょう。 自分の今の状態を把握する(自己分析) 転職を思い立った理由をはっきりさせたら、次に今の仕事や会社に対する不満を整理して、自分の状態を把握します。 「給料の額に納得できない」 「人間関係につかれた」 「残業が多すぎる」 「業務の内容がつまらない」 など、今の仕事へ不満がある場合は、それらを全て書き出すなどして明確にしましょう。不満を整理しておくと、その不満を繰り返さないための転職、という視点を意識するようになります。 ただし、いつまでも不満だけにとらわれてしまうと、転職の目的が単なる不満解消のためだけになりかねません。不満を整理したらその不満を客観的に見つめて自分の適性を把握しましょう。 自分の適性を把握すると、「転職活動を成功させて、今の状況を変えよう」「転職活動をチャンスと考えよう」とポジティブに考えることができるはずです。 ネガティブチェックを行う 適職を考える時、ほとんどの人が「何が好きか」「何をしたいのか」を基本に考えます。 しかし、職業上の適性を考える時は「その職業に従事することによって生じる苦痛に自分は耐えられるか」という側面からも考えていくべきです。 たとえ、自分が憧れていた職業や希望通りの職業であっても、「仕事」である限り、必ず何らかの苦痛、ストレスは存在します。 その苦痛、ストレスがあまりに強く、自分が耐えられないレベルだと、次の仕事も長続きしません。 ですから、転職・再就職をする前には、自分が耐えられる苦痛やストレスを知っておくためのネガティブチェックをするのがおすすめです。 例えば、事務の仕事は場合によっては単調な仕事が続きます。また、他部署とのやり取りが多くなるので、他者の都合に自分を合わせる努力が必要となります。 販売の仕事は、立ち仕事の場合が多く、またクライアントから拒絶されたりクレームを受けたりする可能性や、ノルマがある場合も。 企画の仕事は、常に新しいアイデアを出す必要や締め切りなどのプレッシャーがあるでしょう。 このように、その仕事に従事することで生じる苦痛・ストレスをイメージして「自分が耐えられるか」を知ることは、適職を考えたり応募企業を決めるうえで役に立ちます。 3年後、5年後、10年後にどうなっていたいのかを明確にする 今の会社や仕事への不満を整理し、適職を知り、気持ちをポジティブにしたら、つぎは3年後、5年後、自分がどのようになっていたいかというビジョンを考えましょう。どのような場所で、どのような形で、どのような仕事をしていたいか……をイメージするのです。 「人事のエキスパートになっていたい」 「管理職として経営部門で働いていたい」 など具体的なビジョンを明確にしておくと、どのような力や資格を身につけた方が良いかも分かり、モチベーションアップにもつながりますし、転職先も決まってきます。 たとえば「実務経験はないが資格を取得したので、3年後には経理のエキスパートになっていたい」というビジョンがあるとします。その場合、まず派遣などで経理の経験を積むか、未経験者でも可という小規模な会社に入社してそこで実務経験を積んで、その次の転職で大手企業の会社に転職する……という方法もあるでしょう。 転職の先に、独立や起業を見据えている人も同じです。 どのような職種・形態で、どこで起業するのかをイメージしておきましょう。「5年後にはグッズ販売の会社を設立し経営したい」とうビジョンを持っている場合には、経営状態を判断する力をつけるために、経営管理部門で働くという選択肢もあります。この時あえて規模の小さな会社を選んで、経営管理部門以外の仕事もできそうな企業に転職する……という方法もあります。 このように転職・再就職をする前に、自己分析やネガティブチェックを行ったり、ビジョンを明確にすることは、採用される履歴書・職務経歴書の作成や、転職活動の成功につながるだけではありません。あなた自身の人生を生き生きと輝かせるためにも、大切な作業なのです。 以上、履歴書・職務経歴書を作成する前に行っておきたい自己分析、ネガティブチェックについてご紹介しました。 自己分析は転職を成功させるために大変重要な作業です。 自分のことが分からなければ、自分のアピールポイントを知ることも出来ないので「会ってみたい」と思わせるような履歴書・職務経歴書は作成できませんし、面接にも受かりません。 ココカラ転職では、経験豊富なキャリアアドバイザーがアピールポイントを一緒に考え、転職に失敗しない企業選びをサポートします。 ご自身のアピールポイント、弱み、強みを知り、そのうえで企業を選ぶことができれば、志望動機で迷うことなく、履歴書・職務経歴書の作成もスムーズになり、面接でも堂々と答えられるようになるはずです。 転職・再就職のさまざまなお悩み、不安にも丁寧に回答します。まずはお気軽にお問合せください。

どの会社にも通用するアピールポイント | 転職の基礎知識

どの会社にも通用するアピールポイント

