column

転職の基礎知識

転職の流れ、必要書類 | 転職の基礎知識

転職の流れ、必要書類

転職活動を始める前に、まず事前に転職活動の大まかな流れ、必要な書類について知っておくことが重要です。 まずは、転職活動の大まかな流れを知り、自分なりのスケジュールを立てて、必要な事前準備をしておくことで、スムーズに転職活動を進めることができます。 この記事では、転職活動の全体的な流れを知り、スムーズに転職活動を行えるノウハウについてご紹介していきます。 転職活動の流れ 転職活動は、主に以下のような流れで進めます。 ここでは、主な流れに沿って注意したいポイントをご紹介します。 1:転職活動の準備(自己分析など) 2:求人を探す 3:応募書類の作成 4:面接対策 5:内定・退職手続き 1:転職活動の準備 転職活動を始める前に、まず仕事・転職に対する考え方を、自分のなかでまとめておくことが大切です。 「なぜ転職したいのか」「転職してどうしたいのか」「どういう職種・業種で働きたいのか」、自分の気持ちとスキルの確認を行います。 安易な気持ちで転職活動をしたり、現状への不満だけで転職しようとしても、採用担当者に「この人は、うちにきてもいずれ辞めてしまうのではないか」と判断されてしまいかねません。 したがって転職を考えた際は、自己分析を行い、まずは仕事・転職に対する考え方を自分のなかでまとめ、「転職によって何を実現させたいのか」について、自分の中で明確な答えを用意しておくことが必要です。 仕事に対する自分の適性を見極め、何をしたいのかを具体的に決めないと、どういう企業に応募したらいいのかが、自分でも分からないからです。 自分自身と向き合い、将来のキャリアビジョンをしっかりとまとめておくことで、志望業種・職種を絞ることにつながります。 この時点で併せて、自分が希望する職種・業界の研究や分析も、十分行いましょう。 2:求人を探す 求人情報を探す前に、まず自分なりのこだわりを箇条書きにするのがおすすめです。 そして、「この条件なら納得できる」という基本的なラインを決めておき、その条件をクリアする会社を探しましょう。 この時、自分の条件に合った希望の職種・業種であるのはもちろんですが、勤務地や就業条件など、詳細までしっかり確認します。 注意したいのが、入社後に感じる「思っていたのと違った!」というミスマッチです。 応募する前には、応募する企業のホームページにある企業の理念まで読み込み、実際に足を運んで情報収集し、社員の話や口コミ・評判などをリサーチしましょう。 社長のブログなどがあれば、それもしっかりチェックします。 応募する前に、応募企業についてしっかり理解したうえで応募することで、後々のトラブルを防ぐことができます。 3:応募書類の作成 転職活動では、履歴書、職務経歴書、添え状などが必要です。 新卒の場合と違い、転職の場合は、書き方が内定に大きく関わってくるのが「職務経歴書」です。 これまでの実績を余すことなくアピールできる材料とするためにも、工夫して書類を作成する必要があります。 特に、志望動機や自己PRなどは、十分に時間を使って考え、オリジナルの文章を作成しましょう。長文だからいいというわけではありません。簡潔でまとまりがあり、相手にスムーズに伝わる文章・内容に仕上げることが、転職成功への近道となります。 4:面接対策する 面接では、作成した応募書類と矛盾がないよう、さらに内容もボリュームアップして回答できるように準備しておく必要があります。 面接では、必ず聞かれる「定番の質問」というものがありますので、自分なりの答えを用意しておきましょう。 なお、面接の会話自体だけでなく、身だしなみも非常に重要なポイント。 第一印象が良ければ、その後の選考もスムーズに進む可能性が高まります。 5:内定・退職手続き 内定が決まったら、入社時期についての相談と実際の就労条件や待遇面など、正式な内容を確認します。 入社時期については、現職の退職時期との兼ね合いもあるため、「入社までにどれくらい待ってもらえるか」というリミット時期を確認しておくことも重要です。 退職手続きについては、社外の得意先などへの報告や、社内の引継ぎ業務も責任を持って最後まで行うために、残務処理のスケジュールなどもしっかり確認しましょう。 業務で使用していた備品や制服など、貸与物も忘れずに返却します。 社会保険の関係で、さまざまな書類の提出や署名なども必要になるので、人事部門からきちんと説明を受けて、滞りなく対応しましょう。 なお、転職活動を在職中に開始するか、退職してから開始するかについては、それぞれにメリット・デメリットがあります。 在職中の場合は、定期収入があるなかで転職活動を進めることができるので、収入面の心配なく活動を進めることができるというメリットがありますが、反面、仕事が忙しくてなかなか転職活動が進められないというデメリットもあります。 事前準備はもちろん、書類・面接対策なども中途半端になってしまい、転職活動が長引く恐れもあります。 退職してからの転職活動は、転職活動に集中できるというメリットがありますが、収入の問題が大きな壁になるでしょう。例えば自己都合退職の場合は、失業保険が支給されるのは、単純計算しても早くておよそ4カ月後になります。退職後にすぐ転職活動をしたとしても、無収入の時期が長引く可能性もあります。お金のことを考えて、焦って転職活動を進めなくてはならない…ということも考えられます。 それぞれのメリット・デメリットをしっかり理解したうえで、自分なりのスケジュールを立てることが大切です。 転職の必要書類 転職活動で必要になってくる書類は、主に①履歴書、②職務経歴書、③添え状の3つです。特に履歴書・職務経歴書は、その内容が採用選考に直結します。 採用担当者は、たくさんの応募書類のなかから、きらりと光る人を見つけようとします。ライバルたちに差をつけるためには、応募書類の作成に細心の注意を払い、工夫することが必要です。 履歴書 履歴書は、就職・転職含め、仕事に就くうえで、ほとんどのケースで必ず必要になる書類です。 名前・住所・学歴など、正式名称・正式な漢字を使用し、ミスのないように記入します。 職歴については、職務経歴書で詳細に記載しますので、履歴書では簡略的で問題ありません。資格などを複数持っている場合は、応募企業で役立つ資格をピックアップして記載します。 履歴書の様式によっては、自己PRや志望動機を記載する欄がありますが、記載欄は決して広くありません。ある程度内容をまとめ、簡潔に記載しましょう。 職務経歴書 転職活動をするのであれば、職務経歴書の作成は必須です。 企業の正式名称や業績・事業内容などをはじめ、実績や達成した数値など、見栄えのよいように工夫して、実務経験についても具体的に記載します。 職種によって異なりますが、営業職など数字であらわせる実績があれば、必ず記載しておきましょう。社内表彰やプロジェクト案件などについては、比較できるようなデータを記載することで、面接担当者が実績をイメージしやすい書類になります。 事務系などの、数字で実績をあらわせない職種の場合は、仕事でのエピソードを盛り込んで自己PRにつなげたり、資格などでアピールするなど、内容にオリジナリティを加えることが大切です。 職務経歴書は、履歴書ほど決まったフォーマットがあるわけではありません。自由度が高い書類なので、自分の職歴に合わせてカスタマイズして作成しましょう。 添え状 添え状は、応募書類を郵送する場合に必要となります。 A4の用紙1枚で、すっきりとしたビジネス文書に仕上げましょう。 熱意などを長文でアピールするほど、時間をかけて作り込む必要はありません。履歴書と職務経歴書をしっかりと作成し、そのなかでしっかりアピールすれば十分です。 以上、転職の大まかな流れと必要書類についてご紹介しました。 転職を成功させるためには、ここでご紹介したような転職の大まかな流れと必要書類を把握し、しっかりと自己分析を行って、対策をすることが大切です。 「ココカラ転職」では、専任のキャリアアドバイザーが、応募する際のコツ、応募者の皆様の経歴を丁寧にヒアリングし、その可能性を最大限に広げるサポートを心掛けています。 お気軽にご相談ください。

