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【転職】面接でライバルと差をつけるための心得 10 | 転職の基礎知識

【転職】面接でライバルと差をつけるための心得 10

面接は、誰でも緊張するものです。 「そんなに緊張するタイプではない」という人でも、いざ面接となると、普段だったら当たり前にできていることができなくなってしまう…というケースもあります。 しかも面接では、限られた面接時間内で「いかに自分が応募先企業の求める人物像とマッチしている人材か」を、効果的にアピールすることが必要です。 せっかく書類審査を通過したのに、面接でのアピールが失敗してしまえば、自分の良さが相手に伝わらず、残念な結果に終わってしまうこともあります。 それでは、ライバルに差をつけて、面接を成功させるためには、どうすればよいのでしょうか。 ここでは、転職の面接で緊張しない方法や、ライバルに差をつけるアピールの方法などについてご紹介します。 1. 面接前日のリラックス法 面接の前日にやるべきことは、【1】会社までの経路を調べる【2】持ち物のチェックをする【3】十分な睡眠をとる、の3つです。 面接前日は、誰でも緊張するものですが、なかには「緊張し過ぎて眠れず、面接で十分力を発揮できなかった」という人もいます。 大切な本番の前日に、緊張や不安を取り除き、きちんと睡眠をとるためには、どのように過ごせばよいのでしょうか。ここでは、面接前日にできる簡単なリラックス法をご紹介します。 努力したことを紙に書く 人間は、頭の中に不安要素が溜まってくると、ますます不安が強くなってしまうものです。 ですから、前日には「今まで自分が努力してきたこと」「面接当日、緊張する必要がないほど、準備してきたこと」を紙に書き出してみてください。 「面接の回答を、何時間練習したか」「企業研究をどれだけ行ってきたか」など、思いつく限りのことをいくつも書き出して、本番の自信につなげるのです。 頭の中だけで考えず、実際に紙に書き出してみると、自然に緊張がほぐれてリラックスできるでしょう。簡単で効果のある方法なので、ぜひ試してみてください。 2. 面接当日の緊張のほぐし方 面接当日に緊張し過ぎてしまうと、本来の自分の良さを面接担当者に充分に伝えることができず、残念な結果に終わってしまうこともあります。 ある程度の緊張はむしろあった方が良いのですが、自分をコントロールできずにパニックになったり、頭が真っ白になってしまう事態は避けたいもの。 ここでは、面接当日にできる簡単なリラックス法をご紹介します。 朝食は、腹五分目程度 まず朝食は、腹五分目程度で抑えておきましょう。人間は空腹状態の方が頭の回転が良くなり、集中力が増すからです。想定外の質問をされた時も、慌てずに瞬時に判断することができるようになります。 余裕をもって行動する 朝食を摂ったら、余裕をもって家を出ましょう。 当日ギリギリに面接会場に到着してしまうと、そのバタバタが不安の原因になってしまい、面接前に緊張してしまいます。 面接会場の近くで時間をつぶすくらいの余裕があると、ベターです。 そして、面接会場に着いたら、会社のトイレで髪形やメイク、ネクタイなどの身だしなみを確認しましょう。 これくらい時間に余裕をもって行動すると、心にも余裕が生まれ、段々リラックスすることができます。 緊張しても、OKと開き直る それでも「どうしても緊張してしまう」という人も、ご安心ください。 緊張してしまう、というのは、それだけ面接に本気で挑んでいるからではないでしょうか。 要は、どれだけ緊張していても、その「本気度」が面接担当者に伝わればよいのです。「緊張してしまっているが、それだけ自分は本気だということが伝わればいい」と開き直ってしまいましょう。 3. 好印象を与える話し方「目線、話す速度」 面接で話す時は、笑顔と目線に注意しましょう。 緊張するあまりに怒ったような表情になってしまったり、無表情になってしまわないように注意してください。 面接の練習は、必ず何度も行いましょう。 頭の中でまとめるだけでなく、実際に声に出して話してみることも大切です。1つの回答を30秒程度にまとめることができているかも確認しましょう。 「メラビアンの法則」を応用した話し方とは 面接に挑む前に、ぜひ知っておいていただきたい法則があります。 それは、「メラビアンの法則」という法則で、「人の印象は見た目、声から受ける印象がほとんどである」という法則です。 「メラビアンの法則」によれば、人が受ける印象の割合は以下の通りとされます。 ・見た目から受ける印象:55% ・声から受ける印象:38% ・話の内容から受ける印象:7% そして、この「メラビアンの法則」を面接でも応用すると、面接担当者に好印象を与えることができます。 面接というと、ビジネスマナーや回答内容が重要視されると思われがちです。 もちろん、これらが重要であるのは事実ですが、面接担当者に良い印象を与えるためには、回答内容だけではなく、見た目や声の印象がとても重要なポイントになるといえるでしょう。 【1】目線 「目は口ほどに物を言う」ということわざがあるとおり、感情のこもった目線は、口で話すのと同じくらい相手に気持ちが伝わるもの。視線が定まらずキョロキョロしてしまったり、うつむきがちにならないよう、注意してください。 【2】声のトーンと速度 声のトーンや話すスピードも、好感度をアップさせるために注意したいポイントです。 まず声のトーンでは、普段より1トーン高い声を意識して話しましょう。高いトーンは「明るい」「元気」「楽しそう」というプラスの印象を与えますし、相手が聞き取りやすいからです。 次に話すスピードですが、一気にまくしたてるように話すのは禁物です。 相手に伝えたい重要なポイントについて話す時は、ゆっくりと話すと、相手の印象に残りやすくなります。 【3】姿勢 目、声と同じくらい大切なのが、姿勢です。 座る時は背もたれは使わず、座面の3分の2または半分を使って腰かけます。 だらしなく座ったり貧乏ゆすりなどをしてしまうと、せっかく良い回答をしても悪い印象を与えてしまいます。 4. 会社の受付も「面接官」と思え 面接する会社の受付で挨拶をする時から、面接は始まっています。 面接会場に入る前にコート、マフラーなどは脱いでおき、面接できる格好で受付に挨拶をしましょう。 受付では自分から名乗る 受付で、いきなり「面接会場はどこですか」と自分の要件を伝えるのは、大変失礼です。 「おはようございます。本日面接をさせていただくことになっております、○田○子です」と自分から挨拶をしましょう。 受付だけではなく、廊下やエレベーター、トイレなどですれ違う社員は、すべて「面接担当者」だと思って、気を抜かないようにしてください。 5. 会社の待合室では、自分から挨拶を 会社の待合室に入室する際は、「失礼します」と挨拶をしてから入室します。他の応募者がいる場合は、軽く会釈してから着席します。 他の応募者には自分から挨拶を 後から応募者が入室してくる時も、自分から笑顔で挨拶をしましょう。 応募者はライバルではありますが、敵ではありません。 笑顔で挨拶をすることで好意を与えることができれば、相手からも好意を持ってもらうことができます。待合室の雰囲気を良くすることは、面接の緊張をほぐすためにも効果的です。 この時、落ち着かないからといって、他の応募者に話しかけたり、スマホを操作したり、雑誌を読んだりするのは、あまり良い印象を与えません。 会社情報を見直したり、準備した回答例をまとめたものを読み返しながら、静かに待つのが社会人としてのマナーです。 6. 「好感度」は合否に影響大 これまでも述べてきましたが、好感度は合否にかなり大きな影響を与えます。 そして、アメリカ合衆国の心理学者であるアルバート・メラビアン氏によると、「たった数秒で人の印象(好感度)が決まる」とされています。 実際、多くの面接担当者からは、「応募者がドアをノックしてから、椅子に座るまでの間に合否を決める」といった意見も聞かれます。 それでは、面接開始数秒間で、面接担当者に好印象を与えるためには、どのような工夫が必要なのでしょうか。 