アピールポイントや志望動機は、職務経歴書のなかでもとくに人事担当者が注目している欄です。ですからアピールポイントや志望動機は具体的に詳細に書いて効果的にアピールしたいものです。 転職活動において求められる能力やスキルは会社ごとにさまざまですが、どの会社でも求められる能力があります。 それは、コミュニケーション力、マネージメント力、そしてプレゼンテーション力の3つです。 ここでは、職務経歴書のなかでコミュニケーション力、マネージメント力、プレゼンテーション力を効果的にアピールする方法についてご紹介します。 コミュニケーション力 自己PR欄でただ単に「私はコミュニケーション力があります」と書いても、説得力はありません。 コミュニケーション力をアピールする際には、先輩、上司、顧客から評価されたエピソードや、どのような点が評価されてどのような結果を残したかを、うまくエピソードとして盛り込むのがおすすめです。 また、できるだけ自分を客観視して第三者に納得できるように簡潔に説明し、その長所を仕事でどう生かせるかをアピールするように意識しましょう。 接客、サービス業ではお客様とのコミュニケーション力が求められるのはもちろん、それ以外の職種でも同僚、上司、部下とのコミュニケーション力や、業者の担当者とのコミュニケーション力は大変重視されます。 「顧客の意見を尊重し、商品やサービスの改善をした」「顧客から評価され、売上アップにつながった」「スタッフから評価を受けた」など具体的なエピソードがあれば、思い出せるだけ書き出してみましょう。 なお記載する際には、文中に見出しをつけることで、読み手である採用担当者に「読んでみよう」と思わせる工夫もしてみましょう。 コミュニケーション力の自己PR例 丁寧なコミュニケーションで契約を獲得 私は前職で訪問営業を行っていました。 契約をしてくださったお客様には、契約後も定期的に訪問をしながら、お客様の新たなニーズをくみ取って、問題解決の糸口になるような新規の提案を行うように心掛けてきました。 お客様に対して丁寧なコミュニケーションを取り続けた結果、お客様がご自身の知人や友人の方を紹介してくださるようになり、2年目には目標契約件数の2倍の契約を獲得できるようになりました。 マネージメント力 中途採用では、リーダーシップのある人やマネージメント経験者が好まれます。 後輩指導やプロジェクトリーダーの経験がある人は、積極的に書くのがおすすめです。 マネージメント力をアピールする場合には、新入社員に指導を行った経験や、部下にどのような指導をしたかを具体的に書きましょう。 そしてその結果、「部下のモチベーションが上がった」「効率が上がった」「顧客の評価が上がり売上増加につながった」などの具体的な効果もあわせて書くようにします。 マネージメント力の自己PR例 適材適所を意識した組織構築力 私はプロジェクトリーダーとして6人のメンバーを統括していました。 プロジェクトを遂行する際には、常に部下の適材適所を念頭に置いて、冷静な評価をするように心掛けていました。また、部下がそれぞれ自分の仕事やノルマに責任を持ったうえで、自発性、積極性を発揮できるように工夫していました。 部下からは「相談に乗ってくれながら、モチベーションを高めてくれる」と評価され、プロジェクト遂行後は、売上を前年比18%増に改善することができました。 組織力を最大に高める工夫 私はプロジェクトリーダーとして6人のメンバーを統括していました。 プロジェクトチームを任された時から、自由に発言できる環境を作り、積極的に部下の考えを聞いて適性を把握するように努めました。 また私はプロジェクトリーダーとして、メンバーには自由に仕事に取り組ませて、その責任は自分が全て負うことを宣言していましたが、これが職場の雰囲気を大きく変革させたという評価を得ています。 私がプロジェクトリーダーになる前に、その部署の売上は社内で最下位の成績でしたが、前述したような組織力を最大に高める工夫をした結果、新規契約部門では社内トップレベルの成績を残せるようになりました。 プレゼンテーション力 プレゼンテーション力はとくに専門職・企画職で重視されます。 「20xx年に開催されたシンポジウムでプレゼンテーションを行った」など、具体的なエピソードを盛り込みましょう。 プレゼンテーション力をアピールする際には、企画書を書いた経験や人前で発表した経験、営業をするときに自分なりに工夫した点があるかなどを具体的に書くようにします。 なお営業職としてプレゼンテーション力をアピールする場合には、具体的な数値も記入するとよいです。 採用担当者に「この人なら、確実に営業数字を叩き出せる」という印象を持ってもらうためには、取り扱った商品や顧客層、営業スタイル、達成実績、表彰歴などをバランスよく盛り込んで効果的にアピールしましょう。 なお採用担当者は職務経歴書の体裁からも、応募者の書類作成能力やプレゼンテーション力を判断します。 読み手の立場に立って、読みやすいレイアウト・文章を意識しましょう。 プレゼンテーション力の自己PR例 ニーズに的確にこたえるプレゼンテーション力 私は前職で訪問営業を行っていました。営業職は数字が全てといっても過言ではないと考えていますが、数字に結びつく効果を出すためには、お客様にきちんとご納得いただいく提案力、プレゼンテーション力が大前提だと考えています。 ご提案させて頂く際には、お客様のニーズを的確にくみ取ること、常に提案シナリオを作成して何度もシミュレーションすることを心がけ、着実に成績を残してまいりました。 ○○保険株式会社に在籍している時には、常に売上トップを誇り、数々の表彰を受けるという実績を残すことができました。 以上、どの会社にも通用するアピールポイントについてご紹介しました。 ココカラ転職では、専任のキャリアアドバイザーが、応募する際のコツや面接対策をしっかり行い、あなたの転職の可能性を最大限に広げるサポートを心掛けています。 転職が不安な方も、ぜひ一度ご相談ください。