営業の正社員転職 | 転職の基礎知識

営業の正社員転職

営業職とひと口に言っても、顧客内容が法人か個人か、ルートセールスかで、アピールするポイントは異なります。 しかしその全ての営業職に共通するのは「数字至上主義」という点です。 職務経歴書でも面接でも、「自分は結果を出すために自ら動こうとする意欲を持っている」ということを効果的に伝える工夫、そしてこれまでの成果を説明する際にも、なるべく「数字」を絡めて分かりやすくアピールする工夫が必要です。 営業職の正社員の転職活動 営業職の正社員の転職活動では、「数字至上主義」、つまり、いかに稼げる営業マンであるか、そのために必要なスキルを持っているか、という点をアピールする必要があります。 アピールする際には、それらのスキルを裏づけるために具体的な数字を絡めながら実績を示したり、目標を達成するためにどんな努力をしたかといったことを盛り込んで説明する必要があります。 営業職で求められるスキル 営業職で求められるスキルはさまざまありますが、なかでも大切なのが「稼ぐ力」「目標を達成するための努力」「ストレスに耐える力」の3つです。 もちろん、顧客対象が法人か個人か、営業スタイルが飛び込みかルートセールスか電話営業か、などそれぞれ特性は異なりますので、求められるスキルは多少違ってきます。 それでも、すべての営業職に共通して最低限求められるスキルは、「稼ぐ力」「目標を達成するための努力」「ストレスに耐える力」の3つと思っていて間違いはないでしょう。 いくら学歴が高くても知識が豊富でも、「売れない営業マン」「稼げない営業マン」は営業職で採用されることはありません。 ですから、職務経歴書でも面接でも、この3つのスキルをしっかりアピールすることを意識するようにしましょう。 営業職の転職「職務経歴書」の書き方 営業職の履歴書、職務経歴書では、「営業エリア」「取り扱った商品」「顧客層」「営業スタイル」「実績」「受賞歴」などを、バランスよく盛り込みましょう。 そして、採用担当者に分かりやすいように「数字」を絡めながら、説明するようにしましょう。 何を売っていたか 何を売っていたかは、必ず書きます。 商品名だけでは、採用担当者に分かりにくいこともあるので、その場合は補足説明も記入するようにしましょう。 担当エリアや営業方法 主に、どのエリアを中心に営業していたかも必ず記入します。 また、既存客か新規客か、営業スタイルの特徴(飛び込みかルートセールスか、電話営業かなど)、1日の営業件数、担当顧客の属性なども記入するようにしましょう。 営業成績・受賞歴 売上金額、契約件数などの具体的な数字は、最大のアピールポイントなので、必ず記入するようにしましょう。 記入する際には、採用担当者に分かりやすく客観性を持たせるために、「営業部員20名中2位」など併記するとよいでしょう。 なお、営業成績を数字で示すことは大切ですが、それがチームで獲得した成果なのか個人の成果なのかを、混同しないことが大切です。 受賞歴がある場合には、獲得の難易度が分かるように、賞の内容を補足説明してください。 工夫したこと 営業成績をアップさせるために、どのような工夫を行っていたかも、必ず書きたい項目の一つです。 どのような営業信条を持っていたか(顧客との信頼関係構築、目標達成に対する強い執着心など)、どのような営業戦略を練っていたのか(顧客ニーズに関する徹底した情報収集など)などについて、自分の言葉でまとめましょう。 営業の工夫や努力は、数字では表しにくいので、自己PR欄を設けて、いかに営業に前向きに真摯に取り込んできたかを伝えるようにしましょう。 営業職の職務経歴書 ここでは、住宅の個人営業の職務経歴書の例をご紹介しましたが、職務経歴書は、「こう書くべき」というルールはありません。 これまで述べてきたような「必ずアピールすべきポイント」を踏まえながら、作成するようにしましょう。 営業職の面接 営業職の面接でも、「稼ぐ力」「目標を達成するための努力」「ストレスに耐える力」をしっかりアピールすることが大切です。 特に営業職の面接では「これまでの営業成績を教えてください」など、「稼ぐ力」に関する質問は必ず聞かれると思っていた方がよいでしょう。 提出した職務経歴書を見直し、矛盾した回答をしたりしないよう、しっかり準備しておきましょう。 意欲をアピール 営業職では、「目標を達成するための努力」が大変重視されます。 結果を出すために自ら考えて行動しようとする気持ちと、目標を何としてでも達成するための意欲・心意気は、しっかりアピールしたいものです。 数字を絡める 職務経歴書の記入例のところでも説明しましたが、営業職の面接でも、もちろん「数字」が重視されます。 面接担当者が分かりやすいよう、なるべく客観的な数字を絡めて、他の営業部員と比較しやすいように回答することを心がけましょう。 実績がない場合のアピール法 目立った実績や受賞歴がない場合でも、「常に誠実に職務をこなした」なども十分アピールになります。 その場合には、「お客さまにお褒めの言葉をいただいた」「あなただから、購入する気になったと顧客の信頼を得た」などの具体的なエピソードを添えるとよいでしょう。 面接一問一答集 ここでは、営業職の正社員面接でよく聞かれる質問と回答例について、住宅会社にUターンで転職したいケースを想定してご紹介します。 ただし、「マニュアル本の丸暗記」のような回答例は、面接担当者にはどこか「そらぞらしく」聞こえてしまうもの。本来の自分を見せるためにも、あくまで自分の言葉で回答することが大切だということを忘れないでください。 --これまでの営業成績を教えてください。 月間の目標売上は、10年間のうちで最初の3カ月をのぞき、全て達成してきました。 お客さまの話をよく聞き、個々のニーズを掘り下げてご要望を的確に把握することで、最適な商品を提案したことで、この成果を挙げることができたと思っております。 --営業成績を上げるためにした工夫は? お客さまに強引に売り込むのではなく、まずはお客さまのご要望を全てお聞きすることを心掛けました。じっくりと時間をかけてご要望を伺うことで、お客さま自身も気づかなかったニーズを拾い上げることもできました。 お客さまから「話しながら、イメージが固まる」とご好評をいただいております。 --なぜ他社ではなく当社を選んだのですか? さまざまな媒体で御社について調べさせていただき、御社の住宅のファンになったこと。そして働いている皆様が生き生きとされていることが、御社に応募させていただいた理由です。 私はかねてから、働く皆様が生き生きとしている職場で、心から誇りを持てる商品の営業を行いたいと考えておりました。 今回、親の介護の事情で石川県にUターンすることが決まった時には、真っ先に御社で働きたいと考えました。 --もっとも記憶に残っている経験は? 2年前、お客さまのご要望どおりの仕様ではないというクレームをいただき、改修工事を行うことになりました。 その際に「あなただから、きちんとやってくれると思った」と言っていただきました。結果的に改修工事も3日ほどで対応でき、お客さまのご満足どおりの仕様をご提供することができました。そして、そのお客さまから「娘が住宅を建てる際もよろしく」と言っていただけました。 --石川県は土地勘もなくて、営業は難しいのでは たしかに、これまでは東京都中心に仕事をしてきました。 しかし、何といっても石川県は私の故郷です。大学生まで石川県の金沢市に住んでおり、土地勘がないという心配は、全くありません。 それに私は、「住宅の販売」というよりも「住宅で生活するためのコンサルティング」を重視している御社にとても魅力を感じています。 故郷である石川県でお客さまのニーズに寄り添えること、そして私自身の専門性を高められるといった点でも、ぜひ御社で頑張りたいと思った次第です。 以上、営業の正社員の転職の職務経歴書の記載例や面接の回答例についてご紹介しました。 ここでご紹介した例以外にも、転職を成功させるための秘訣やノウハウはたくさんあります。 「ココカラ転職」では、経験豊富なアドバイザーが、履歴書や職務経歴書の作成指導や面接対策はもちろん、企業選びやキャリアプランについても、親身にサポートを行っております。 また、UIターンの皆さまの住まいや子育て環境についても、アドバイスをしております。 応募者皆様全員の転職成功を目指し、親身になって、転職活動全般のサポートを行います。 まずはお気軽にお問合せください。

転職面接「採用したい」と思わせるアピール 5つのポイント | 転職の基礎知識

転職面接「採用したい」と思わせるアピール 5つのポイント

転職の面接に合格するためには、あたりまえのことですが、まずは面接担当者に「この応募者を採用したい」と思ってもらえることが必要です。 そのためには、面接に臨む前に徹底した企業研究と自己分析を行うことはもちろん、「絶対に御社に貢献してみせる」といった気概を見せる必要があります。 ここでは、面接担当者に「採用したい」と思わせるための、5つのポイントをご紹介します。 転職面接で採用したいと思わせるためには 面接の時間は、10分、20分という限られた時間の中で行われることもあります。 ですから、この短い時間内で他の応募者に差をつけて、面接担当者に「この応募者を採用したい」と思わせることが必要です。そのためには、質問にただ淡々と回答するだけでは足りません。 第一印象を良くするための努力や、相手に親近感をもってもらう努力、相手との心理的な距離を縮める雰囲気づくりなどを意識しましょう。 1. 印象(特に第一印象)を良くする 面接では、第一印象が非常に重要です。 実際、「第一印象で面接の合否を決めている」という面接担当者もいます。 面接では、第一印象で良い印象を与える挨拶、そして好印象を与えるための話し方、姿勢を意識しましょう。 ◇挨拶 入室したらまず、心を込めて「◇田◇太と申します。よろしくお願いします」と自分の名前を名乗ります。 この時、ただ名前を名乗るのではなく「今日はよろしくお願いします」という気持ちを込めると、その気持ちが相手に伝わり好感度が増します。 また、面接が終了して席を立つ時も、「本日はありがとうございました」と挨拶するのを忘れないようにしましょう。この時も、貴重な面接の機会を与えてくれたことへの感謝の気持ちを言葉に込めるようにしましょう。 ◇姿勢・視線 面接中は緊張しがちなので、姿勢や視線まで気がまわらないこともあります。基本的な姿勢や態度は、面接に臨む前に意識的に身につけておきましょう。 ・背筋をのばす 神経質に考える必要はありませんが、話に集中すると猫背になってしまうなどの癖がある人もいます。面接前に自分でチェックするのがおすすめです。 ・椅子に深く腰掛けない 椅子には寄りかからずに、椅子の前半分、または4分の3程度に腰掛けるようにしましょう。 ◇面接担当者の目を見て話す 面接中、常に面接担当者の目を見ている必要はありません。 面接では、「伝えたいメッセージ」の時だけ相手と目を合わせると、そのメッセージを相手に自然に印象づけることができます。 ◇回答する時には、考えながら丁寧に答えている姿勢を示す 質問にあわただしく即答してしまうと、丁寧に回答していないように見えてしまうこともあります。質問されたら条件反射ですぐに応えるのではなく、1秒ぐらい間をとって考えながら丁寧に答えている姿勢を示しましょう。 ◇ハキハキと答える ゆっくりとした話し方は、第一印象でかなり損をしてしまいます。 ハキハキと答えるようにすれば、面接時にいい緊張を与え、好印象を与えることができます。 ◇明るい表情で前向きな気持ちをアピールする 明るい表情は、前向きな気持ちをあらわすことができます。 人間は正直なもので、自信が持てなかったりすればそれが表情にあらわれてしまうもの。 面接前には、自分の表情を鏡でチェックしておきましょう。 2. 年代ごとに会社が求める人材像を把握する 会社が求める人材像は会社によって異なりますし、応募者の年代ごとにも異なります。 面接では、会社が求める人材像やポイントを正確に把握し、それに合わせてアピールすることが必要です。 このポイントがずれてしまうと、どんなに立派な経歴があって業務をこなす十分な実力があっても、採用されないこともあります。 ◇20代 20代の最大の武器は、「今後の伸びしろ」「無限の可能性」です。 ですから、面接では経歴をアピールするよりも、何事にもチャレンジしていくひたむきな姿勢を示すことが大切。 自分はまだまだ未熟であるが、チャレンジする意欲があり、大きく成長したいという姿勢をしっかりアピールしましょう。 ◇30代 30代は、これまでの経験を活かして入社後即戦力になることが求められます。 つまり面接でも、ある程度の経験を積んだ専門性の高さをアピールすることが必要です。 面接前には、しっかりと自己分析を行い、習得している専門分野の知識や技術があることや、それらをどのように業務に活かせるかをしっかり整理しておきましょう。 また、その業務のプロとしての意見を求められることもあるので、「この分野の問題点は何か」「今後この分野で必要とされる知識やスキルは何か」などについて、自分の考えをまとめておくのがおすすめです。 ◇40代 40代以降も、即戦力になる人材を期待されて採用されます。 豊富な経験や専門性の高さだけでなく、「調整力」や「交渉力」などもアピールできるポイントです。 40代以降の転職は難しいと言われますが、「中高年ならではの価値」を求める起業も少なくありません。 これまで、会社という組織の中で戸惑い、苦しみ、悩みながら身につけた「今の自分だからこその価値」をしっかりアピールしましょう。 3. 「質問の意図」を押さえ簡潔に回答する 「質問に対して、的確に答えるスキル」は、面接に必要なスキルのなかでも、もっとも重要なスキルです。 質問の意図からずれた回答ばかりを繰り返してしまうと、面接の流れも、面接担当者に与える印象も悪くなってしまいます。 「面接担当者がこの質問をする意図をしっかりとくみ取る」「その意図に的確に答える」ことは、面接を突破するために必要不可欠な条件なのです。 たとえば、「あなたの趣味は何ですか。」という質問に対して、ただ単に「サッカーです。」と回答するのは、質問の意図をくみ取っているとは言えません。 この質問の意図は、「趣味を通じて、人間性をアピールしてください」という意味です。 ですから、「私の趣味はサッカーです。チームが一丸となって目標を目指し、それぞれの役割を認識し、それぞれが責任を果たす姿勢は、私の仕事観にも大きな影響を与えていると思っています。」など、仕事に絡めて回答するのがよいでしょう。 4. 旬なニュースを回答に入れ込む 面接では、面接担当者の印象に残るワードを使い、他の応募者とは違う印象を残せたか否かが、合否の分かれ目になることがあります。 ですから、日頃から時事問題に関心を持って、面接でアピールできそうな言葉を見つけたら、すぐにメモをして意味を調べておきましょう。 それが旬なニュースとして話題になれば、面接担当者と共通の話題が作りやすくなります。 5. 「癖(くせ)」に注意する 誰にでも、「癖(くせ)」はあるものです。 愛嬌のある癖ならかえって好印象になるでしょうが、話の最中に身体や足を揺すったり、髪をさわる癖などは、人に不快な印象を与えることもあります。 面接前に、無意識に行っている癖がないか確認し、気をつけるようにしましょう。 ◇話始めに「えーっと」「まあ、そうですね」などの口癖 話始めに、このような口癖を入れてしまう人がいますが、間延びする印象を与えてしまうことがあります。神経質になる必要はありませんが、なるべく治しましょう。 ◇貧乏揺すりなどの癖 身体を左右に揺らす癖は、いい印象を与えない場合がほとんどです。周りの家族や友人に、自分では気づいていない癖がないか、確認しておくのがおすすめ。指摘された場合は、面接前にしっかり治しておきましょう。 ◇目線をそらす癖 緊張して、面接担当者の目を見ないで話す人がいますが、これはいい印象を与えません。 どうしても目を見るのに抵抗がある人は、鼻や額の辺りを見るようにしましょう。 なお、緊張して一カ所だけをずっと見続けてしまう人がいますが、目から鼻、鼻から額、額から鼻、など目線を自然に動かす練習をしておくのがおすすめです。 そのうち緊張が解けて、自然に目線を合わせられるようになります。 ◇ネガティブな表現を使ってしまう癖 慎重になるあまり、ネガティブな表現を使ってしまう人がいますが、これもよくない印象を与えます。前向きな姿勢をアピールするためにも、回答する場合にはポジティブな表現を心掛けるようにしましょう。 ×「努力はするつもりですが、効果を出せるかは難しいかもしれません。」 ○「努力します。これまでの経験も活かせるため、取り組みがいがあると思います。」 ×「部下同士の意見が合わず、二人の調整が大変でした。」 ○「部下同士が、互いに理解し合うまで時間をかけて話し合いをしました。」 「採用したいと思わせる5つのポイント」まとめ 以上、「採用したいと思わせる5つのポイント」についてご紹介しました。 面接は、本人のこれまで育んできた価値観、個性が如実にあらわれる場面です。 自分では意識していない、日頃の考え方や仕事に対する姿勢も無意識にあらわれることも。 面接中に「大した経験もないのに、不安だ」「この会社でやっていけるか心配だ」など自信がなくなってしまうと、すぐに顔の表情や言葉にあらわれてしまいます。 面接を突破するためには、面接担当者に自分の良さを理解してもらえるよう、集中することが大切です。 なお、これまで述べてきたような面接の技術を身につけて、自分のキャリアを上手に説明し優れた人材であることをアピールできれば、合格につながるというものでもありません。 むしろ、答える途中で多少たどたどしい説明になったとしても、必死に自分の思いを伝えようとした応募者の方が合格するケースも多々あります。 必死に自分の思いを伝えようとする「ひたむきさ」「率直さ」が、面接担当者の心をつかみ「採用させたい」と思わせることを、くれぐれも忘れないようにしましょう。 「ココカラ転職」では、経験豊富なアドバイザーが、面接対策はもちろん、企業選びやキャリアプランについても、親身にサポートいたします。 また、UIターンの皆さまの、住まいや子育て環境についてもアドバイスをしております。 北陸・新潟の風土や生活環境をよく知る地元のアドバイザーが、親身になって転職活動全般のサポートを行います。まずはお気軽にお問合せください。