面接担当者に、数秒で好印象を与える方法 【1】笑顔はノック前から作る 笑顔は、面接会場の扉をノックする前から作っておきましょう。 ドアを開けた隙間から「笑顔でない」状態が1秒でも見えてしまったら、その笑顔でない顔も、面接担当者に影響を与えてしまうからです。 【2】笑顔の練習をしておく 普段は自然に笑顔を作っているものですが、笑顔には4つの条件があります。 この4つの条件を意識して、面接前に練習をしておくと、緊張したなかでも「自然に見える笑顔」を作ることができます。 ○口角が後ろに引かれ、上がっている ○口は横に開いている(歯は見えても見えなくてもOK) ○目は少し細くなり、目尻にはシワが寄っている ○頬は上がっている この4つの笑顔の条件を意識しながら、鏡を見て練習してください。 「目だけ笑っていない」「口元が不自然に閉じている」など、4つの条件に当てはまっていない点があれば、面接前までに改善しておきましょう。 7. 自己PRに使いたい「両面提示」 面接では絶対と言っていいほど聞かれる質問が、自己紹介や自己PRです。 自己PRは、新卒採用の場合には面接の最初の方に求められることが多いですが、中途採用の場合には、面接の終盤頃に聞かれるケースもみられます。 書類選考を通過してきた応募者のレベルは、「どんぐりの背比べ」になっていることが多いので、自己PRでぜひ“決め”のアピールをしたいところです。 そこで、ここでは面接の自己PRをより有効的に伝える、「両面提示」の方法をご紹介します。 プラスとマイナス両面を提示 両面提示とは、物事の両面を見せることで、片面提示とは物事の一面だけを見せるという意味です。これはマーケティング心理学でよく使われる用語で、効果的にものやサービスを販売する手法のひとつとして紹介されています。 人は、何かを説得され判断しようとしている時に、プラスの内容だけ説明されると「どこか怪しい」と思ってしまうことがあります。 面接といった場面でもそれは同じで、応募担当者が「自分のよい点」ばかりアピールしても、面接担当者としては、「何か信用できない」という印象を払拭できずにいる可能性もあります。 ですから、自己PRをする場合も、ポジティブな要素だけではなく、ネガティブ要素やデメリットなどを合わせて説明する方が、効果的です。 「面接では、自分の良さをしっかりアピールしよう!」と思ってしまいがちですが、それだけでは逆効果になることもあります。 致命的にならない程度の弱点をあえて自ら提示して、それから自己PRを行うと、面接担当者に信頼感や好感を与えることができます。 ~回答例~ 長所は、人並み以上に体力があるところです。 大学まで10年以上陸上競技を続けてきたので、特に基礎体力には自信があります。 短所はときどき、時間を忘れて熱中し過ぎてしまうことです。 今は、自分でスケジュールを管理する習慣を身につけるために、常に手帳を持ち歩き、意識的にタイムマネジメントできるよう、工夫しています。 8. 逆質問で差をつける方法 面接官から、「何か質問はありますか」と聞かれることがあります。いわゆる「逆質問」です。 この時、特に聞きたいことや知りたいことがないのであれば、「丁寧にご説明をいただきましたので、ひと通り理解することができました。本日お話を伺って、改めて御社で働かせていただきたいという想いが強くなりました」と回答すればOKです。 逆質問を利用して、好印象を与える 逆質問を利用して、面接担当者に好印象を与える方法もあります。 例えば、あえて「先程、御社は開発に今後力を入れるとおっしゃっていましたが、そこで必要とされるスキルは何ですか」と質問するのです。 そして、面接担当者が「必要なスキルは○○の知識です」と回答してきたら、それに対して「安心しました。私は前職で○○の知識を習得しているので、その分野で活躍できると思います。そして本日からますます○○の知識を得る努力をしていきます。」と伝えます。 このように逆質問を利用したアピール方法は、緊張している場面ではなかなか難しいかもしれませんが、事前に何度か練習しておくと、自然に行うことができるはずです。 9. 「揺さぶり質問」には動じない 揺さぶり質問とは、「年齢が高いですが、職場になじめますか」「もし不採用だったら、どうしますか」など、面接官がわざと応募者が困るような厳しい質問をして、それに対してどのような対応をするかを見るものです。 面接の緊張の度合いを上げて応募者の本音を引き出したり、非常事態やトラブルへの対応力を見るという目的もあります。 揺さぶり質問も、質問のひとつ 揺さぶり質問をする目的は、「仕事で緊急事態が起こった時に、臨機応変に対応できる人物かどうか」「社会人としての振る舞いができるか」を見ることが目的です。 ですから、「揺さぶり質問も、質問のひとつだ」ととらえ、何よりも落ち着くことが大切です。沈黙してしまったり、腹を立てたりするのは絶対にNG。社会人として失格と思われてしまいます。 どんな質問に対しても、落ち着いて自分なりの回答ができるよう、しっかりと準備しておきましょう。 10. 最終面接後の「お礼状」 最終面接が終わったら、ぜひしておきたいのが、面接担当者に対する「お礼状」です。 とくに中小企業にはダイレクトに熱意が伝わり、効果的です。 大企業に対しても、ライバルが大勢いる場合には、強く印象づけることができます。 面接のお礼状は、その日のうちに 面接のお礼状は、その日のうちに採用担当者にメールか手書きで伝えます。 お礼状の内容は、面接へのお礼、面接で感じたこと、入社への意欲などを、簡潔にまとめます。長すぎる文章は、相手の負担になることもあるので注意しましょう。 ~お礼状 書面例~ 拝啓 時下、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。 本日はお忙しいところ、面接の機会をいただき、誠にありがとうございました。 ○○様が、貴社の経営方針や今後の展開などについて丁寧に説明してくださり、ますます貴社に入社させていただきたいという気持ちが強くなりました。 最終面接ということで、大変緊張いたしましたが、私にとっては気持ちを新たにする大変充実した時間をいただき、心から感謝しております。 改めて、貴社で私の経験をぜひとも活かしてまいりたいと存じます。 また、本日から○○の知識をさらに習得すべく努力してまいりたいと思っております。 取り急ぎ、お礼を申し上げたく、メール(手紙)させていただきました。 末筆ながら、貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。 本当にありがとうございました。                    敬具                             平成○○年○月○日                                  山田○子 株式会社E商事 人事採用ご担当 佐藤○男 様 以上、面接でライバルと差をつけるための心得についてご紹介しました。 ここでご紹介した10個の心得は、どれも「言われてみると当たり前のこと」かもしれません。でもこんなちょっとしたことが、面接担当者の好意を獲得し、ライバル達に差をつけることができるのです。 ぜひ、今日から準備・練習を始めてみてください。 スペインの哲学者であるバルタサン・グラシアンは、「愚か者が後回しにすることを、賢人はただちに実行する。どちらもやることは同じ。違うのはタイミングだけだ」と言っています。 やるべきことをいかに早く始められるかが、ライバルに差をつけるための第一歩なのです。 面接は、「選考される場」ではなく「情報や気持ちを伝え合うコミュニケーションの場」でもあります。 「ココカラ転職」では、面接を突破する方法だけでなく、面接を通して、応募者がしっかりと「その企業が、本当に自分の転職先としてふさわしいかどうか」確認していただけるよう、しっかりとアドバイスいたします。 また、面接対策だけでなく、企業選びやキャリアプラン、住まいや子育て環境についてもお気軽にご相談ください。 地元を良く知るアドバイザーが、親身にサポートを行います。

