column

面接前にやっておきたい企業研究

面接前にやっておきたい企業研究 | 転職の基礎知識

面接をする前にはやらなければならない準備がたくさんあります。
そのなかでも必ずやっておきたいのが、応募先企業の企業研究です。
企業研究のなかでも一番大事なのは、業績や待遇などをチェックすることではなく、応募先企業の仕事の5W1Hを分析して、どんな仕事なのかを予めイメージしておくことです。

企業研究「5W1H」

応募先企業の仕事の特徴を把握するのに便利な概念が、5W1Hです。
5W1Hとは、「どこで(Where)いつ(When)誰に(Who)なにを(What)なぜ(Why)どのように(How)」という6つの要素です。
まず応募先企業の仕事の内容を5W1Hを使って整理し、次に自分のキャリアの5W1Hを整理して、応募先との接点をつかんでおくのです。

面接官は「どのような業務で、どんなことをされてきたのかもう少し具体的に教えてください」と掘り下げて質問をしてきます。ですから面接前に、自分がどんな会社のどの部署でどのような仕事をしてきたのか、そして応募先企業とどのような接点があるのかを分析しておくと質問にスムーズに回答できるようになるわけです。

5W1Hの方法

【書き方例】

  • どこで(Where) :老舗の缶詰メーカー
  • いつ(When) :年間で
  • 誰に(Who) :高級デパートや高級スーパー
  • なにを(What): 高級缶詰として売り出す
  • なぜ(Why) :こだわり思考を持つユーザーに合わせた販路開拓のため
  • どのように(How): 新規顧客の開拓

求められるキャリア・能力

  • 専門知識、経験:缶詰などの食料に関する知識、食材営業の経験
  • スタンス:商材への知識、思い入れをもって熱心に営業活動を行う姿勢
  • 求められるスキル:コミュニケーション力や交渉力
  • 適性:人当たりの良さ

このように分析することで、高級スーパーやデパートと高級缶詰という顧客と商材の特徴を把握することができますし、自分なりの営業戦略を立てることができます。
それに、面接でここまでリサーチしたことをアピールできれば、やる気と本気度を示せることでしょう。

応募先企業のホームページでチェックしたいこと

面接する前には、ほとんどの人が応募先企業のホームページをチェックしていると思いますが、その際に併せてチェックしたいのは、その企業の沿革や相関関係です。
人に歴史があるのと同様に、会社にもここまで成長してきた沿革があります。
企業研究をする際には、現在の状況だけをチェックするのではなく、その企業が成長してきたプロセスも注目したいものです。
会社のホームページの沿革などを見れば、どんな時代でどのように設立され成長し、節目節目でどんな決断をしてきたのかをイメージできます。
そして、その決断が企業カルチャーの形成に影響を与えていますので、その点を意識してチェックするようにしましょう。
なお事業内容や仕事内容の説明文のなかに、知らない専門用語があったら、それらもしっかり調べておくと、面白さや難しさなどが浮かんでくるようになります。

ネットで検索するポイント

応募先企業のホームページをチェックしたら、もう少し掘り下げてその会社の持つさまざまなキーワードで、検索してみましょう。
社名はもちろん、社員や役員の名前を検索していると、取引先会社名など会社の公式サイトには掲載されていない情報を知ることができたりします。

競合会社をチェック

医療関係の営業や、配送ドライバーなど、慢性的に人材不足状態で、応募先の競合会社も多数求人を実施しているような場合には、競合会社や応募先がどこの子会社かなどの業界の情報もチェックしておきましょう。
競合会社が積極的に人材募集をしている場合には、面接で「競合会社と比較したか、併願しているか」と質問されるケースもあるので、「比較した結果、競合会社にはない○○な点に魅力を感じて、応募させていただきました」と回答できるようにしておきましょう。

店舗がある場合には実際に行ってみる

店舗やショールームがある企業であれば、実際に行ってみて社風や会社の雰囲気を確認しておきましょう。面接の時点で一度も店舗やショールームをチェックしていない応募者は、それだけで不採用とする企業もあります。

店舗やショールームがない企業の場合には、面接で訪れた時にオフィス内を観察しておき、質問したいことがあったら面接で尋ねてみてください。
質問をすることで、自分自身が実際に働いているイメージが明確になりますし、面接担当者の目にも「よく観察して研究している。働く意欲が感じられる応募者だ」と好印象に映ります。

質問する

最近はTwitterやFaceBookなどのSNSが普及していて、応募先企業の仕事をしている人たちに直接コンタクトをとることもできます。分からないことがあれば、SNSなどを通して情報を収集するのもおすすめです。


以上、面接前にやっておきたい企業研究についてご紹介しました。
ココカラ転職には、経験豊富なキャリアアドバイザーが在籍しています。
キャリアアドバイザーは、適度な距離感を保ちながら、さまざまな角度からアドバイスをしてくれます。
応募先企業について分からないことや疑問点があれば、積極的に質問してみましょう。

RELATED 関連記事

自分に合った企業が見つかる

紹介する地元の企業とは定期的に情報交換を行っています。そのため、職場の雰囲気や求められる人物像など、求人情報にはのっていない独自の企業情報を持っています。本当にあなたにマッチした企業を一緒にみつけましょう。

お電話でお問い合わせの際は、「転職相談希望」とお伝えください。

0120-554-361

受付時間:10:00~19:00