転職面接を成功させる5つのポイント | 転職の基礎知識

転職面接を成功させる5つのポイント

転職活動で、せっかく書類が通過しても、面接で失敗してしまうケースは珍しくありません。 採用担当者がいくら慎重に書類選考をしても、応募者の人柄や組織との相性などまでは把握しきれません。そこで面接をして、業務に必要な能力を確認し、「応募者が本当に戦力になる人材か否か」を見極めようとするわけです。 ですから、面接で緊張してしまって、自分のことをうまく相手に伝えられなかったり、採用担当者が書類から受けたイメージと、実際に会った時の印象にギャップを感じてしまったりすると、面接を突破することは難しくなります。 ここでは、「面接に合格するために押さえておきたいポイント」についてご紹介します。 面接前に知っておきたい5つのポイント 転職の面接は、新卒の面接と比較すると、採用のハードルはどうしても高くなります。 面接をスムーズにこなし転職を成功させるためには、面接前にいくつかのポイントを知っておくことが大切です。 まず、転職の面接を成功させるための大前提として、面接を「選考試験」と捉えず「自分と面接官がコミュニケーションをとる場だ」と考えてください。 面接とは、応募先企業と応募者の双方が、お互いの希望や条件がマッチしているかどうかを対等にチェックする場です。 「選ばれたい」「面接に受かりたい」という気持ちも分かります。しかし、受け身の姿勢でいるだけでなく、応募先企業が自分の転職先としてふさわしいかどうか……という点も確かめる気持ちで、面接に臨みましょう。 1. 面接から内定までの流れを知る 面接に臨む前に、まずは面接から内定までの大まかな流れを知っておきましょう。 中途採用の場合は、新卒の面接よりも早いテンポで進むのが通常なので、採用担当者からいつ電話やメールで連絡がきてもいいように、しっかり準備をしておくことが大切です。 ~面接から内定までの流れ~ 1. エントリーする(履歴書・職務経歴書の提出) 2. 面接日の決定 3. 一次面接(筆記試験がある会社も) 4. 二次面接 5. 内定 2. 電話やメールでのやり取り 転職活動が始まると、採用担当者と電話やメールでのやり取りが多くなります。 携帯に会社の電話番号を予め登録しておき、着信があった場合は焦らず対応できるようにしておきましょう。 なお、応募先の会社から電話があった場合は、すぐに折り返しの電話をするように心掛けます。 メールについても、外出先でも小まめにチェックできるようにしておきましょう。 もちろん、電話・メールどちらの場合も社会人としてのマナーや言葉遣いには十分注意したいものです。採用担当者は、このようなやり取りの時でも、応募者の「人となり」をしっかりチェックしている、ということを忘れないようにしましょう。 3.定番質問の回答は用意しておく 面接前には、提出した履歴書や職務経歴書の内容をもう一度確認することが大切です。 採用担当者や面接官は、履歴書や職務経歴書の内容を見て、興味を持った個所について質問をしてきます。ですから、提出した履歴書や職務経歴書は、提出前にしっかりコピーを取りましょう。そして、面接前に再度確認して復習しておき、質問されそうなポイントについてはしっかり回答を用意しておきます。 面接で面接官が知りたいと思っているのは、応募者の人間性や何ができるのか(自己PR)、なぜ転職をしたいのか(志望動機)、そして退職理由の3つ。 最低限この3つについては、回答をしっかりまとめておきましょう。 自己PRの回答を用意する際には、長所と短所、それを説明する具体例(エピソード、成果など)をきちんとまとめておきます。また、志望動機の回答を用意する際は、職歴の概要と志望する理由、企業研究で得た情報を交えて、自分の言葉で説明できるようにしておきましょう。 この作業は頭の中を整理することにもなり、その他の質問をされた際も、落ち着いて回答ができるようになります。 あらかじめ頭の中で話の内容を整理しておけば、話がまとまらなくなってしまったり、聞かれたこととは別のことを話してしまう……などといった失敗も防ぐことができるでしょう。 4. 声に出して練習する 面接前に、定番で聞かれる質問の回答を、声に出して練習しておくのがおすすめです。 1つの質問に対しては長くても1分、できれば30秒以内に話せるかという点も確認しておきましょう。 練習する時は、鏡の前で練習するのがおすすめです。話している時の表情やしぐさなども、しっかりチェックします。できれば、家族や友人に聞いてもらって、声の大きさや話の長さ、説明が分かりやすいかなど、アドバイスをもらうのもよいでしょう。 何度も練習すれば完成度も上がりますし、面接でもそれほど緊張しないで臨むことができるようになります。 5. 前日の準備が合否を左右する 面接の前には、持ち物チェックと会社までの経路の確認を忘れずに。 面接ばかりに気を取られていると、当日慌てて持ち物を用意したりする羽目になり、それが原因で心に余裕がなくなってしまうこともあります。 面接当日は、面接以外のことに惑わされることがないよう、前日までに持ち物チェックと経路の確認を忘れずに行いましょう。 面接当日に注意したい5つのポイント 面接は、受ける前からすでに始まっています。 面接会場に入る時、席に座る時、待合室で順番を待つ時も、気を抜かないようにしましょう。 また、面接中のしぐさ、言葉遣い、服装や、見落としがちなマナーなども、面接官はしっかりチェックしています。どんなに面接の回答がよくても、これらを疎かにしてしまうと、イメージダウンにつながってしまうので、十分注意しましょう。 ここでは、面接当日に注意したい5つのポイントをご紹介します。 1. 面接は受付から始まっている! 面接は、会社に入って受付をする段階から始まっています。 会社によっては、受付にチェック表が用意されていて、受付や待合室での態度をチェックしているところもあります。 建物に入る前にはコートを脱ぎ、受付では「本日○時より面接をお願いしております、○○です」とこちらから名乗って挨拶をします。 待合室や待機場所を案内されたら「ありがとうございます。」と一礼をし、書類や会社案内資料を渡されたら、「ありがとうございます」と両手で受け取るようにしましょう。 いくら受付の方の手元に名簿があるとしても、「お名前をお願いします」と催促されるようでは、社会人として失格です。「面接会場はどこですか?」など自分の要件のみを訪ねるのもマナー違反となります。 できれば早めに到着し、トイレで身だしなみをチェックしておくと、気持ちも落ち着いて安心です。 2. 待合室でも気を抜かない 待合室に入室する際も、「失礼します」と挨拶してから入室します。 もし、他の応募者がいる場合は、笑顔で挨拶をしてから着席しましょう。 緊張をほぐしたいからと言って、他の応募者になれなれしく話しかけたりすることは禁物です。 もちろん、足を組んでだらしなく座ったり、スマホをいじったり、雑誌を読むのも厳禁です。 落ち着いた態度で、用意してきた面接の回答を見直すなどして過ごしましょう。 3. 歩き方、お辞儀、座り方のマナー 歩き方、お辞儀、座り方は、第一印象に大きく影響します。 特に面接中の姿勢は重要です。 猫背だったり足を投げ出したりしていると、「信頼できる社会人」という印象とは程遠くなってしまいます。 話している時には、背もたれによりかかったりせず、少し前のめりくらいに座るのがおすすめです。面接官との距離も近づきますし、意欲的に見せることができます。 また、お辞儀も重要なポイントです。 笑顔で相手を見て「自己紹介をお願いします」と言われたら「○○と申します。本日はよろしくお願い致します」と挨拶した後に一礼します。この時、①頭をさっと下ろす②下げたら一呼吸おいて、ゆっくり頭を上げることを意識すると、丁寧なお辞儀に見えます。 着席する際は、「どうぞ」と着席を促されてから、「失礼します」と軽く一礼して着席しましょう。 入室の仕方、お辞儀や着席についても、面接前に練習しておくと、本番でスムーズに行うことができます。 4.表情やしぐさに注意する 面接で回答する時の表情やしぐさも、面接官がチェックするポイントのひとつです。 キョロキョロして落ち着かない態度をとったり、表情が固くなってしまい面接官をにらみつけるような表情をしたりしないよう、注意しましょう。 回答する時には①相手の目を見ながら、②微笑みながら……を心掛けましょう。 また自分では気づいていない「しぐさ」にも要注意。 貧乏ゆすりをしたり、首をかしげながら回答したり、身振り手振りが大き過ぎたりしてしまうと、やはり「信頼できる社会人」という印象を与えるのが難しくなってしまいます。 予めこのような無意識のしぐさについて、家族や友人に確認しておいたり、自分が回答している姿を録画して確認したりして、チェックしておきましょう。 なお忘れがちですが、回答する時は、面接官の質問が終わったあとに、「はい」と受けてから回答しましょう。面接官の質問が終わっていないのに話し始めたりしないように、落ち着いて回答することを心掛けてください。 5. 清潔感のある身だしなみを意識する 面接前に徹底的にチェックしたいのが、清潔感のある身だしなみです。 寝グセのついたボサボサなヘアスタイルや、肩に落ちたフケなどは言語道断です。派手なネイルや伸びた爪も良い印象ではありません。 スーツにシワがついていないか、袖口がほつれたり汚れたりしていないか、肩幅、袖丈、すそ丈は体型に合っているかはもちろん、靴が汚れていないかなども細かくチェックをしましょう。 男性は黒、紺、グレーのスーツが基本。 シャツは白が無難ですが、アパレル業界などの場合は、その会社の雰囲気に合わせた方がふさわしいケースもあります。 女性もスーツかセットアップでジャケットを羽織り、ワンピースやフリルのブラウスなどは避けましょう。 スカートかパンツスタイルかで迷う人もいますが、これはどちらでも問題ありません。 以上、転職面接を成功させるために注意したい、面接前のポイントと面接当日のポイントについてご紹介しました。 ココカラ転職では、経験豊富なキャリアアドバイザーが、面接での注意点はもちろん、転職活動を進めていく上でのさまざまな相談事についても、しっかりサポートいたします。 また、ココカラ転職は、紹介先の全ての企業に訪問し、募集要項や募集背景だけでなく、企業風土や職場の雰囲気にいたるまでを、詳細にヒアリングし、独自に豊富かつ、詳細な企業情報を収集しています。 石川・富山・福井・新潟の転職は、地元企業への転職に強いココカラ転職にお任せ下さい。