転職の面接で質問したい時(逆質問)の聞き方、マナー | 転職の基礎知識

転職の面接で質問したい時(逆質問)の聞き方、マナー

面接担当者は、採用予定人数の何倍もの大勢の応募者と面接を行うこともあります。そして、その中から自社のニーズに最も合う人を探し出すために、さまざまな質問をしてきます。 しかし採用されるか否かは、求人企業とマッチングしているかどうかで決まるので、面接といっても、決して応募者が一方的に質問を受ける場というわけではありません。 面接で、採用側と応募者がそれぞれ持っている情報や意思、考えを伝え合い、双方の思いが一致した場合に採用となるのです。 ですから、応募者も「選ばれたい」「雇ってほしい」という受け身の姿勢ではなく、その応募先企業が本当に自分の転職先としてマッチしているかどうか……を確認するつもりで面接に臨むよう心掛けることが大切です。聞きたいことや確認したいことがあれば、面接の中で質問することは問題ありません。 ただし、逆質問する際に必要なマナーもあり、面接時ではなく採用後にするべき質問などもあります。 転職の面接には、質問したいこと(逆質問)の聞き方、マナーについて、しっかり確認してから臨みましょう。 まずは面接の流れを知っておく 面接は、職務経歴書などの書類だけでは伝えにくい、自分の長所を知ってもらう大切な場です。 書類上は他の応募者と比較して見劣りがあったとしても、面接を行った結果の総合評価で採用されたという人もたくさんいます。 面接を突破し採用されるためには、まず面接の前に『面接の一般的な流れ』を参考にして、自分なりにアピールポイントや質問するタイミングを、あらかじめ考えておくことが大切です。 もちろん、面接の進行を応募者がコントロールすることは難しいですが、タイミングをあらかじめ想定しておけば、面接担当者との質疑応答がちぐはぐになってしまったり、質疑応答の流れから外れた唐突なアピールや質問をしてしまうという事態は、かなり防ぐことができます。 一般的な面接の流れ ○入室 入室する際にも、身だしなみや立ち居振る舞いなどの社会人としてのマナーについて、しっかり見られていることを忘れないようにしましょう。 ・入室する場合は、ノックをして「どうぞ」と言われてから入室します。 ・入室したら横向きになって、ノブを持ち替えてからドアを静かに閉めます。 ・着席する椅子の横まで進み「○○田○○子です。よろしくお願いします」と一礼します。 ・「どうぞ座って下さい」と促されてから、着席します。 ○面接担当者からの質問 応募者の緊張をほぐすため、冒頭に「会社までどのように来ましたか?」「会社の場所はすぐに分かりましたか?」など、軽い質問をされることがあります。 その後、職歴や実務経験、スキルの内容などについての質問、会社や仕事に対する考え方、将来の目標などについて聞かれます。 さまざまな質問の中で、業務に必要な能力の有無、職場との相性などがみられていますので、何を聞かれても焦らないように、きちんとオリジナルの回答を用意しておきましょう。 なお、あらかじめ考えてきた質問事項について、このやり取りのなかで説明されることもあります。その場合には、そのタイミングを逃さないように会話の中で自然に質問をするようにしましょう。 ○面接終了の告知 面接の終了前には、面接結果の連絡先や時期、これから先の選考手順などの説明があり、「ほかに質問はありますか?」と聞かれることがあります。これは面接終了の決まり文句のようなものではありますが、もし質問や確認したいことがあり、なおかつそれまでの質疑応答の中で面接担当者から説明がなかった場合には、このタイミングに聞くのがベストです。 ○退室 退室する時も気を抜かないように。 面接担当者にお尻を向けないよう、退室したら必ずドアに向き直ってから、閉めるようにしましょう。 面接でこちらから質問する(逆質問)場合 ひと通りの質疑応答が終わると「何か質問はありますか」「最後に何か確認したいことはありますか」などと聞かれることがあります。 これは、面接終了を告げる合図のようなものです。 よく、「この時何かを質問しないと、入社意欲がないと思われるのではないか」と思う人もいますが、そんなことはありません。 特に聞きたいことがなければ、「丁寧にご説明をいただきましたので、ひと通り理解することができました。本日お話を伺って、改めて御社で働かせていただきたいという想いが強くなりました」と回答すればOKです。 むしろ、「何か聞かなければ」と面接に関係ない必要度の低い質問をしてしまうと、マイナス評価になってしまうケースもありますので、注意してください。 もし、それまでの質疑応答で聞きもらしたことがあるのであれば、この時に確認するのはもちろん構いません。しかし、面接の終盤になって基本的な仕事内容について質問してしまったりすると、「しっかり話を聞いていたのか」とマイナス印象になってしまうこともあります。くれぐれも不要な質問をすることがないように、表現の仕方にも十分注意するようにしましょう。 事前に聞きたいことを用意しておこう 面接に臨む前には、事前に質問したいこと、確認したいことをしっかり整理しておきましょう。 真剣に企業研究をしたうえで面接に臨んでいるのであれば、詳しく聞いてみたいことや確認したいことが出てきても不思議ではありません。「これだけは確認しておきたい」という質問事項を2、3個用意しておくと良いでしょう。 なお、今後の選考手順や結果連絡の時期・方法などについて質疑応答のなかで説明がなかった場合には、面接の終盤で確認するようにします。 面接の結果が出るまでの期間は、企業によってさまざまで、1週間後に結果が分かる場合もあれば、1か月後になることもあるので、その期間ずっと落ち着かない状況を過ごすことになってしまいます。 「結果のご連絡をいただける時期や方法について教えていただけますか?」「この後は二次面接など予定されているのでしょうか?」と確認しておけば、採用の連絡がくるまで落ち着いて過ごすことができます。 仕事内容や勤務条件 会社によっては、企業のホームページ内に「先輩の体験談」などで業務内容などが掲載されていることもありますので、事前にしっかり目を通しておきましょう。「御社のホームページの○○のコーナーで、新規開拓営業の方法や営業目標について記載されていましたが、営業目標の設定の仕方の部分だけ、もう少し詳しく教えて頂けますか」などと聞くと、「しっかり企業研究をしている」という、勉強熱心なイメージを与えることができます。 ただし、仕事内容や勤務条件、給与や待遇などは、面接の本題ともいえる事項なので、面接の終盤に聞くようなことではありません。面接の終盤に質問する場合には、「参考までに御社では中途入社された社員の方は、どのくらいいらっしゃいますか?」「私のように異業種から転職し、活躍されている方はいらっしゃいますか」といった聞き方をするようにしましょう。 給与額について 給与額についての質問は、あまり良い印象を与えません。 確かに給与額は誰でも気になるものですが、給与額の質問ばかりしてしまうと、仕事内容よりも給与額が大事なのかといったマイナスの印象を与えてしまいます。 ですから、給与額については面接で聞くのではなく、できるなら内定後に聞くのがおすすめです。 ただし、基本給が曖昧に提示されている場合や、条件が提示されていない場合には、後々のトラブルを避けるために確認するのもよいでしょう。 その際、「ノルマが達成できないと、手取りは減るのですか」などといったストレートな聞き方はNGです。「ぶしつけな質問になりますが、先に確認させてください」「募集要項の『基本給+出来高』とは、具体的にどのように考えればよいですか」など、なるべくソフトで配慮のある聞き方をするよう、注意してください。 残業や休暇の確認 残業がどのくらいあるのか、休日出勤はあるのかなどは、働く上で大いに気になるポイントではありますが、給与額と同様、ストレートに聞くのはあまり良い印象を与えません。 残業や休暇については、面接担当者から「残業はできますか」などと質問された際に「はい、大丈夫です。ただ時期や仕事量は、どの程度と考えておけばよろしいでしょうか」と会話の流れの中で、自然に聞くのがおすすめです。 試用期間について 企業によっては、正社員登用まで一定期間試用期間を設けていることがあります。 試用期間とは、入社するにあたり一定の期間、労働者を観察・評価するための期間です。 会社としては、書類審査や面接だけでは労働者の性格や能力などを正しく判断することが難しいため、試用期間という「お試し期間」を設けて、労働者の性格や能力、適性などについて判断するわけです。 試用期間中は、労働者にとって本採用されるか分からない不安定な立場に置かれるということなので、気になった場合には雇用形態について確認しておきましょう。 この場合もストレートに「試用期間後は、正社員に採用していただけるんですよね?」と聞いてしまうと、仕事の内容より労働条件が優先か、とマイナスイメージを持たれてしまいます。 なお、試用期間について確認するのは面接の場ではなく、できれば内定が決まった段階で「確認事項」として質問するのかよいでしょう。 出産・育児との両立について 特に女性にとっては、出産・育児と仕事の両立は切実な問題です。 女性の終身雇用も進んではいますが、企業によっては女性の労働環境が整っていない場合もあります。実際、妊娠・出産、産前・産後、育休などを理由として、女性が不利益な取り扱いを受けるいわゆる「マタハラ」の被害も後を絶ちません。 現在は男女雇用機会均等法および育児・介護休業法で規制され、たとえば、妊娠を理由として解雇することは無効となりますし(男女雇用機会均等法9条4項)、妊娠し、つわりなどで十分仕事ができなくなったため降格させる行為も、許されません。 しかし実際には、まだまだこのようなケースは完全になくなったとはいえません。 ですから、結婚、出産をし、子育てをしながら働く意志を持っている人は、「長く働きたいと思っている。仕事も私生活もしっかり管理するつもりだ。」という将来のビジョンを前向きに示しながら、質問してみましょう。 ただし、質問するときに自分の権利ばかり主張するような聞き方は考えものです。 「子育てをしながら働いている人は、どのくらいいらっしゃいますか?」といった聞き方をすれば、会社として労働環境をどのように整備しようとしているか、イメージできるはずです。 もし労働環境があまり整っていない職場だと感じても、面接では「私が働く女性のロールモデルになりたい」など、「自分も努力します」という前向きなニュアンスを伝えるようにしてください。 以上、「転職の面接で質問したい時(逆質問)の聞き方、マナー」についてご紹介しました。 「ココカラ転職」は、企業風土や職場の雰囲気、一緒に働く人物像といった企業の詳細情報を把握した経験豊富なキャリアアドバイザーが、面接に臨む際の注意点や回答例などはもちろん、応募者の意向と企業が求める人物像を照らし合わせ、転職理由や志望動機、自己PRをどう伝えればいいのかについて細かくアドバイスさせて頂きます。 応募書類の添削を行い、ロールプレイングなど実践的な面接対策を行ったうえで、あなたの転職を成功に導くために、しっかりとサポートさせていただきます。

