銀行の殻を破り、地域ビジネスの最前線へ。実践知で挑む、価値創造の流儀。
投稿日:2026.01.27 最終更新日:2026.06.11
株式会社CCIグループ(2025年10月に株式会社北國フィナンシャルホールディングスより商号変更)は、「北國銀行」と「CCI」の2ブランド体制で、地域から世界へとビジネス領域を拡大しています。
今回は、変革の中核を担う株式会社CCイノベーション(以下、CCI)のコンサルティング部ICTグループマネージャー大家様と、国土交通省という異色の経歴から入社した椿様が登場。組織の新たな可能性や、変革の最前線を語っていただきました。
Profile
大家 智子(おおいえ ともこ)様
株式会社CCイノベーション コンサルティング部 ICTグループ マネージャー
東京のメガバンク系システム会社を経て、2008年に北國銀行へUターン入社。システム部を経て2016年よりコンサルティング部へ異動。現在はコンサルティング部ICTグループマネージャーとして顧客のDX支援を牽引する一方、キャリア採用を積極的に進め、多様な個性が共存する組織づくりに注力している。
椿 優里(つばき ゆり)様
株式会社CCイノベーション コンサルティング部 ICTグループ
大学卒業後、国土交通省に入省。事務系総合職として様々な局を経験した後、配偶者の出身地である金沢へ移住。ココカラ転職を通じて2024年2月に入社し、現在はノーコードツール等を活用した業務効率化支援に従事している。
【Adviser】中西 麻美(なかにし まみ)
ココカラ転職 北陸エリア担当
石川県出身。大学卒業後、東証プライム上場の人材情報サービス企業にて、機械・電気・自動車業界での転職や採用支援を経験。2009年、株式会社カラフルカンパニーに入社。現在は北陸エリアの製造業・IT・建設関連企業を中心に地元優良企業を担当。企業と求職者それぞれの意向を深く理解し、入社後の活躍まで見据えたマッチング支援を行っている。
銀行の枠を超え、革新と信頼の両立を目指す新ブランドの誕生
―まずは、グループ全体が大きな変革期にあると伺いました。2025年10月の「CCIグループ」への商号変更には、どのような狙いがあるのでしょうか。
大家:
最大の狙いは、「両利きの経営」を本格的にスタートさせ、「革新」と「信頼」を両立する「2ブランド体制」を確立することです。
まず、「北國銀行」ブランドでは、引き続き地域金融機関としての信頼と安心を守り抜く。一方で、私たちが担う「CCI」ブランドでは、銀行のイメージを脱却し、先進的かつ革新的なビジネスを展開していきます。
グループの目標は、5年後に銀行部門と新ビジネスの経常利益比率を50対50にすること。従来の金融機関の枠組みを超え、自らを変革して新たな収益の柱を築こうとしています。
―「CCIグループ」という名前には、どのような想いが込められているのですか?
大家:
新グループ名は、私たちの組織文化を構成する3つのコンセプト、「Communication(対話)」「Collaboration(協働・協創)」「Innovation(革新)」に由来しています。これらは過去10数年にわたる改革の原動力でもありました。銀行という枠組みにとらわれず、リアルな対話を重視し、社内外と協働しながら、イノベーティブなマインドセットで挑戦を続ける。そんな組織でありたいという想いが込められています。
―グループ名の変更で、社内の雰囲気も変わりましたか?