転職を成功させる書類 3つのポイント | 転職の基礎知識

転職を成功させる書類 3つのポイント

「転職活動で、いつも書類選考の段階で落ちてしまう……」という方はいませんか? 落ちてしまう書類に共通して言えることは、「企業が何を求めているか」という視点が欠けてしまっている点です。 企業が何を求めているか、という視点が抜け落ちてしまっているから、読み手の気持ちに配慮していない「読みづらい書類」や、企業のニーズに沿った経験を具体的アピールできていない書類を作成してしまうのです。 転職を成功させるためには、企業視点(企業が何を求めているか)を的確に捉えた戦略的な書類を作成する必要があります。 ここでは、転職活動を成功させるための、書類作成のポイントをご紹介します。 履歴書は「スッキリ」と 履歴書は、応募者のこれまでの略歴を、採用担当者に知ってもらうための書類です。 まずは採用担当者の視点に立って、採用担当者が読みやすいと思えるような、「スッキリと読みやすい」書類作成を心掛けます。 いわゆる「パッと見」の第一印象は、想像以上に重要で、内容以前に第一印象で落とされてしまう書類も少なくありません。 ですから、履歴書は読み手の気持ちに配慮した、スッキリと読みやすいレイアウトで作成することを心掛けましょう。 情報過多はNG! 情報の詰め込み過ぎはNGです。 応募者としては「できるだけ情報を入れて、アピールしたい」と思う気持ちがありますが、びっしり詰まっている書類だと、それだけで採用担当者は読む気をなくしてしまいます。 キャリアをアピールしたいあまりに、配属先・昇格などの経歴をたくさん書いてしまう人がいますが、これはごちゃごちゃした印象を与えてしまって、採用担当者を混乱させるだけです。それに、履歴書であまり情報量が多いと、「転職歴が多い人」「ポイントの整理ができない人」と思われてしまうリスクがあります。 また、「この書類の応募者は、読み手の気持ちに配慮できない自分本位な人」「相手のことを考えない人」という印象も与えかねません。 選考判断情報が足りないのもNG! 情報過多はNGですが、選考判断となる情報が足りないのも問題です。 情報が少な過ぎると、応募者の人物像がまるでイメージできないからです。たとえば、職歴欄に会社名と職種名しか書かれていないと、応募者がこれまでどんな仕事をしてきて、何をできるのかが分からず「選考判断情報が不足している」と判断されてしまう可能性があります。 職務経歴書は「企業視点」で分析を 職務経歴書は、「仕事の履歴書」であり、応募先企業に自身の経験・スキルをプレゼンする企画書です。 職務経歴書で最も大切なのは「企業視点」です。 採用担当者が職務経歴書でもっとも知りたいのは、「どのような仕事ができる人か」そして「これまでの経験がどれだけ企業側のニーズにマッチしているか」という点なので、ここを分かりやすく説明する必要があります。 どんなに立派なキャリアがあっても、応募先企業が求めている人材とズレてしまっていては、転職を成功させることはできません。 中途採用の場合は、新しく採用する人の配属部署、担当業務があらかじめ決まっているケースがほとんど。「こんな雰囲気の人で、こんなことができる人が欲しい」というイメージもおおよそ決まっていることが多いです。そして、採用側は、これらのニーズに合った人を探します。 ですから、応募先企業が求める人材像を分析して理解し、そのうえで採用担当者に「自分が、求められている業務にどれだけ適しているか」という点を、客観的にアピールすることが大切になります。 基本的な職務経歴書のスタイルは、【1】プロフィール【2】職務経歴【3】自己PRの、3部構成です。この3つを記載する場合は、常に企業の求める価値観、企業の求める人材像を意識しましょう。 【1】プロフィール プロフィールを書く場合も、やたらにアピール材料を詰め込めばいいのではなく、「応募先企業のニーズに合致した経験」「応募先企業の求める人材像」とマッチングした点をアピールしましょう。 プロフィール欄には、以下の3つを盛り込むようにします。 ①仕事の環境(どんな環境で仕事をしてきたか) ②仕事の内容とやり方(どういう仕事にどう取り組んできたか、何を身につけてきたか) ③仕事の結果(どんな実績を出して、どのような評価を受けたか、どのような点を改善し、どんな提案をして、その結果どんな変化が起きたか、など) 転職歴が多いと気にする人がいますが、企業が求める価値観を簡潔にアピールできれば問題ないケースがほとんどです。逆に職務経験が浅い場合でも、接点のある趣味や勉強などに触れることで、カバーできる可能性は十分ありますので、企業のニーズにマッチする部分がより強調されるように内容をまとめてみましょう。 ~プロフィール記載例~ ※下記の記載例は、応募先企業の対象顧客が20~40代の女性客であり、イベントの企画や実施を行う人材、加えて顧客ごとにカスタマイズして販売管理できる人材を希望していると分析したうえで、プロフィールを作成しています。 私はこれまで約10年にわたり、家具・インテリアを中心とした業界で、販売企画や商品企画の業務に従事して参りました。 5年勤務したA社では、20~40代の女性を対象に、店舗展開の戦略立案や運営はもちろん、リピート客獲得のためのイベントの企画や運営までを行っておりました。 イベントでは、商品の配置をあえて不規則にし、お客様が店内にとどまる時間ができるだけ長くなるよう工夫し、売上アップに貢献しました。 また、その後2年勤務したB社では、20~40代の女性のなかでもとくに富裕層を対象として、訪問営業を行いました。アフターフォローに注力した結果、リピート率の30%増を達成しました。 以上のような経験から、幅広い顧客層に対するカスタマイズやアフターフォローはもちろん、幅広い販売スタイルの提案、イベント等の企画・実施などを得意としております。 【2】職務経歴 職歴は全て記載する必要がありますが、全ての職務をただそのまま記載しても、かえってごちゃごちゃして逆効果です。 職務内容を記載する場合は、スッキリとしたレイアウトを心掛け、職務を仕分けたり、書く順番を工夫します。 職歴はいきなり書き出さずに、まずは自分の職歴について次の4つの視点から分析してみましょう。 ①経歴を振り返る これまでどんな状況でどんな仕事をしてきたか、書き出してみましょう。入社日、社内研修の期間、配属先や任された業務内容、異動なども全て書き出します。 ②実績、成果を振り返る 経費削減や利益率アップ、受賞歴など具体的な実績はもちろん、仕事でどのような工夫をしてきたか、その結果どのような効果が生まれたかを書き出します。 マネジメントの経験者は、役職や部下のメンバー数、表彰の経験などを忘れずに書き出しましょう。 上司や顧客に評価された点や、印象に残るエピソードも書き出します。 プロジェクトや新規事業の立ち上げに携わった経験については、事業内容や組織構成、その事業を立ち上げた背景や具体的な職務、そして実績や成果などについて具体的なエピソードを交えながら、ストーリー形式でまとめると、ぐっと印象が良くなるでしょう。 ③スキルアップ度を振り返る 「このような仕事をしたので、こういう成長ができた」などの成長度合いを書き出します。 「担当顧客が増えた」「1年目は2人で処理していた業務に就いて、2年目からは○○の点を改善し、1人で処理できるようになった」など具体的に書き出してみましょう。 ④専門知識、資格について 業務を通じて得た知識やスキル、もともと持っていた資格などを書き出します。 このように自分の職歴を分析したら、難易度の高いミッションや業務などから書いていったり、細かい業務については「○○業務全般」というように、ひとくくりにまとめて書くなどの工夫をして、職歴をまとめてみましょう。 その際も、「応募する会社のニーズにマッチしたものを中心にまとめる」という視点を忘れないように注意して下さい。 もっとも大きなアピールポイントになるのは、応募先の会社のニーズにマッチした経験や能力の部分です。 企業のニーズは複数あるケースがほとんどなので、求人広告や企業のホームページなどをチェックして、そこに書かれているニーズを細かく分析しましょう。 ~職務経歴記載例~ 平成○年4月 ○○株式会社入社 第一営業部配属 【取扱商品】 インテリアグッズ・家具 【対象】 大手デパート 【方法】 電話でアポイントをとりつけ、訪問して商品説明 受注から納品までの一連の作業(価格交渉、伝票作成、工場への発注業務、請求書作成、商品の納品、陳列などの一連の販促業務)を担当 平成○年4月 営業副主任に昇進(チームは10人) 新規開拓営業に従事し、チームが新規獲得優秀賞入賞(営業部員230名中10位)。 【3】企業の価値観に沿った自己PR 自己PRは、「企業の求める価値観」にしっかり沿って書くことが何よりも重要です。 「企業の求める価値観・マインド」とマッチングする人材であることをしっかりと盛り込みながら、自分の価値観・マインドをプレゼンテーションしましょう。 その際は、簡潔なエピソードがあると印象が良くなり、採用担当者に「会ってみたい」と思わせることができるので、おすすめです。 なお、これらの書類がひと通り作成できたら、少し時間を置いてからもう一度読み直し、「本当に読みやすい書類であるか」をチェックします。 その際は、「企業の視点」に立ち、採用担当者になったつもりで書類をもう一度見直し、適宜修正していきましょう。 ~自己PR記載例~ 売上を伸ばすためには、各店舗の担当者との、日ごろのコミュニケーションが重要だと考えています。 ですから、まずは誠実な対応と工夫を心掛けていました(たとえば先方の他情報を仕入れてから訪問し、話題を合わせるなど)。そのような工夫から、何気ない会話をすることにつながりますし、そのなかから仕入れ先担当者の特徴やニーズをつかむことができ、いち早く対応することも可能になったと思います。 担当地域変更の引継ぎの際には、「普段から、誠意のある迅速な対応に感謝していたが、引継ぎまで誠意ある対応をしてくれたことに感謝する」という、お褒めの言葉をいただきました。 不合格になってしまう書類とは せっかく書類内容が素晴らしくても、書類を作成する際のうっかりミスで印象を悪くしてしまい、不合格になってしまうケースもあります。 枚数が多くて文字が詰まり過ぎだったり、タイトルがなかったりすると、どんなに内容が良くても、担当者はそれだけで読む気をなくしてしまいます。 逆に、いかにもスカスカな見た目の書類では、「内容も薄っぺらいだろう」という印象を読み手に抱かせてしまう可能性も。また、内容にメリハリがなく「売り」が見えにくい書類も、やはりマイナスイメージにつながります。 ここでは、そんな不合格になってしまう書類の特徴についてまとめました。 誤字・脱字がある 言うまでもありませんが、誤字・脱字、イージーミスには十分注意しましょう。 誤字・脱字やイージーミスが多いと、「ケアレスミスが多い人」「常識がない人」という印象を与えてしまいます。 ■日付・氏名がない 日付・氏名を記入するのは、基本中の基本なのですが、案外うっかりミスをしてしまう人もいるので注意が必要です。日付は提出日を記入します。 ■(株)(有)など略している 書類上は(株)(有)など略すのは、NG。株式会社、有限会社と書きましょう。 ■西暦と和暦が混在 ひとつの書類のなかでは、西暦か和暦のどちらかに統一すること。 混在していると、とても読みにくい書類になってしまいます。 後ろ向きな退職理由 以前の勤務先や職務について、グチを書くのは絶対にNGです。 「社内の人間関係が悪かったから」「やりがいのない仕事だったから」「セクハラ、パワハラがひどかったから」など、たとえそれが本当のことで、自分に全く非がないことを訴えたいと思っていても、これらの理由をそのまま書くのは避けましょう。 同情を求めて書いたところで、事情を知らない担当者にしてみれば、「人間関係は、応募者本人にも原因があったのでは」「飽きっぽい人なのでは」という印象を持ってしまうリスクがあるからです。 ですから、転職の理由は、「今後はこういう仕事をしたいから」「前の会社で得るものは得たので、ステップアップのために転職したい」「これまでの経験を生かして、こういう仕事をしたいと考えた」など、ポジティブで前向きな印象を与えるワードを意識しましょう。 ~退職理由記載事例~ 前職では、マーケティング業務(調査の準備、統計ソフトのフォーマット作成、グループインタビューの速記、リライト等の業務)などに従事し、マーケティングの基礎知識を身に付けることができました。 前職では全国規模の調査には従事していなかったため、より対象者の多い調査、パネル調査の業務に携わりたいと考え、転職を決意しました。 「勉強させてください」 未経験分野に転職する人や、応募の動機を説明したり前向きな態度をアピールする際に「勉強させてください」と記載してしまうことがありますが、職場は学校ではありません。 職務に必要となる勉強は、自分でするという態度をアピールしましょう。 なお、未経験分野に転職する人の場合も、最大のアピールになるのは「これまでの実務経験」です。これまでどのような仕事に従事し、どのように取り組んできたのかを具体的に示しましょう。今までの経験をしっかりアピールし、必要な知識は自分で習得するという前向きな姿勢をアピールできれば、「この人なら、たとえ未経験でも、安心して任せることができそうだ」という印象を与えることができます。 自主的、積極的に新しいことをどんどん吸収していく姿勢、そしてその力があるということをしっかりアピールしましょう。 マイナスポイントに触れていない 長期のブランクがある場合や、実務経験が乏しい人、リストラや倒産を経験した場合は、応募先の企業側もその点を気にすることが多いです。この点に全く触れていない応募書類は、やはり印象がよくありませんし、書類選考で不合格になってしまうこともあります。 たとえ面接まで進めても、マイナスポイントについて面接で初めて説明する方が、印象はよくないでしょう。 自分でマイナスポイントだと思っていることでも、書類選考の段階で堂々と説明すれば、採用担当者にプラスの印象を与えることもできるので、書類上で必ず触れておきましょう。 返事が遅い 書類選考の段階で応募先企業から連絡が来ることも多いのですが、この応募先企業からの連絡について、返事が遅いのはマイナスです。タイムリーに返事を返すのは、間違いなく好印象につながるので、メールをこまめに確認し、スピーディな対応を心掛けましょう。