転職を成功させる自己PR~履歴書、面接で効果的な自己PRノウハウとは | 転職の基礎知識

転職を成功させる自己PR~履歴書、面接で効果的な自己PRノウハウとは

面接官が自己PRを通して知りたいのは、応募者が「職場でどれだけ活躍できる能力があるか」そして「業務を行う十分な資質や行動特性があるのか」という点です。 但し、ここでいう能力、資質、行動特性は、企業のニーズにマッチしている必要があります。ですから、自分が持っている能力、資質、行動特性のどの部分をどのようにアピールしていくかは、企業のニーズによって異なることになるのです。 効果的に自己PRを行うためには、まずは応募先企業のニーズを正確に把握すること、そして、これまでの自分の仕事に関する経験の中からその企業のニーズにマッチするものを探し出すという作業が必要になります。 ここでは、履歴書、職務経歴書、面接で効果的な「自己PR」についてご紹介します。 「自己PR」とは 自己PRや志望動機は、履歴書、職務経歴書、面接いずれのシーンでも最も重要な項目の一つです。面接では人柄や能力に加え、プレゼンテーションスキルの有無についても確認されます。 自己PRをまとめる際には、「なぜ応募先企業の募集職種を選んだのか」「そこでどのような貢献ができると考えているのか」という2つの観点を必ず盛り込む必要があります。 ここでは「貴社の経営理念に強く惹かれました」「貴社の安定性に惹かれて」などといった抽象的な表現は、NGです。必ずオリジナルの回答を作成し、自分の熱い思いを端的に伝えるように工夫しましょう。 アピールポイントを見つけるには 「自分のアピールポイントなんて、どのように見つければよいのか分からない」という方は多いと思います。 確かにいきなり「自分がアピールできるところって、どこだろう?」と考えると、なかなか思い浮かばないですよね。 その場合には、まず企業のニーズを把握する作業から始めましょう。 例えば、求人広告に「明るく誠実な対応ができる方」という記載があれば、自分が過去にクライアントや同僚に対して明るく誠実な対応をできた経験はなかったか、それによってクライアントや同僚に評価された経験はなかったかを思い出していくのです。 また、どのように業務に取り組んできたのか、自分なりに工夫した点はなかったのかという視点からも考えてみましょう。 企業のニーズを把握する 自分では「○○が自分の売りだ」と思っていても、それが応募先企業のニーズにマッチしていなければ「売り」とは言えません。 そこで、自己PRを考える際には、もう一度応募先企業の求人広告を見直して、その企業のニーズを正確に把握するようにしましょう。そしていくつかある自分の「アピールポイント」のなかで、最も企業のニーズにマッチした部分を中心に自己PRをまとめていくようにします。 なお、自己PRを考える際には、是非キャリアコンサルタントやアドバイザーにアドバイスを求めることをおすすめします。 企業が求めるニーズは一つではありません。経験豊富なキャリアコンサルタントやアドバイザーであれば、求人広告からは把握できない企業のニーズをつかみ、そのニーズに沿った効果的なアピール方法をアドバイスしてくれるからです。 自分の良さというものは、案外自分では気付きにくいものです。 自分では「できて当たり前のこと」と思っていても、意外とそうではなくてアピールポイントになっている場合もあります。 「どんなに忙しくても、依頼された仕事は笑顔で引き受ける」というのも立派なアピールポイントです。自分では「そんなの当たり前」と思っていることでも、その人ならではの良さ、アピールポイントが隠れているケースは多いものです。 エピソードを盛り込む 自己PRをまとめる時には、必ず具体的なエピソードを添えるようにします。 例えば、応募先企業の求人広告に「明るくコミュニケーション能力のある方を求めます」という記述があったとします。その場合には、自分に「コミュニケーション能力を活かしたエピソード」が過去になかったかを考えてみます。 そして、具体的に自分がどのような対応をしたのか、どのような効果(上司に評価されたこと、第三者からの感謝の言葉など)があったのか、ということが客観的に分かるように表現するように工夫しましょう。エピソードを交えることで、面接担当者が「この応募者は、このような仕事のやり方ができるのか」「この人には、こんな能力があるのか」といった具体的なイメージができるようになるからです。 同じ販売職であっても、扱う商品やクライアントによってその手法や工夫は異なります。例えば、ある人は大手百貨店で販売の仕事をしていましたが、「業務を効率よく進め、お客様が商品を見つけやすくするためには、ディスプレイだけではなく全ての環境の整理整頓が必要」と考え、店頭の棚だけでなくレジまわり、倉庫の棚にラベリングをして整理整頓を徹底したそうです。その結果スタッフから「無駄な動きがなくなって、効率的に作業を進めることができた」という声が上がり、お客様からも「スムーズに対応してくれて、ストレスがない」というお褒めの言葉をいただいたそうです。 このように具体的に何をどのようにしたのか、どんな工夫をしたのか、その具体的なエピソードを思い出していく作業も、アピールポイントを見つけるために効果的です。 職務経歴書の「自己PR」 職務経歴書の自己PR欄は、特に決まった形式はありません。 ですから、例えばそれほどアピールできるような職歴がない場合には、まず「自己PR」の項目を立てて、学生時代からの経験や将来への抱負などを踏まえた欄を設けて、その下に職歴や取得資格を記載するのも一つの手です。 職務経歴書の「自己PR」はそれぞれの事情に沿って、最も効果的なアピールができる形式、文言を意識しましょう。 ここでは、さまざまなケースの自己PRをご紹介します。 フリーター経験が長い場合 フリーター経験がある人は、単に職務経歴を記載するのではなく、必ず「自己PR」の項目を設けて「自分がフリーターの間は何をしてきたのか」「なぜフリーターという道を選んだのか」「今回正社員を志そうとした理由は何なのか」を端的かつ自信を持って説明するようにしましょう。 【回答例】 大学卒業してからの3年間は、デザイナーを目指してアパレルでアルバイトをしていました。結果的にデザイナーという夢は軌道修正することになりましたが、3年間の経験は決して無駄ではなかったと自負しています。 デザイナーを目指すなかで、商品を企画段階から意識することができました。そして、アパレルでアルバイトをし、在庫管理や販売を担当した経験のなかでは、お客様のニーズを強く意識することができました。 御社では、商品の企画段階から買付け、販売と総合的な分野に関わっていきたいと思っております。 同じ会社で勤続年数が長い場合 同じ会社で同じ仕事を続けてきた人の場合には、その堅実さをアピールしたいところですが、単に「続けた」というだけでは、アピール度はそれほど高くありません。それに、書き方を工夫しないと「庶務全般を担当」「経理全般を担当」など1行にしかならず、書くことが少なくなくて、見た目がスカスカの職務経歴書になってしまうというリスクもあります。 「どんな豊富な経験があるか」「その経験を活かし、これからどのような貢献ができると考えているか」について、具体的に述べる工夫が必要です。 【回答例】 私は、入社以来、一貫して雑誌・編集の仕事を続けてまいりました。 2010年以降は医療分野の書籍を担当しており、とくに産婦人科関連を中心に医師、看護師などとコミュニケーションをとりながら業務に携わりました。 貴社であれば、前職と同じ業種であり企業規模も同等であることから、私の10年の経験・スキルを余すことなく発揮し、持ち前の迅速さ、正確さを活かして医療分野の編集のスペシャリストを目指していきたいと考えております。 転職回数が多い場合 転職回数が多い場合には、それがハンデと見えないように工夫することが大切です。 これから応募する企業や業種によって、これまでの豊富な経験をどのように有効に活用できるかを最大限アピールするようにしましょう。 【回答例】 これまで一貫して営業をバックアップする業務に従事してきました。 新しい業界や職場環境にも違和感なく溶け込むことができます。さまざまな企業の営業サポートで培ったこれまでの貴重な経験を生かし、営業部員の業績アップにつながるサポート業務に従事したいと考えています。 面接での「自己PR」 面接での自己PRも、応募先企業のニーズを意識することが最も大切です。 自己PRの組み立て方で、面接をリードできるかどうかが決まると言っても過言ではありません。 面接に臨む前には、応募先企業のニーズを正確に把握し、これからやってみたい仕事の内容を明確にイメージしましょう。そのうえで、具体的に仕事に対してどのような姿勢で取り組むつもりなのか、自ら考えて行動できる人間なのかをしっかりアピールできるよう準備しておきましょう。 ここでは、面接で自己PRをする際の注意点や組み立て方、職種別の自己PR回答例などについて、ご紹介します。 自己PRの組み立て方 面接で自己PRをする際には、①挨拶、②前職の会社、配属先、これまでの仕事の要約、③能力、資質、行動特性、④志望動機、⑤締めの5つの視点から組み立てていくのが基本です。 「○田○郎と申します。私を一言で申しますと○○な人間です。と言いますのは、○○だからです。以前こんなことがありました(エピソード)。以上のように、私の強みは○○です」という順番で話すと理路整然と、相手に内容が伝わりやすくなるからです。 ただし、転職回数が多い人は伝える順番を入れ替えてアピールするなど、工夫をするのも良いでしょう。 ①挨拶 まずは、元気よくフルネームで挨拶をして、堂々とした明るい印象をアピールしましょう。 「本日は貴重なお時間をいただきまして誠にありがとうございます。 ○田○郎と申します。まずはプロフィールの概略と自己紹介をさせていただきたいと思います」 ②前職の会社、配属先、これまでの仕事の要約 会社、配属先、これまでの仕事の要約については、簡潔に分かりやすく説明するのがポイントです。前職の会社の事業内容、ビジネスモデル、所属していた部署の説明をしたら、成果や実績なども盛り込みながら、面接担当者に具体的なイメージを持ってもらえるようアピールしましょう。 ③能力、資質、行動特性 これまで経験してきた業界や職種の知識を盛り込ませ、エピソードを交えながら、応募先企業のニーズにマッチした能力、資質、行動特性があることをしっかり説明します。 ④志望動機 志望動機は面接で必ず聞かれる定番質問ですが、自己PRをする際にも軽く触れておくことをおすすめします。 面接でも注意したいのが、志望動機として「応募先企業の魅力」などの抽象的な表現を避けるということ。志望動機を述べる際には、「御社の○○に魅力を感じて」というより「企業の魅力が、自分にとってどんな利点があるのか」そして「それについて、自分はどのような考えを持っているのか」を自分の言葉でしっかり伝えることが大切です。 面接担当者が応募者に望むのは、近い将来会社で活躍してくれる人材かという点であり、応募先企業に魅力を感じてくれている人材ではないからです。 面接担当者は、入社後の活躍する姿を想像しようとしています。 ですから、面接担当者に「そんな志望動機があるなら、この応募者は入社後に活躍してくれる人材だ」と確信させるために、志望動機を述べる際には、「○○したいと思う」だけではなく「○○に取り組み、○○の仕事をし、○○という成果を出します」というように前向きな意思を示すようにしましょう。 ⑤締め 締めの言葉は、以下のような簡単な挨拶で十分です。 「以上、簡単ではございますが、自己紹介とさせていただきます」 面接での自己PRは3分がベスト 面接で自己PRをする際は、「3分以下」を意識しましょう。 それより長くても短くても、バランスがよくありません。 面接前には、自分で時間を計りながら何度も練習するなど、念入りに準備しておきましょう。 本番では緊張して早口になってしまい、一気にまくしたてて話してしまいがちですが、それも印象がよくありませんので注意してください。「このようなチャンスをいただき、ありがとうございます」と簡単なお礼から入り面接担当者に対する気遣いを見せるようにすると、人間としての落ち着きが感じられ、自分自身も余裕を持つことができます。 なお、企業によっては3分ではなく1分など時間を制約することで、応募者にプレッシャーを与える場合もあります。その制限時間内で、どう的確に自己PRできるかを見ているわけです。 与えられた制限時間が想定していた時間と違っても慌てないように、いくつかの制限時間に合わせてアピールする内容を用意しておきましょう。 自己PR例 営業職の場合 営業職は、何を、誰に、どのように、どれくらい売ってきたかを具体的に示す必要があります。そして、どのような工夫や努力をしてきたかというエピソードを交えながら、自分なりの営業のコツを示すようにしましょう。 【回答例】 売上を伸ばすため、クライアントとは日頃からコミュニケーションをとることを心掛けてきました。何気ない会話のなかから、この人は価格を重視する人なのか、商品の質を重視する人なのかが分かることがあります。正確にクライアントのニーズをつかみ、迅速に対応することで成績を伸ばしてきました。クライアントから新規のクライアントを紹介されることも多く、「とても熱心で親身になってくれたから」と言っていただいた経験が何度もあります。 事務職の場合 事務職とひと口に言っても、その内容は会社によってかなり異なります。ですから、どのような仕事をしてきたのか、どのような工夫をしてきたのかについて、具体的に説明できるようにしましょう。 【回答例】 見積書や注文書の作成や、受注後製造部との納期の交渉や調整まで行っていました。月次報告書では、営業部員のモチベーションアップのために具体的な数字を分かりやすくグラフで表現するように提案しました。 職場では、常に頼まれやすい雰囲気でいることを心掛け、「どんなに忙しくても、いつも笑顔で対応してくれて助かる。まわりの雰囲気も明るくなって仕事がはかどる」と言っていただいた経験があります。 以上、転職面接を成功させるため履歴書、職務経歴書、面接で効果的な「自己PR」についてご紹介しました。 「ココカラ転職」では、経験豊富なキャリアアドバイザーが、履歴書、職務経歴書、面接で効果的な「自己PR」のまとめ方はもちろん、転職活動を進めていく上でのさまざまな相談事についてもしっかりサポートさせていただきます。 「ココカラ転職」は、地元全ての企業に訪問し、募集要項や募集背景だけでなく、企業風土や職場の雰囲気にいたるまでを、詳細にヒアリングし、正確に企業のニーズを把握しています。 応募者の皆様が、入社後もイキイキと活躍して頂ける転職を実現するために、しっかりとサポートさせていただきます。 石川・富山・福井・新潟の転職は、地元企業への転職に強い「ココカラ転職」にお任せ下さい。