【転職】面接でライバルと差をつけるための心得 10 | 転職の基礎知識

【転職】面接でライバルと差をつけるための心得 10

面接は、誰でも緊張するものです。 「そんなに緊張するタイプではない」という人でも、いざ面接となると、普段だったら当たり前にできていることができなくなってしまう…というケースもあります。 しかも面接では、限られた面接時間内で「いかに自分が応募先企業の求める人物像とマッチしている人材か」を、効果的にアピールすることが必要です。 せっかく書類審査を通過したのに、面接でのアピールが失敗してしまえば、自分の良さが相手に伝わらず、残念な結果に終わってしまうこともあります。 それでは、ライバルに差をつけて、面接を成功させるためには、どうすればよいのでしょうか。 ここでは、転職の面接で緊張しない方法や、ライバルに差をつけるアピールの方法などについてご紹介します。 1. 面接前日のリラックス法 面接の前日にやるべきことは、【1】会社までの経路を調べる【2】持ち物のチェックをする【3】十分な睡眠をとる、の3つです。 面接前日は、誰でも緊張するものですが、なかには「緊張し過ぎて眠れず、面接で十分力を発揮できなかった」という人もいます。 大切な本番の前日に、緊張や不安を取り除き、きちんと睡眠をとるためには、どのように過ごせばよいのでしょうか。ここでは、面接前日にできる簡単なリラックス法をご紹介します。 努力したことを紙に書く 人間は、頭の中に不安要素が溜まってくると、ますます不安が強くなってしまうものです。 ですから、前日には「今まで自分が努力してきたこと」「面接当日、緊張する必要がないほど、準備してきたこと」を紙に書き出してみてください。 「面接の回答を、何時間練習したか」「企業研究をどれだけ行ってきたか」など、思いつく限りのことをいくつも書き出して、本番の自信につなげるのです。 頭の中だけで考えず、実際に紙に書き出してみると、自然に緊張がほぐれてリラックスできるでしょう。簡単で効果のある方法なので、ぜひ試してみてください。 2. 面接当日の緊張のほぐし方 面接当日に緊張し過ぎてしまうと、本来の自分の良さを面接担当者に充分に伝えることができず、残念な結果に終わってしまうこともあります。 ある程度の緊張はむしろあった方が良いのですが、自分をコントロールできずにパニックになったり、頭が真っ白になってしまう事態は避けたいもの。 ここでは、面接当日にできる簡単なリラックス法をご紹介します。 朝食は、腹五分目程度 まず朝食は、腹五分目程度で抑えておきましょう。人間は空腹状態の方が頭の回転が良くなり、集中力が増すからです。想定外の質問をされた時も、慌てずに瞬時に判断することができるようになります。 余裕をもって行動する 朝食を摂ったら、余裕をもって家を出ましょう。 当日ギリギリに面接会場に到着してしまうと、そのバタバタが不安の原因になってしまい、面接前に緊張してしまいます。 面接会場の近くで時間をつぶすくらいの余裕があると、ベターです。 そして、面接会場に着いたら、会社のトイレで髪形やメイク、ネクタイなどの身だしなみを確認しましょう。 これくらい時間に余裕をもって行動すると、心にも余裕が生まれ、段々リラックスすることができます。 緊張しても、OKと開き直る それでも「どうしても緊張してしまう」という人も、ご安心ください。 緊張してしまう、というのは、それだけ面接に本気で挑んでいるからではないでしょうか。 要は、どれだけ緊張していても、その「本気度」が面接担当者に伝わればよいのです。「緊張してしまっているが、それだけ自分は本気だということが伝わればいい」と開き直ってしまいましょう。 3. 好印象を与える話し方「目線、話す速度」 面接で話す時は、笑顔と目線に注意しましょう。 緊張するあまりに怒ったような表情になってしまったり、無表情になってしまわないように注意してください。 面接の練習は、必ず何度も行いましょう。 頭の中でまとめるだけでなく、実際に声に出して話してみることも大切です。1つの回答を30秒程度にまとめることができているかも確認しましょう。 「メラビアンの法則」を応用した話し方とは 面接に挑む前に、ぜひ知っておいていただきたい法則があります。 それは、「メラビアンの法則」という法則で、「人の印象は見た目、声から受ける印象がほとんどである」という法則です。 「メラビアンの法則」によれば、人が受ける印象の割合は以下の通りとされます。 ・見た目から受ける印象:55% ・声から受ける印象:38% ・話の内容から受ける印象:7% そして、この「メラビアンの法則」を面接でも応用すると、面接担当者に好印象を与えることができます。 面接というと、ビジネスマナーや回答内容が重要視されると思われがちです。 もちろん、これらが重要であるのは事実ですが、面接担当者に良い印象を与えるためには、回答内容だけではなく、見た目や声の印象がとても重要なポイントになるといえるでしょう。 