自己紹介|面接までにやっておきたいイメージトレーニング
更新日:2020年09月01日

自己紹介は面接のスタートで行うことが多いので、ほとんどの人が一番緊張しています。
「自己紹介で緊張してつまづいてしまい、そのあとの質問に対しても、しどろもどろになってしまった……」という人も。
このような失敗をしないためには、面接の前に自己紹介のイメージトレーニングをしておくことがおすすめ。
ここでは自己紹介をするときに注意したい点、第一印象をよくする自己紹介のイメージトレーニングについてご紹介します。
自己紹介は「事前の準備」を
よく面接では「自分の言葉でしっかり話すことが大切」と言われます。
たしかにありきたりの言葉を使わずに、自分の言葉で話すのはとても重要なことです。
しかし「自分の言葉で話す」というのは、「何の準備もしないで面接に挑む」や「覚えてきたことをそのまま話すのはNG」という意味ではありません。
あらかじめ応募職種のニーズを把握して、自己紹介を行うための準備をしておくことは、むしろ大前提であり礼儀です。
自己紹介で面接担当者の聞きたいことは何か、そして自分がこの短い時間で一番伝えたいことは何か、よく考えて整理し、簡潔な言葉で分かりやすく話せるようにしておきましょう。
ただし覚えてきたことを、ただそのまま説明するだけでは物足りない印象を持たれてしまいます。
話す際には一言一句に、面接担当者への感謝と「自分を理解してもらいたい」気持ちを込めて話しましょう。
また面接の前日までに、自己紹介文を何度も読み直して「伝わりやすい言葉になっているか」「納得してもらえる内容になっているか」、繰り返しチェックすることも大切です。
伝えたいことを2分以内にまとめる
自己紹介では「私はこんな人物であり、詳細はこれから聞いて欲しい」という話の結論部分を要約して伝えます。
その準備の際には、応募先で活かせそうな接点と経験を、2分以内に効率よくまとめましょう。
要約して伝えたいもののなかで特に大切なのは、①キャリア ②自分の転職ストーリー ③応募先で活かせるスキル の3つです。
面接で伝えたいことを予めて箇条書きにしてから、自己紹介文を考え始めると、まとめやすくなります。
声に出してトレーニング
自己紹介文をまとめたら、実際に声に出して読み上げてみましょう。
なお、練習するときは、普段より大きい声を出すように心がけてください。
緊張する面接の場で、しっかりとした声を出すのは案外難しいものです。
ですから、練習する時には、あえて普段より大きな声を出しましょう。
単純な方法ですが、本番ではとても効果があるので是非試してみてください。
感謝の気持ちを込める
自己紹介でも、感謝の気持ちは大切です。
緊張しているのは面接担当者もよく理解しています。
ですから、上手に伝えられなくてもいいのです。「面接担当者が時間を割いてくれた」「自分と会いたいと思ってくれた」という感謝の気持ちを込めて、一生懸命話す姿勢が大切です。
実際に言葉に出す必要はありませんが、心の中で「会って下さってありがとうございます」「これから一生懸命自分のことを話します」と繰り返してから、話し始めてみるのもよいでしょう。きっと言葉に感謝の気持ちがあらわれるはずです。
面接での自己PR 例
自己PR:1
私は山田一郎と申します。
前職では缶詰メーカーの営業職として、新規顧客の開拓に携わってまいりました。社内の「◯◯キャンペーン」では前年比120%の顧客数を獲得し、社内表彰を受賞しました。
クライアント先が個人か企業かによって営業の仕方は異なると思いますが、これまでも顧客と商材の特徴を分析したうえで顧客企業様ごとに適した提案をし、納得してお取引いただける存在になれるよう努力してきました。
私は顧客を徹底して分析したうえで営業するというのが強みで、その点が御社でも活かせると考えております。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。
自己PR:2
私は伊藤一郎と申します。
私は○○に入社して以来、缶詰メーカーの営業職として、新規顧客の開拓に携わってまいりました。
顧客は高級スーパー・デパートなどがメインで、クレーム対応等も行いました。クレーム対応には苦手意識を持たずに真摯に取り組むことで、顧客と信頼関係を築き、新たなニーズを知ることにつながったと思っています。
顧客の要望を知り、その要望に寄り添っていくのは営業の基本だと考えていますが、このように顧客と信頼関係を築き、成果につなげるという姿勢が私の強みであり、その点を御社でも活かせると考え応募させていただきました。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。