正社員になるための応募書類と面接 | 転職の基礎知識

正社員になるための応募書類と面接

正社員から正社員へ転職する場合でも、派遣社員やアルバイト・パートから正社員に転職する場合でも、「応募先企業が正社員に望む資質を備えている」ことを、アピールできるかが大切です。 ここでは、転職を成功させるための応募書類と面接についてご紹介します。 転職活動で必要な3つの書類 転職活動でまず最初に突破しなくてはいけないのが、書類審査です。 転職活動では、履歴書、職務経歴書、添え状という3つの書類が必要となります。 そして人事担当者は、これらの応募書類を時には数百もチェックしなければなりません。 忙しい業務のなかで応募書類に目を通す時間は長くて10分、短いと3~5分程度と言われています。 書類審査を突破し面接まで進むためには、人事担当者に、第一印象で「この応募者と面接してみよう」と思わせるような、インパクトのある書類を作成することが大切です。 添え状 添え状とは、「応募書類を送りますのでよろしくお願いします」という気持ちを伝える挨拶状です。長々と記載するものではありませんので、A4サイズ1枚以内にまとめるようにしましょう。 とくに強調したい自分の長所がある場合には、添え状でもアピールすると良いでしょう。 ただし、書き過ぎも禁物です。 添え状に関しては、オリジナリティやテクニックを追及する必要はありません。 「添え状は、コンパクトにまとめるのが最善だ」ということを忘れないでください。 履歴書 履歴書とは、氏名・住所・年齢・職務経歴・資格などを記載した書類のことです。 採用された場合は、その会社を退職するまで保管されます。 履歴書はきちんと作成されていて当然の書類です。 1カ所でも記載ミスがあれば、それだけで印象が悪くなってしまうので、十分な注意が必要です。 なお、作成した後に誤字に気づいた場合でも、修正液で修正したり二重取り消し線と訂正印で訂正したりするのは、転職活動では一切認められません。1カ所でもミスがあれば、最初から全部書き直すのが鉄則です。 手書きの履歴書と指定がなければ、パソコンで作成しても構いません。 履歴書をダウンロードして作成する場合は、新卒者用と転職者用で使用する履歴書のフォームが異なりますので、注意して選びましょう。 職務経歴書 職務経歴書とは、職務経歴だけをピックアップして詳細に記述した書類です。 職務経歴書では、これまでの実績、身につけたスキルなどを効果的に伝え、自分の能力をアピールする必要があります。 ただし、いくらアピールしたいからといって、細かい文字でびっしりと書くと読みづらくなるので、バランスよく、見やすいレイアウトを心掛けましょう。 正社員に採用されるために書きたいこと 転職活動においては、まずは応募書類の印象が採用の決め手となります。 「応募書類を出せば、次は面接に呼ばれる」という甘い考えは禁物。履歴書の職歴をそのまま転記したようなスカスカの職務経歴書を作成する人もいますが、明らかに空白が目立ち過ぎて、他の応募書類と比較すると見劣りしてしまいます。 職務経歴書では、実績や資格、スキルをアピールし、そのうえで、やる気や人柄などについても、エピソードを交えながら効果的にアピールすることが大切です。 職務経歴書を作成する時は、応募する企業が求める人材のイメージ・応募先職種の具体的なイメージを持ち、なるべくそれにうまく重なるように自分の経験の「アピールポイント」をプレゼンすることを意識しましょう。 職務経歴書には、決まったフォーマットはありません。 職務経験が長い人は、経験や能力を強調する項目別スタイルで書き、職務経験がそれほどない人は、時系列に自分の仕事内容を記載して、そこで得られた経験を箇条書きにするなどの工夫をしましょう。 実績・スキル・資格をアピール 応募書類では、まず応募職種にマッチしたスキルや実績が十分にあることをアピールする必要があります。 どんなに立派なスキルや実績があっても、応募先職種に必要がなければ、転職を成功させるのは難しいです。 履歴書や職務経歴書では、応募した職種を十分にこなせるスキルと実績があることを、しっかり理解してもらうことが大切。そして、そのための工夫をこらした職務経歴書を作成することが、書類審査を通過するためのひとつのポイントとなります。 スキルや実績を効果的に表現するためには、「どのように達成したか」「なぜ達成できたのか」「どのような努力をしたか」をエピソードを交えながら表現すると効果的です。 ~資格やスキルのアピール例~ -------------------- ○○を遂行するために、英語力を磨いています。資格・勉強中のものを含め、以下のとおりです。 通訳業務などを通して、貴社の海外展開プロジェクトに貢献したいと考えています。 ・英語 TOEIC 870点 ・ドイツ語技能検定 3級取得 ・韓国語 通信教育で勉強中 -------------------- 取得した資格がなくても、自分が身に付けたスキルを探してみましょう。 たとえば「同僚・部下と一致団結してプロジェクトを遂行し、前年比売上200%アップを達成」と記載すれば、管理能力やコミュニケーション能力をアピールできます。 「休日でも顧客の求めがあればヒアリングを行い、顧客のニーズを吸い上げる努力をし、ローコストで迅速な調査を実現した」と記載すれば、誠実な仕事ぶりや努力家なことがアピールできるでしょう。 やる気や人柄をアピール もし応募先職種についてのスキルや実績が十分でなくても、諦めることはありません。やる気や人柄を上手にアピールできれば、巻き返すチャンスは十分あります。 正社員を採用すれば、長く一緒に仕事をしていく仲間になるわけですから、能力があっても協調性のない応募者は敬遠されがちです。 ですからスキルや実績にあまり自信がない人は、やる気や人柄をアピールしましょう。 やる気が感じられない応募書類は、どんなに立派な実績があっても採用されにくくなります。書類審査を突破するためには、「この人は自ら率先して仕事をこなすだろう」や「会社にすぐ貢献してくれそうだ」と思える書類の作成が必要です。 「やる気」の他にも、周囲と協調することが出来る「コミュニケーション能力」も重視されます。コミュニケーション能力がないと、職場で十分に仕事をこなすことができない場合が多いからです。 入社後、上司や同僚、部下と問題なく仕事を進めていける人柄かどうかは、実績やスキルと同じくらい重視されているということを、忘れないようにしましょう。 ~やる気や人柄のアピール例~ -------------------- 前職の食品会社では、商品開発を行っていました。 数多くの人気商品の開発に関わることができ、その過程で上司からアドバイスを頂きながら、同僚と協力し合うことに喜びを感じておりました。 大変素晴らしい経験をさせていただきましたが、栄養機能食品の研究・開発をさらに進めたいと思い、このたび貴社に応募させていただきました。 -------------------- 応募書類の送付マナー 応募書類を作成したら、必ず送付前に何度も見直しましょう。 作成してすぐに確認することも大切ですが、時間をおいて再度確認すると、それまで気付かなかったミスに気付くことがあります。 音読をしたり、他人にチェックしてもらうのもおすすめです。 文字が詰まっていて見えにくくないか、余白が多くバランスが悪くなっていないか、マイナスの印象を与えるような表現はないか、もっと簡潔に表現できる個所はないか、など、第三者の意見も取り入れると、よりよい応募書類を作成することができます。 なお、面接は応募書類をもとに質問されることが多いので、必ず書類はコピーして、面接の前にもう一度目を通しておきましょう。 郵送で送る時の注意点 応募書類を郵送で送る場合は、締め切りギリギリにならないように注意が必要です。 郵便事情なども考慮して、少なくとも締め切りの2~3日前には先方に届くよう、余裕を持って投函しましょう。 書類が届くのがギリギリだっただけで、やる気を疑われるのは大変もったいないことです。出来るだけ早く書類を作成し、早めの投函を心掛けましょう。 面接のマナー 転職者は、社会人経験があるので、最低限のビジネスマナーは身に付けていて当然と思われています。言葉づかいや、立ち居振る舞いに問題があれば、減点方式で評価されるのです。 ビジネスマナーに自信がある人も、自分では気付いていない癖がある場合も。そのため油断は禁物です。 転職者は、面接担当者の期待値が高い分だけ評価が厳しくなる傾向があるので、十分注意しましょう。 服装・髪型 服装はスーツが基本。 茶髪は避けて、清潔感のある髪型・服装を心掛けましょう。 女性は髪の毛を束ねたほうがよいでしょう。 小さなバッグはひざの上に置くのが常識です。 ひざの上に置けないような大きなカバンの場合は、背もたれと背の間か、足元に置きます。 なお、面接に余分な持ち物は、NG。 デパートの袋などを持っていると「買い物のついでに面接に来た」と思われ、一気に印象が悪くなります。 部屋の入退室マナー 面接スペースに呼ばれたら返事をして、ドアがある場合は、軽く2回ノックして「失礼します」と声をかけて入室します。 ドアを閉める時は、ドアに向き直ってから、丁寧に静かに締めること。 先に部屋で待っている場合は、面接担当者が入室してきた時に立ち上がりましょう。座ったまま挨拶するのはマナー違反です。 退室する時にも、急がず落ち着いて。 立ち上がったら、椅子の横に立ち「本日はありがとうございました。よろしくお願いします」と深く一礼。 一礼をしたら、体を完全に起こしてから、退出口に向かいます。 退出口では再度室内に向き直り、「失礼します」と会釈してから退出しましょう。 退出したら、ドアに向き直り、静かにドアを閉めます。 無意識な動作に注意 自分でも気付かない癖というものは、誰にでもあるもの。 オーバー過ぎるアクションや、腕時計をチラチラ見てしまうなどの癖がないか十分注意しましょう。 髪の毛をかきあげたり、緊張をほぐすために手をもんだり、服の端やボタンを無意識に触るのも禁物。 せっかく面接まで進んだのに、落ち着きのない動作や癖のせいで、台無しにしてしまわないよう、注意してください。 以上、正社員になるための応募書類と面接についてご紹介しました。 「ココカラ転職」では、転職活動に豊富なノウハウを持つキャリアアドバイザーが、履歴書や職務経歴書、面接の際に注意すべき点など、さまざまな視点からきめ細やかなアドバイスを行いながら、転職成功のサポートを行っています。 登録するのも、転職サポートを受けるのもすべて無料です。 まずはお気軽にお問合せ下さい。

