転職の流れ、必要書類
更新日:2020年7月27日

転職活動を始める前に、まず事前に転職活動の大まかな流れ、必要な書類について知っておくことが重要です。
ただやみくもに転職活動を進めようとしても、うまくいくものではありません。
まずは、転職活動の大まかな流れを知り、自分なりのスケジュールを立てて、必要な事前準備をしておくことで、スムーズに転職活動を進めることができます。
この記事では、転職活動の全体的な流れを知り、スムーズに転職活動を行えるノウハウについてご紹介していきます。
転職活動の流れ
転職活動は、主に以下のような流れで進めます。
ここでは、主な流れに沿って注意したいポイントをご紹介します。
1:転職活動の準備(自己分析など)
2:求人を探す
3:応募書類の作成
4:面接対策
5:内定・退職手続き
1:転職活動の準備
転職活動を始める前に、まず仕事・転職に対する考え方を、自分のなかでまとめておくことが大切です。
「なぜ転職したいのか」「転職してどうしたいのか」「どういう職種・業種で働きたいのか」、自分の気持ちとスキルの確認を行います。
安易な気持ちで転職活動をしたり、現状への不満だけで転職しようとしても、採用担当者に「この人は、うちにきてもいずれ辞めてしまうのではないか」と判断されてしまいかねません。
したがって転職を考えた際は、自己分析を行い、まずは仕事・転職に対する考え方を自分のなかでまとめ、「転職によって何を実現させたいのか」について、自分の中で明確な答えを用意しておくことが必要です。
仕事に対する自分の適性を見極め、何をしたいのかを具体的に決めないと、どういう企業に応募したらいいのかが、自分でも分からないからです。
自分自身と向き合い、将来のキャリアビジョンをしっかりとまとめておくことで、志望業種・職種を絞ることにつながります。
この時点で併せて、自分が希望する職種・業界の研究や分析も、十分行いましょう。
2:求人を探す
求人情報を探す前に、まず自分なりのこだわりを箇条書きにするのがおすすめです。
そして、「この条件なら納得できる」という基本的なラインを決めておき、その条件をクリアする会社を探しましょう。
この時、自分の条件に合った希望の職種・業種であるのはもちろんですが、勤務地や就業条件など、詳細までしっかり確認します。
注意したいのが、入社後に感じる「思っていたのと違った!」というミスマッチです。
応募する前には、応募する企業のホームページにある企業の理念まで読み込み、実際に足を運んで情報収集し、社員の話や口コミ・評判などをリサーチしましょう。
社長のブログなどがあれば、それもしっかりチェックします。
応募する前に、応募企業についてしっかり理解したうえで応募することで、後々のトラブルを防ぐことができます。
3:応募書類の作成
転職活動では、履歴書、職務経歴書、添え状などが必要です。
新卒の場合と違い、転職の場合は、書き方が内定に大きく関わってくるのが「職務経歴書」です。
これまでの実績を余すことなくアピールできる材料とするためにも、工夫して書類を作成する必要があります。
特に、志望動機や自己PRなどは、十分に時間を使って考え、オリジナルの文章を作成しましょう。長文だからいいというわけではありません。簡潔でまとまりがあり、相手にスムーズに伝わる文章・内容に仕上げることが、転職成功への近道となります。
履歴書の基礎知識・書き方のルール
職務経歴書のルール
添え状(添付手紙・カバーレター)の書き方
4:面接対策する
面接では、作成した応募書類と矛盾がないよう、さらに内容もボリュームアップして回答できるように準備しておく必要があります。
面接では、必ず聞かれる「定番の質問」というものがありますので、定番の質問については自分なりの答えを用意しておきましょう。
なお、面接の会話自体だけでなく、身だしなみも非常に重要なポイント。
第一印象が良ければ、その後の選考もスムーズに進む可能性が高まります。
自己PR・自分の強み/面接でよく聞かれる質問
ヒューマンスキル/面接でよく聞かれる質問
経験・職歴/面接でよく聞かれる質問
当社に応募した理由/面接でよく聞かれる質問
転職の面接質問集~よく聞かれる質問10選&回答事例
5:内定・退職手続き
内定が決まったら、入社時期についての相談と実際の就労条件や待遇面など、正式な内容を確認します。