【1】目線 「目は口ほどに物を言う」ということわざがあるとおり、感情のこもった目線は、口で話すのと同じくらい相手に気持ちが伝わるもの。視線が定まらずキョロキョロしてしまったり、うつむきがちにならないよう、注意してください。 【2】声のトーンと速度 声のトーンや話すスピードも、好感度をアップさせるために注意したいポイントです。 まず声のトーンでは、普段より1トーン高い声を意識して話しましょう。高いトーンは「明るい」「元気」「楽しそう」というプラスの印象を与えますし、相手が聞き取りやすいからです。 次に話すスピードですが、一気にまくしたてるように話すのは禁物です。 相手に伝えたい重要なポイントについて話す時は、ゆっくりと話すと、相手の印象に残りやすくなります。 【3】姿勢 目、声と同じくらい大切なのが、姿勢です。 座る時は背もたれは使わず、座面の3分の2または半分を使って腰かけます。 だらしなく座ったり貧乏ゆすりなどをしてしまうと、せっかく良い回答をしても悪い印象を与えてしまいます。 4. 会社の受付も「面接官」と思え 面接する会社の受付で挨拶をする時から、面接は始まっています。 面接会場に入る前にコート、マフラーなどは脱いでおき、面接できる格好で受付に挨拶をしましょう。 受付では自分から名乗る 受付で、いきなり「面接会場はどこですか」と自分の要件を伝えるのは、大変失礼です。 「おはようございます。本日面接をさせていただくことになっております、○田○子です」と自分から挨拶をしましょう。 受付だけではなく、廊下やエレベーター、トイレなどですれ違う社員は、すべて「面接担当者」だと思って、気を抜かないようにしてください。 5. 会社の待合室では、自分から挨拶を 会社の待合室に入室する際は、「失礼します」と挨拶をしてから入室します。他の応募者がいる場合は、軽く会釈してから着席します。 他の応募者には自分から挨拶を 後から応募者が入室してくる時も、自分から笑顔で挨拶をしましょう。 応募者はライバルではありますが、敵ではありません。 笑顔で挨拶をすることで好意を与えることができれば、相手からも好意を持ってもらうことができます。待合室の雰囲気を良くすることは、面接の緊張をほぐすためにも効果的です。 この時、落ち着かないからといって、他の応募者に話しかけたり、スマホを操作したり、雑誌を読んだりするのは、あまり良い印象を与えません。 会社情報を見直したり、準備した回答例をまとめたものを読み返しながら、静かに待つのが社会人としてのマナーです。 6. 「好感度」は合否に影響大 これまでも述べてきましたが、好感度は合否にかなり大きな影響を与えます。 そして、アメリカ合衆国の心理学者であるアルバート・メラビアン氏によると、「たった数秒で人の印象(好感度)が決まる」とされています。 実際、多くの面接担当者からは、「応募者がドアをノックしてから、椅子に座るまでの間に合否を決める」といった意見も聞かれます。 それでは、面接開始数秒間で、面接担当者に好印象を与えるためには、どのような工夫が必要なのでしょうか。 面接担当者に、数秒で好印象を与える方法 【1】笑顔はノック前から作る 笑顔は、面接会場の扉をノックする前から作っておきましょう。 ドアを開けた隙間から「笑顔でない」状態が1秒でも見えてしまったら、その笑顔でない顔も、面接担当者に影響を与えてしまうからです。 【2】笑顔の練習をしておく 普段は自然に笑顔を作っているものですが、笑顔には4つの条件があります。 この4つの条件を意識して、面接前に練習をしておくと、緊張したなかでも「自然に見える笑顔」を作ることができます。 ○口角が後ろに引かれ、上がっている ○口は横に開いている(歯は見えても見えなくてもOK) ○目は少し細くなり、目尻にはシワが寄っている ○頬は上がっている この4つの笑顔の条件を意識しながら、鏡を見て練習してください。 「目だけ笑っていない」「口元が不自然に閉じている」など、4つの条件に当てはまっていない点があれば、面接前までに改善しておきましょう。 7. 自己PRに使いたい「両面提示」 面接では絶対と言っていいほど聞かれる質問が、自己紹介や自己PRです。 自己PRは、新卒採用の場合には面接の最初の方に求められることが多いですが、中途採用の場合には、面接の終盤頃に聞かれるケースもみられます。 書類選考を通過してきた応募者のレベルは、「どんぐりの背比べ」になっていることが多いので、自己PRでぜひ“決め”のアピールをしたいところです。 そこで、ここでは面接の自己PRをより有効的に伝える、「両面提示」の方法をご紹介します。 プラスとマイナス両面を提示 両面提示とは、物事の両面を見せることで、片面提示とは物事の一面だけを見せるという意味です。これはマーケティング心理学でよく使われる用語で、効果的にものやサービスを販売する手法のひとつとして紹介されています。 人は、何かを説得され判断しようとしている時に、プラスの内容だけ説明されると「どこか怪しい」と思ってしまうことがあります。 面接といった場面でもそれは同じで、応募担当者が「自分のよい点」ばかりアピールしても、面接担当者としては、「何か信用できない」という印象を払拭できずにいる可能性もあります。 