営業職の転職活動の注意点~富山県 営業職への転職 | 転職の基礎知識

営業職の転職活動の注意点~富山県 営業職への転職

富山県の「営業職の転職」を成功させるためには、十分な営業力があることと、入社後にその営業力を発揮し、売上アップに貢献出来ることをしっかりアピールすることが大切です。 過去の営業成績も重視されますが、同じくらい重視されるのが「営業テクニックや営業センスが備わっているか」という点です。 また、マネージャークラスへの転職であるならば、売上アップのために目標を立て、具体的な営業戦略を打ち出せるかといった点をアピールする必要があります。 富山県への転職 富山県の産業は実にバラエティーに富んでいます。 「くすりの富山」として全国に知られる医薬品産業、良質な米づくりをはじめ、製造業、定置網を使った漁業も盛んです。 製造業のなかでは、とくに化学工業や金属製品製造業の発展が顕著で、住宅用アルミサッシの製造は全国でもトップ。 富山県は、農業、漁業、医薬品産業、富山の伝統を活かしたものづくりといったイメージをお持ちの方もいると思いますが、日本海側屈指の工業県でもあるのです。 富山県の産業データ 事業所別に見ると、製造業、卸売業・小売業、医療福祉の事業所が多い結果となっていますが、宿泊業や飲食サービス業なども増加傾向にあります。 産業別で見ると、ほとんどの製造業で収支がプラス。特に電子部品・デバイス・電子回路製造業の生産性は大きく伸びています。 全国比で見ても付加価値・就業者比率がかなり大きく、製造業の重要度が大変高いのが分かります。 富山県の営業職の職務経歴書 営業職へ転職する際の職務経歴書では、最低限「誰を相手に」「何を」「どのように」「どのぐらい売ったか」を記載しましょう。 売上金額や契約件数などの数字は、「営業部員20名中2位」「契約件数 月間平均 7件)など、難易度がイメージしやすいよう工夫します。 なお、営業職への転職では、過去の営業成績も重視されますが、「営業テクニックや営業センスが備わっているかどうか」という点も重視されるので、忘れずに記載しましょう。 自己PR欄では、どのような営業信条を持っていたか、どのように営業戦略を練っていたかという点はもちろん、営業する際にはどんな努力・工夫をしていたかもまとめるようにしましょう。 マネージャークラスへの転職であれば、部下の数、部下の成長などの、マネージメントの内容を盛り込みます。 ~富山県の営業職の職務経歴書の記載例~ ■担当地域:富山県○○市、○○市、○○市 ■業務内容:自転車・車での注文住宅営業・展示場来客に対する自社物件の営業 ■新規契約件数:○○件(平成○年4月~平成○年3月末まで 営業部内2位) ■部下 12名 【自己PR】 ・営業する時の工夫・努力 新規のお客様にはまず信頼を得るための努力をし、そのうえで資金ニーズがあるかどうかの情報収集に励みました。信頼関係を構築するために、新築住宅に関する知識習得にも努め、どのような質問にも回答出来るよう準備しておりました。 ・目標達成に対する強い意思 営業は数字がすべて、といっても過言ではありません。 しかしお客様のニーズに合致していない強引な売り込みでは意味がありません。 大切なのは「お客様に心から満足して購入して頂くこと」。 そして、そのうえで着実に成績を残すことが大切だと思っています。 新規契約数は○○件で、これは営業部員10人中2位という成績です。 社内でも数々の表彰も受けてきましたが、そのうち3分の1が既存のお客様からのご紹介です。 ・マネージメントでの工夫 部下は12名おりましたが、部下の案件のうち停滞している案件については、訪問に同行し、相手の主訴を聞き出す傍聴技術、契約まで取り付けるノウハウなどを伝授しながら、部下の成績として自信を持ってもらいました。 こんな職務経歴書はNG 敏腕営業マンとして活躍してきた人にありがちなのが、「盛り込み過ぎ」の職務経歴書。これまでの営業成績や営業ノウハウを「これでもか」とばかりに時系列で書き並べても、散漫な印象となり、アピールしたい点がぼやけてしまいます。そもそもあまりにボリュームがあると「読む気」がなくなってしまいます。 この様な場合は、職歴とは別に、「実績」「受賞歴」「私の強み」という項目を立てて、アピールするのが効果的です。 応募先企業にとって、より魅力的だと思われる項目にポイントを絞りこむ方がよい印象を与えるでしょう。 ~営業実績が豊富な場合の職務経歴書の記載例~ ■実績 ・新規契約件数:○○件(平成○年4月~平成○年3月末まで 営業部内2位) ・入社以来毎年「成績上位営業マン」として各種の賞を受賞 ・平成○年4月 市場拡大のためのプロジェクトチームで前年度180%の売上を達成 ・平成○年12月 同プロジェクトで「社長賞」受賞 ■私の強み ・目標達成に対する強い執着心 ・信頼関係構築力 ・新規の市場開拓と高い顧客満足度 ■職歴 平成○年4月 ○○株式会社 入社 平成○年4月 ○○株式会社営業1課に配属 平成○年4月・・・・・・・ 富山県の営業職の面接 営業職の面接では、面接担当官に「安定した営業力が期待出来る」と思わせる必要があります。 面接では、具体的な数字を盛り込みながら、「いかに自分が営業として貢献出来るか」という点をしっかりとアピールしましょう。 営業職でよくされる面接質問 営業職の面接では「今日は仕事を休まれたのですか?」という質問をよくされます。 このような質問をされた時に、絶対にしてはいけない回答が「休みではないのですが、営業の空き時間で面接に来ました」という回答。 営業職は時間が自由になることが多いため、このような回答をうっかりしてしまいがちですが、勤務時間に無断で転職活動をしているような印象を与えてしまいます。 そのほか「なぜ当社に応募したのか」という質問もよくあります。 その際、「御社が営業経験者の募集をしていたから」という回答は絶対NG。 「営業ならどこでもいい」という印象を与えてしまいます。 根拠を示してアピールしよう 「なぜ応募したのか」「どうして営業職に応募したのか」という質問をされた際は、具体的な根拠を示してアピールすると効果的です。 効果的なのは、業務に必要な最低限の知識、前職での営業ノウハウや販路のアピールです。応募先企業に魅力的と思われるような点があれば、積極的にアピールしましょう。 なお、自分では当たり前だと思っている業界用語や社内用語は、職場によって意味が違うケースがありますので、一般的な表現で回答するように注意が必要です。 ~富山県の営業職の面接 回答例~ 以前から御社の商品はよく購入させていただいており、素材や加工技術の高さに好感を抱いておりました。自分でもいいと思える商品の良さを、お客様に知っていただき購入していただくので、より誠実に仕事に取り組めると思いました また、前職と顧客層や販路が似ているため、これまでの経験を活かして御社に貢献出来ると考えたのが応募理由です。 ----------------------- 担当エリアは、富山県○○市、○○市、○○市を中心としていました。 未開拓エリアの開拓にも積極的に取り組み、月平均5件、売上で言うと月700万円~1000万円の新規契約を獲得しています。 富山県○○市、○○市、○○市を担当している部内の営業部員は全部で50名いますが、私は常に上位3位に入っていました。 御社の顧客層も、富山県○○市、○○市、○○市などの富裕層が多いと思いますが、それは私が得意としてきた営業マーケットです。 営業する際には、信頼関係を構築し、購買意欲を高めるためのコミュニケーションを心掛けておりました。 既存のお客様からご紹介いただくことも多く、獲得した契約のうち3分の1が既存のお客様からのご紹介です。 以上、営業職の転職活動の注意点~富山県 営業職への転職についてご紹介しました。 富山県の転職をお考えの人は、「ココカラ転職」にお問合せください。 地元企業を知り尽くした地元に強いキャリアアドバイザーが、親身にあなたの転職活動を支援します。