退職する時に必要な手続き(退職スケジュール) | 転職の基礎知識

退職する時に必要な手続き(退職スケジュール)

退職の際にはさまざまな手続きが必要になります。 どのような手続きが必要になるのかについて、誰かが教えてくれるわけではありませんし、複雑な手続きも多々あります。また会社によって、手続きの方法が違う場合もあります。 退職に必要な手続きについては、早めに確認をしておくとスムーズに手続きを進めることができます。 退職手続き 会社を退職する際には、会社に返却しなければならないものがあります。 退職日当日に慌てて手続きしたり、必要な書類を探すようなことがないように、早めに確認しておきましょう。 下記では、自己都合退職の場合の手続きの、一般的な流れについてご紹介します。 会社によって手続きが異なる場合もありますので、早めに就業規則を確認したり、担当部署に問い合わせるなどしておきましょう。 1. 会社に退職届を提出 ↓ 2. 業務の引継ぎを行う ↓ 3. 会社に返却するもの、会社から受け取るものを確認する ↓ 4. 住民税の納付方法や健康保険の任意継続制度の確認 ↓ 5. 退職金の確認と「退職所得の受給に関する申告書」を提出 ↓ 6. 退職当日 ・健康保険証を返却 ・健康保険・厚生年金保険資格喪失連絡票を受け取る ・源泉徴収票を受け取る ↓ 7. 国民健康保険または任意継続または扶養家族等への切替え手続き ↓ 8. 国民年金の切替え手続き ↓ 9. 離職票を受け取る ↓ 10. ハローワークへ行き、失業保険の手続きをする ↓ 11. 退職金を受け取る 退職の意思表示 退職の意思表示をいつするかについては、多くの人が迷うところだと思います。 あまり早く辞めると言ってしまうと、職場で居心地が悪くなってしまうのでは……と気にする人もいるでしょうし、かと言ってギリギリに退職を申し出ると、職場に迷惑がかかってしまいます。 労働基準法では、「労働者が退職する際には○日前までに会社に通知しなければならない」という規定は存在しません。 民法627条1項では、退職の14日前までに意思表示をすればよいと規定されていて、解約の申し入れから14日が経過すれば雇用が終了すると規定されています。 さらに同条2項では、月給制においては月の前半に退職を申し出た場合には当月末に、月の後半に退職を申し出た場合には、翌月末に退職が成立するとしています。 しかしこの民法の規定に従って「2週間後に退職します」とすると、会社はそれまでに後任を見つけなければなりませんし、業務がスムーズに引き継がれないケースも想定されます。 そこで通常は、会社の就業規則で、業務に支障が出ないように、退職届をいつまでに提出するかについて「退職する際には○日前または○か月前までに、会社にその旨の意思表示をしなければならない」と規定されています。 ですから、退職の意思表示をする際には、必ず会社の就業規則を確認するようにしましょう。 退職願と退職届 会社によっては、退職願と退職届を同じものとして扱っているケースがほとんどですが、厳密に言うと退職届と退職願は違います。 「退職届」とは「退職を届け出る書類」で、従業員側から一方的に労働契約を解約する旨の告知書類であり、「本人の意思として退職を決定したので、届出します」という意味合いの書類です。つまり退職届の場合には、提出して受理されればその時点で退職が決定します。 これに対して「退職願」とは、労働契約の解約を願い出るものです。退職願を提出し会社に承諾された時点で、はじめて退職の効力が成立する書類なので、提出した段階では退職が確定するわけではありません。 ただし、退職願にするか退職届にするかについて、法律で特別に規定されているわけではありません。会社に明確に辞める決意を示したいのであれば、退職届の方がよいと言えるでしょう。 なお、同じような意味で「辞表」という言葉もありますが、辞表は、役員を辞任する際や公務員の退職時に使う言葉ですので、ご注意ください。 退職時に会社に返却するもの 退職時に会社に返却する主なものは、以下のとおりです。 各会社で他にも返却が必要なものがある場合もありますので、必ず総務部に確認するようにしましょう。 ・健康保険被保険者証(本人と家族のものすべて) ・社員証 ・社章 ・名札や名刺 ・机やロッカーの鍵 ・制服やパソコンなど会社から貸与されていたもの ・就業規則や、社内のマニュアル 健康保険被保険者証は、退職日までしか使えません。 本人の健康保険被保険者証はもちろん、家族の分も忘れずに返却してください。 まれに退職日以降もその健康保険被保険者証を使ってしまう人がいますが、後で医療費の請求が届くなど手続きが面倒になるので、退職日当日に忘れずに返却するようにしましょう。 会社から受け取るもの 退職時に会社から受け取るものは、以下のとおりです。 ・雇用保険被保険者離職票 ・雇用保険被保険者証(会社が管理している場合) ・年金手帳(会社が管理している場合) ・源泉徴収票 ・退職証明書(必要な人だけ) ・厚生年金基金加入員証 ・退職金や未払い賃金 雇用保険被保険者離職票は、失業保険を受給するために必ず必要となる書類です。 退職して2週間以内に発行されるのが一般的ですが、会社によっては本人が請求しないと発行してくれない場合もあるので、もし2週間過ぎても発行されない場合には問い合わせてみましょう。離職票の受け取りが遅れると、失業保険の支給も遅れてしまいます。 雇用保険被保険者離職票は、在職期間が短くて失業保険をもらうことができない場合や、転職先が既に決まっていて失業保険をもらう予定がない場合でも、必ずもらっておきましょう。前後の会社を通算して失業保険をもらえる場合もあるからです。 失業保険は、正式名称は「求職者給付の基本手当」ですが、ここでは分かりやすく「失業保険」と記載しています。 健康保険の任意継続制度の利用 健康保険の任意継続制度の利用は、国民健康保険に加入する場合とどちらが有利か、退職前にぜひ調べておきましょう。 配偶者がいて、配偶者が会社に勤務している場合には、その扶養家族として加入できる場合もあるので、配偶者の勤務先に、扶養家族として申請することができるかも確認しておきましょう。 未払い賃金 未払い賃金がある場合には、返還期限が法律で決められています。 労働基準法では、「使用者(会社)は、労働者の死亡または退職の場合において、権利者の請求があった際に、7日以内に賃金を支払い、積立金、保証金、貯蓄金その他の名称のいかんを問わず労働者の権利に属する金品を返還しなければならない」と規定していて、これらの賃金または金品に争いがある場合には、使用者は、異議のない部分については、7日以内に支払い、または返還しなければならないとしています。 退職が決定しているにも関わらず、労働者を引き留めるために、未払いの賃金や積立金が支払われないというトラブルがあることから、労働基準法では会社に対して金品の返還を義務付けて、退職者の生活を守ろうとしているのです。 使用者(会社)が賃金を支払わない場合には、仮処分、労働審判などの裁判所の手続きを利用する方法がありますが、コストと費用がかかりますので、まずは労働基準監督署に相談に行かれることをおすすめします。 退職金 退職金は、誰にでも支給されるわけではありません。 労働基準法でも、退職者には退職金を支払わなければならないという規定はありません。 会社に退職金制度がある場合には、退職金規定で退職金額と支給日を確認して「退職所得の受給に関する申告書」を会社に提出します。 なかには、退職金規定に定められた金額より少ない退職金しか支給されない会社や、退職金規定で決まっているにも関わらず、退職金を全く支給しない会社もあります。 「退職金規定なんて見たことがない」という人が大半だと思いますが、事前にしっかりと規定を確認しておくことが重要です。