ですから、自己PRをする場合も、ポジティブな要素だけではなく、ネガティブ要素やデメリットなどを合わせて説明する方が、効果的です。 「面接では、自分の良さをしっかりアピールしよう!」と思ってしまいがちですが、それだけでは逆効果になることもあります。 致命的にならない程度の弱点をあえて自ら提示して、それから自己PRを行うと、面接担当者に信頼感や好感を与えることができます。 ~回答例~ 長所は、人並み以上に体力があるところです。 大学まで10年以上陸上競技を続けてきたので、特に基礎体力には自信があります。 短所はときどき、時間を忘れて熱中し過ぎてしまうことです。 今は、自分でスケジュールを管理する習慣を身につけるために、常に手帳を持ち歩き、意識的にタイムマネジメントできるよう、工夫しています。 8. 逆質問で差をつける方法 面接官から、「何か質問はありますか」と聞かれることがあります。いわゆる「逆質問」です。 この時、特に聞きたいことや知りたいことがないのであれば、「丁寧にご説明をいただきましたので、ひと通り理解することができました。本日お話を伺って、改めて御社で働かせていただきたいという想いが強くなりました」と回答すればOKです。 逆質問を利用して、好印象を与える 逆質問を利用して、面接担当者に好印象を与える方法もあります。 例えば、あえて「先程、御社は開発に今後力を入れるとおっしゃっていましたが、そこで必要とされるスキルは何ですか」と質問するのです。 そして、面接担当者が「必要なスキルは○○の知識です」と回答してきたら、それに対して「安心しました。私は前職で○○の知識を習得しているので、その分野で活躍できると思います。そして本日からますます○○の知識を得る努力をしていきます。」と伝えます。 このように逆質問を利用したアピール方法は、緊張している場面ではなかなか難しいかもしれませんが、事前に何度か練習しておくと、自然に行うことができるはずです。 9. 「揺さぶり質問」には動じない 揺さぶり質問とは、「年齢が高いですが、職場になじめますか」「もし不採用だったら、どうしますか」など、面接官がわざと応募者が困るような厳しい質問をして、それに対してどのような対応をするかを見るものです。 面接の緊張の度合いを上げて応募者の本音を引き出したり、非常事態やトラブルへの対応力を見るという目的もあります。 揺さぶり質問も、質問のひとつ 揺さぶり質問をする目的は、「仕事で緊急事態が起こった時に、臨機応変に対応できる人物かどうか」「社会人としての振る舞いができるか」を見ることが目的です。 ですから、「揺さぶり質問も、質問のひとつだ」ととらえ、何よりも落ち着くことが大切です。沈黙してしまったり、腹を立てたりするのは絶対にNG。社会人として失格と思われてしまいます。 どんな質問に対しても、落ち着いて自分なりの回答ができるよう、しっかりと準備しておきましょう。 10. 最終面接後の「お礼状」 最終面接が終わったら、ぜひしておきたいのが、面接担当者に対する「お礼状」です。 とくに中小企業にはダイレクトに熱意が伝わり、効果的です。 大企業に対しても、ライバルが大勢いる場合には、強く印象づけることができます。 面接のお礼状は、その日のうちに 面接のお礼状は、その日のうちに採用担当者にメールか手書きで伝えます。 お礼状の内容は、面接へのお礼、面接で感じたこと、入社への意欲などを、簡潔にまとめます。長すぎる文章は、相手の負担になることもあるので注意しましょう。 ~お礼状 書面例~ 拝啓 時下、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。 本日はお忙しいところ、面接の機会をいただき、誠にありがとうございました。 ○○様が、貴社の経営方針や今後の展開などについて丁寧に説明してくださり、ますます貴社に入社させていただきたいという気持ちが強くなりました。 最終面接ということで、大変緊張いたしましたが、私にとっては気持ちを新たにする大変充実した時間をいただき、心から感謝しております。 改めて、貴社で私の経験をぜひとも活かしてまいりたいと存じます。 また、本日から○○の知識をさらに習得すべく努力してまいりたいと思っております。 取り急ぎ、お礼を申し上げたく、メール(手紙)させていただきました。 末筆ながら、貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。 本当にありがとうございました。                    敬具                             平成○○年○月○日                                  山田○子 株式会社E商事 人事採用ご担当 佐藤○男 様 以上、面接でライバルと差をつけるための心得についてご紹介しました。 ここでご紹介した10個の心得は、どれも「言われてみると当たり前のこと」かもしれません。でもこんなちょっとしたことが、面接担当者の好意を獲得し、ライバル達に差をつけることができるのです。 ぜひ、今日から準備・練習を始めてみてください。 スペインの哲学者であるバルタサン・グラシアンは、「愚か者が後回しにすることを、賢人はただちに実行する。どちらもやることは同じ。違うのはタイミングだけだ」と言っています。 やるべきことをいかに早く始められるかが、ライバルに差をつけるための第一歩なのです。 面接は、「選考される場」ではなく「情報や気持ちを伝え合うコミュニケーションの場」でもあります。 「ココカラ転職」では、面接を突破する方法だけでなく、面接を通して、応募者がしっかりと「その企業が、本当に自分の転職先としてふさわしいかどうか」確認していただけるよう、しっかりとアドバイスいたします。 また、面接対策だけでなく、企業選びやキャリアプラン、住まいや子育て環境についてもお気軽にご相談ください。 地元を良く知るアドバイザーが、親身にサポートを行います。