職務経歴書のルール | 転職の基礎知識

職務経歴書のルール

職務経歴書は、自分の経験やスキルを企業のニーズに合わせてまとめる必要があります。 長文や不要なアピールポイントを盛り込むのは意味がありません。差別化し、会いたいと思わせるためには工夫が必要です。 特に、応募先企業のニーズを把握し、それにマッチした情報を記載することが重要です。 ここでは職務経歴書を作成するコツや、セールスポイントの見つけ方についてご紹介します。 職務経歴書の枚数はA4で1枚~2枚 職務経歴書は、A4で1枚、長くても2枚までにまとめましょう。 何ページにもわたってビッシリ記載された職務経歴書は、採用担当者の「読む意欲」を奪うだけで逆効果です。 分量はA4で1枚で、スッキリとまとめるのが理想です。 キャリアが長い場合や転職回数が多い場合でも、2枚までにまとめます。どうしてもキャリアを書ききれないという人は、職務要約を上段に入れて、キャリアの概要がすぐに分かるように工夫しましょう。 編年体式職務経歴書 編年体式職務経歴書とは、いつからいつまで、何をしてきたかを年ごとに時間の経過に合わせて記載していくタイプの職務経歴書です。 入社、研修、配属、異動、昇進などの節目をポイントにして、箇条書きなどで分かりやすく表現していきます。もっともベーシックな書き方の職務経歴書で、業種を問わずに用いられる形式です。 読み手にとっても、応募者の成長の度合いが時系列で確認出来るので、今後どのように成長していくかもイメージしやすいでしょう。 ただ、書き方を工夫しないと、他の応募者に差をつけることは出来ませんし、特徴がない分かりにくい職務経歴書になってしまいます。 転職回数が多い場合や、多くの会社で派遣社員として勤務してきた経験がある人などは、年ごとに職歴を羅列すると、それだけで目一杯の印象になってしまいますので注意が必要です。 転職回数の多さだけ目立って、成長度合いを把握しにくい職務経歴書になってしまわないよう、工夫しましょう。 編年体式は、全体に項目を羅列するだけでなく、適切に項目を分けてタイトルをつけるなど、読み手に分かりやすいレイアウトを心掛け、採用担当者に「読もう」という意欲を起こさせることが重要です。 数字でアピール出来ることがあれば、きちんと具体的な数字を記入しましょう。可視化出来る表現は、採用担当者にストレートに届くので有利です。 ~編年体式職務経歴書の記載例~ 平成年○年4月 株式会社○○ 営業第2課 ・個人顧客のデータ管理 ・ルート営業のアシスタント 平成年○年4月 株式会社○○ 営業第1課 ・法人顧客の売掛金管理 ・新人教育研修 平成年○年4月 株式会社○○ 営業第3課 ・大学顧客向け営業促進 ・販売促進用グッズ企画立案 平成年○年10月 ・主任に昇格 ・前年度売上25%アップ達成 ■これまでに企画した販促品の例 ・○○○○○ ・△△△△△ ■取得資格 平成年○年4月 マイクロソフトオフィススペシャリスト キャリア式職務経歴書 キャリア式職務経歴書は、経歴や業務内容を分類してスキルを強調するスタイルの経歴書です。 この形式では、募集職種に沿ったアピールができるメリットがあります。職務の内容はアピール度の高いものから順に記載し、具体的なポイントや実績を示しましょう。 この形式は、転職や異動が多い人や専門性の高い人におすすめです。ただし、経験が浅い若手の場合は誇大表現になる可能性があるため、避けることが無難です。 ~キャリア式職務経歴書の記載例~ ◆○○システム開発 株式会社○○ 平成○年12月~平成○年3月 ・概要 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ・規模 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ・役割 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ・環境 機種:□□、OS:□□、言語:□□ ◆○○システム開発 株式会社○○ 平成○年12月~平成○年3月 ・概要 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ・規模 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ・役割 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ・環境 機種:□□、OS:□□、言語:□□ 自己PRをメインとした職務経歴書 職務経歴書には厳格なルールがないため、他の応募者と差をつけるためにアレンジすることがおすすめです。 たとえば、自己PRを先に記載して、経歴を後に書く方法があります。ただし、抽象的な表現ではなく具体的なアピールを意識することが重要です。 このようにアレンジされた職務経歴書は、すべての企業で効果的ではないかもしれないので、注意が必要です。伝統的な業界や老舗企業では、厳格なルールを重視している場合がありますので、避けることが無難です。 職務経歴書の記載ルール これまで述べてきたように、職務経歴書の書き方はいろいろなアレンジがありますが、最低限盛り込まなければならない事項や体裁は意識しましょう。 見出し・行頭 日付、氏名、タイトルは、職務経歴書に最低限必要な要素です。 日付は提出日にし、文書の最後には「以上」と記載しましょう。 忘れがちですが、2枚以上になってしまう場合には、きちんとページ番号をつけます。 誤字・脱字は論外 誤字・脱字、名称や敬称の間違い、年号のミスがないことは最低限のルール。 十分注意して、書き間違いのないように丁寧に作成しましょう。 セールスポイントの見つけ方 自分を客観的に見ることが出来る能力は、社会人として特に求められます。 自分のセールスポイントと応募先企業の接点を見つけ、採用側のニーズを意識しなければ、選考に通る職務経歴書を作成することは出来ません。 応募先企業が必要なキャリア・スキルを見極める まず、希望職種や求人内容を再度確認し、ホームページも見ながら、自分が応募する仕事を具体的にイメージします。 求人欄には、対象となる人材や求める人材について記載されています。これらの情報を読み込んで、実際にその企業に入社し、その仕事をすることになった時の自分を具体的にイメージすると、企業のニーズが分かりやすくなります。 企業のニーズが分かったら、要求される経験や能力を判断します。そして、自分の経験や能力と照らし合わせながら、応募先と自分の「接点」を見つけ出しましょう。 求人広告に「明るい対応が出来る人」と書かれてあれば、過去にお客様などに明るく対応出来た経験はないか、褒められたことはないかを考えます。 キャリアが浅くて接点が見つけられない……という人も、諦めずに新人研修や職種別研修などを思い返してみましょう。そこで身に付けた知識なども、十分アピール出来る要素になります。 どうしても自己分析が出来ない場合は、他人に自分を評価してもらうのも一つの方法です。信頼出来る同僚や友人に相談してみると、思わぬヒントを得られることもあります。 接点を見つけたらアピール 接点を見つけたら、職務経歴書でその接点を効果的にアピールしましょう。 アピールする場合は、「やりたい」「学んだ」と記載するだけではなく、前向き・具体的な表現を心掛けるのがおすすめです。 たとえば、単に「コミュニケーション能力を学んだ」と記載するのではなく、「顧客に名前を覚えてもらえるような関係づくりを目指した」と表現します。他にも、「システム開発に関する知識がある」ではなく「要件定義、実装、運用まで、システム開発に関する一連の流れをすべて経験している」というように具体的な表現にすると効果的です。 盛り込める数値がある場合には積極的に記載しましょう。顧客数や売り上げ、成果など、数値で表すことが出来れば、説得力を増すことが出来ます。その他、第三者からの「お褒めの言葉」があるエピソードも、十分なアピールポイントになるでしょう。 以上、職務経歴書のルールについてご紹介してきました。 「ココカラ転職」では、転職活動に豊富なノウハウを持つキャリアアドバイザーが、履歴書や職務経歴書、面接の際に注意すべき点など、さまざまな視点からきめ細やかなアドバイスを行いながら、転職成功のサポートを行っています。 登録するのも、転職サポートを受けるのもすべて無料です。 まずはお気軽にお問合せ下さい。  

派遣社員からの転職 | 転職の基礎知識

派遣社員からの転職

以前は、「実力のある人ならば、派遣社員ではなく正社員として働くはず」というイメージがありましたが、現在の経済情勢では、企業側も経営状態が厳しく、優秀な人材でも正社員にできない事情があります。 このような状況下であっても、派遣社員として働いてきた人が就労意欲やスキルをアピールすれば、転職活動を成功させることができます。 ただし、過剰なアピールは逆効果になる可能性もあるため、バランスを意識することが大切です。 ここでは、派遣社員から正社員に転職する際の注意点についてご紹介します。 派遣社員からの転職は厳しい? これまで派遣社員として働いていたとしても、それは単に企業側の都合に過ぎず、実は正社員と業務内容は変わらない……といったケースは多いものです。 特に、昨今の経済情勢では、非正規雇用で働かざるを得ない状況も多々あります。 ですから、それぞれの職種のポイントを押さえ、自己PRを充実させるなどすれば、十分正社員に転職出来る可能性はあります。 ただ、派遣社員のなかには、就労意欲が低く、自ら派遣社員という雇用形態を選んできた……という人がいるのも事実です。 このような背景もあり、採用担当者は派遣社員が応募してきた時に、応募者の勤務意欲や本気度を気にして敬遠するケースもあるので、応募者はそのハードルを乗り越えるための工夫が必要となります。 派遣社員で働いていた人の職務経歴書 派遣社員から正社員に転職する場合の職務経歴書は、ただ単に派遣先を羅列するのではなく、果たしてきた役割やスキルを分かりやすくまとめるなどの工夫が必要です。また、自己PR欄を充実させて、十分な意欲があることをアピールしましょう。 意欲をアピール 派遣社員から正社員に転職する場合は、正社員としての職務を理解し、いかに会社に貢献できる人材であるかという点をアピールする必要があります。 「派遣社員としての雇用形態に不安を感じて……」などのマイナスな記述は避けて、「この仕事がしたい」という業務に対する前向きな姿勢や、「入社したら、こんなことに取り組みたい」など、正社員として働く心構えが十分にあることをアピールしましょう。 自己PRは特に充実させましょう。 出来ればエピソードなどを盛り込んで、採用担当者が具体的なイメージを持てるような表現を心掛けてください。 ~自己PR記載例~ 現在の派遣先は、小規模な事業所であるため、経理として決算業務や予算管理、金融機関の対応など、経営に関わる業務を広く担当しております。また、煩雑な業務も多く担当しているので、効率的で正確な事務処理を行うことについて自信を持っております。 また、仕事に集中できる環境づくりにも取り組んでいて、達成表や業務管理表の作成も行い、周囲からお褒めの言葉をいただいたこともございます。何卒よろしくお願い申し上げます。 派遣先ではなくスキルをアピール 派遣先・派遣元は必ず記載する必要がありますが、派遣社員から正社員に転職する場合には、「どこに派遣されていたか」ではなく、「どのようなスキルを培ったか」をアピールします。 例えば、経理職を中心に働いてきたのであれば、その成長度合いが分かるように、スキルをまとめるとよいでしょう。 なお、その場合には、募集している職種やポジションで期待されている人材像についてイメージして、その人材像にふさわしいキーワード(コールセンター、アポインター、経理など)を意識して盛り込むのがおすすめです。 豊富な経験をアピール 派遣経験者を採用する場合は、実務能力だけでなく、「どれだけ周囲の環境になじめるか」という点も、選考の基準になることがあります。 つまり、豊富な会社経験があるからこその柔軟性や、気配り上手であるといった点も、期待されているのです。 せっかくさまざまな会社での貴重な経験を持っているのですから、それぞれタイプの違う会社のやり方に対応してきた「臨機応変さ」や、社風や特性の違う会社で業務を遂行してきたという「応用力」や「協調性」なども、積極的にアピールしましょう。 派遣社員の面接での注意点 これまで述べてきたように、派遣社員は正社員としての勤務経験がないことを懸念される可能性があり、面接でもその点を確認するための質問をされることがあります。 志望動機に明確な理由がないと、「単に安定した仕事に就きたいだけではないか」「福利厚生が手厚いなど、待遇面を変えたいだけで応募してきたのではないか」などと思われてしまう可能性がありますので、「正社員として働く責任感を持っている」という安心材料を与えるように心掛けましょう。 就労意欲をチェックされる 面接では、「派遣社員ばかりを繰り返してきたのはなぜか」といった質問があります。これは、就労意欲や心構えをチェックするためです。 特に注意が必要なのは、職場内のポジションや責任範囲の認識や興味の対象が定まっていないと思われることです。 派遣社員から正社員になる場合、労働条件が変わることは当然ですが、「安定したい」という理由よりも、他の目標をアピールすることが重要です。 面接前には、自己分析を行い、具体的な志望動機を伝えられるよう準備しましょう。 ~回答例~ どのような職業が自分に合っているか迷ってきたことが、派遣社員を繰り返した理由です。しかし、これまで雇用形態にこだわらずに複数の職業を経験したことで、営業事務の魅力に気づきました。 指示された仕事にとどまらず、率先して仕事を見つけ、社員を最大限サポートするよう心掛け、会社初の受注に貢献した時には、責任をもってやり遂げる達成感を感じることが出来ましたし、会社に貢献できる喜びを感じることが出来ました。 前職でもその成果を認めてもらい、契約更新を勧められましたが、これを最後の転職として自分の目標に向かいたいと思い、応募いたしました。 今は、PCスキルをさらにアップさせるために、○○の勉強もスタートし、より知識を深めるための努力をしています。 職歴の一貫性をアピールする 採用担当者が知りたいのは「どこに派遣されていたか」ではなく「培ったスキル」です。「経理の仕事を○年間、○社で経験してきました」など、アピール出来るスキルがあれば、積極的に伝えましょう。 以上、派遣社員からの転職についてご紹介してきました。 「ココカラ転職」では、転職活動に豊富なノウハウを持つキャリアアドバイザーが、履歴書や職務経歴書、面接の際に注意すべき点など、さまざまな視点からきめ細やかなアドバイスを行いながら、転職成功のサポートを行っています。 登録するのも、転職サポートを受けるのもすべて無料です。 まずはお気軽にお問合せ下さい。