面接前日のイメージトレーニング | 転職の基礎知識

面接前日のイメージトレーニング

面接前日は、事前にどんなにしっかりと準備をしていても、緊張してしまうもの。 「内定をもらえなかったらどうしよう」「緊張して、うまく話ができなかったらどうしよう」と、後ろ向きな考えがついつい頭に浮かんでしまうこともあるでしょう。 確かに面接前日に、改めて色々な方向から検証し直すことは大切です。 だからといってデメリットばかりをイメージしては、身動きがとれなくなってしまいます。 そんな時はあえて気持ちを切り替えて、「失敗しても構わない」くらいの楽観的な気持ちで過ごしましょう。 ここでは、面接前日におすすめしたいイメージトレーニングについてご紹介します。 「はきはきと話している自分」をイメージする 面接の前に「緊張したらどうしよう」「予想外の質問をされたらどうしよう」など、不安なイメージばかりしていると、気分が落ち込み動きが止まってしまいます。 ですから前日は、面接で「はきはきと話している自分」をイメージしてみましょう。 例えば海に行く前に「雨が降ったらどうしよう」「ケガをしたらどうしよう」「混んでて楽しめなかったら、どうしよう」などマイナスなことばかり考えていたら、行く前からつまらないと思いませんか。 でも行く前に、澄み渡った青い空と海、頬をなでる心地よい海風、海でリラックスして楽しむ人たちの笑顔などをイメージしていれば、マイナスな考えもさほど気にならないもの。 それと同じように、不安な面接であっても「この転職活動を通して、新しい自分の発見ができた」とか「今後のキャリアプランが明確になった」など、プラスにできるポイントをイメージすれば、それらがマイナスなイメージを押しのけてくれます。 ですから面接の前日は、マイナスのイメージを押しのけるために、プラスにできるポイントを思い出しながら、「面接担当者の質問に、はきはきと回答している自分」「緊張せずに堂々とアピールできている自分」……といった、プラスの自分をイメージするようにしましょう。 十分な準備をした、と自信を持つ 転職活動においては、準備の段階で必要な自己分析、企業研究を行い、今までの経験を冷静に語れるよう、未来の事は熱意をもって語れるようにするなど、十分準備をしてきたはずです。 ですから面接では「さまざまな事態を想定しながら、あらゆる準備を行った。あとは『当たって砕けろ』だ」という気持ちで挑みましょう。 それでも「いざ面接で言いたいことが全然出てこなかった」……ということもあるかもしれません。でも、そんなことはざらにあることです。珍しいことではありませんし、面接担当者だってそんなシーンには、慣れっこです。 ですから「うまく話せなかったら……」なんて不安に思う必要はありません。 もしうまく話せなくても、「今回の転職活動で十分な準備はしてきた」「ぜひ採用してほしい」という気持ちだけ分かってもらえれば十分だ!くらいの気持ちでいましょう。 「本気度」を示す 改めて思い出してほしいのが、面接の目的は「準備してきたことを、上手に話すこと」ではなく「相手に採用したいと思ってもらうこと」。 つまり自分が内定にふさわしい人物であることを、相手に嫌味なく伝え、本気度をアピールして、採用したいと思わせることが一番大切です。 繰り返しますが、面接の目的は「内定を勝ち取ること」。そして面接担当者は、応募者の「本気度」を敏感に感じ取るものです。 あなたも、本気で内定を勝ち取りたい、採用してもらいたいと思い、面接に挑んでいるはず。面接では、まず「本気度」をしっかり伝えることに集中しましょう。 もちろん面接の最後は、感謝の気持ちとお願いの気持ちを込めることも忘れないでくださいね。

転職理由・志望動機|面接までにやっておきたいイメージトレーニング | 転職の基礎知識

転職理由・志望動機|面接までにやっておきたいイメージトレーニング

面接で聞かれる質問のなかでも、「なぜ応募したのか」や「転職しようと思った理由は何なのか」などといった、転職理由・志望動機についての質問は、多くの企業が重視する鉄板の質問であり、選考の中核ともいえる質問です。 職務経歴書に記述している場合でも、転職理由・志望動機の詳細について聞かれるケースがほとんどですし、この質問に対する回答が採否に大きく影響するといっても過言ではありません。 転職理由・志望動機については、面接で他の質問をしている時でも、さまざまなバリエーションの聞き方で繰り返し確認をしてくるケースが多々あります。 事前準備をしないでその場で思いつくままに回答していると、「さっきの回答と矛盾している」といった事態も起こり、その点を指摘されて、しどろもどろになる場合もあるので注意が必要です。 このような事態を避けるためには、応募先企業ごとに伝えるべき内容とアピールしたいポイントを箇条書きにしたり、応募にいたるまでの経緯を「転職ストーリー」として準備しておくと良いでしょう。 「自己分析」を行い、箇条書きにしてみる 転職理由・志望動機のストーリーについて考える時には、まず十分な自己分析を行ったうえで「応募した具体的な内容」「伝えたい具体的なポイント」を洗い出してみるのがおすすめです。 まず「転職したいと思ったきっかけ」「応募したいと思った理由」「実現したい目的」の3つの項目について、それぞれ箇条書きにしてみます。 その際、3つの項目には一貫性を持たせることが大切です。 「転職理由」「応募理由」「目的」に、それぞれ矛盾しない一貫性のある回答を書き出して準備しておくと、さまざまなバリエーションで質問されたときにも、応用して答えることができます。 また、「そのような理由なら他社でもいいのでは」と思わせないような理由を考えましょう。そして答え方を工夫して、ライバルの応募者と違った側面をアピールできるとなお良いでしょう。 後ろ向きな転職理由は嫌われる 転職理由や志望動機で、採否を決めるという面接担当者は少なくありません。 それは「応募者自体に問題はないか」「すぐ辞めるような人材ではないか」という点を見極めたいからです。 ですから「前職でこんな嫌なことがあった」といった後ろ向きな転職理由を述べても、「またすぐ辞めるのでは」というマイナスの印象を与えるだけで評価されません。 実際に不満や不安があって転職した場合でも、「それらの要因も、すべて自分の将来を見直す良い機会になった。そのうえで将来を見据えて転職を決意した。」と堂々とアピールしましょう。 そしてキャリアプランや将来の目標などを絡ませて、前向きな自己アピールを準備しておくことが大切です。 自己アピールを絡ませるのが難しい場合でも、少なくとも相手が安心するような回答を心掛けましょう。 自分の「転職ストーリー」を準備する 転職理由から志望動機までの説明を、矛盾なく一貫性を持たせて回答し、面接担当者に前向きな印象を持ってもらえるようにするためには、あらかじめ自分の「転職ストーリー」を準備しておくのがおすすめです。 転職ストーリーと聞くと「とてもストーリーなんて描けない」と思われる方も多いと思いますが、下記のストーリーボードに沿って考えていくと、意外と簡単に「転職ストーリー」を作成することができます。 【1】前職は「○○」の理由から応募した……前職の応募理由 【2】前職では「○○」という業務に携わってきた……業務内容 【3】業務においては、○○を心掛けてきた……自己PR 【4】今回転職をしたきっかけは「○○」である……転職理由 【5】「○○」を目指して活動している……転職で実現したい目的 【6】応募した理由は、御社で「○○」という目的が叶えられそうだと思ったのと、応募先の「○○」に魅力を感じたからである……志望動機 上記に沿って転職ストーリーを考えた際の回答例を、下記にご紹介します。 「【1】以前からアパレルに興味があり、【2】前職では店頭で販売職に携わっておりました。【3】仕事をするうえでは、お客様とのコミュニケーションを通して的確かつ最短の提案をするように心掛けておりました。 【4】より商材の知識を高めたいという考えから、企画部門への異動届を出しましたが、希望に沿えないとの結論でした。 【5】そのうえで将来を考えてみたところ、現職では顧客接点を持つことはできても、アパレルのプロフェッショナルを目指したいという目標を実現するのは難しく、転職する決心をしました。 【6】慎重に応募先を探しておりましたが、商材の基礎知識を深め、顧客ニーズに沿ったサービスを展開したいという目的を第一優先事項に据えたとき、御社ならこの目的が達成できるのではないか、キャリアを深めることができるのではないかと考えました。 また併せて御社の「○○」という点に魅力を感じたことが今回応募させていただいた理由です。 いかがでしょうか。 ストーリーボードに沿って自分自身と向き合い、前向きな自分にシフトした言葉を準備しておくと、好感度の高い転職ストーリーを準備しておくことができます。 転職活動では応募先企業、応募先職種に従って、自分の言葉で話すことが大変重要です。 面接前にはぜひストーリーボードを使って転職ストーリーを準備し、面接担当者に前向きな転職理由・志望動機をアピールできるようにイメージトレーニングをしておきましょう。 以上、転職理由・志望動機|面接までにやっておきたいイメージトレーニングについてご紹介しました。 ココカラ転職では、専任のキャリアアドバイザーが、応募する際のコツや面接対策をしっかり行い、あなたの転職の可能性を最大限に広げるサポートを心掛けています。 転職が不安な方も、ぜひ一度ご相談ください。