転職を成功させる自己PR~履歴書、面接で効果的な自己PRノウハウとは | 転職の基礎知識

転職を成功させる自己PR~履歴書、面接で効果的な自己PRノウハウとは

面接官が自己PRを通して知りたいのは、応募者が「職場でどれだけ活躍できる能力があるか」そして「業務を行う十分な資質や行動特性があるのか」という点です。 但し、ここでいう能力、資質、行動特性は、企業のニーズにマッチしている必要があります。ですから、自分が持っている能力、資質、行動特性のどの部分をどのようにアピールしていくかは、企業のニーズによって異なることになるのです。 効果的に自己PRを行うためには、まずは応募先企業のニーズを正確に把握すること、そして、これまでの自分の仕事に関する経験の中からその企業のニーズにマッチするものを探し出すという作業が必要になります。 ここでは、履歴書、職務経歴書、面接で効果的な「自己PR」についてご紹介します。 「自己PR」とは 自己PRや志望動機は、履歴書、職務経歴書、面接いずれのシーンでも最も重要な項目の一つです。面接では人柄や能力に加え、プレゼンテーションスキルの有無についても確認されます。 自己PRをまとめる際には、「なぜ応募先企業の募集職種を選んだのか」「そこでどのような貢献ができると考えているのか」という2つの観点を必ず盛り込む必要があります。 ここでは「貴社の経営理念に強く惹かれました」「貴社の安定性に惹かれて」などといった抽象的な表現は、NGです。必ずオリジナルの回答を作成し、自分の熱い思いを端的に伝えるように工夫しましょう。 アピールポイントを見つけるには 「自分のアピールポイントなんて、どのように見つければよいのか分からない」という方は多いと思います。 確かにいきなり「自分がアピールできるところって、どこだろう?」と考えると、なかなか思い浮かばないですよね。 その場合には、まず企業のニーズを把握する作業から始めましょう。 例えば、求人広告に「明るく誠実な対応ができる方」という記載があれば、自分が過去にクライアントや同僚に対して明るく誠実な対応をできた経験はなかったか、それによってクライアントや同僚に評価された経験はなかったかを思い出していくのです。 また、どのように業務に取り組んできたのか、自分なりに工夫した点はなかったのかという視点からも考えてみましょう。 企業のニーズを把握する 自分では「○○が自分の売りだ」と思っていても、それが応募先企業のニーズにマッチしていなければ「売り」とは言えません。 そこで、自己PRを考える際には、もう一度応募先企業の求人広告を見直して、その企業のニーズを正確に把握するようにしましょう。そしていくつかある自分の「アピールポイント」のなかで、最も企業のニーズにマッチした部分を中心に自己PRをまとめていくようにします。 なお、自己PRを考える際には、是非キャリアコンサルタントやアドバイザーにアドバイスを求めることをおすすめします。 企業が求めるニーズは一つではありません。経験豊富なキャリアコンサルタントやアドバイザーであれば、求人広告からは把握できない企業のニーズをつかみ、そのニーズに沿った効果的なアピール方法をアドバイスしてくれるからです。 自分の良さというものは、案外自分では気付きにくいものです。 自分では「できて当たり前のこと」と思っていても、意外とそうではなくてアピールポイントになっている場合もあります。 「どんなに忙しくても、依頼された仕事は笑顔で引き受ける」というのも立派なアピールポイントです。自分では「そんなの当たり前」と思っていることでも、その人ならではの良さ、アピールポイントが隠れているケースは多いものです。 エピソードを盛り込む 自己PRをまとめる時には、必ず具体的なエピソードを添えるようにします。 例えば、応募先企業の求人広告に「明るくコミュニケーション能力のある方を求めます」という記述があったとします。その場合には、自分に「コミュニケーション能力を活かしたエピソード」が過去になかったかを考えてみます。 そして、具体的に自分がどのような対応をしたのか、どのような効果(上司に評価されたこと、第三者からの感謝の言葉など)があったのか、ということが客観的に分かるように表現するように工夫しましょう。エピソードを交えることで、面接担当者が「この応募者は、このような仕事のやり方ができるのか」「この人には、こんな能力があるのか」といった具体的なイメージができるようになるからです。 同じ販売職であっても、扱う商品やクライアントによってその手法や工夫は異なります。