大家:
組織改革自体は継続的に行なってきましたので、グループ名が変わる前から、変化を柔軟に受け入れる空気はすでに根付いていました。ただ、名前が変わるインパクトはやはり大きいですね。「北國」の名が外れることで「何の会社だろう?」と思われることもありますが、逆に銀行という枠にとらわれず、どんなお客様にもフラットにご提案しやすくなったと感じています。
失敗も成功もすべて還元する「実践知」起点のコンサルティング
―お二人が所属する「コンサルティング部」の役割について教えてください。
大家:
コンサルティング部は、CCIの中核部署の一つです。ミッションは、ITやシステムを起点にお客様の課題解決を行うこと。具体的には、DX推進の提案やSaaSの導入支援などを行っています。
私たちの強みは、単なる理論上の提案ではなく「実践知(ノウハウ)」を提供できる点にあります。北國銀行は20年以上前から、システムの内製化や事務改革、組織変革を自社で泥臭く進めてきました。その過程で得た成功体験はもちろん、失敗や苦労も含めたリアルな知見を、余すことなくお客様に還元する。これが私たちのコンサルティングのスタイルです。
―「自らやってみた結果」を提案できるのは説得力がありますね。
大家:
そうなんです。だからこそ、私たちのチームには多様な人材が必要です。コンサルティング部はCCIの中でも特にキャリア採用の比率が高く、多様なバックグラウンドを持つメンバーが集まっています。システム開発経験やプロジェクトマネジメント経験を持つ外部のプロフェッショナルを積極的に採用し始めたのが約4年前。椿さんもその一人として、私たちに新しい視点をもたらしてくれました。
―椿さんは、前職は国土交通省にいらっしゃったと伺いました。具体的にはどのようなお仕事をされていたのですか?
椿:
前職は国土交通省の事務系総合職でした。2年おきに局を異動しながら、法律や予算、税制などを策定する仕事です。特に印象に残っているのは、内閣官房へ出向し、デジタル庁創設の準備室に携わった時ですね。準備室が立ち上がってから翌年の3月末までに大量の法案を通さなければならないという、まさに「お祭り状態」のような怒涛の日々を経験しました。
―それは凄まじい経験ですね…。そこからなぜ転職を?
椿:
夫の出身地である金沢へ移住したのがきっかけです。そこで、新しい土地でどんな仕事をしようかと考えた時に、改めて自分の「仕事の原動力」を見つめ直しました。私は昔から、「誰かの役に立ちたい」と思った時が一番頑張れるタイプでして。学生時代のフィリピンでのNGO活動の時もそうでした。結局、誰かのためになったと実感できた後に飲む一杯が、最高に美味しいんですよね(笑)。その喜びこそが私の働く軸であり、これからも大切にしたい価値観だと再確認しました。
―「最高の一杯」のために(笑)。素敵な動機です。そこから、CCIグループを選んだ理由を教えてください。
椿:
公務員を選んだのも、本来は人の暮らしに一番近い仕事だと思ったからでした。ただ、国の仕事は影響範囲が広い分、どうしても自分の仕事が届くのは「間接の間接のさらに間接」くらいになってしまう側面もありました。
もっと手触り感のある、お客様の顔が見える距離で仕事がしたい。そう思っていた時に出会ったのが、CCIグループでした。ここなら地域のお客様の課題を直接解決して、その反応をダイレクトに感じられる。「仕事を通じて誰かのためになりたい」という自分の軸に、最も近い会社だと感じたのが決め手です。
「国のため」から「地域のため」へ。異例のスピード採用の裏側
―採用する側である大家さんから見て、椿さんの第一印象はいかがでしたか?
大家:
正直、「相当レアな逸材が来た」と思いました(笑)。まず、地頭の良さはもちろん、誠実さと知性の高さが際立っていました。そして何より印象的だったのが、志望動機です。「地域貢献がしたい」という方は多いですが、彼女の場合、その根底に「国のために尽くしたい」という、非常に高い視座と熱意があった。その対象が「国」から「目の前の地域・お客様」に変わっただけで、秘めているエネルギーの総量は凄まじいと感じましたね。
―それで、選考プロセスも異例のものになったとか。
大家:
はい。通常は3回面接があるのですが、一次面接の時点で「他社に取られる前に採用しなければ」と直感し、特例で2回に短縮して最終面接を設定しました。こんな異例の対応は、私のマネージャー人生でも初めてでしたね。
椿:
私も驚きましたが、会社の目指す方向と私の想いが合致し、そこを評価していただけたのかなと思います。
ただ、実はこれが初めての転職活動で…最初は右も左も分からない状態でした。そんな時に、地元の転職エージェントである「ココカラ転職」さんに相談したんです。担当の中西さんが親身になってくれて、CCIグループの情報を、ホームページには載っていないような深い部分まで資料にまとめて教えてくれました。事前に会社のミッションや事業内容を深く理解できたので、面接でも自分の想いをしっかり伝えることができたんだと思います。
大家:
私たちとしても、ココカラ転職さんの存在は非常に大きいです。銀行という堅いイメージがまだある中で、求職者の方が気づいていない「CCIグループの先進性」や「挑戦できる環境」を、第三者の視点から伝えてくれる。だから、紹介していただく方はマッチ度が高く、入社後の定着率も非常に良いんです。椿さんのような「ダイヤの原石」に出会えたのも、地元のエージェントならではの密な連携があったからこそですね。
結婚式を挙げた「料亭」を改革。ノーコードで挑む現場のDX
―入社して約10ヶ月。現在はどのようなプロジェクトを担当されているのですか?