第二新卒とは?第二新卒の転職を成功させる方法 | 転職の基礎知識

第二新卒とは?第二新卒の転職を成功させる方法

第二新卒とは、学校を卒業してから一度就職をした人が、約3年以内に転職活動をする人を指します。 企業も「それほど経験がなくてもいいから、第二新卒の応募者を採用しよう」という考え方が増えています。 ただし、第二新卒の転職活動は、新卒と比べて求められるレベルも違い、面接などのやり方も異なるため、注意が必要です。 応募先企業のニーズを把握し、自分の人間性を効果的にアピールすることが重要です。 第二新卒とは 第二新卒とは、一般的は入社後3年以内に転職活動をする若年の方のことをいいます。 以前は、第二新卒に対して「採用しても、すぐに辞めてしまう」という、ネガティブなイメージを持っている人もいました。現に「第二新卒の転職活動は不利になる」と悲観しながら、転職活動をしている方もいるのではないでしょうか。 しかし実際には、第二新卒は「やり直すなら、早いうちにやり直したい」「早く辞めた方がステップアップ出来る」という理由から退職する人も多く、「現実を、しっかりと見据えている」「挫折を経験し、そのうえで、前向きに転職活動を行っている」と考える企業も増えてきたことから、以前のようなネガティブなイメージはなくなりました。そして「それほど経験がなくても、新卒より社会人としてのマナーを身につけている」という理由で、第二新卒を積極的に採用しようとする企業も増えています。 第二新卒の職務経歴書 入社後3年以内の第二新卒の場合には、仕事の実績と言っても何も書くことがないのが普通なので、背伸びした表現は避けることが大切です。 ここでは、第二新卒の職務経歴書を作成する際のポイントについてご紹介します。 「前向きな姿勢」をアピールする 職務経歴書には、前職でやってきた仕事を具体的に書き、それに加えて自己PRや「私にできること」と言った、人間性を伝える工夫をするようにしましょう。 なぜなら、第二新卒を採用しようとする企業は、「プロフェッショナルな人材」より「将来性のある人材」を期待しているケースがほとんどだからです。 ですから、職務経歴書では「経験がある」ということをアピールし過ぎるのではなく、「仕事に対して前向きな人間であること」「新しいことに対して積極的に取り組んでいく人間であること」を感じさせるような職務経歴書を作成するよう、意識しましょう。 ただし、第二新卒でも「業務を工夫して効率を上げることができた」などの実績があれば、その点にも触れるようにしましょう。 努力・学び・目標を丁寧に書く 第二新卒の場合には、自己PR欄が職務経歴書の半分を占めてしまっても構いません。ただし文章は見出しを付けるなどして、簡潔に読みやすくまとめるようにしましょう。 なお、「電話応対の際には、誰よりも先に2コール以内で出ることを心掛けた」「目の前のお客様のためにできることは何だろうと常に考え、笑顔で対応した」など、状況が具体的に分かるような表現で、「努力・学び・目標」を書き、採用者に「前向きな人間性」をイメージしてもらえるよう工夫するのもおすすめです。 ~自己PR欄記載例~ 前職は2年という短い期間ではありましたが、日常業務のなかで、以下の点を心掛けてまいりました。 【1】どんなに忙しくてもサービスの質を落とさず、お客様に対してのおもてなしの心を忘れずに接客を行なってまいりました。 【2】伝票起票、入力業務などの細かい作業においては、必ず2度チェックを行い、入力ミスのないよう工夫をしました。また、支払先の管理等の業務については、常に店舗内のお金の流れを把握するよう、心掛けておりました。 この経験で培った「おもてなしの心」と「コミュニケーション能力」を、今後は御社で新規展開する店舗のスタッフとして、貢献させていただきたいと思っております。 そして、今後もさらに多くの経験を積み、自己の成長につなげられるように頑張る所存です。よろしくお願い申し上げます。 1年未満なら学生時代・研修中のエピソード 前職を1年未満で辞めた場合は、経験もほとんどないのですから、無理に経験をアピールする必要はありません。 それよりも志望動機や人柄、やる気などをアピールする方が有効です。 1年未満の退職であれば、前職の経験は簡潔に記載して、それよりも自己PRに学生時代のエピソードや研修の内容などの記載を入れるのも良いでしょう。 いくら1年未満の勤務だったとしても、新卒と違う点はアピールしたいので、「在職期間はともかく、社会人としての基礎力は身につけた」ということをアピールしたいものです。 具体的に、取引先に文書を送付する際の添え状の送り方や、電話での対応など「組織で働く社会人としての基本的なマナー」を学んだことは記載するようにしましょう。 第二新卒が面接でやってはいけないこと 第二新卒は「短期で働いたのは、会社が悪かった」とか「2年しか働いていないから、大した経験はない」などネガティブな思考になりがちです。 しかしそのような思考は、面接担当者にも伝わってしまい、評価を下げてしまうことになりかねないので、注意しましょう。 もし空白時間が長いのであれば、面接担当者に納得してもらえるような理由を、自分の言葉できちんと説明できるよう、準備をしておきましょう。 前職の不満やグチを言う 第二新卒者は「自分が辞めたのは自分が悪いのではなく、会社のせいだ」というニュアンスの発言をしてしまうことがあります。 しかし、「短期で離職するケースでは、会社側に問題があることが多い」ということは面接担当者も分かっているはずです。 ですから「会社が悪かった」という発言は避けて、「次の職場の方が、自分は成長出来ると思った」というポジティブな言い方を心がけるようにしましょう。 ~回答例~ 現職では、販売職として2年間勤務しておりました。 常に、お客様の立場に立って接客することを心掛けておりました。お客様から感謝の言葉をいただくことも増え、やりがいをもって取り組むことができました。 しかし、販売職として働いていくなかで、徐々にもっと将来性のある分野で専門的なスキルを身につけていきたいと考えるようになりました。 2年間という短期間で退職することについて迷った時期もありましたが、未経験の分野に挑戦して、専門的なスキルを身につけるためには、早いうちに挑戦するほうが自分を成長させることにつながると考えました。 退職理由をいくつも述べる 限られた面接時間の間に、退職理由をいくつも話してしまうのは避けましょう。 退職しようと考えた理由がいくつかある場合でも、それらを全て回答しようとすると、どうしても前職の悪口になってしまいがちです。 それに、それぞれの退職理由について面接担当者から質問されてしまうと、退職理由を説明するだけで貴重な面接時間が終わってしまいます。 面接で退職理由を聞かれても答えるのは1つだけに絞り、あとの時間は「やる気があります」という前向きな話に使うようにしましょう。 キャリアを強調し過ぎる 第二新卒のキャリアが浅いのは、面接担当者も重々承知しています。 それなのに「あれができる」「これもできる」と強調し過ぎると、どうしても背伸びをしている印象を与えてしまいますし、面接担当者から「客観的に自分自身を見ることが出来ない人物」と判断されてしまうこともあります。 無理をしてキャリアを強調するよりは、「経験は浅いが、これから努力して御社に貢献したい」とアピールした方が、好感を持ってもらうことが出来ます。 第二新卒の人は、あくまで謙虚な姿勢で、仕事に対する前向きな意欲、学ぼうとする姿勢をアピールした方がよいでしょう。 以上、第二新卒の転職を成功させる方法についてご紹介してきました。 これまでご紹介してきたように、採用する側の第二新卒に対する期待は以前よりずっと高まっています。企業も、入社時の多少のスキル不足より早い時期に戦力化する第二新卒に、熱い視線を送っています。 ですから、キャリアがないからといって悲観することはありません。若さがあり円満で明るく、積極性があり健康でタフな体力があり、前向きな人間性を上手にアピールすれば、転職活動を成功させる可能性は十分にあります。 第二新卒として挑戦する気概をなくさず、転職活動を成功させましょう。 「ココカラ転職」では、第二新卒の転職活動に豊富なノウハウを持つキャリアアドバイザーが、第二新卒の履歴書や職務経歴書、面接の際に注意すべき点など、さまざまな視点からきめ細やかなアドバイスを行いながら、転職成功のサポートを行っています。 登録するのも、転職サポートを受けるのもすべて無料です。まずはお気軽にお問合せ下さい。

自分に合った企業が見つかる

紹介する地元の企業とは定期的に情報交換を行っています。そのため、職場の雰囲気や求められる人物像など、求人情報にはのっていない独自の企業情報を持っています。本当にあなたにマッチした企業を一緒にみつけましょう。

お電話でお問い合わせの際は、「転職相談希望」とお伝えください。

0120-554-361

受付時間:10:00~19:00