例えば、ある人は大手百貨店で販売の仕事をしていましたが、「業務を効率よく進め、お客様が商品を見つけやすくするためには、ディスプレイだけではなく全ての環境の整理整頓が必要」と考え、店頭の棚だけでなくレジまわり、倉庫の棚にラベリングをして整理整頓を徹底したそうです。その結果スタッフから「無駄な動きがなくなって、効率的に作業を進めることができた」という声が上がり、お客様からも「スムーズに対応してくれて、ストレスがない」というお褒めの言葉をいただいたそうです。 このように具体的に何をどのようにしたのか、どんな工夫をしたのか、その具体的なエピソードを思い出していく作業も、アピールポイントを見つけるために効果的です。 職務経歴書の「自己PR」 職務経歴書の自己PR欄は、特に決まった形式はありません。 ですから、例えばそれほどアピールできるような職歴がない場合には、まず「自己PR」の項目を立てて、学生時代からの経験や将来への抱負などを踏まえた欄を設けて、その下に職歴や取得資格を記載するのも一つの手です。 職務経歴書の「自己PR」はそれぞれの事情に沿って、最も効果的なアピールができる形式、文言を意識しましょう。 ここでは、さまざまなケースの自己PRをご紹介します。 フリーター経験が長い場合 フリーター経験がある人は、単に職務経歴を記載するのではなく、必ず「自己PR」の項目を設けて「自分がフリーターの間は何をしてきたのか」「なぜフリーターという道を選んだのか」「今回正社員を志そうとした理由は何なのか」を端的かつ自信を持って説明するようにしましょう。 【回答例】 大学卒業してからの3年間は、デザイナーを目指してアパレルでアルバイトをしていました。結果的にデザイナーという夢は軌道修正することになりましたが、3年間の経験は決して無駄ではなかったと自負しています。 デザイナーを目指すなかで、商品を企画段階から意識することができました。そして、アパレルでアルバイトをし、在庫管理や販売を担当した経験のなかでは、お客様のニーズを強く意識することができました。 御社では、商品の企画段階から買付け、販売と総合的な分野に関わっていきたいと思っております。 同じ会社で勤続年数が長い場合 同じ会社で同じ仕事を続けてきた人の場合には、その堅実さをアピールしたいところですが、単に「続けた」というだけでは、アピール度はそれほど高くありません。それに、書き方を工夫しないと「庶務全般を担当」「経理全般を担当」など1行にしかならず、書くことが少なくなくて、見た目がスカスカの職務経歴書になってしまうというリスクもあります。 「どんな豊富な経験があるか」「その経験を活かし、これからどのような貢献ができると考えているか」について、具体的に述べる工夫が必要です。 【回答例】 私は、入社以来、一貫して雑誌・編集の仕事を続けてまいりました。 2010年以降は医療分野の書籍を担当しており、とくに産婦人科関連を中心に医師、看護師などとコミュニケーションをとりながら業務に携わりました。 貴社であれば、前職と同じ業種であり企業規模も同等であることから、私の10年の経験・スキルを余すことなく発揮し、持ち前の迅速さ、正確さを活かして医療分野の編集のスペシャリストを目指していきたいと考えております。 転職回数が多い場合 転職回数が多い場合には、それがハンデと見えないように工夫することが大切です。 これから応募する企業や業種によって、これまでの豊富な経験をどのように有効に活用できるかを最大限アピールするようにしましょう。 【回答例】 これまで一貫して営業をバックアップする業務に従事してきました。 新しい業界や職場環境にも違和感なく溶け込むことができます。さまざまな企業の営業サポートで培ったこれまでの貴重な経験を生かし、営業部員の業績アップにつながるサポート業務に従事したいと考えています。 面接での「自己PR」 面接での自己PRも、応募先企業のニーズを意識することが最も大切です。 自己PRの組み立て方で、面接をリードできるかどうかが決まると言っても過言ではありません。 面接に臨む前には、応募先企業のニーズを正確に把握し、これからやってみたい仕事の内容を明確にイメージしましょう。そのうえで、具体的に仕事に対してどのような姿勢で取り組むつもりなのか、自ら考えて行動できる人間なのかをしっかりアピールできるよう準備しておきましょう。 ここでは、面接で自己PRをする際の注意点や組み立て方、職種別の自己PR回答例などについて、ご紹介します。 自己PRの組み立て方 面接で自己PRをする際には、①挨拶、②前職の会社、配属先、これまでの仕事の要約、③能力、資質、行動特性、④志望動機、⑤締めの5つの視点から組み立てていくのが基本です。 「○田○郎と申します。私を一言で申しますと○○な人間です。と言いますのは、○○だからです。以前こんなことがありました(エピソード)。以上のように、私の強みは○○です」という順番で話すと理路整然と、相手に内容が伝わりやすくなるからです。 ただし、転職回数が多い人は伝える順番を入れ替えてアピールするなど、工夫をするのも良いでしょう。 ①挨拶 まずは、元気よくフルネームで挨拶をして、堂々とした明るい印象をアピールしましょう。 「本日は貴重なお時間をいただきまして誠にありがとうございます。 ○田○郎と申します。まずはプロフィールの概略と自己紹介をさせていただきたいと思います」 ②前職の会社、配属先、これまでの仕事の要約 会社、配属先、これまでの仕事の要約については、簡潔に分かりやすく説明するのがポイントです。前職の会社の事業内容、ビジネスモデル、所属していた部署の説明をしたら、成果や実績なども盛り込みながら、面接担当者に具体的なイメージを持ってもらえるようアピールしましょう。 ③能力、資質、行動特性 これまで経験してきた業界や職種の知識を盛り込ませ、エピソードを交えながら、応募先企業のニーズにマッチした能力、資質、行動特性があることをしっかり説明します。 ④志望動機 志望動機は面接で必ず聞かれる定番質問ですが、自己PRをする際にも軽く触れておくことをおすすめします。 面接でも注意したいのが、志望動機として「応募先企業の魅力」などの抽象的な表現を避けるということ。志望動機を述べる際には、「御社の○○に魅力を感じて」というより「企業の魅力が、自分にとってどんな利点があるのか」そして「それについて、自分はどのような考えを持っているのか」を自分の言葉でしっかり伝えることが大切です。 面接担当者が応募者に望むのは、近い将来会社で活躍してくれる人材かという点であり、応募先企業に魅力を感じてくれている人材ではないからです。 面接担当者は、入社後の活躍する姿を想像しようとしています。 ですから、面接担当者に「そんな志望動機があるなら、この応募者は入社後に活躍してくれる人材だ」と確信させるために、志望動機を述べる際には、「○○したいと思う」だけではなく「○○に取り組み、○○の仕事をし、○○という成果を出します」というように前向きな意思を示すようにしましょう。 ⑤締め 締めの言葉は、以下のような簡単な挨拶で十分です。 「以上、簡単ではございますが、自己紹介とさせていただきます」 面接での自己PRは3分がベスト 面接で自己PRをする際は、「3分以下」を意識しましょう。 それより長くても短くても、バランスがよくありません。 面接前には、自分で時間を計りながら何度も練習するなど、念入りに準備しておきましょう。 本番では緊張して早口になってしまい、一気にまくしたてて話してしまいがちですが、それも印象がよくありませんので注意してください。「このようなチャンスをいただき、ありがとうございます」と簡単なお礼から入り面接担当者に対する気遣いを見せるようにすると、人間としての落ち着きが感じられ、自分自身も余裕を持つことができます。 なお、企業によっては3分ではなく1分など時間を制約することで、応募者にプレッシャーを与える場合もあります。その制限時間内で、どう的確に自己PRできるかを見ているわけです。 与えられた制限時間が想定していた時間と違っても慌てないように、いくつかの制限時間に合わせてアピールする内容を用意しておきましょう。 自己PR例 営業職の場合 営業職は、何を、誰に、どのように、どれくらい売ってきたかを具体的に示す必要があります。そして、どのような工夫や努力をしてきたかというエピソードを交えながら、自分なりの営業のコツを示すようにしましょう。 【回答例】 売上を伸ばすため、クライアントとは日頃からコミュニケーションをとることを心掛けてきました。何気ない会話のなかから、この人は価格を重視する人なのか、商品の質を重視する人なのかが分かることがあります。正確にクライアントのニーズをつかみ、迅速に対応することで成績を伸ばしてきました。クライアントから新規のクライアントを紹介されることも多く、「とても熱心で親身になってくれたから」と言っていただいた経験が何度もあります。 事務職の場合 事務職とひと口に言っても、その内容は会社によってかなり異なります。ですから、どのような仕事をしてきたのか、どのような工夫をしてきたのかについて、具体的に説明できるようにしましょう。 【回答例】 見積書や注文書の作成や、受注後製造部との納期の交渉や調整まで行っていました。月次報告書では、営業部員のモチベーションアップのために具体的な数字を分かりやすくグラフで表現するように提案しました。 職場では、常に頼まれやすい雰囲気でいることを心掛け、「どんなに忙しくても、いつも笑顔で対応してくれて助かる。まわりの雰囲気も明るくなって仕事がはかどる」と言っていただいた経験があります。 以上、転職面接を成功させるため履歴書、職務経歴書、面接で効果的な「自己PR」についてご紹介しました。 「ココカラ転職」では、経験豊富なキャリアアドバイザーが、履歴書、職務経歴書、面接で効果的な「自己PR」のまとめ方はもちろん、転職活動を進めていく上でのさまざまな相談事についてもしっかりサポートさせていただきます。 「ココカラ転職」は、地元全ての企業に訪問し、募集要項や募集背景だけでなく、企業風土や職場の雰囲気にいたるまでを、詳細にヒアリングし、正確に企業のニーズを把握しています。 応募者の皆様が、入社後もイキイキと活躍して頂ける転職を実現するために、しっかりとサポートさせていただきます。 石川・富山・福井・新潟の転職は、地元企業への転職に強い「ココカラ転職」にお任せ下さい。

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