入社時期については、現職の退職時期との兼ね合いもあるため、「入社までにどれくらい待ってもらえるか」というリミット時期を確認しておくことも重要です。
退職手続きについては、社外の得意先などへの報告や、社内の引継ぎ業務も責任を持って最後まで行うために、残務処理のスケジュールなどもしっかり確認しましょう。
業務で使用していた備品や制服など、貸与物も忘れずに返却します。
社会保険の関係で、さまざまな書類の提出や署名なども必要になるので、人事部門からきちんと説明を受けて、滞りなく対応しましょう。
なお、転職活動を在職中に開始するか、退職してから開始するかについては、それぞれにメリット・デメリットがあります。
在職中の場合は、定期収入があるなかで転職活動を進めることができるので、収入面の心配なく活動を進めることができるというメリットがありますが、反面、仕事が忙しくてなかなか転職活動が進められないというデメリットもあります。
事前準備はもちろん、書類・面接対策なども中途半端になってしまい、転職活動が長引く恐れもあります。
退職してからの転職活動は、転職活動に集中できるというメリットがありますが、収入の問題が大きな壁になるでしょう。例えば自己都合退職の場合は、失業保険が支給されるのは、単純計算しても早くておよそ4カ月後になります。退職後にすぐ転職活動をしたとしても、無収入の時期が長引く可能性もあります。お金のことを考えて、焦って転職活動を進めなくてはならない…ということも考えられます。
それぞれのメリット・デメリットをしっかり理解したうえで、自分なりのスケジュールを立てることが大切です。
退職する時に必要な手続き(退職スケジュール)
転職の必要書類
転職活動で必要になってくる書類は、主に①履歴書、②職務経歴書、③添え状の3つです。特に履歴書・職務経歴書は、その内容が採用選考に直結します。
採用担当者は、たくさんの応募書類のなかから、きらりと光る人を見つけようとします。ライバルたちに差をつけるためには、応募書類の作成に細心の注意を払い、工夫することが必要です。
履歴書
履歴書は、就職・転職含め、仕事に就くうえで、ほとんどのケースで必ず必要になる書類です。
名前・住所・学歴など、正式名称・正式な漢字を使用し、ミスのないように記入します。
職歴については、職務経歴書で詳細に記載しますので、履歴書では簡略的で問題ありません。資格などを複数持っている場合は、応募企業で役立つ資格をピックアップして記載します。
履歴書の様式によっては、自己PRや志望動機を記載する欄がありますが、記載欄は決して広くありません。ある程度内容をまとめ、簡潔に記載しましょう。
職務経歴書
転職活動をするのであれば、職務経歴書の作成は必須です。
企業の正式名称や業績・事業内容などをはじめ、実績や達成した数値など、見栄えのよいように工夫して、実務経験についても具体的に記載します。
職種によって異なりますが、営業職など数字であらわせる実績があれば、必ず記載しておきましょう。社内表彰やプロジェクト案件などについては、比較できるようなデータを記載することで、面接担当者が実績をイメージしやすい書類になります。
事務系などの、数字で実績をあらわせない職種の場合は、仕事でのエピソードを盛り込んで自己PRにつなげたり、資格などでアピールするなど、内容にオリジナリティを加えることが大切です。
職務経歴書は、履歴書ほど決まったフォーマットがあるわけではありません。自由度が高い書類なので、自分の職歴に合わせてカスタマイズして作成しましょう。
添え状
添え状は、応募書類を郵送する場合に必要となります。
A4の用紙1枚で、すっきりとしたビジネス文書に仕上げましょう。
熱意などを長文でアピールするほど、時間をかけて作り込む必要はありません。履歴書と職務経歴書をしっかりと作成し、そのなかでしっかりアピールすれば十分です。
「転職の流れ」まとめ
以上、転職の大まかな流れと必要書類についてご紹介しました。
転職を成功させるためには、ここでご紹介したような転職の大まかな流れと必要書類を把握し、しっかりと自己分析を行って、対策をすることが大切です。
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