エピソードの発掘|面接までにやっておきたいイメージトレーニング | 転職の基礎知識

エピソードの発掘|面接までにやっておきたいイメージトレーニング

面接の質問のなかでも、「経験してきた仕事内容」や「前の職場での職務内容」など、これまでのキャリアについて確認するための質問は、定番質問のひとつです。 職務経歴書に職歴を記述している場合でも、面接でその詳細について聞かれるケースがほとんど。 ですから面接の前には、職務経歴書に矛盾しないように改めて応募書類を見直し、そのうえでこれまでのキャリアや具体的なエピソードを発掘します。そして、面接担当者に実際にこなしてきた具体的な仕事内容を分かりやすく説明し、即戦力となれる人材であることを上手にアピールできるよう、準備をしておきましょう。 ここでは、面接までに準備しておきたい、経歴・キャリアの説明方法についてご紹介します。 職務経歴書の経歴に目を通しておく 面接の前には、提出した職務経歴書の控えを、もういちどよく読み直しておきましょう。 もし面接で、職務経歴書に書いた経歴と矛盾するような回答をしてしまうと、そこで「いい加減な応募者なのではないか」と疑われてしまうことにもなりかねません。 そのような事態にならないよう、面接の前には提出した応募書類に改めて目を通しておきましょう。 面接担当者はなぜ過去のエピソードを知りたいか 面接担当者は、面接で職務経歴書に書かれている経歴の詳細を聞くことが多いです。 面接時間は10分~15分という短い時間である場合も多く、応募者の経歴をすべて知るのは不可能といえます。それでも面接担当者は、その短い時間のなかで「応募者が自社の即戦力になるか」あるいは「短期で戦力になり得るか」「真摯に業務を行ない成果を上げられる人材なのか」を判断したいと思っています。 そういう時によく用いられるのが、応募者の仕事のワンシーンを特定し、その部分を掘り下げてエピソードを聞く面接手法。 たとえば「一番本気で取り組んだ仕事は何ですか」や「充実感や達成感を得たのは、どんな時ですか」という質問です。 つまり応募者の過去のエピソードを掘り下げて質問することで、応募者がその業務の中で何を意識し、どのような努力をしたか、成長したかを探りつつ、即戦力となり得るかを判断しています。 この場合「顧客管理を担当し、管理体制を徹底するよう努力しました」と述べるだけでは、面接担当者へのアピールとしては足りません。 面接担当者に、これまでの経歴やスキルが十分にあることをイメージさせるためには、応募先企業のニーズとかみ合わせ、具体的なエピソードを交えながら語れるように、トレーニングしておくことが必要です。 エピソードは行動力、人間性の証明 自分の経歴を分かりやすく説明するのは、難しいもの。 どんな職種であっても、単に経験年数や大雑把な担当業務の種類を述べるだけでは、本当の実力レベルはなかなか分からないものです。 ですから、キャリアや経歴を説明する時に、これまで仕事をしてきたなかで印象に残っているシーンや、やりがいや充実感・達成感を得たシーン、ストレスを感じたときにどのようにそれを乗り切ったか、などの具体的なエピソードを交えながら説明すると、格段に説得力が増します。 エピソードは、あなたの行動力、人間性の証明となるものです。 面接の前には、これまで仕事をするうえで工夫したことや評価を受けたことなどを思い出しながら整理し、自身のスキルや強みを裏づけるエピソードを発掘しておきましょう。 よくあるエピソードに関する質問の仕方 面接担当者からよく聞かれるシーンやエピソードに関する質問には、以下のようなものがあります。 どんなきっかけで、何を意識して努力したか どんな工夫をしたのか どのようなところにストレスを感じたか、それをどのように乗り切ったか 仕事のどこにやりがいを感じたか これからどのようなことにチャレンジしたいか これらの質問に答えられるようにするためには、以下のシーンのエピソードを発掘しておくことをおすすめします。 成功体験 失敗体験 一番本気で取り組んだ仕事 一番印象に残っているシーン やりがい、充実感を感じたシーン 評価されたシーン 自分が成長したと感じたシーン さらに、面接担当者は「今までで一番○○なのは何ですか」「なぜそう思ったのですか」「どう具体的に行動したのですか」など掘り下げて聞き出したいと思っていますので、面接の前には下記のようなシミュレーションも想定して、念入りにトレーニングしておきましょう。 【面接のシミュレーション例】 面接担当者「これまで仕事のうえで大きな失敗をしたことがありますか」 回答例「はい新人の頃に、私のミスで得意先への納品が遅れたことがあります。」 面接担当者「その時具体的にどのような行動をとりましたか」 回答例「上司の許可を得たうえで、得意先に出向き、包装作業を手伝い、後日改めてお詫びに行き、結果的には逆に得意先に感謝して頂くことができました。けれどもこの件をきっかけに、伝票処理の流れや商品管理の方法を根本から見直すことにしました。そのことが業務効率アップにつながり、チームメンバーから評価されることができました。」 上記回答例は、単になる失敗体験やドタバタ話で終わらないよう、そこから何を学んでどのような工夫をするようになったのか、という成長エピソードをうまく盛り込んで回答しています。 このように、失敗談に関する質問をされても、それが意識のきっかけになったこと、再発防止のために工夫・努力したというエピソードを簡潔に説明できると、「失敗を糧に工夫・成長できる人材だ」というアピールにつながります。 なお、失敗談を聞かれた時に、「特に失敗はありません」と答えるのはNGです。 逆に「問題意識がないのではないか」と疑われてしまうこともあります。 そういう意味でも、面接前に自分のキャリアや具体的なエピソードを発掘し、わかりやすく説明できるようにトレーニングしておくことはとても大切です。 以上、エピソードの発掘|面接までにやっておきたいイメージトレーニングについてご紹介しました。 ココカラ転職では、専任のキャリアアドバイザーが、応募する際のコツや面接対策をしっかり行い、あなたの転職の可能性を最大限に広げるサポートを心掛けています。 転職が不安な方も、ぜひ一度ご相談ください。

論理的な話し方|面接までにやっておきたいイメージトレーニング | 転職の基礎知識

論理的な話し方|面接までにやっておきたいイメージトレーニング

面接に限ったことではありませんが、論理的思考を身につけて話をすると、言葉に説得力を持たせますし、相手に自分の意思が伝わりやすくなります。 それでは、論理的な話し方とはどのような話し方でしょうか。 ここでは、面接までに知っておきたい論理的な話し方についてご紹介します。 結論から話す 論理的かつ分かりやすく伝えるための、おすすめの方法は「結論から話す」です。 「○○です。その理由は2つあります。1つは……」「○○だと思います。なぜならば……」という風に、結論から話して、次にその理由や結論のディテールを話すようにすると、自分の考えや意思が、相手に伝わりやすくなります。 ただしこの場合に「何をどう伝えるか」を、あらかじめ準備して、自分のなかでどう伝えるかをイメージしておかないと、面接本番で話したいことを思いつくままに話してしまって、結局何が言いたいのか伝わらないまま、面接が終わってしまう……という事態にもなりかねません。 そのような事態にならないためにも、面接の前には「結論から話す」「その結論に至る理由や、各部のディテールを論理的に説明する」ということを意識し、声に出してトレーニングしてみることをおすすめします。 言葉に責任を持つ 面接担当者の目を見て話す……は言うまでもありませんが、ただ目を見て話すだけでは足りません。 「目は口程に物を言う」ということわざがありますが、本当にその通りで、言葉に責任を持ち思いを込めて話すと、それが目の表情にあらわれて面接担当者に対する印象が変わります。 たとえうまく言葉に出さなくても、上手に話すことができなくても、目の表情で自分の意思や考えを相手に伝えることができるのです。 これは面接だけでなく、普段の生活から意識してトレーニングしておくのがよいでしょう。 数値を織り交ぜる 具体的なエピソードを語るうえでも、それを客観的にイメージできるように数字を盛り込んで話すと、説得力が増します。 例えば以下のAさんとBさんの例を比較してみましょう。 Aさん 「フットワークのよい営業を心掛け、常に新規開拓できるよう努力してきました。」 Bさん 「1日10件以上は営業しようと決めていて、それを2年以上続けてまいりました。」 Bさんの回答では、「1日10件」という具体的な数値を盛り込むことで、面接担当者は具体的なイメージを持つことができるようになっています。 Aさんのような答え方をしてしまうと、面接担当者に次の質問で「では、具体的にどれくらいのお客様を訪問しているのか」と数字で回答するよう求められる可能性があります。 そしてその時に具体的な数字を示すことができず、あいまいな回答しかできないと、面接担当者をがっかりさせてしまいます。 面接でエピソードを話す時には、事実として自分の行動を示してから、相手がイメージし評価しやすいような数値を入れるよう工夫するとよいでしょう。 ネガティブな話し方をしない 面接ではネガティブな話し方は禁物です。 たとえばコップに半分の水が入っていて、これを「もう半分しか水が入っていない」と言うか「まだ半分も水が入っている」と前向きな言い方をするかでは、相手に対する印象が大きく変わるものです。 「リスクや困難に出会ったため退職した」のであれば「それは、自分を成長させるよい機会だった」と考え、「病気のせいで退職した」のであれば「その経験は、健康のありがたみを知るよい機会だった」と考えるようにしましょう。 とくに、面接では「~のせいで」という言い方は禁物。 困難や被害については、事実のみを淡々と話すように意識して、「どんな事実でも、それはキャリアを再設計する機会だと考えている」と前向きな姿勢であることをアピールするようにしましょう。 では面接でポジティブに話せるように準備しておくには、どうすればよいのでしょうか。 ここでおすすめなのが「~のおかげです」と「たとえば」という言葉を使いこなせるようにトレーニングしておくことです。 「クレーム処理をしてきたおかげで、対処方法を学ぶことができました」という言い方をすれば、困難を自分の糧として身につけたとアピールすることができます。 「自分で決めたルールは徹底して守るようにしています。たとえば、自分は午前中の方が集中できると気づいてから、7時までに出社するというルールを1日も欠かさず続けています。」 上記のように「たとえば~」で日常心がけていることをエピソードを提示しながら証明し、「おかげです」で過去の成長エピソードを証明できるように準備し、練習しておくと、説得力が格段にアップしてくるはずです。 以上、論理的な話し方|面接までにやっておきたいイメージトレーニングについてご紹介しました。 ココカラ転職では、専任のキャリアアドバイザーが、応募する際のコツや面接対策をしっかり行い、あなたの転職の可能性を最大限に広げるサポートを心掛けています。 転職が不安な方も、ぜひ一度ご相談ください。