椿:
印象的な案件の一つに、金沢にある料亭のバックオフィス業務効率化プロジェクトがあります。実はこの料亭、私が金沢に来て結婚式を挙げた思い出の場所なんです。
―それはすごいご縁ですね!
椿:
そうなんです。自分が式を挙げた大切な場所が、これからもずっと続いてほしい。そんな個人的な思い入れを持って仕事ができるのは、公務員時代にはなかった喜びですね。その料亭では、顧客情報や日報が紙やExcelで散在し、管理が煩雑になっていました。そこで今回のプロジェクトでは、ノーコードツールの業務アプリを導入し、効率化を推進しています。
―エンジニア経験がない中で、開発業務を行うのは大変ではなかったですか?
椿:
私にとって、ノーコードツールとの出会いは革命的でした。私はコードは書けませんが、こうしたツールを使えば、自分の手でお客様の業務を改善する「仕組み」を作ることができます。お客様と対話して「何に困っているのか」「どうなれば楽になるのか」を突き止め、それを形にしていく。すると、現場の方から「これで仕事が楽になったよ」「ありがとう」と直接言っていただけたりするんです。前職では味わえなかった「エンドユーザーの反応」をダイレクトに感じられる瞬間は、本当に身が引き締まりますし、何より嬉しいですね。
大家:
椿さんの活躍は期待以上でした。彼女は開発経験こそありませんでしたが、本質を見抜く力が高いので、お客様の業務フローを整理し、最適な解決策を導き出すスピードが速いと感じています。ただ当初は、前職の環境とは全く異なる、地域の建設業や中小企業の方々と上手くコミュニケーションがとれるか、少し心配もあったんです。でも、あっという間に懐に入り込んでいましたね(笑)。お客様と心を酌み交わしながらプロジェクトを推進できるのは、彼女の大きな武器だと感じています。
―技術力だけでなく、人間力でプロジェクトを動かしているんですね。
椿:
現場の方と同じ目線に立って、「ワンチーム」で進めることを意識しています。外部のパートナー企業とも協力し、アジャイル的に議論しながらプロジェクトを進めていくスタイルは、とても刺激的です。前職の人脈も活かして、外部との連携を繋いだりすることもあります。
キャリアは会社が決めるものではなく、自分で手を挙げて創るもの
―CCIグループの組織風土について教えてください。伝統的な銀行のイメージとは違いましたか?
椿:
そうですね。良い意味でギャップがありました。特に驚いたのは、「キャリア自律」の文化が浸透していることです。前職では組織の辞令でキャリアが決まっていくことが多く、銀行にも同じようなイメージを持っていました。でもここでは、社員一人ひとりが自らキャリアプランを描き、主体的に選び取っていくことが尊重されているんです。
例えば、就業時間の20%を他部署の業務に充てられる「コラボレーション制度」。私はこの仕組みを使って、グループ会社が運営するWebサイトの記事執筆に挑戦しました。
―記事執筆ですか?