自己紹介|面接までにやっておきたいイメージトレーニング | 転職の基礎知識

自己紹介|面接までにやっておきたいイメージトレーニング

自己紹介は面接のスタートで行うことが多いので、ほとんどの人が一番緊張しています。 「自己紹介で緊張してつまづいてしまい、そのあとの質問に対しても、しどろもどろになってしまった……」という人も。 このような失敗をしないためには、面接の前に自己紹介のイメージトレーニングをしておくことがおすすめ。 ここでは自己紹介をするときに注意したい点、第一印象をよくする自己紹介のイメージトレーニングについてご紹介します。 自己紹介は「事前の準備」を よく面接では「自分の言葉でしっかり話すことが大切」と言われます。 たしかにありきたりの言葉を使わずに、自分の言葉で話すのはとても重要なことです。 しかし「自分の言葉で話す」というのは、「何の準備もしないで面接に挑む」や「覚えてきたことをそのまま話すのはNG」という意味ではありません。 あらかじめ応募職種のニーズを把握して、自己紹介を行うための準備をしておくことは、むしろ大前提であり礼儀です。 自己紹介で面接担当者の聞きたいことは何か、そして自分がこの短い時間で一番伝えたいことは何か、よく考えて整理し、簡潔な言葉で分かりやすく話せるようにしておきましょう。 ただし覚えてきたことを、ただそのまま説明するだけでは物足りない印象を持たれてしまいます。 話す際には一言一句に、面接担当者への感謝と「自分を理解してもらいたい」気持ちを込めて話しましょう。 また面接の前日までに、自己紹介文を何度も読み直して「伝わりやすい言葉になっているか」「納得してもらえる内容になっているか」、繰り返しチェックすることも大切です。 伝えたいことを2分以内にまとめる 自己紹介では「私はこんな人物であり、詳細はこれから聞いて欲しい」という話の結論部分を要約して伝えます。 その準備の際には、応募先で活かせそうな接点と経験を、2分以内に効率よくまとめましょう。 要約して伝えたいもののなかで特に大切なのは、①キャリア ②自分の転職ストーリー ③応募先で活かせるスキル の3つです。 面接で伝えたいことを予めて箇条書きにしてから、自己紹介文を考え始めると、まとめやすくなります。 声に出してトレーニング 自己紹介文をまとめたら、実際に声に出して読み上げてみましょう。 なお、練習するときは、普段より大きい声を出すように心がけてください。 緊張する面接の場で、しっかりとした声を出すのは案外難しいものです。 ですから、練習する時には、あえて普段より大きな声を出しましょう。 単純な方法ですが、本番ではとても効果があるので是非試してみてください。 感謝の気持ちを込める 自己紹介でも、感謝の気持ちは大切です。 緊張しているのは面接担当者もよく理解しています。 ですから、上手に伝えられなくてもいいのです。「面接担当者が時間を割いてくれた」「自分と会いたいと思ってくれた」という感謝の気持ちを込めて、一生懸命話す姿勢が大切です。 実際に言葉に出す必要はありませんが、心の中で「会って下さってありがとうございます」「これから一生懸命自分のことを話します」と繰り返してから、話し始めてみるのもよいでしょう。きっと言葉に感謝の気持ちがあらわれるはずです。 面接での自己PR 例 自己PR:1 私は山田一郎と申します。 前職では缶詰メーカーの営業職として、新規顧客の開拓に携わってまいりました。社内の「◯◯キャンペーン」では前年比120%の顧客数を獲得し、社内表彰を受賞しました。 クライアント先が個人か企業かによって営業の仕方は異なると思いますが、これまでも顧客と商材の特徴を分析したうえで顧客企業様ごとに適した提案をし、納得してお取引いただける存在になれるよう努力してきました。 私は顧客を徹底して分析したうえで営業するというのが強みで、その点が御社でも活かせると考えております。 本日はどうぞよろしくお願いいたします。 自己PR:2 私は伊藤一郎と申します。 私は○○に入社して以来、缶詰メーカーの営業職として、新規顧客の開拓に携わってまいりました。 顧客は高級スーパー・デパートなどがメインで、クレーム対応等も行いました。クレーム対応には苦手意識を持たずに真摯に取り組むことで、顧客と信頼関係を築き、新たなニーズを知ることにつながったと思っています。 顧客の要望を知り、その要望に寄り添っていくのは営業の基本だと考えていますが、このように顧客と信頼関係を築き、成果につなげるという姿勢が私の強みであり、その点を御社でも活かせると考え応募させていただきました。 本日はどうぞよろしくお願いいたします。 以上、自己紹介|面接までにやっておきたいイメージトレーニングについてご紹介しました。 ココカラ転職では、専任のキャリアアドバイザーが、応募する際のコツや面接対策をしっかり行い、あなたの転職の可能性を最大限に広げるサポートを心掛けています。 転職が不安な方も、ぜひ一度ご相談ください。

転職活動でのメンタルケア | 転職の基礎知識

転職活動でのメンタルケア

転職活動が思うように進まない、面接がなかなか通らない……という状況とうまく付き合っていくのは、なかなか大変です。 「転職活動はお見合いのようなものだから、縁があれば採用されるはずだ」「採用されるかどうかはタイミングの問題だから」と頭のなかでは分かっていても、ついネガティブに考えてしまう時もあるでしょう。 しかしこういう状況のときこそが、まさに一番の踏ん張りどころです。 ここでは、転職活動で心が折れそうになったときの、メンタルケアについてご紹介します。 転職活動に前向きに取り組むために 転職活動で不採用が続いたりすると、さすがに心が折れそうになります。思い通りにならない苛立ちも出てくるでしょう。 でも、このようになかなか思い通りにならない転職活動に前向きに取り組むためには、まず「どんな人でも心は折れるものだ」と意識することが大切です。 転職活動で弱気になっている自分をついネガティブに捉えてしまい「自分は弱く、職場のストレスに耐えられないのではないか」と思ってしまうこともあるかもしれません。 しかし、そういう自分を理解しながらストレスと向き合い対処するようにしていけば、おのずとストレスを乗り越える強さが身につくのではないでしょうか。 繰り返しますが、どんな人でも心は折れるもの。 あなたが弱いから、心が折れたというわけではないのです。 ストレス学説の祖と言われているハンス・セリエ博士は、「ストレスは人生のスパイス」であるといっています。 今の転職活動のストレスは、永遠につきまとうものではありません。 むしろ、ちょっとしたスパイスが料理を際立たせるのと同じく、「今のストレスが、今後の人生を豊かにするのだ」と考えましょう。 心の風邪への予防対策 心が折れることを「心の風邪」とたとえることがあります。 確かに、風邪なんて誰でもひくもの。「風邪をひく人間は悪い」とは思わないものです。でも風邪をひかないための予防対策をするのは、大切なことといえます。 つまり心が折れそうだと思ったら、その前の段階で気分転換をしたり思考を転換するなどして、早めに対処するようにすれば、次第に心の風邪への免疫力も高まりますし、ストレスに対して少しずつ強くなれるはずです。 不安は「進歩」と考える 履歴書や職務経歴書を作成するうえでも、面接の質疑応答を考えている際にも、転職活動をするときは、今までの自分を振り返る必要があります。 そしてこの作業は、過去の自分と向き合い「敗北感・怒り・後悔・自己嫌悪・挫折感」を思い出すことになります。実はこれはとてもハードな時間です。 「つらい思い出」「敗北感」を思い出すと、それだけで自分は弱い人間だ、と感じてしまい、「次の職場でも自分に自信が持てないのではないか」と不安になる人も。 しかし気づいてください。あなたは、そんな辛さや敗北感を心に抱えながらも、転職活動を通じて前に進もうとしているのです。 それだけでもあなたは成長し、進歩しているといえます。 過去と向き合ったら気持ちを切り替え、少しずつストレス耐性がついているという進歩だけに目を向けてください。 あなたは、今でも不安を抱えているかもしれません。でも一生懸命努力している、自分なりにストレスに対処する方法を見つけようと努力している……。 実はそれだけでも、自分で気づかないだけで、前よりずっとずっと強くなっているのです。 自分をほめることを忘れない! 転職活動だけでなく、常に習慣にしてほしいのが「自分をほめてあげる」ということ。 これは何も、仕事で成果をあげたときや、目標を達成した時、人から評価をされたときだけではありません。 たとえば「電車の中で、席をゆずった」というようなことでも構いません。 「今朝はだるくて会社を休みたかったけど、頑張って出勤した。」でももちろんいいのです。 席を譲らない選択肢もあったし、会社をさぼってしまうという選択肢もあったはず。 でもそれをしなかった自分を、どんどんほめてあげてください。 転職活動で心が折れそうになっている時は、うまくいかなかったことや不安ばかりが頭の中を占めてしまいがちです。 でもそういうときこそ、自分をほめることを増やしてください。 気持ちが変わると面接での印象が劇的に変わる これまでご紹介してきたような方法で、気持ちの持ち方、物事への感じ方をすこしずつ変えていくと、面接での印象が劇的に変わることがあります。 おどおどしていた印象がなくなり、明るく清々しい印象に変わる人も数多くいます。 もちろん面接では、面接担当者への「感謝の気持ち」を忘れないことも大切。 「自分の思いを伝え、やる気を知ってもらえるチャンスをもらえたのだ」 「忙しいなか、わざわざ自分のために時間を割いてくれた」 「自分の履歴書・職務経歴書を見て『会いたい』と思ってくれた」 という感謝の気持ちを持ち、自分を否定せず見つめてあげることで、きっと面接の場でも心にゆとりが生まれてくるはずです。 心のゆとりは、態度や表情にもゆとりと豊かさを与えます。 きっと面接担当者に与える印象を、格段にアップさせることができるでしょう。 以上、転職活動でのメンタルケアについてご紹介しました。 ココカラ転職には、経験豊富なキャリアアドバイザーが在籍しています。 キャリアアドバイザーは、適度な距離感を保ちながら、さまざまな角度からアドバイスをし、あなたの転職に寄り添います。

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