椿:
はい。「北陸のいいものを発信する」というテーマで、自分が興味を持ったことについて記事を書けるんです。私は自分が結婚式をした「茶婚式」というスタイルが面白かったので、それを記事にしたいと手を挙げました。普段関わらない部署の人とも交流できますし、何より自分の「やりたい」を形にできる環境があるのは楽しいですね。
大家:
コラボレーション制度は、累計で800人以上の社員が利用しています。自律的にキャリアを築くことは、社員のモチベーション向上にも繋がりますし、組織としても多様な視点が混ざり合うことでイノベーションが生まれやすくなると考えています。
椿さんのように、自分の可能性を試すために主体的に手を挙げてくれる社員が増えることは、会社としても大歓迎ですね。
―まさに「新しい風」が吹いているんですね。
大家:
私たちは今、プロパー社員とキャリア採用社員がお互いの多様性を認め合い、高め合える組織を目指しています。キャリア採用の方には、スキルはもちろんですが、ぜひ「新しい視点」を期待したいですね。歴史ある会社だからといって遠慮して染まるのではなく、「こんなやり方もありますよ」と提案していただけると嬉しいです。ご自身の経験や人的ネットワークを活かして、既存の枠にとらわれない挑戦をどんどんしていただきたい。採用についても人数ありきではなく、「素敵な方がいればぜひ仲間になってほしい」というスタンスです。新しい事業が次々と生まれる今、外部の知見を持つ方は本当に心強い存在ですから。
未知のビジネスを生み出す「ダイヤの原石」たちへ
―最後にお二人の今後の目標と、これから仲間になる方へのメッセージをお願いします。
椿:
私はこれからも、常に前向きに学び続け、真にお客様のためになる仕事ができる人間になりたいです。特に、ノーコード・ローコードツールを活用した課題解決力をもっと磨いていきたい。お客様との対話から本質的な課題を引き出す力と、それを解決するツールを作り上げるナレッジの両方をレベルアップさせて、もっと多くのお客様に「楽になった」と言ってもらえるようになりたいですね。
CCIグループには多様な人材がいますが、共通しているのは「お客様の役に立ちたい」という強い想いです。同じように「誰かのために」という軸を持っている方となら、きっといい仕事ができると思います。ぜひ一緒に、最高に美味しい一杯を味わいましょう。
大家:
コンサルティング部としては、今後さらに新たな領域への挑戦にも力を入れていきます。これから入社される方には、今あるビジネスを成長させるだけでなく、まだ出会えていないお客様との接点や、新しい機会を生み出す原動力になってほしい。
「銀行系のコンサルティング」と聞くと、金融の知識がないと無理だとか、堅そうだと敬遠されるかもしれません。でも、私たちはそんな枠に収まるつもりはありません。椿さんのように、全く違うバックグラウンドを持つ方が、その経験を活かして輝ける場所が当社にはあります。
ご自身の経験やスキルを活かして、地域やお客様のために本気で挑戦したいという熱意を持った「ダイヤの原石」のような方と、ぜひお会いしたいですね。面接では、履歴書には書かれていないあなたの「ストーリー」を、ぜひ聞かせてください。
―本日はありがとうございました。
担当コンサルタントより
北陸担当
中西 麻美
中央官庁での最上流の経験に裏打ちされた地頭の良さ、周囲を惹きつける柔和な人間性を兼ね備えた、稀有な人材という印象を持ちました。論理的思考力とコミュニケーション能力のバランスが卓越しており、次世代リーダー候補として強く推薦できる方でした。定期的なローテーションとは異なり、「腰を据えて仕事に取り組みたい」「地域貢献したい」という軸をお持ちであり、そのお考えに最も合う企業をご提案できたと感じております。
COMPANY 会社概要
| 会社名 | 株式会社CCIグループ |
|---|---|
| 資本金 | 10,000百万円 |
| 売上高 | 連結経常利益12,298百万円(2024年度) |
| 事業内容 | 銀行、その他銀行法により子会社とすることができる会社の経営管理及びこれに附帯する業務 上記の業務のほか、銀行法により銀行持株会社が行うことができる業務 |
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年収500~1,000万円 ※賞与5.3カ月含む(昨年実績)
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